解説・雑記

≪雑記帳≫

2010年4月30日(金) 晴   気が付いたらゴールデンウィークの真っ最中で、4月も終わり

 今年の春は天候不順で、満開の桜の上に雪が降るなんて椿事まで起こり、一言でいえば「寒い春」ということになるでしょうか。
 桜の見頃も寒かったせいで2〜3週間に及び、目の保養にはなったものの・・・やっぱり桜は短い期間にパッと咲いてサッと散ってもらった方が風情があるように感じます。

 天候は寒々しいものでしたが、この雑記帳にも記載したようにペップトークの岩ア先生との出会いは、今後いろいろな展開を生み出していきそうな予感がしており、非常に楽しみです。
 来月は新規ノウハウやプログラムの開発で忙しくなりそうで、また雑記帳にも公開できる部分はどんどん記載していきたいと思います。

 雑記帳の掲載を始めて3ヶ月目に突入しますが、今後ともよろしくお願いします。


           
  駒込(ソメイヨシノ発祥の地)  上野公園                谷中霊園        千鳥ヶ淵

2010年4月29日(木) 晴   29(ニク)の日に肉を食べるという、ベタな食事・・・

 上野の太昌園という、たまに行く焼肉屋さんから「29(ニク)の日のお誘いDM」が届いたので、たまには肉を食べようと思い立って夕飯を食べに行ってきました。

 もともと韓国料理が好きで、毎年秋にはソウルに行って本場の蓼鶏湯(サンゲタン:鶏一匹の腹に高麗ニンジンをはじめ野菜を詰め込んで、白湯スープで煮た料理)や海鮮チヂミ、プルコギ等をたらふく食べてくるのが楽しみのひとつです。

 最近は、韓国行きを待ち切れずに日本でも韓国料理を食べることが多くなりました。もちろん、本場と比べても仕方がないのですが、太昌園はけっこう美味しいと思います。
 特に、写真右のユッケジャンクッパは、たぶん韓国の人が食べても美味しいと評価するのではないでしょうか。

 はぁ・・・こんなことを書いてると、早く韓国に行きたくなりました。スケジュール表を見ると、うーん、やっぱり秋までは忙しくて行けそうにありません。それまで、太昌園のお世話になることにしましょう。
 ここぞ!という韓国料理の店がありましたら、ぜひ教えてください。


        
   カルビ              ハラミ              ビビン麺             ユッケジャンクッパ
   口の中でトロけて美味い   柔らかい食感で美味い    弾力のある辛い麺が美味い  コクと旨みが絶妙で美味い

2010年4月28日(水) 雨   祝! キャプテンEO 復活!

 昨日は衝撃的なニュースが日本列島を駆け巡りましたねぇ! ・・・検察審議会が某政権政党の幹事長に関する起訴相当議決をしたこと? 違いまんがなぁ・・・

 東京ディズニーランドで今年7月に、期間限定ではあるものの「キャプテンEO」が復活するんですよ。いやもう、涙が出そうになるくらい嬉しいニュースです。

 念のため説明しておきますと、マイケル・ジャクソンが宇宙船の船長という設定でストーリーが展開する約17分のスペースファンタジー的3D映画なんです。
 しかも、ジョージ・ルーカスが製作総指揮、フランシス・コッポラが監督という、これ以上ないというくらい豪華な製作陣、これで面白くない訳がないでしょう。


 昔から私を知っている方は、私が「ドライヴに行こう」と言ったら、行き先はディズニーランドか箱根に決まっていること、またマイケル・ジャクソンのファンであり、昨年の悲しい出来事に際しては喪に服したことをご存知のことと思います。(8月はプレスリーの命日に、12月はレノンの命日に喪に服し・・・忙しい・・・)

 そんな私が1996年10月、まだ婚約前の家内を初めてディズニーランドに連れて行ったとき、「とにかく、キャプテンEOが凄いんだからぁ! ビッグサンダ―マウンテンとかスターツアーズも面白いけど、キャプテンEOは百倍面白いんだからぁ!」と、さんざん吹聴した挙句・・・いざ行ってみたら、なんと、その前月でキャプテンEOは終了していたのでした。

 その時のショック、あまりのことに膝がガクガクと震え、倒れ込みそうになりました。たぶん家内も「なにも、そこまで愕然と落ち込まなくたって・・・」と思ったことでしょう。
 あれから14年・・・ああ、またキャプテンEOが観られるなんて・・・マイケル・ジャクソンが他界したことがキッカケというのが、あまりに酷い皮肉ですが・・・とにかく何度でも足を運んで、一日中でもキャプテンEOを観続け、心に刻みつけようと思います。


       
   マイケルの魅力満載の3D映画 キャプテンEO      二度と見ることのできない3ショット
    スリラー時代のマイケルの面影にも注目!          左から、コッポラ、マイケル、ルーカス

2010年4月25日(日) 晴   富士山ナンバーって、知ってました?

