解説・雑記

≪雑記帳≫

2010年3月31日(水) 晴  とりあえずスタートの1ヶ月が無事に終了・・・かな?

 この「雑記帳」を設置して一ヶ月が経ちましたが、その間に、いろいろと励ましの言葉や感想を綴ったメールをいただき、ありがとうございます。

 特に「いつも楽しく拝読しています」とか「仕事の硬い話題から、女優さんや飲食店の柔らかい話題まで幅が広くて、読み応えがあります」といった嬉しいメールを同窓生あるいはお取引先の女子の皆さんからいただき、もうそれだけで胸がいっぱいです。

 ・・・はぁ、それに比べて男子ぃ〜!
 まあ、一部の人々なんですが、読んでくれるのは有難いけど、よくまあ下記のような視点というか、細かい情報というか、よう出てきますなぁ・・・

(いただいたメールの一例)

●3月7日記載分に対して:
<メッセージ@> 戸田恵梨香は、コード・ブルーの撮影中、楽屋で新垣結衣をイジメてたらしい。
<メッセージA> 僕は大後寿々花ちゃんの方が好きだ。

私からの返信@・・・演技が下手なガッキーに対して、恵梨香さんが喝を入れたんでしょうよ。
私からの返信A・・・寿々花ちゃんもいいけど、仲良しの志田未来ちゃんとカブッてない?


●3月13日記載分に対して:
<メッセージ@> 関東地方では4〜5cmの幼魚をシンコ、7〜10cmがコハダ、15cm以上をコノシロと呼ぶんだよ。ちなみに、コノシロは「この城を焼く」に通じるから昔の武将からは嫌われてたらしいよ。
<メッセージA> シャブリは4つのランクがあって、上2つ(グランクリュ、プルミエクリュ)は気取ってるけど、下2つは気取ったワインじゃないよ。

私からの返信@・・・歴史ネタまで調べてくれて、ありがとね。
私からの返信A・・・はあ、そうですね・・・中途半端な書き方して、ゴメンねゴメンね〜(U字工事調)


●3月16日記載分に対して:
<メッセージ> 三菱のマークは、土佐藩主山内家の三葉柏紋と、岩崎家の三階菱紋を組み合せたもので、両家を合わせたという部分を強調して書かないと岩崎弥太郎の思いは伝わらないよ。

私からの返信・・・はい、その通りです。


●3月22日記載分に対して:
<メッセージ> シングルコイルのストラトキャスターで「哀愁のヨーロッパ」を弾いても、雰囲気が出ないんじゃないの? やっぱりサンタナと同じヤマハSG、せめてハンバッキング搭載のレスポール系とかじゃなきゃあ、ダメでしょ。

私からの返信・・・はい、おっしゃる通りです。


 ちょっとちょっとぉ〜、“類は友を呼ぶ”って言うけど、本当みたいです。どうして私の周りは“マニアック”な人が多いのでしょう。
 日を追うにつれ、突っ込み方のマニアック度が増してますよね。でも、嫌そうな素振りを見せながら、決してそういうのが嫌いじゃない自分が居たりします。

 来月は、各企業に新入社員が入って、良くも悪くも騒がしい時期に突入するので・・・書くネタはいっぱい発生すると思います。
 これからも、よろしくお願いします。


              
         3月10日に、東京で「うどん」と「豚骨ラーメン」は食べないと記載したことに関連して・・・
            左: 薄味で滋味深い出汁に、小海老のかき揚げが乗った「福岡のうどん」
            右: 背脂なんか乗っていない、あっさり味の「福岡の豚骨ラーメン」


2010年3月29日(月) 曇のち雪  注目のスカイツリーが日本一の高さに!

 3月1日(月)に「今後、スカイツリーの建設状況を書いていきます」と記載しましたが、本日めでたくも日本一の高さになりました。
 東京タワーの333mを抜いて338mになったとのことで、これからますます高くなって、2012年の早春に完成した暁には634m(世界一!)に達するそうです。

 今日の東京は信じられないことに雪が降ったんですよ。桜が咲いているというのに、雪ですよ。建設現場の皆さん、本当にご苦労さまです。事故のないよう頑張ってください。


 ただ、個人的にはちょっと複雑な心境で、いま住んでいるマンションのリビングから「東京タワー」が小さくですが見えていて、それが理由でここに住んでいるようなものなんです。(写真ではちょっと分かりづらいかも知れませんが。)

 まあ、高さで抜かれたからといって、これまで東京のシンボルとして歴史と共にあった東京タワーの価値が下がる訳ではないし、ここからスカイツリーの見えるところに引っ越すのも面倒くさいし・・・ああ、もう何を書いても負け惜しみになるから、このくらいにしておきます。

                      
       今や日本一の高さを誇るスカイツリー         リビングから見た東京タワー

2010年3月28日(日) 曇  祝! 浅田真央ちゃん、世界選手権で金メダル!

 この雑記帳の初め(このページの一番下段)、2月27日(土)に「真央ちゃん、きみは次で必ず金がとれる子やあ」と書いたら、本当に実現しました。実に素晴らしいことですね。

 以前は「天才お嬢ちゃん」のホンワカぶりが可愛かったのですが、今はすっかり「勝負師」の鋭い眼光まで発して、本当に強くなりました。

 バンクーバー・オリンピックから帰ってきてから最初のインタビューで「銀メダルは、いつも見える場所に置いて、悔しい気持ちを忘れないようにしたいです」と語っていましたが、これって、若い頃の徳川家康が「三方ヶ原の戦い」で武田信玄を相手にコテッパンに敗れ、「この悔しさを一生忘れまじ」と絵師に自分の惨めな姿を描かせ、事あるごとに絵を見て発奮したというエピソードにそっくりではありませんか!

 あんな可愛い19歳の少女が家康並みの精神力ですよ・・・我々オジサン軍団も、景気が悪いだの、政治が悪いだの、ボヤいている場合ではありませんな。

 口の悪い連中のなかには、「キム・ヨナがコケて落ちてきたから金がとれた」とか「点数も200点を割って、オリンピックの時に比べてレベルが低かった」などと世迷言を語る向きもありますが、それは勝負というものを分かっていない証拠です。

 勝てるチャンスに確実に勝ちにいく人が真のチャンピオンだし、「強い人が勝つのではない。勝った人が強いのだ。」という、誰が言ったか忘れましたが、その言葉の通りだと思います。
 点数やレベルといったものは、「勝負の事前に目指すべきライン」であり、かつ「勝負の事後に結果として語られる飾り」であって、それ以上価値のあるものではありません。

 「もし信玄があと5年生きていたら、信長も秀吉も天下を取れなかっただろう」とか「カーン(ドイツ)が指を負傷しなかったら、ロナウド(ブラジル)の決勝ゴールは生まれなかっただろう」とか、後でとって付けたように言っても仕方ないのです。

 あれっ、真央ちゃんの話題と関係なくなってきましたが・・・これからフィギュアの世界はますます面白くなりそうです。
 村上佳菜子ちゃん(15歳)は、すでに“浅田真央2世”として堂々と世界で戦っているし、個人的に大注目の長洲未来ちゃん(16歳)など、4年後の真央ちゃんのポジションを揺るがしそうな若手がどんどん誕生していますから、また4年間、目が離せそうにありません。

 今のうちに書いておきますが・・・4年後のソチ・オリンピックでは、長洲未来選手が日本人の持つ繊細さと、アメリカで育って得たパワフルさを備えていますので、力を発揮できれば表彰台に立ちます。
 願わくば、ハンバーガーを食べ過ぎないよう、ご両親はそれなりにお金持ちでしょうから、良質な肉を食べさせてあげて欲しいものです。(大きなお世話ですな・・・)

                 
       やっぱり真央ちゃんは真ん中が似合う!         SP首位から7位に転落の長洲選手
       これからはライバルが多数出現の予感          でも、その素直さは将来の財産ですよ!

2010年3月27日(土) 晴  表参道から半蔵門まで、桜を愛でながらのウォーキング

 3月24日に記述しましたが、私は東京福岡県人会の「つづら会(ウォーキングの会)」に所属しており、今回は桜を見ながらの表参道〜半蔵門(約9キロ)ウォーキングに参加しました。

 予想では満開の桜の中を歩くことになっていましたが、なにしろ今週の東京は真冬並みの寒波が襲い、桜も委縮したようで、平均で2〜3分咲きといったところでした。
 ただし、場所によっては陽当たりの関係もあるのか、限りなく満開に近い桜を見ることができ、天気が良いこともあって、楽しく充実したウォーキングとなりました。

 歩いた人数は約50名、平均年齢はたぶん私より上なのですが・・・いつも思うのは、若い頃に自然に身体を鍛え、栄養を摂取し過ぎていない60歳代・70歳代の諸先輩方の方が、ハンバーグと化学調味料で育った30歳代・40歳代のまだまだ若僧軍団よりも、しゃんしゃんと元気に歩かれます。

 (コース)
 表参道〜青山霊園〜旧乃木邸・乃木神社〜清水谷公園〜国立劇場〜半蔵門(ふくおか会館)


@A 青山霊園:
 都内有数の桜の名所としても有名な霊園の中は、2分咲きくらいから満開寸前まで、桜の咲き方にバラつきがありました。
 下の写真@は、これが満開時なら新聞社に投稿したくなるような出来になったことでしょう。また週末に行ってリベンジするかも知れません。

 霊園内の車道(写真A)は、桜並木のために“桜のトンネル”と呼びたくなるような光景の中を通っています。おそらく満開後の散り際は、桜吹雪が舞ってきれいでしょうね。

BCDE 旧乃木邸・乃木神社:
 乃木坂にある旧乃木邸の前で集合記念撮影(写真B)です。隣接している乃木神社は陽当たりもよく、境内の桜は満開に近い状態(写真CDE)でした。結婚式が何組も続けて行なわれており、満開の桜のもとでの幸せなカップルを見ると、こちらまで幸せな気分になります。