 新宿の伊勢丹に自家用車で買い物に行ったのですが、地下駐車場に停めて入口方向へ歩いている時・・・「おやっ?」なんか違和感がありました。
 「富士山ナンバー」の乗用車が停まっているではありませんか。「湘南ナンバー」はもちろん知っていますが、“富士山”までがナンバー名として採用されたのでしょうか?

 帰宅してから早速インターネットで調べると、ありました・・・2008年11月から「富士山ナンバー」が正式に登録可能となっていたのです。
 あれあれっ? 皆さん、知ってました? 知らなかったの、僕だけですか?

 富士山マニアとしては・・・って言うか、富士山ナンバーも知らずにマニアを名乗るのは恥ずかしい・・・富士山ナンバーが欲しいと一瞬は思うのですが、そのために静岡に住所を設けるのは面倒くさい・・・やはり、富士山は眺めたり撮影するだけに留めておきます。


                 
          富士宮市の製紙工場前より        箱根・芦ノ湖の遊覧船乗場より
           ここは富士山ナンバー登録可能      ここは意外!湘南ナンバーの地域

2010年4月24日(土) 晴   春の鮮やかな色彩を満喫!

 ようやく晴天に恵まれた今日、福岡県人会の「つづら会(ウォーキングの会)」に参加し、JR山手線・目白駅から西武新宿線・新井薬師駅までの約10kmを歩いてきました。
 ここのところ天候不順で雨は降り続くし、寒いし、春はどこに行ってしまったのかと思っていましたが、今日は久々に春らしい陽気で、街は鮮やかな色彩に満ちていました。

@おとめ山公園:
 都内には、このようにちょっと絵になる雰囲気の良い公園が多く、まさに都民の憩いの場になっています。

A薬王院(牡丹寺)
 牡丹は、ふくよかな花びらと鮮やかな色彩を併せ持っていて、豊かな印象を与える花です。その牡丹が、これでもかと咲き誇っている様は圧巻でした。

Bせせらぎの里
 ここは人工的な公園ですが、藤棚と青空のコントラストが綺麗だったので思わず撮影しました。

C林芙美子記念館
 女流作家として有名な林芙美子さん(森光子さん演じる“放浪記”の作者)の旧邸宅です。いろいろ写すべきところはあったのですが、当時のまま残してある庭園のつつじの色が淡くて印象的だったので、掲載することにしました。

D招き猫
 自性院の入口にある招き猫の像・・・これが招き猫の発祥ということです。(ちょっと、ビミョ〜)

E〜G哲学堂
 哲学堂の広大な敷地の中には、日本・中国・インド等の賢人を祀った荘厳な建物と、それらを彩るように咲き誇る花々の美しさが、ほどよくマッチしていて、ここなら一日中散策しても飽きないだろうと思いました。


         
   @おとめ山公園           A薬王院(牡丹寺)の見事な牡丹の数々


         
   Bせせらぎの里の藤棚      C林芙美子記念館   D元祖!招き猫    E哲学堂内の六賢臺


          
   F哲学堂内のチューリップ                            G哲学堂内のつつじ

2010年4月23日(金) 雨   富士山・・・見たかった・・・

 今週は、21日(水)から23日(金)までの3日間、逗子の湘南国際交流村にある研修センターで、公的企業のマネージャーを対象とした「コーチング研修」の講師を務めました。
 受講生の皆さんが積極的に参加されたおかげで、最終日の総合ロールプレイングはレベルが高く、この調子なら職場でも十分に活用していただけるだろうと確信しました。

 そういった本質的な部分では喜ばしい事が多かったのですが・・・この研修センターは、ベランダから富士山が見えることで知られており、“富士山マニア”の私としてはとても楽しみにしていたのに・・・
 今年の天候不順にはいい加減ウンザリしているところにもってきて・・・3日間ずっと雨が降り続いて、富士山の“ふ”の字も見ることができなかったのです。

 はぁ・・・来月もこの研修センターに来るので、その時こそ、相模湾越しの富士山の雄大な姿を眺めたいものです。
 とりあえず、過去に私が撮影した富士山の写真の一部を掲載してお茶を濁すことにしましょう。


                 
   中央高速道・河口湖インター付近より  空の上より(向こう側は駿河湾)  箱根・大涌谷より

2010年4月19日(月) 晴   ペップトークは、閉塞した日本を救えると思う

 昨日は、4月2日に記載したスポーツは、舞台裏も含めて“感動の宝石箱”でご紹介した岩ア由純先生のペップトーク実践講座(正確には、そのなかのアファメーション講座)に参加しました。
 岩ア先生は、日本初の“プロ契約”アスレティックトレーナーとして女子バレーボール「NECレッドロケッツ」のメディカルアドバイザーをはじめ、様々な分野で活躍されるとともに、ペップトークの第一人者でもあります。

【ペップトークとアファメーション】

ペップトーク: 魂を揺さぶる激励の言葉
 監督やコーチが選手たちに伝える“送り出し”の言葉で、必ずプラス思考でポジティブな単語で構成されます。
 「負けるな」「ミスするな」という言葉は、潜在意識に「負けるかも」「ミスしちゃうかも」というマイナスの反応を与えてしまうので、「勝ってこい」「パーフェクトだ」というポジティブな単語を使う必要があります。

アファメーション: 自分に語りかける宣言の言葉
 上記のペップトークと共通していますが、何か重要な局面に向かう時の「自分に対する肯定的な宣言」です。
 自分の好きな言葉や四文字熟語、歌詞、短歌など、何でもいいから声に出したり、心の中で連呼することで、気持ちがポジティブになり、良い成果に結びつきます。

 講座の内容をここで詳細に書くのは控えますが、ご興味のある方はペップトークのサイトをご覧ください。 ⇒こちらをクリックしてください。


【企業経営への応用】

 実際に講座を受けてみて思うのは、ペップトーク&アファメーションは企業経営や組織運営に十分に活用できるということです。
 私の得意分野である「ロジカルシンキング(論理的思考力)」や「マーケティング」は論理を司る“左脳”を駆使しますが、ペップトーク&アファメーションは感性を司る“右脳”を駆使します。

 しかし、どこの世界でも便宜的に左脳・右脳と分けて語っていますが、一人の人間の脳ミソに垣根が作られている訳ではなく、ある瞬間は左脳、ある瞬間は右脳を交互に(あるいは同時に)使っているはずで、コンサルティングや研修においても、両方の脳を刺激する必要があるのではないかと前々から思っていました。

 例えば、「ロジカルシンキング」を使いながら「マーケティング」を行なうと、その商品が確実に売れて行く価格帯や販売経路、販促企画等が的確に形成されるはずですが、不思議なことに、「必ず売れる」という確信をもった社員と「売れるのかなあ・・・」と疑心暗鬼な社員とでは、明らかにマーケティングの結果(レベル)が違ってきます。

 左脳を使う業務・作業の前に、右脳を刺激して“ポジティブ”な精神にしてから論理的に物事を考えて行くと、同じ業務時間・作業時間で、より多くの成果が挙げられると思います。
 もちろん、そのような考え方は昔からありましたが、“これだ!”と思えるような有効な手段が見つかりませんでした。

 今回、ペップトーク&アファメーションに出会ったことにより、“左脳+右脳”を有効に働かせる研修プログラムができると考えています。
 なぜなら、ペップトーク&アファメーションがスポーツ選手を対象に開発されたものであり、当然ながら「即効性」があるからです。(試合が終わってから効いても、意味がありませんから・・・)
 不景気の現在、企業経営側が求めているのは「即効性」や「成果」ですから、時流にも合っていると言えるでしょう。

 なんだか思いつきのみで書いているようですが・・・具体的にプログラム等が決まりましたら、正式に発表させていただきます。


               
          こうやって宣言して自分にプレッシャーを掛けないと、取り組まない性質(たち)・・・
        アファメーション流に言うと、♪できる、できる、必ずできる♪

2010年4月17日(土) 晴   はい、変節漢と言われようが・・・体は大事にしたい・・・

 昨日は、食品メーカーの若手社員向けの研修を行ないました。一昨日の130名とは違い、20名前後なので非常に取り組み易く、かなり細かく丁寧に指導・アドバイスができましたので、受講生の皆さんにも、メーカーのご担当者にもご満足いただけたのではないかと思います。