 ちなみに“乃木”という名称は、日露戦争での旅順攻略、あるいは明治天皇の崩御と同時に殉死したことで有名な乃木希典陸軍大将の名前からきています。

F 青山通りから見た風景:
 青山通りからは、左手に赤坂御所を見て、遠目で“ニューオータニ新館”や“赤坂プリンスホテル”を眺めることができます。(写真F)
 東京に住んでいて思うことは、意外と“緑”が多く、写真のように「都会的な風景」と「樹木の緑」がマッチしているケースがよく見受けられます。

G 清水谷公園:
 池の水面に桜が映えることで有名な公園であるものの、今回はまだ二分咲き程度でした。園内には「大久保利通公哀悼の碑」(写真G)がありますが、この地が近代日本の礎を築いた最大の功労者である大久保公が暗殺された場所であることに由来しています。

HI 国立劇場:
 ちょうど「桜まつり」が行なわれており、赤い大傘のもとでほうじ茶や菓子がサービスされていました。ここの桜は駿河小町(写真I)という新種だそうで、ソメイヨシノよりピンクの色調がやや濃いという印象です。この日はちょうど満開で、「桜まつり」も大いに盛り上がっていました。

J 半蔵門の近辺:
 皇居周辺はどこも桜で満ちていて、半蔵門の交差点付近の桜(写真J)は八分咲きで、皇居を彩る準備が万端といった感じでした。
 いつもは枝の向こう側に皇居の土手が見えるはずですが、桜が満開になると花びらの海で遮られてしまいます。

K ふくおか会館
 レストランや宿泊施設、福岡県庁の東京事務所等が入っている福岡県人の集いの場所です。立地がすごくて、道を隔てた向こうは皇居の堀、そして隣は英国大使館・・・福岡県人は皆、口には出しませんが「どげんね、すごかろうが!」と自慢しています。
 見る角度によっては(写真K)、屋根の上にユニオンジャックが翻って見えます。


 出発点の表参道から到着点の「ふくおか会館」まで、約9キロを3時間かけて歩きました。桜の名所や、歴史的な建造物・記念碑等を見ながらのウォーキングですので、やや時間は長いのですが、まとめて歩くことによる適度な「身体的満足感」、歴史や風物に触れる「知的満足感」、そして県人同士の交流による「友好的満足感」と、非常に満足感の高い一日を過ごすことができました。

 到着後は「ふくおか会館」のレストランでの昼食会(一部の方々は飲み会)が行なわれて解散しました。解散後は小グループごとに分かれて・・・はい、私が付いて行ったグループは飲み会となりました。
 ビールに焼酎にワイン・・・ぷはあぁ〜、飲んだ飲んだぁ〜、♪3月は花見で酒が飲めるぞ〜、酒が飲める飲めるぞぉ〜、酒が飲めるぞぉ〜♪

(上記の「知的満足感」が空しく聞こえてしまう残念な終わり方で・・・すんまっしぇん!)

       
 @青山霊園            A青山霊園        B旧乃木邸           C乃木神社
  桜越しの六本木ヒルズ      桜のトンネル       はい、記念撮影        陽当りがよくほぼ満開

       
 D乃木神社            E乃木神社            F青山通り(国道246号線)  G清水谷公園
   青空に映える桜          しだれ桜も美しい        都会的な風景と緑の調和   大久保利通公哀悼の碑

       
 H国立劇場            I国立劇場           J半蔵門の交差点付近     Kふくおか会館
   桜まつりで人出も多い      劇場前は満開の桜       向こう側は皇居の堀     屋根上のユニオンジャック

2010年3月26日(金) 曇  プロ野球開幕、今年も熱い季節がやってきました!

 さあ、いよいよ今日、プロ野球が開幕します。私は今年も♪闘魂込めて〜大空へ〜、球は飛ぶ飛ぶ〜炎と燃えて〜♪と応援します。
 何のために文京区に引っ越してきたか・・・そう、ジョギングで行ける範囲に“東京ドーム”・・・野球の聖地にして、ジャイアンツの本拠地があるからです。

 まあ、今年は原監督も名将として成熟してきたし、阿部慎之助捕手のリードもますます冴えてきたし、総合的な戦力から見ても、セ・リーグのペナントレースも日本シリーズもジャイアンツの連覇で決まりでしょう。ああ、未来が分かっているなんて・・・つまんないですぅ・・・(そ、そんな目で見ないでください・・・)


 そもそも、子供の頃からジャイアンツ贔屓であったかというと、そうではなく・・・昭和三十年代に福岡で生まれ育った男の子にとって、鉄道・バスと言えば「西鉄」、そして野球と言えば「西鉄ライオンズ」でした。

 特に私の場合、西鉄バスの「赤間バスセンター(バスの整備工場や洗車場まで完備した大型のバス専用ターミナル)」の道を挟んだ隣に実家がありますので、子供の頃から周囲は西鉄の関係者が多く、“西鉄バス”とか“西鉄ライオンズ”とかいう単語を聞いただけで懐かしさが込み上げ、熱くなってしまうのです。

 小さい頃、日曜に隣のツヨシ君の家に遊びに行ったら、いつも西鉄勤務のオジチャンがビールを飲みながら、テレビで西鉄ライオンズを応援していました。
    「オジチャン、どこ応援しよーと?」
    「西鉄たい!ライオンズたい!強かとぞぉー!」
    「どんくらい強かとね?」
    「いっちゃん強かったい!」
    「巨人より強かと?」
    「あったりまえたい!巨人に4試合連続で勝って日本一になったったい!」
    「すごかあ〜!」

 実際は、日本シリーズで西鉄が巨人に3連敗した後に4連勝して日本一になり、神様・仏様・稲尾様という言葉が流行したのは昭和33年であり、私が生まれる4年前のことでした。
 上記の会話は、おそらく西鉄ライオンズの末期に交わされたはずで、私は西鉄ライオンズをリアルタイムで見た最後の世代ということになります。

 時は流れ、ライオンズは所沢に移り・・・「西鉄」という文字が取れた上に福岡を離れた球団を応援する気にはなれず、いつの間にか西鉄ライオンズと死闘を繰り広げた巨人軍のファンになっていました。

 西鉄ライオンズも、“わが巨人軍”も、私の心の中では「永久に不滅です!」

                       
 西鉄ライオンズの球団旗(復刻版)                    東京ドーム(ジョギングの途中に撮影)
 これ見て目が潤んだ人・・・立派な福岡のアラフィフ以上ですな    R・ストーンズも P.マッカートニーもここで観ました


2010年3月25日(木) 雨  美味しい“モツ料理”は駒込でね

 私が住んでいる駒込一帯(文京区本駒込、豊島区駒込)は、小洒落たフレンチやイタリアンの店が多く、グルメな方々の間でも噂されるビストロ激戦区です。
 また、中華料理店も多く、料理の鉄人・陳健一さんの弟子が開いた四川料理の名店をはじめ、餃子がめちゃ美味い店とか、帆立のクリーム煮でホッぺが落ちる店とか、こちらの分野も激戦区となっています。

 あるいは、インド・ネパール系も勢力があり、辛いものが苦手な家内でも病みつきになれるチキンカレーの美味い店とか、超激辛好きな知人が脱帽するほど本場仕様のマトンカレーで魅了する店とか、こちらも熱い闘いが繰り広げられています。
 そうそう、六義園を見下ろしながら食事ができる割烹とか、予約専門でなかなか食べられない蕎麦屋など、和食系も頑張っています。


 そういう店のレポートはおいおい書くとして、最初に紹介したい・・・私が足繁く通っている店・・・それはモツ料理の「もつ田」です。

 JR山手線・駒込駅東口の改札を出て右手に真っすぐ5分ほど歩いて右側に見える、ごく普通の赤ちょうちんの店です。
 外見は本当にどこにでもあるような普通の飲み屋ですが(マスター、ゴメンなさい)、常連さんに何故か若い女性が多く、それはマスターの人柄が良く、店内の居心地がよく、そして何よりも料理が美味しいからに他なりません。

@店内:
 昔っぽいビール会社のポスターや昭和の映画ポスターなどが所狭しと貼ってあり、レトロな感じが結構ウケてるようです。

A厨房の中のマスター(のはずだった):
 マスターは恥ずかしがり屋なので、シャッターを押す直前に厨房の奥に引っ込んでしまいました。

B特製の味噌(キャベツ込みで200円):
 キャベツが珍しい訳ではなく、写真右下の皿にちょこんと乗った味噌が絶妙なのです。マスターが独自に作り込んだ逸品で、この味噌を食べるために来店する常連さんも少なくありません。大手のチェーン店も製法を知りたがっているようですが、たぶん手間ヒマかかって再現できないでしょう。

Cモツ煮込み(380円):
 10月から4月の期間限定で食べることのできる「モツ煮込み」は、モツ煮込み業界(?)の最高峰です。煮込みはあちこちで食べてきたつもりでしたが、ここのは別次元の別格です。モツにうるさい大阪のお客さんが来ても、ここに連れてきたら大満足してもらえます。

D豆腐入りモツ煮込み(480円):
 ここのモツ煮込みは、適度な弾力感と柔らかさで絶妙な食感を生み出しており、大振りな肉なので食べ応えも十二分です。これに豆腐を加えて煮ることで味わい自体に柔らかみが出て、さらに旨みが増します。

 Eてっぽう(120円)、つくね(90円):
 クニュクニュ感が最高の「てっぽう」(豚の直腸)はタレ味で、鶏の「つくね」は塩で味わうのがいいですね。焼き物は他にも、豚ならレバー、タン、ハツ、鶏ならボンジリ、軟骨など、美味しいものが目白押しです。

              
  @レトロな雰囲気の「もつ田」店内    A厨房と手前のカウンター        B味噌がミソ!