 終了後は、研修会社のご担当者Nさんと一杯飲みに行ったのですが・・・これが“いっぱい”になってしまいました。
 生ビール2杯を飲んだ後に、なぜか焼酎のボトルが2本空いてしまい・・・前日はあれほど疲れていたのに、やってしまいました・・・居眠りのため目的地で降りれず、大変な目に遭ってしまいました。

 そんなこんなで、私を昔からご存知の方は大笑いするかも知れませんが、しばらくの間、節酒しようと思っています。(・・・なんだよぉ・・・そんな目で見んなよぉ・・・)

 まずは、今日はノンアルコールビールで、飲んだ気になろうと思います。朝の情報番組「スッキリ」で放送していましたが、このノンアルコールビールは、肝臓の機能を回復するのに有効な「オルニチン」という物質が含まれているのです。

 私みたいな飲み過ぎ野郎(人間ドックの問診票で、日常飲んでいる酒の量を3分の1以下の数値で書いていたのに、後で医者から“こんなに飲むなんてダメですよ”と怒られた・・・)にとっては、まさに最適な飲み物ではありませんか。(・・・だからぁ・・・そんな目で見んなよぉ・・・)


                
            いつまで続くかなんて・・・賭けの対象にすんなよぉ・・・

2010年4月15日(木) 雨   130名対象の研修、今年も無事終了

 やはり受講生が130名ともなると、教える方も受ける方も、いろいろと大変です。特に研修となると、何らかの成果が求められますので、今回の「ライティング研修」では、後に受講生が職場で“明らかに文書の書き方が上手くなった”と評価されるレベルに達して帰っていただかなければなりません。

●講演、セミナー、研修の違い

 正式なルールは無いと思いますが、私の中では次のように定義づけしています。

@講演
 講師が一方的に話す。対象者が数名であろうと数千名であろうと、労力は大して変わらない。

Aセミナー
 講師が一方的に話すものの、途中で演習(受講者が与えられた課題について、プリントに解答を記載、またはグループ単位でディスカッションを実施)が入るケースもある。基本的に対象者が何人でも労力は変わらないが、演習の準備をしておく必要がある。

B研修
 基本的に講師がある程度講義をした後は、演習が繰り返され、講師と受講者との間で双方向の質疑応答や指導が行なわれる。きちんと一人一人に対する指導を行なうためには、受講者の人数にも限りがある。
 通常、受講者は20名前後が望ましいが、今回のように100名を超えることもある。そうなると、少人数の時ほどの綿密な指導は行なえないが、一人一人の演習内容をチェックする必要はあるので、講師の労力(運動量)は相当なものとなる。



 今回は上記のうちの「研修」なので、一人一人を見て行くために一日中教室内を歩きっぱなしでした。特に後ろの方がダレないよう、数分に一回は「突然インタビュー」でマイクを向けて皆の緊張感を持続したり、発表内容に対してこまめに皆で拍手をさせるなど、随所で工夫を凝らさなくてはなりません。

 それでも、終了時に130名から盛大な拍手を送られると、昼食時以外は完全に立ちっ放し・歩きっぱなしで疲労が限界にきていたのに、なぜか疲れがピョーンと飛んで行ってしまいました。


●終了後のお楽しみ

 さあ、終了したら明日の研修に向けて茨城から幕張に移動です。この移動が3時間掛かって、けっこう大変でした。
 先程いただいた拍手で一度は疲れが取れたものの、またまたグッタリです・・・そう、そんな時は・・・海浜幕張の駅前の「元祖大王」という中華屋さんで、ここに来たらいつも注文する「野菜たっぷりのタンメン(750円)」と「ジャンボ餃子(480円)」で体力を回復します。


             
           すっごい量の野菜、味もかなりGood  普通の餃子の倍の大きさで、これも味がGood

 ※守秘義務の関係で、研修の模様を写真掲載するのは控えさせていただきます。

2010年4月14日(水) 晴   「絶対零度〜未解決事件特命捜査〜」、観ました

拝啓  上戸彩様

 フジテレビの火曜9時、つい最近も「LIAR GAME(戸田恵梨香)」「泣かないと決めた日(榮倉奈々)」と話題の若手女優を起用したドラマが次々にヒットし、いまや“月9”と並ぶフジのドル箱・・・そこへ「初の刑事役で主演」というタイトルを引っ提げての進出、まずはおめでとうございます。