              
  Cただ一言、究極の煮込み!      D豆腐入りでマイルドな煮込み     E「てっぽう」と「つくね」

2010年3月24日(水) 雨  東京の中の故郷・・・県人会は楽しかよ

 私もそうなんですが、東京に住んでる人の半数以上は実は地方から出てきた方々で、それぞれ故郷があるんですね。
 そういう地方出身の方々が集まる場として県人会という団体がありまして、私の出身地福岡県を例にあげると「東京福岡県人会」があり、私はそこの評議員なるものを仰せつかっています。

 たぶん他の道府県にも同じような団体があり、その事務局というか県庁の出先機関(東京事務所)のほとんどが都道府県会館という大きな建物に入っています。
 住所は平河町で、国会議事堂と赤坂プリンスホテルの中間くらいに位置し、立地としては驚くほど最高に良いです。

 「東京福岡県人会」の場合、会員の方々の交流の場として、「歩こう会」「カラオケ同好会」「囲碁の会」「一木勉強会」等のサークル活動や、「ボーリング大会」「ゴルフ大会」等といった恒例行事が定期的に活発に行なわれています。
http://fukuoka-kenjinkai.jp/

 私は「歩こう会(名称:つづら会)」の世話人会にも所属しています。今週土曜は、表参道から半蔵門の「ふくおか会館」まで、桜を見ながらのウォーキングが予定されており、とても楽しみです。
 このウォーキングは、県人会の会員でなくても、と言うより他県出身の方でも自由に参加できますので、もし今週土曜がヒマで仕方ない方は、ぜひ参加してください。
http://fukuoka-kenjinkai.jp/event/index.html#tsu


 やはり故郷を同じくする方々との交流は、ある意味気を使わなくて済みますし、共通の認識や体験を持っていますので、話していて楽しいです。

 福岡の場合・・・いちいち福岡弁を共通語に訳して喋ることもないし、本場の本物の豚骨ラーメンは本当はアッサリしているという共通の認識がありますし、東京のウドンの汁はどうして醤油をドバドバ入れて黒く辛くなっているのだろうという共通の疑問を持っていますし、「福岡と博多はどうして違うの?」という質問に迷いなく間髪を入れず「県庁のあるのが福岡で、にわか煎餅のあるのが博多なんだよ!」と答えてくれますし・・・etc

 もし、地方出身の方でご興味を持たれたら、お気軽に各県人会の事務局にお問い合わせください。(たぶん県名を入れて検索したら出てくると思います。)
 県人会に入ったからといって直ぐに仕事に結びつくかどうかは分かりませんが、飲食店やサービス業に従事している方には、けっこうメリットがあると思いますよ。

         
     都道府県会館・・・東京で手軽に故郷に出会えるかも

2010年3月22日(月) 晴  ♪スタジオで思いっきりストレス発散♪

 最近、けっこう忙しくてスタジオに行く回数が減っていましたが、久しぶりにトランペットとギターを抱えて、思いっきり吹いたり弾いたり、充実したひと時を過ごしてきました。

 うちから歩いて20分くらいの所(JR京浜東北線の西ヶ原駅の近く)に、ヤマハが経営するスタジオがあって、個人練習使用なら1番小さなスタジオは400円/時、下の写真の広めのスタジオでも600円/時と、設備が立派な割には費用が安いんです。

 やっぱり、日本のミュージック・シーンを支えているのはヤマハですね!(とか言いながら、私のギターはフェンダー・ジャパンとエピフォンで、トランペットはヴィンセント・バック・・・いずれもアメリカ系・・・ほとんど非国民ですな。)

 トランペットは、昔から大好きなニニ・ロッソの「夜空のトランペット」を中心に、スタンダードナンバーの「モア」「星に願いを」「この胸のときめきを」あたりを吹きながら、最近はラテンナンバーに手を出し始めて、とりあえずラテンの基本ともいえる「マシュ・ケ・ナダ」などをレパートリーに加えています。

 ギターは、いつもはアコスティックを持ち込んで懐かしのフォークソングなどを歌うことが多いのですが、今回はストレス発散のためエレキを持ち込んで、好きなバンドの好きな曲の好きなフレーズのみ、繰り返しアホのように弾きました。
 好きなバンドは、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ツェッペリン、パープル、クイーン、サンタナなど・・・まあ、私と同世代の男の子(軽音楽属・ロック科)が学生時代に聴きまくってたバンド、ひと通りです。

 ・・・ちょっと見栄を張ってしまいましたが、好きな曲の好きなフレーズではなく、弾ける曲の弾けるフレーズと訂正しておいた方がいいかも・・・

 まあ、そんなこんなで、みっちり2時間吹いたり弾いたり・・・私の“妄想ソロコンサート”は、最高に盛り上がって終了するのでした・・・汗びっしょりでヘトヘト・・・

                  
   この空間を一人占め・・・なんて贅沢!     「夜空のトランペット」演奏中       「哀愁のヨーロッパ」演奏中
   他にレコーディングスタジオもあり       気分はすっかり“ニニ・ロッソ級”     顔のしかめ方だけ“サンタナ級”

2010年3月21日(晴) 曇のち晴  新鮮な お値打ち“イナダ”で、う〜ん満足

 うちの近所の魚屋さん「魚壮」は、いつも本当に頑張っています。「ここは漁港の市場か?」と思うような鮮度と安値で、けっこう遠くから買いに来る人もいるようです。

 今日は、イナダ(普通のマナ板とほぼ同じ体長)が350円で手に入りました。そこそこの大きさなので、焼くだけ、煮るだけではもったいないと思い、蒸し煮と焼きの二種類でいくことにしました。

   @イナダの頭を落として、頭部の肉をほじくり出しておく
   A二枚におろして、さらに四分割に切る
   B野菜炒め(ニンジン、タマネギ、しめじ、もやし)を作る
   C野菜炒めから出た汁に料理酒を加え、背骨のない方のイナダを蒸し煮にする
   D背骨のある方は、ひたすら焼く
   E野菜コンソメスープに、@で出た頭部肉を入れて煮る
   Fご飯を添えて、「イナダ御膳」の出来あがり(玄米なので、ご飯が茶色に写っています)

 イナダって、青魚のコクと白身魚の淡白さを両方備えていて、調理法を選びませんし、味わいも深くて美味ですね。
 合わせるとすれば、辛口の日本酒がいいでしょう。(料理ネタの時は、どうしても酒の話で終わらせたいらしい・・・)

     
   世が世ならブリに・・・  二枚におろして準備  背骨が無い方は蒸し煮 背骨のある方は焼き    イナダ御膳

2010年3月20日(土) 晴  東京芸術大学での演奏会、ブラボー!

 東京芸術大学の「奏楽堂」で開催された演奏会で感動して帰ってきました。3月8日に記載しましたが、私の中学時代の同窓生が社会人として働きながら東京芸大に昨年入学し、今回の演奏会でも制作と合唱で活躍するということで案内を受けていたものです。

 私は旧奏楽堂(歴史的な建造物ながら小規模)しか知らなかったので、入場無料ということもあり、正直なところ学生さんの発表会程度にしか認識していませんでした。(山内さん、ごめんなさい・・・)

 ところが、一緒に行った家内とともに驚きました・・・新しい奏楽堂の規模の大きさと充実の設備・・・そして1,200名ほどの客席のほとんどが埋まっている光景・・・これって、ちゃんとしたコンサートじゃありませんか。
 もちろん、注目したのはハード面だけでなく、オーケストラの演奏、歌劇仕立てのストーリーや出演者の演技、すべてをじっくりと鑑賞することとなりました。

 曲作りに悩む作曲科の山田くんがタイムスリップして、同じく作曲に行き詰った若き日のブラームスと交流し、大切なことを学んでいくという設定自体がユニークであり、それが浮いた感じにならないのは、演奏者・演技者のレベルの高さを物語るでしょう。

 一般に学生のオーケストラやコーラスにありがちな膨らみのなさとか、平面的な感じとかは一切なく、まあ・・・そんな水準と一緒にすること自体が失礼ですが・・・第一部、第二部の約二時間にわたってたっぷりと堪能できました。

 個人的には、第一部の後半でのソプラノ・ソロで歌われた薬師寺さんに特に注目しました。私は一番後ろの方の席で聴いていましたが、ホールの音響の良さを差し引いたとしても、たっぷりの声量と艶やかな声質は素晴らしく、きっとこれからも伸びていかれるだろうと期待しています。

 せっかくジョギングコースにこんな素晴らしい施設と演奏会があるんだから、頻繁に来たいと思いながら帰途につきました。
 最後に、山内さん、制作して合唱で出演しての大活躍、たいへんお疲れさまでした。また、こんな素晴らしい演奏会へのご案内、ありがとうございました。また何かあったら誘ってください。

           
         さすが東京芸大のホール、設備も音響も抜群
         演奏中は撮影禁止なので、開演前にパチリ


2010年3月19日(金) 晴  モスバーガーよ、駒込に出店してくれ〜

 昨日「黄金伝説」で、“モスバーガーの全メニュー80種類を食べ尽くす”という伝説に6人の芸人たちが挑戦していました。ああ、なんてうらやましい企画・・・
 実は、私は25年来のモスバーガーのファンです。べつにハンバーガーが好きな訳ではなく、MドナルドやLテリアには何の興味もありません。ただひたすら、モスバーガーが好きなんです。

 家内もモスバーガーが好きで、結婚する前に「事務所の近くにモスがあって、お昼ご飯はモスを食べることが多いんですぅ」という話を聞いて、とても安心したことを覚えています・・・

 ですから、全メニューをテレビで見せられると・・・ああ、もう我慢できません。うちから最寄りのモスバーガーはJR山手線の日暮里駅前店で、(東京の地理に詳しくない方のために説明しておきますと、うちの最寄り駅は山手線の駒込駅、そこから→田端→西日暮里→日暮里となりますので、3駅分離れています)そこまで電車で行くのも面倒くさいので、ジョギングついでに走って食べに行きました。(・・・ほとんどアホですな。)

 「とりあえず、ここからここまで〜」とメニューを指しながら“大人買い”をしたいところですが、いくらなんでも無理なので、私の好きなベスト3を注文しました。

        スパイシーモスチーズバーガー       (390円)
        海鮮かきあげライスバーガー        (300円)
        とびきりハンバーグサンド「デミソース」   (390円)

 黒胡椒チキンとか、オニポテとか、クラムチャウダーとか、ホットドッグ系とか、期間限定で復刻版の鶏つくねのライスバーガーとか・・・食べたいものは限りなくあるけど、今日のところは三品で勘弁しといたる・・・

 スパイシーモスチーズバーガー・・・その品名を思いだすだけで舌がとろけそうになります。ハラペーニョのピーマンっぽい青辛さとソースの甘味・コクとが絶妙に絡まり、そのベースにある「肉+トマト+チーズ」の黄金トリオの旨みを頂点まで引き上げます。

 海鮮かきあげライスバーガー・・・なんで、かき揚げなのにパサつかないんでしょう。塩ダレの程良い塩加減と、エビや野菜のプリプリ+シャッキリ感と、全体を包み込むライスの弾力感とが一体となった奇跡のバーガーです。

 とびきりハンバーグサンド「デミソース」・・・期間限定商品で、とびきりハンバーグシリーズについては、昨秋の「きのこソテー」が秀逸で、スパイシーモスチーズバーガーを15年ぶりに王者から陥落させた一級品です。もう一度、復刻品として出して・・・いや、レギュラー化して欲しいです。

              
 スパイシーモスチーズバーガー  海鮮かきあげライスバーガー とびきりハンバーグサンド「デミソース」 日暮里駅前店

2010年3月18日(木) 晴  最近の“刑事モノ”は面白い

 「太陽にほえろ」「西部警察」など、テレビ史上に残る名作“刑事モノ”ドラマで育った世代の私としては、最近の“刑事モノ”が充実していることに喜びを感じています。
 たぶんこの世代は、いま40歳代後半から50歳代前半くらいであり、ちょうどテレビ局のプロデューサーや、スポンサー企業の広報責任者クラスとして活躍している年代と思われ、面白い“刑事モノ”を制作するための原体験を共有しているのだと勝手に想像しています。

 ここ1〜2年くらいで放映された“刑事モノ”のなかで、私が好きなベスト5は次の通りです。
    「ハンチョウ 神南署安積班」  主演:佐々木蔵之助
    「科捜研の女」           主演:沢口靖子
    「交渉人」              主演:米倉涼子
    「BOSS」              主演:天海祐希
    「古畑任三郎」           主演:田村正和

 はぁ?・・・ちょっとマニアック過ぎましたか?
 この他にも、ちょっと若ぶってキムタクの「ミスターブレイン」とか小栗くんの「東京ドック」とか考えてみたり、水谷先生の「相棒」を忘れてたあ、と思ったり・・・「踊る大捜査線」は、まあいいや・・・

 やはりアメリカの“刑事モノ”に比べると推理の組み立てが緻密だし、最近の科学捜査の目を見張るような発展ぶりも散りばめられているし、そこに日本人的な情と情が絡んだやりとりが展開されて、夕飯を食べながら気軽に見るのにベストなバランスの番組が増えたように思います。

 アメリカの悪口を言ってしまったついでに・・・小学生の頃に見た「刑事コロンボ」の「自縛の紐」という回で、コロンボが「死体の靴を見てください。靴紐の結び目が逆でしょう。つまり、自殺ではなく、誰かに殺されて靴を履かされ、犯人が靴紐を結んだために結び目が逆になっているんです。」と言ったのを聞いた私は、幼心にも「はぁ・・・アメリカのドラマってつまんないなあ」と思ってしまいました。
 私は今でもそうですが、不器用なのか逆にとても器用なのか、靴紐を結ぶと結び目が周りの人と逆になってしまうんです・・・はい、コロンボの推理はダメェ〜。

 話を元に戻しますが、いま気が付いたのですが、私が好きなベスト5のうち3作品の主演が女優さんです。やはり、これも時代を反映しているんでしょうね。
 米倉涼子さんや天海祐希さんは、その存在感や迫力ある演技でホント、はまり役ですよね。米倉さんは警官だった父親を事件で殺されたという暗い過去を引きずる場面での表情が秀逸でした。
 天海さんはシリアスな演技のなかにも「演歌の女王」で見せたオトボケ感がスパイス的に見え隠れして、演技の幅が広がったような気がします。

 そして、私が最も注目しているのは沢口靖子さんです。派手なアクションや銃撃戦は一切なく、かなり地味な構成と雰囲気の中で、その存在感は“黒真珠”のように渋く穏やかに輝いています。

 そもそも沢口さんは東宝シンデレラ・ガールとして華々しくデビューしましたが、はっきり言って当時はセリフ回しが下手くそで、しばらく記憶から消えていました。
 ところが、たまたま「新・科捜研の女」を見て家内と一緒にハマッてしまい、前作の「科捜研の女」の再放送もほとんど見てしまいました。

 事件の真相を追求するために最新鋭の科学捜査機器が駆使されますが、そのハイテクぶりに「うわっ、間違っても事件は起こさんとこ」と身震いする思いですし、最後は沢口さん演ずる榊マリコの“執念”がドラマ全体の緊張感と質感を最高レベルに引き上げます。

 粉々に砕け散った陶器の破片をつなぎ合わせて元通りに復元し「ほら見て。この陶器は贋作ではなく本物よ。だから本物を持っていたあなたがここに来て、ここで罪を犯して陶器を割ったという証拠なの。」と犯人に詰め寄ったり、二週間分の防犯カメラ映像を丹念にチェックして現場に異変がなかったかを探ったり、ひとつひとつの見逃しがちな証拠を徹底的に分析して真相に迫る姿からは、青白い炎のようなオーラを感じます。

 セリフも上手くなりましたし、何よりも目の演技が秀逸です。絶対に真相を突きとめる、という固い意志と執念に燃える瞳がたまらなく良いのです。
 目の演技が上手い女優として仲間由紀恵さんや戸田恵梨香さんなど何人か思いつきますが、沢口さんは筆頭といえるでしょう。

 そんな沢口さん主演の「科捜研の女」の2時間スペシャルが、今夜8時から放送されます。早めに帰宅された方は、ゆっくり晩酌でもしながら、ぜひどうぞ。
(なんで頼まれもしないのに番組宣伝してんでしょう・・・)

             
      番組の中では、こんな笑顔はほとんど見られません。

2010年3月17日(水) 晴  最近の若いもんへの教育について(4回シリーズの第4回)

(第1回は3月4日、第2回は3月11日、第3回は3月15日に掲載しています。)

 企業の業績も社会全体の動きも右肩上がりの時代であれば、「経営戦略の策定→人事方針の確定→体制・システムの整備→現場での運用」といったように、“マクロ的な動き”をまず確立して安定性を見極めてから“ミクロ的な動き”に移るという手堅さが好ましいとされました。

 しかし、右肩上がりや安定といったキーワードが約束されない現在、下記AとBの両方の動きを同時並行で行なう必要があります。

 A: 上記の通り、“マクロ的な動き”から“ミクロ的な動き”を続ける
 B: 「現場で試してみる→良ければ体制・システムへ盛り込む→状況を見ながら人事方針を見直す
    →場合によっては経営戦略自体を見直す」といった“ミクロ的な動き”から“マクロ的な動き”へ

 上記Aの動きだけでは、もう既に若い社員が付いて来れず、その若い社員への教育に大勢の上司たちが手こずるという弊害が起きています。
 これに対し、今回の本文主旨はBを提唱するものではありますが、Bだけでは現場に都合のよい情報のみが上層部に行きがちですので、これはこれで将来弊害を生みかねません。

 やはり、「A:マクロ(上位)からミクロ(下位)」、「B:ミクロ(下位)からマクロ(上位)」への発想の流れや情報の流れがスムーズに行なわれる組織が、今後の発展へのスタートラインにつけるのです。

 そういった意味で、発想の流れ・情報の流れを自在に操るための手法として、ここ10年ほど「ロジカル・シンキング(論理的思考)」が脚光を浴びています。
 すごく大雑把にいえば、ロジカル・シンキングの正体は、上記AとBの両方の発想をスムーズに進めるための手順に他ならないのです。

 もう少し詳しく書きますと、ゼロベース発想(洗い出し発想)によって様々な考え方や手法を洗い出し、その中から、いま現在最も採用すべき価値のあるものをプライオリティ―発想(優先順位付けによる絞り込み発想)で絞り込んでいくというものです。

●ゼロベース発想(洗い出し発想)
 特に近年は、過去の価値観や体制が崩れつつありますので、まずは固定観念や慣習等を一切捨て、自由な感覚でありとあらゆる角度から新しい時代へ向けた考え方、手法、システム等を洗い出します。

●プライオリティー発想(絞り込み発想)
 洗い出しが終わったら、そのままでは収拾がつきませんので、重要性・緊急性・実現可能性などの切り口で優先順位を付けて、絞り込んでいきます。

 言葉だけではイメージしにくいと思いますので、こちらをクリックしてください。→ イメージ図


 こうしたロジカル・シンキングによる「組織内の発想や情報の流れ」のスムーズ化は、すでに大手企業を中心に取り組みが行なわれ、私が関与させていただいた中からも大きな成果が出ています。
 今後とも業種・業態を問わず、また中小企業を含め、このロジカル・シンキングの手法は企業経営に不可欠なものとして普及の輪を広げていくことは間違いありません。