 結論から申し上げると、来週も引き続き観ます。なぜなら、あなたは「上戸彩の新しい一面が見られるか」という一視聴者の期待をものの見事に裏切り、CMでのセリフ通りの「元気ハツラツ、オトボケ路線」を徹底して貫かれるようで・・・それならそれで「もしかすると、新しい感覚の刑事ドラマが生まれるかも知れない」という別の期待が微かに生じたからです。
(私の刑事ドラマ好きに関しては、3月18日記載の最近の“刑事モノ”は面白いをご参照ください。)


 あなたは、これまで・・・NHK大河ドラマ「義経」に“うつぼ”という架空の人物役で出演したものの、静御前を演じた石原さとみさんに完全に喰われ、実写版「アタックNo1」では鮎原こずえのイメージをぶち壊し、花の“月9”に出演したものの、SMAPの中居くんと一緒に“月9史上最低の視聴率・最低の評価”という汚名を着せられ・・・女優としての道は、まさに“イバラの道”でした。

 たしかに、CMでのキャラクターや演技は抜群で、私も常々「きゃわいいなぁ〜」と思って観ていますが、果たして女優として長時間の演技に耐えられるのか、疑問に思っていました。

 その点、あなたとキャラが被っている最大のライバル相武沙希さんは、CMでもあなたと同様のキャラで人気は急上昇した上に、NHK大河ドラマ「天地人」では実在のお姫様を見事に演じ、“月9”の最高峰「ブザービート」では“煙草はふかすわ、浮気はするわ”の悪い娘ちゃんを演じ、「松本清張ドラマスペシャル〜霧の旗」では、兄の復讐を果たすために市川海老蔵演じる敏腕弁護士に近づくホステス役に体当たりで挑戦するなど、新しい分野を目指して奮闘しています。(現段階では、ちょっと痛々しいですが・・・)

 しかし、あなたは一度確立した自分の路線を変えようとはせず、シリアスなストーリーに“元気ハツラツ・オトボケ路線”を持ち込もうとしています。
 頑固なまでに自分を貫くというのも戦略としては“アリ”ですし、もしかすると「東京ドック」で小栗くんが果たせなかった「シリアスな中に、ちょっとしたコメディータッチ・・・でも全体を通すと骨太な仕上がり」という新しい感覚の刑事ドラマが生まれるかも知れません。

 そういう訳で、しばらくは上戸彩さんがどこまで自分を貫けるかに注目して「絶対零度」を観たいと思います。ちなみに、同じような路線には観月ありささんがいて、既にドラマ主演回数で金字塔を打ち立てていらっしゃいますので、くれぐれもバッティングしてドヒャーッとならないようご注意ください。     敬具



追伸
 北大路欣也さん、杉本哲太さんといったベテランおじさま俳優陣の渋い演技が、上戸彩さんの“軽タッチ”の演技を引き立てています。

 しかし、ストーリーの組み立てに、もう少し工夫が欲しいですね。容疑者が入れ替わり立ち替わり現れては無実が証明されていく・・・朝日新聞のテレビ欄の論評では「スピード感がある」と評されていましたが、一視聴者からすると、メリハリがないと感じてしまいます。

 また、真犯人が銀行の支店長だったという設定・・・決め手となったのが「殺人現場の映像から分析した声紋」というくだりは、「科捜研の女」の最終回のパクリでしょう。
 そもそも、銃撃戦の経験がない銀行の支店長が、ピストルで自分より目線の低い相手の額めがけて、一発で正確に撃ち抜くなんてことは不可能です。(ホノルルかソウルで、実際に撃ってみたら実感できますよ。)

 せっかく彩ちゃんが頑張っているのですから、そこんとこ、ヨロシクお願いしますね。


            
           あなたは、あなたのままで、新分野を確立してください。

2010年4月12日(月) 雨   細かいことを言い過ぎると、後で首が締まるけど・・・

 今週は、木曜に家電メーカー、金曜に食品メーカー、それぞれ上場企業ですが、若手社員向けに「ライティング研修」の講師を務めます。
 若手に限ったことではないのですが、近年はパソコン全盛のため“筆記する”という機会が減り、“正しい文章”とか“好ましい表現”に対する感覚が鈍りつつあるようで、「ライティング研修」に対するニーズは高まる一方です。

 もちろんパソコンを使用するのは構わないのですが、“分かりやすい文章”や“説得力を増す表現”を常に書こうとすると、自動的に“予め作られた文章や構成”が出てくるソフトに頼るのではなく、自分自身の頭で考えた工夫や、“頭の奥の方”にあるアイデアや表現を引っ張り出す訓練が必要になります。