 そこで、最後に申し上げたいのは、ロジカル・シンキングが得意な人が誰であるかを考える必要があるということです。
 実は、ロジカル・シンキング研修の講師を務めながら思うのは、受講生が部課長クラスの時より、20歳代の一般社員の時の方が、演習内容のレベルが高く新鮮味に優れているのです。

 私を含め部課長クラスの年齢層は、すでに過去の経験や学習した事柄により思考回路が硬くなっているのです。ですから「ゼロベース発想で自由に洗い出しましょう」と言われても、固定観念やしがらみが強くて発想が貧困になってしまうのです。
 その点、若い人たちの発想力は柔軟で、プライオリティ―の付け方さえ教えれば、驚くほどの早さでロジカル・シンキングを身につけていきます。

 もうお気づきの方も多いと思いますが、部課長の皆さまは自分の思考回路が硬いことを卑下する必要はなく、自分の部下たちの新鮮な思考回路を使いこなせば良い、そういう時代が訪れているのです。

 会議の場で、あるいは一対一での会話のとき、一昔前なら経営戦略や人事体制等の分野について上司が若い部下に質問するという場面は多くの企業であり得ないことでしたが、今は社会の趨勢からいって不思議な事でも何でもありません。

 若い部下たちは「目標は持ちにくいし、何を目指して頑張ればいいかボヤっとしているけど・・・でも認められたい」と思っている訳ですから、上司から何やら難しいことを聞かれたら一生懸命に“ロジカル”に考えてくれるでしょう。

 そして、良い案が出てきたとしたら、いきなり評価を下すのではなく、感謝の気持ちを「ありがとう」という言葉で表現すれば良いのです。
 その繰り返しが、やがて「自分は認められている」と感じた部下への動機付けとして積み上がり、将来の中心戦力としてたくましく育っていく原動力となることでしょう。

              
      ロジカルシンキングの普及は、若い人たちを有効に活用し、認めてあげる絶好のチャンスです。

2010年3月16日(火) 曇  世の中に“絶対”はあり得ない・・・坂本龍馬の人気ですら

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」、見てますかぁ〜!(アントニオ猪木調)
私が見ていない訳はないのですが、個人的には岩崎弥太郎の目を通して語られるという構成が、ずばりツボにはまって楽しく見ています。

 龍馬のことが大嫌いで、うっとおしくも思えて・・・でも心のどこかで尊敬とも何とも言えない畏怖の念すら感じている、そんな複雑な思いの岩崎弥太郎は、龍馬暗殺後、土佐藩の仕置家老の後藤象二郎を通して海援隊の事業・財産を引き継ぎ、三菱会社を創設しました。
 三菱のマークが土佐藩主山内家の三葉柏をモチーフとしていることを考えると、岩崎弥太郎の思いがひしひしと伝わってきますね。(ひしひしと菱をかけた訳ではありません・・・)

 ところで、今年は龍馬ブームということで、地元の高知県は大騒ぎのようです。もちろん、地元の龍馬人気は今に始まった訳ではなく、一例ですが、何年も前から高知空港は「高知龍馬空港」と呼ばれ、単に呼ばれるだけではなく、空港の壁面には「高知龍馬空港」と明確に示してあるんです。

 ですから、昨年高知に出張した際も「きっと高知県の人々は皆が龍馬ファンで、僕も龍馬の話題を持ち出して盛り上げて、できれば仕事の話に結びつけよう」などと、ちょっとした色気とともに高知へ乗り込んだのです。
 ところが・・・ところがですよ、顧客の某企業(高知県内の大手企業)の取締役Aさんと飲んだ時、いきなりAさんから「わしゃあ、龍馬は好かん。あいつぁ、土佐を捨てた人間じゃき。」と言われ、私はきっと目をパチクリさせていたと思うのですが、自分のホームページに坂本龍馬のコーナーをきちんと設けている“龍馬大好き人間ですよ〜”なんて、間違っても言えない雰囲気になってしまいました。

 ちなみに、周囲からはこれといった反論も出ず、「まあ、そんな見方もありますよね」といった感じでした。取締役の発言だから・・・という訳ではなさそうで、どうやら地元にも賛否両論があるのではないかと思われます。

 やはり、“地元密着の人物”と“地元を離れた人物”とでは、地元での評価が違ってくるようです。同時代の大久保利通が、同じ維新の三傑と称されながら、西郷隆盛と比べて地元鹿児島では人気がない状況と似ています。
(大久保vs西郷の話は、別途ページを割いて書きたいと思います。)


 話は変わりますが、昨日、鳩山邦夫氏が「坂本龍馬になる!」と宣言して自民党を突如離党しました。“龍馬”というキーワードと“ご近所”というご縁により、ちょっと注目していきたいと思います。(応援するとか支持するとかではなく、あくまでも注目です。)

 今日は歯医者の帰りに駒込の鳩山邸に寄ってみましたが、特に報道陣が詰めている訳ではなくガラーンとしていて、う〜ん寂しいかも・・・龍馬人気による神風は今のところ吹いていないようです・・・
 あっ、言うまでもないですが、面識はないですからね・・・たまたま歩いて5分ほどの所に住んでいるというだけです。

      
       高知龍馬空港・・・全国的にも人物名が付いた空港名は珍しいです。        どこかで見たことある紋様

2010年3月15日(月) 曇  最近の若いもんへの教育について(4回シリーズの第3回)

(第1回は3月4日、第2回は3月11日に掲載しています。)


   ●若い世代の構図
      経済不安・社会不安 → 目標(出世)に夢が持てず → 何のために努力するの?
                                                 ↓
                                           でも、認められたい!


 最近の企業研修のなかで顕著に感じるのは、若い受講生から「認められたい」という言葉を聞く機会が増えたことです。
 研修中に作成したワークシートの内容や発表の結果について、褒めてあげると私が逆にビックリするくらい「自分は認められた!」と思って喜ぶ人が増えたように思います。

 何か傾向があるかと考えてみましたが、業種・業態や企業規模にさほど左右されることなく、これは全般的な傾向としか言いようがないのです。
 理由としては、企業全般の業績が芳しくなく、社会全体も停滞気味なので、若い人はおろかベテランのオジサンたちだって褒められる機会が減少しており、それが若い人を褒めるだけの心の余裕が失われた状態につながっているからではないかと思われます。

 ただ、理由はともかく、あまり感情を表に出さないと言われる若い世代が「認められたい」という願望を口に出している以上、ここを突破口に考えるのが効果的ではないかと思うのです。

 そこで、私が提案したいのは、「目標を持つ→目標に向かって頑張る→成果を上げる→認める」という従来の“長期的な構造”で考えることは少々休んでいただいて、

   「まずは認める→少しずつでも成果を出させて、さらに認める→目標を徐々に上げていく」

といった“短期的な構造の積み重ね”へ発想を転換させることです。


 「まだ成果をあげていない人間をどうやって認めろと言うのだ」という反論もあろうかと思いますが、ここは「急がば回れの時代」ということで、急激な成長が見込みにくい現在、逆に少しずつの成果を積み上げる姿勢が大切であり、若い人たちに対しても簡単にこなせる仕事をどんどん割り振って、仕事に慣れさせるとともに、少しの成果を少しなりに認めてあげていただきたいのです。
(急がば回れについては、「工房主ごあいさつ」をご参照ください。)

 ここでひとつ問題になるのは、「どうやって認めるのか」ということです。下手に認めてしまうと「ああ、この程度でいいんだ・・・」と勘違いされてしまいます。
 「認める」という目的に対して「褒める」という手段を使うと、この勘違いを引き起こしがちです。なぜなら、「褒める」という行為には、きちんと褒めるための価値基準や状況判断が必要だからです。

 特定の社員ばかり褒めると、周囲からは反発を喰らいますし、また褒める基準が社員ごとに違ってしまうと、そのうち褒められても誰も喜ばなくなってしまいます。

 では、「認める」という目的に対してどのような手段が好ましいかというと、お勧めしたいのは「感謝する」ということです。
 「なあんだ、そんなことか」と思われたでしょうか。もし思われたとしたら、嬉しいことです。組織の改革とか活性化とかいった問題は、何かと難しい理論が引き合いに出されがちですが、もし本気で取り組もうとしたら、「誰でも出来る簡単な行為の繰り返し」の方が成果に結びつくからです。

 「感謝する」すなわち「ありがとう」という言葉はPower Wordとも呼ばれるように、人の心を活気づかせ、やる気にさせる力を秘めています。
 ちなみにコンサルティングの世界では、「○○さん(相手を名前で呼ぶ)」「あいさつ(おはよう)」「感謝(ありがとう)」が、3大Power Wordとされています。

 部下に何でもいいから(簡単な書類を作成してとか、コピーを取ってきれいに製本してとか、最初は小さなことからでもOK)仕事を与えて、「ありがとう」と言うだけで良いのです。
 褒めることを目的に仕事を出そうとすると、「どのレベルで完成させたら、どのくらい褒めたらいいだろう」と考える必要がありますが、感謝することを目的に仕事を出す場合は、何も考えず、ただ「ありがとう」と言えば良いのです。

 毎日とは言いませんが、週に何度か「ありがとう」と言われ続けると、若い人はもちろん、全ての世代の人が「自分は必要とされている存在なんだ(認められているんだ)」と無意識に思い、それが「動機付け」とか「やり甲斐」といったものにつながり、やがてそれは自らの目標設定と着実な行動、そして成果につながっていきます。

 この手法は、もう20年以上前から存在していますし、そもそも感謝するという行為自体が手法とかノウハウとかいったものを超えた、人間として当然行なうべきものです。
 私もコンサルティングの現場や所属した組織において実際に用いてみて、一定の成果を挙げていますし、だからこそ自信をもってお勧めできるのです。

 さて、ここまで読まれて、「感謝するという行為が良いことは分かるが、それはマネジメントにおいては対処療法に過ぎないのではないか」と感じた人も多いと思います。この点に関しては、次回に述べたいと思います。

(続きは、3月17日に掲載しました。)

              
       「○○さん」「おはよう」「ありがとう」は組織を明るく活性化します。

2010年3月14日(日) 晴  春の陽気に誘われて

 亀戸天神(かめいどてんじん)に行ってきました。私のように福岡出身の人間にとって、天神様といえばやはり「太宰府天満宮」で、京の都で失脚した菅原道真公が都落ちして来られたのが太宰府だったんですね。
 その後、道真公は天神様として崇められ、全国に天神(天満宮)と称される神社が建立されたんです。亀戸天神は、数ある天神のなかでも「東宰府」とも呼ばれるように規模も大きく、観光名所としても著名です。

 また、「東風吹かば思い起こせよ梅の花。主なしとて春な忘れそ。」という道真公の句でも知られるように、天神様といえば「梅」が象徴的な存在です。
 という訳で、亀戸天神の梅まつりは先週で終了したのですが、今週も美しく咲いている梅はまだまだありましたし、境内も人が少なくてラッキーでした。


 話は変わりますが、今日はホワイトデーということで、帰りにJR山手線・駒込駅前の「アルプス」という洋菓子店でケーキを買って帰りました。
 この「アルプス」は、故小渕首相がたびたび公用車を店前に停めさせて、自らケーキを買いに行ったという伝説の店なんです。
 スワン型のシュークリームが名物ですが・・・午後になってのこのこ行っても買えません。ですから、今日は写真がありませんが、そのうち買えたら掲載します。

                   
        亀戸天神の本殿と大型提灯        今は梅が主役ですが、藤の美しさも有名   “亀”が大勢います

                     
  境内から見えるスカイツリー       知る人ぞ知る有名店「アルプス」    洋酒の使い方に技を感じます

2010年3月13日(土) 晴  コノシロ(コハダ)は、やっぱり酢でしめるのが一番美味

 新鮮なコノシロ(コハダ)が手に入りました。そもそも、玄界灘の荒波にもまれた味・食感ともに抜群の魚を食べて育ったため、よほどの魚料理でないと“美味い”と感じない私ですが、いま住んでいる文京区本駒込〜北区田端の一帯は魚屋さんが頑張っていて、築地が比較的近いこともあって新鮮な魚が手に入り易く、魚三昧の日々を送っています。

 今回のコノシロは2匹で320円です。その他にも、サバが1匹250円〜400円台、イナダが350円〜400円台、金目鯛の小さいのが600円台、大きいのでも900円台・・・こんな感じですから、スーパーでパックに入った切り身が割高に思えてしまいます。


 さて、コノシロ(コハダ)の食べ方は、やはりお寿司屋さんでもお馴染の“酢でしめる”というのがいいでしょう。
    @コノシロの鱗を落とす
    A三枚におろす
    B適当な大きさに切って、あごダシを酢で割った漬け汁に並べる
    Cタマネギやニンジンを適当に散らして出来あがり

 全工程で15分もあればできてしまう「和風コノシロ・マリネ」です。夕飯のおかずにも、酒のつまみにもなって、最高ですよ〜。
 日本酒、焼酎、なんでも合いますね。白ワインならシャブリのような気取ったのではなく、ボルドー系の安めの方がむしろ合うと思います。

              
 こんにちは、コノシロくんです。  標本みたいになって、準備完了。 もちろん昆布ダシでもOK。    めちゃウマです。

2010年3月12日(金) 晴  枕は医療器具だとつくづく思う今日この頃

 昨年あたりから健康的な生活が送れるようになっています。それは人間ドックの良好な結果を見ても分かりますし、なんと言っても、夜はぐっすりと眠れて快適な朝を迎えられるようになったことが何よりの証だと思います。

 その前年は最悪で、夜中に何度も起きたり、体中があちこち痛かったり、時々吐き気がしたり、謎の頭痛でしゃがみ込んだり・・・原因不明の症状がいくつも襲いかかってきました。

 では、どうしてぐっすりと眠れるようになったかというと、ジョギングしたり野菜と魚中心の食生活に変えたりといった工夫に加え、「枕」を代えたことが大きな要因ではないかと思っています。

 ある日、家内と一緒に伊勢丹に買い物に行った際、寝具売り場の前を通りかかり、「最適な枕診断」なるものを見かけたのです。
 普通なら通り過ぎるところ、何となく気になったので思い切って診断を受けてみました。すると、それまで使用していた枕の高さが悪いとのことで、私に合った模擬枕を渡されました。

 「えっ、こんなに低くていいの?」と思ったのですが、ベッドの上で模擬枕を敷いて仰向けになったところ、スーッと眠りに入ってしまいそうでした。
 これには驚きましたし、その状況を見ていた家内も「最近、眠れないって言ってたの・・・もしかして」と反応し、「セミオーダーで作ってみたら?」と言ってくれました。

 値段を見ると・・・診断結果にもよりますが、25,000円也! ええーっ、枕ごときに、そんなに払わなきゃならないの〜? と思いましたが、先ほどのスーッと寝入りそうな感触が甦り、注文することにしました。
 模擬枕を使って高さや形状を何度も確認し、中に入れる素材も「そば殻」「羽毛」「プラスチック片」など20種類くらいの中からピタッと合うものを選択し、30分後、私に最適なはずの枕が出来あがりました。

 さて、帰宅して就寝時間・・・25,000円も払って夜中にまた起きるようでは目も当てられません・・・あれあれっ、次に気がついた時は夜が明けていました。
 こんなにグッスリと眠れて、清々しい朝を迎えられたのは何年ぶりでしょう。やっぱり枕だったんですね。仰向けでも、寝返り打っても、ピタッと高さが合うように形状が整えられた枕・・・このおかげなんですね。

 それから一週間と経たないうちに、体の痛み、吐き気、頭痛など、それまでの悩みの種がすべて消え去っていました。もちろん、夜中に起きることもほとんどありません。

 その後、ベッドのマットも自分に合ったものに買い替えたところ、枕との相乗効果でますます気持ちよく眠れるようになりました。
 人生の3分の1近くは眠っている訳ですから、気持ちよく眠るってことは本当に大切ですね。もし、皆さんの中に原因不明の症状で悩まれている方がいらっしゃいましたら、一度枕を見直してみてはいかがでしょう。

               
              私にとってこの枕は、まさに医療器具です。

2010年3月11日(木) 晴  最近の若いもんへの教育について(4回シリーズの第2回)

(第1回は、3月4日に掲載しています。)

 1960年代くらいの生まれで私と同世代の皆さんは、好景気のなかで生まれ育ち、社会人としての初期段階とか学生の頃にバブル経済を経験しました。
 こういう世代は、上司から目標を立てるよう指示されると無意識のうちに“高い方向”で立てます。研修においても、講師が指示を出した訳でもないのに、ほぼ全員が高い方へ高い方へと目を向けます。

 私たちが育った頃は、たとえ景気がダウンしても3〜5年も経てばまた上向き調子になりましたし、技術大国として世界に冠たる明るい日本の未来が頭に描けていました。
 ですから、高く目標を持っても、それを達成するまでに払うであろう努力が報われるという前提があった訳で、安心して“出世”という形で描かれる目標を持つことができたのです。

   ●オジサン世代の構図
      明るく安定した社会 → まず目標(出世)ありき → そのために努力する

 ところが、今の20歳代〜30歳代前半の世代は、バブルが崩壊して長く暗いトンネルが続く中で生まれ育っていますので、高い目標を持てと言っても「そのための努力は本当に報われるの?」と心の奥底で思ってしまうようです。

 現実問題として、彼らが定年になる頃には「年金がきちんと支払われるかどうかも分からない」といった報道がなされたり、日本が世界に誇るメーカーT社や、空の雄J社ですら赤字に転落したり経営が破たんするといった事態を目にするなど、将来に向けて明るい展望が描けない材料が多いのです。

 私たちの世代は「いや、それでも何とかなる。頑張れば必ず未来は明るい。」という何の根拠もない自己暗示をかける術を知っていて、それが生きるパワーとなり、けっこう良い結果に結びついたりするものですが、若い世代は明るい体験に乏しいため、暗さを明るさに転換する術を知らないし、教えられたとしても疑心暗鬼になって、なかなか受け入れてくれないのです。

 しかも、企業の人事・教育担当者の頭の痛いところは、目標が描きにくい彼らであっても、これは「本能」としか説明のしようがないのですが「認められたい!」という欲求は強いのです。
 従来の考え方を当てはめれば、「目標(出世)に対して意欲的でないのに、仕事に意欲的に取り組むはずもなく、それでいて認められたいというのは、ムシがよ過ぎる」ということになるでしょうし、そのようなご相談を企業側から受ける機会が最近多々あります。

   ●若い世代の構図
      経済不安・社会不安 → 目標(出世)に夢が持てず → 何のために努力するの?
                                                 ↓
                                           でも、認められたい!

 では、若い世代の社員たちが「目標を持って、意欲的に仕事に取り組む」という状態を作り出すためには、具体的にどうしたら良いのでしょうか。

(続きは、3月15日に掲載しました。)

                
         問題の背景から考えていくことは、マネジメントにおいて大切なことです。

2010年3月10日(水) 曇ときどき雹  大阪に日帰り出張・・・美味しいもの食べたかった・・・

 顧客企業の環境事業に関して、急に大阪でいろいろプレゼンしたり打ち合せしたりすることになり、スケジュールの都合で日帰り出張することになりました。

 昔から近畿・四国・九州方面への出張は楽しみです。特に、東京で「うどん」と「とんこつラーメン」は決して食べないと決めている私としては(理由ですか? 長くなるのでまたの機会に書きます。)、大阪・香川・福岡といった「食のパラダイス」への出張は、美味しい麺類を“摂取”する貴重なチャンスなのです。

 訪問先に向かう途中、雹が降ってきまして・・・たぶん雹に打たれる経験は生まれて初めてなのではないか、という貴重な体験をしました。
 そんな珍しい日は、滞在時間は短くても、きっと美味しいものにありつけるだろうと、一緒に出張した顧客企業の中川さんと帰り際に「うどん屋」に入りました。
 ところが・・・ああ、無情・・・汁が塩辛くて、麺が固い・・・コシがあるのではなく、ただ単に固い・・・これでは、赤黒い味噌の中に白い紐を漬け込んだような、名古屋の味噌煮込みうどんと大して変わらないではありませんか・・・

 はぁ・・・大阪で仕事はともかく、食事でハズレに当たるなんて滅多に経験がないのに・・・仕方ない、今日のところは大人しく東京に帰るしかありません。次回の出張では、時間をゆっくりとって美味しい店を探すとしましょう。
 ということで、新幹線の中でいつものように酒盛りをしながら一路東京に向かうのでありました。

 (はあ?何をしに出張に行ってるか・・・ですか? 仕事ですよ、もちろん。)

                    
    ビールとおつまみ・・・出張帰りの基本セット  当然、基本通りに「二次会」もあり

2010年3月9日(火) 曇のち雪  渋谷へ友人の事務所開業祝いに行って・・・雪かよ

 早大の二期後輩の豊田君が司法書士・行政書士事務所を開業したとのことで、一升瓶を抱えてお祝いに行ってきました。
 渋谷の道玄坂に立派な事務所を構え、司法書士3名・行政書士1名の体制でやっていくということで、これはスゴイことだ・・・と感心しきりでした。

 彼は学生の頃から「気配り」と「やりくり上手さ」が非常に優れていて、例えば、よく車を数台連ねてテニス合宿と称したドライヴ旅行をしていたのですが、彼が会計担当をすると必ず“ガソリン代、高速代、そして運転代(お疲れさま代)”がドライバーに支払われるんです。(私には無理な芸当です・・・)

 そんな彼ですから、司法書士・行政書士としての今後の展望を聞いても、やはりお客様へのきめ細かい“法律関連サービス”が提供できるであろうことが窺われました。

 不動産登記、会社設立、相続、借金問題など、法律に関連して何かありましたら、一度相談してみてください。
  あおば司法書士事務所/行政書士 道玄坂事務所 代表 司法書士・行政書士 豊田 則幸
    TEL03-6416-9241     FAX03-6416-9251   E-MAIL
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    事務所ブログ http://ameblo.jp/aoba-2009/theme-10019593260.html
    資格の学校TAC(Wセミナー)専任講師


 久しぶりに渋谷の街で飲んで店の外に出ると・・・うわっうわっ、雪が・・・東京で降る雪にしては、けっこう吹雪いてます!
 私もかつて某企業の札幌支店長を務め、釧路や十勝のマイナス10度以下の白い大地を一日に何百kmもパジェロで疾駆した経験がありますから、雪とか寒さに対しては少々のことでは驚きません。

 しかし、東京で不意を突かれると・・・身体の芯から冷え込んでしまいますね。明日は早朝から大阪へ出掛けるのに、新幹線は大丈夫なんでしょうか・・・?

                           
    渋谷駅前にて、白い筋が雪です。     ハチ公に代わる待合せ場所:   雪国の皆さん、お笑いください・・・
   伝わってますかぁ?           モヤイ像も寒そうです。      東京ではこの程度でも積雪と呼びます。

2010年3月8日(月) 晴  東京芸術大学でのイベントのお知らせ

 当然、私が演奏する訳ではないのですが・・・明治学園中学時代の同期の山内さんが、実は社会人として働きながら、昨春に東京芸術大学の音楽学部に入学し、今月20日の演奏会(オペラ的な構成のようです)の制作に携わって、当日は合唱などで出演するそうです。
 作家として働くだけでも大変なのに、家事をこなして、なおかつ芸大生・・・すごいバイタリティーと才能ですね。

 演奏会の内容は、芸大生の山田くんが19世紀にタイムスリップし、ブラームスと一緒に作曲について思い悩むという、とても興味深いものです。東京近辺に在住の方、ぜひどうぞ!

 日時: 3月20日(土) 15:00より
 場所: 東京芸術大学 奏楽堂
 費用: 無料
 詳細: 下記のHPに演目やアクセス・地図などが掲載されています。
       http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20100320.html

             
        やっぱ芸大生が作るパンフは芸術的ですね。

2010年3月7日(日) 雨  テレビや映画で、いま一番の注目株

 「沈まぬ太陽」のキャストの中で、特に注目したいのは戸田恵梨香さんですね。今やハリウッド俳優となった渡辺謙さんの娘役として、堂々の演技を披露していました。

 戸田恵梨香さんといえば、主演映画「ライアーゲーム」が昨日公開ということで、今週あたり観に行かなければと思っています。
(ええーっ、昨日は「沈まぬ太陽」について熱く語っておいて、まさかの「ライアーゲーム」・・・?!)

 どうして注目しているかというと、「ライアーゲーム」での神崎直の役と、「コード・ブルー」での緋山美帆子の役とでは全くキャラクターが異なっていて、演技に幅の広さを感じますし、特に“泣き”の演技については、綾瀬はるかさんや堀北真希さんなど注目株の多い若手女優の中でも断トツだと思うからです。

 また、「BOSS」や「アマルフィ 女神の報酬」での天海祐希さんとの絡みも、並みの若手女優では“存在”すら消されそうなところを、主役を立てながらきちんと渡り合っていて、たぶん気の強そうな性格も合わさって将来への成長が期待できるからです。

 ところで、「コード・ブルー」といえば月9・・・そして月9といえば「ブザービート」なんですが、「ブザービート2」で山ピーと北川景子ちゃんのラブストーリーを再び待ち望んでいる視聴者は私だけではないでしょう。オープニングでは、またB'zの「イチブトゼンブ」を流して欲しいと思います。

 えっと、話を戻して・・・電車の吊広告で見かけたのですが、「ヤングジャンプ」の表紙に「ライアーゲーム」公開を記念して恵梨香さんが載っていました。
 でも、赤リンゴが敷き詰められた上にセクシーポーズで横たわって写っていたのですが、うーん、キャラが違うような気がします。
 願わくば、勘違いしないよう・・・正統派の大女優を目指して頑張って欲しいものです。その器を持った貴重な存在なのですから。

           
    いろいろ噂が飛び交う彼女ですが、それも注目度が高いことの証でしょう。

2010年3月6日(土) 雨  「沈まぬ太陽」が日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞

 「沈まぬ太陽」はずっと公開を心待ちにし、観終わった後はしばらく席を立てないほどの感動に包まれたことを覚えています。
 もちろん、山崎豊子さんの原作の重み、渡辺謙さんや三浦友和さんをはじめとした俳優陣の鬼気迫る演技、各方面からの圧力があったであろう若松節朗監督の「この作品をベストなレベルで必ず世に送り出したい」という信念と情熱、こうした要素が重なり合って、この映画を頂点に押し上げたことは間違いありません。

 ただ、私の感動の源は少し別なところにあって・・・日航機が墜落したあの日、大学生だった私はテレビ朝日の報道局でADのバイトをしていて、墜落の第一報が入ってからの一部始終を局内で見聞しており、あの歴史上最悪の事故の記憶が今でも鮮明に残っているのです。

 私は局内での業務だったのですが、現場に急行した記者やカメラクルー達から事故直後の“地獄”について詳細に聞いたり、テレビでは流せない映像などを編集室で見たり、一般の人よりはあの事故を身近に感じる環境にいました。

 もちろん映像で見ただけの軽い立場の私があれこれ言うのは、ご遺族や関係者の方々に対して不遜かも知れません。
 しかし、「事故発生の遠因」、「事故直後の対応」、そして「補償問題を含めた事後の対応」のすべてにおいて、航空会社内の人事対立や責任感の欠如といったものが根っこの部分で災いしていたことを考えると、一国民・一利用者として憤りを感じずにはいられません。

 そういった意味で「沈まぬ太陽」が果たす役割は、単に一航空会社の過去の出来事に対する非難に留まらず、人の命を預かる企業や組織すべてに対し、未来へ向けて警鐘を鳴らすことにあるのだろうと思います。
 あの事故の悲惨さを現場に近いところで見聞きした自分としては、また人の命を預かる企業の経営にコンサルタントという立場で関わっている自分としては、「沈まぬ太陽」を観て身が引き締まる思いがするのです。

 それはそうと・・・
 授賞式に参列した鳩山首相が「舞台となったJALの方は沈んじゃった気がしないでもない」と発言したらしいのですが、一応映画のテロップで「実際の企業・団体とは関係ない」と明示している訳だし、「沈まぬ太陽」が持つ“深い重み”をぶち壊すようなコメントは控えていただきたかったです。頼んますよ、ほんまに・・・

             
    個人的にも昨年観た映画のNo1です。あとは「レッドクリフU」「ココ・シャネル」ですかね。

2010年3月5日(金) 晴  健康増進・・・まずは足裏から

 研修二日目、最後のスピーチ演習が済んで満場の拍手をいただき、終了後も受講生の皆さんが質問や名刺交換のために並んでいただいた・・・こういう瞬間に「この仕事をやっていて本当に良かった」と実感します。

 これまでの経験から、こういう方々は職場に戻ってからも「ロジカル(論理的)コミュニケーション」を必ずや実践して、具体的な成果をあげていただけるからです。コンサルタントにとって「実践・成果」という言葉ほど嬉しく、また「机上の空論」という言葉ほど忌まわしいものはないのです。

 私はすべての研修で、参加者が何十人であっても「一人一人の演習シートの記入内容、そしてスピーチ内容をチェック&レビューすること」をモットーにしており、一日中教室内を飛び回ります。
 そうした熱意やパワーは受講生の皆さんにも伝わりますし、お互いがとことん良い成果を出そうと工夫し、ベストを尽くします。

 まあ、そういうことをやっていますと、10年前には気にならなかったのに、今は足の裏(特にカカト)が痛くて仕方ありません。
 そこで、昨年から使っているのが「足ツボ名人」です。足の裏に存在する様々な種類のツボを、突起物で刺激するという非常にシンプルな機器です。

 これを使い始めてから、なぜか足裏の痛みが明朝にはウソのように消えるようになりました。ただ単に「足ツボ名人」の上に1分間ほど乗るだけで良いのです。
 この「○○するだけで良い!」というのがミソですね。長続きしますし、“費用対効果”ならぬ“手間対効果”が抜群で、お得感満点なんですね。

 来月は、昨年に引き続き、某企業にて120名を相手に「ロジカル・ライティング(論理的記述)研修」を担当する予定ですが、当然「足ツボ名人」をホテルに持参しますし・・・これ無しでは考えられません。

 私はこの他にも“飲むだけ”、“食べるだけ”、“寝るだけ”、“動くだけ”といった「○○だけ健康増進法」を実践していますので、また機会を見つけて書いてみたいと思います。
(前提として、人間ドックの結果もAランクがずら―っと並ぶ健康体ですからね・・・あとは酒の話だけですけど・・・)

            
         実は“じゃらん”のポイントでもらった「足ツボ名人」

2010年3月4日(木) 曇のち雨  最近の若いもんへの教育について(4回シリーズの第1回)

 今日から二日間、某大手メーカーグループの社員を集めた「営業担当向け:顧客の心をつかむロジカル・コミュニケーション研修」の講師を務めています。
 毎年この時期は、新入社員をはじめ若手社員向けの研修が多く、最近よく巷で言われるように“若い世代の、会社や仕事に対する価値観の変化”を如実に感じる環境にいます。

 マスコミでも“ゆとり教育世代が社会に出てくる!”ということで、企業の人事担当者が戦々恐々としている状況が記事になったりしています。
 たしかに、目上・目下の人間関係に無頓着とか、目標を持って頑張ることに慣れていないとか、昨年の流行語にもなったような“草食系男子”があまり気持ちを表に出さずに淡々としているとか、若い世代を教育する立場にいる人々には少々厄介な存在かも知れません。

 しかし、上の世代が若い世代を別物扱いする傾向は、なにも今に始まった訳ではありません。実際、若い世代を教育する立場にある私が育った世代も、かつては「ノンポリ世代」とか「ウルトラマン世代」とか言われ、“平和と好景気のなかで育った坊ちゃん・嬢ちゃん的存在”として、全共闘世代からは“口撃”対象として絶好の餌食でした。

 ただ、ひとつ言えることは、自分の経験や価値観と異なる相手を別物扱いしたり、攻撃しても、何ら問題の解決にはならないということです。
 ほとんどの企業や団体等では、余裕のある人材採用は無理であり、現状の限られた人材を教育して一人前の仕事をしてもらうしかなく、何とかして効果的な教育方法を考え出すしかないのです。

 そこで、あまり偉そうなことを言える立場ではないのですが、私が顧客企業の担当者と一緒にいろいろ工夫したり、さんざん苦労もしたりして、ある程度の成果をあげた手法の一端を、何回かに分けて書いてみたいと思います。

 キーワードとしては、若い世代が「目標を持ちにくい時代に育ったこと」と「実は認められたがっていること」の2点があげられます。
 上の世代からすると「目標を持たず、まだ実績も出していないのに、認められたいとは何事だ!」ということになるのでしょうが、この食い違いを上手に埋めていくことがポイントになるのです。

 (続きは、3月11日に記載しました。)

              
        コンサル・研修ネタのときは、この写真とイラストを目印に掲載予定

2010年3月3日(水) 晴  “福岡の坂本龍馬”、知っとおや?

 昨夜は明治学園中学時代の友人たちと遅くまで楽しく飲み、故郷(福岡県宗像市)のことを思い出したので、宗像(むなかた)について書いてみます。

 宗像が生んだ歴史上の人物といえば、もちろん早川勇たい。なんね?そげん露骨に頭ん中が?マークにならんでよかろうもん。
 あの坂本龍馬より早く薩長同盟の構想実現に向けて動きんしゃって、高杉晋作と西郷隆盛ば引き合わせた人物ばい。

 投獄されて歴史の表舞台での活躍は限られとったばってん・・・・・サッカーに例えたら、早川勇がゴール前に走り込んで敵の目ば引き付け、絶妙のタイミングで坂本龍馬がシュートば放ったとたい。どげんね、すごかろうが。

 司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の中にも、薩長同盟の詰めの段階で、立会人として名前が出とんしゃあけん、興味と暇のある人は読んでみんしゃい。

 あと宗像といえば、スサノオノミコト(天照大神の弟)の娘にあたる三女神が祀られ、“裏伊勢”とも呼ばれる「宗像大社」とか、その神領で“海の正倉院”と称され8万点の神宝類(すべて国宝)が出土した「沖ノ島」とか、書きたいことはいっぱいあるとばってん、また今度にしときますばい。

 ちなみに、宗像は玄界灘に面して海の幸が豊富で、荒波で鍛えられたブリもアジも、刺身で食べたらコリコリッとした食感がたまりまっしぇん。

                     
      維新の志士 早川勇像    毎年正月は宗像大社に参拝   東京からのお客さんも、この食感にビックリ!

2010年3月1日(月) 曇  世界一の高さに向かって頑張れー!

 今日から春! というわけで、10日ばかりサボッていたジョギングを再開しました。先月20日に「第1回赤羽ハーフマラソン」を走って少々休んでいましたが、気温も上がったので外に出たくなりました。

 ジョギングコースから、なんと「東京スカイツリー(工事中)」が見えるんです。写真はJR山手線・日暮里駅と15代将軍徳川慶喜も眠る谷中霊園の間の通路から撮りました。
 2012年早春の完成予定で、完成したら634mの世界一高い自立式電波塔になるそうです。今日の時点ではまだ半分程度の完成度ですが、徐々に成長していく姿を見るのが楽しみです。

 映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で、昭和三十年代の東京の風景に“工事中の東京タワー”が出てきましたが、下の↓写真もあと何十年か経ったときに、思い出話として酒の肴くらいにはなるでしょうね。
 その頃には、スカイツリーのお膝元の墨田区周辺にも・・・今は典型的な下町ですが・・・高層ビルが建ち並んでいるのでしょうか。

          
        完成したら断トツの高さを誇るんでしょうね・・・楽しみ!

2010年2月28日(日) 曇  技術の進歩はすごい・・・東京のマンションでペットが吹ける幸せ

 日本テレビ系は朝からずっと“東京マラソン”の中継ばかり・・・いいなあ、抽選で当たった人は・・・こんな時は、部屋の中で楽しむに限ります。

 いま一番の楽しみといえば、トランペットを吹くことなんです。以前は、東京のマンション暮らしで、トランペットを部屋の中で練習するなんて考えられませんでした。(カラオケボックスの中で吹いても、店員さんから怒られるくらい強烈に響きますから。)

 ところが、ヤマハのサイレントブラスと出会ってから、これまでの悩みが一気に解消し、いつでも大好きなトランペットが吹けるようになりました。(さすがに夜中はマズイのですが・・・)
 サイレントブラスって、トランペットの音が出る部分(アサガオと呼びます)にサイレンサー(消音器)を差し込み、そのサイレンサーに入った音を小型チューナーで電子信号に変えてヘッドホンに送り、演奏者の耳に届くという仕組みです。

 周囲の人には音がほとんど聞こえず、吹いている本人の耳にはトランペットの音がほぼ忠実に再現されているんですよ、すごいですねえ。

 これで、ニニ・ロッソの曲をはじめスタンダード・ナンバーなんか吹いていると本当に幸せな気分です。最近は、知人で税理士系ベーシストの佐山さんから「サルサ・バンドをやりましょうよ」と声をかけていただいているので、ラテン・ミュージックの楽譜を買ってきて練習しています。
ギャラリーも併せてご覧ください。)

         
          これが金管楽器奏者の救世主、ヤマハ・サイレントブラス

2010年2月27日(土) 曇  桜島の噴煙は凄かあ

 来月からこの「雑記帳」のコーナーを立ち上げるということで、とりあえず試運転で書いてみます。とは言うものの、明日の“東京マラソン”は抽選にハズレて参加できないし、“バンクーバーオリンピック”もほとんど終りでタイムリーでないし(真央ちゃん、きみは必ず次で金がとれる子やあ)、地味な始まり方になりそうです。

 まあ、ワールドカップがもうすぐだし、プラティーニがユベントスを率いてトヨタカップで優勝した頃からのサッカーファンとしては、ネタに困ることは無いと思うんですけどね。

 ところで、今月は鹿児島をはじめ出張が多かったのですが、来月は東京近辺の仕事が中心なので、企画書や報告書の類をまとめて書くことにします。お仕事、待ってまーす!

 鹿児島といえば、宿泊先のホテルや研修会場から、桜島の噴煙がまるで目の前で噴き上がっているかのように見えて感動しました。
 でも、周囲を見ると、この程度のことでは地元の人達は誰も驚かないので、逆にビックリです。特に、冬は風向きの関係で鹿児島市内の方向に噴煙が来なくて、灰が降らないので関心が薄いらしいです。
 もし、関東や中部地方で、富士山がこんな噴煙を上げたら大パニックだろうなあ・・・そんなブラックな事を考えながら壇上に立つのでありました。

          
      東京で生活していると、こんな光景はまずお目にかかれない・・・

 
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