●最近の言葉の乱れに・・・

 今週は、そういう訳で“言葉”に対して敏感になっているかも知れません。もちろん、言葉は時代の流れとともに変化するものですし、保守的に“言葉の乱れ”を取り沙汰すつもりはありません。

 しかし、最近TVで乱発される「すごい楽しい」「すごい美味しい」という言い方は耳について不快感を覚えます。明らかに文法上おかしいでしょう。
 正しい表現は「すごく楽しい」「すごく美味しい」、あるいは「すごい楽しさ」「すごい美味しさ」ではないでしょうか。

 長い時間の経過の中で、自然に言葉が変わるのは分かりますが、“言葉のプロ”であり、“言葉を駆使”して生計を立てている某民放キー局の売れっ子アナウンサーが、朝から「すごい楽しいですねぇ」「すごい美味しいですねぇ」を連発しているのを見ると、もう少し言葉に敏感になっても罰は当たらないのではないかと思ってしまいます。

●日清食品「チキンラーメン」はエライ!

 その点、チキンラーメンのCM「♪すぐ美味しい、すごく美味しい♪」は、正しいではありませんか! そうそう、今や国民食ともなったインスタントラーメンの元祖を世に送り出した企業は、やはり食事にも言葉にも敏感であり、文化全般に対して使命感を持っていると言えるでしょう。
(一事をもって、万事を断言してしまいますかぁ・・・)

 極論ですが、某民放キー局も、新人研修の講師は日清食品の広報や人事からお呼びしたらよろしいのではないでしょうか。
(一事をもって、そこまで論を広げてしまいますかぁ・・・)


<追記@>
 ついでながら・・・今回、木曜の「ライティング研修」では受講生が130名で、一人一人の演習結果(作成した文書)に対して指導することになっています。(そこまでする講師は少ないと思いますが、これは私のこだわりであり、ポリシーなんです。)

 当日は、一日中研修室内を駆け回ることになり、知力・体力・気力いずれもかなり消費します。ですから、3月25日記載の美味しい“モツ料理”は駒込でねでご紹介した“モツ料理”をたらふく食べて、準備は万端に整えています。
(体力・気力は精力剤代わりのモツで何とかなるとして、知力は・・・?)

<追記A>
 「東京で“とんこつラーメン”は食べないとか言いながら、チキンラーメンは食べるの?」とか、「きみが“博多弁”で喋ると内容が聞き取れないし、博多の人からは“中途半端な博多弁”って言われてるらしいね」とか、「ライティング研修もいいけど、この雑記帳で“脱線”するのは止めてくれない?」とか、そういう突っ込みは今回受け付けません。(言い返しようがないもんね・・・)


               
     ♪すぐ美味しい、すごく美味しい♪ チキンラーメンを食べて、正しい日本語を後世に残しましょう!

2010年4月11日(日) 晴   皇居周辺の桜は、やっぱり格別!

 昨日は、福岡高校の「東京福中・福高同窓会総会」が九段下で行なわれ、参加してきました。九段下といえば桜の名所「千鳥ヶ淵」が近いので、同窓会の前に歩き回って撮影しました。
 さすがに満開の時期は過ぎていましたが、日当りの関係で場所や角度によって満開に等しい咲きっぷりの桜木もあり、今シーズン最後の“花見”を満喫できました。

 (注)「九段下」は皇居に近い町で、皇居の堀まで歩いて行けます。日本武道館は地下鉄の九段下駅から徒歩3分です。「千鳥ヶ淵」は皇居の堀に沿った桜の名所で、満開時は都内有数の人出で賑わいます。


●日本武道館の周辺
 下の写真@の左上に日本武道館の“玉ねぎ”が見えます。この時期はボートに乗って桜見物をする人も多いです。桜越しの首都高速道路・・・無機質な建造物と桜木のコントラストが面白く、好きな風景のひとつです。

●桜と菜の花
 皇居の堀の土手には様々な植物が咲きますが、この時期は桜と菜の花が同時に咲くため、桜色と黄色のコントラストが美しいですね。

●桜のトンネル
 この雑記帳でいろいろな桜の名所の「桜のトンネル」を紹介しましたが、距離といい、桜の美しさといい、向こう側に見える皇居の堀をベースとした風景といい、都内でNo1のトンネルと言えるでしょう。

●半蔵門と桜田門
 半蔵門は“忍者ハットリくん”のご先祖「服部半蔵」がつくったとされる皇居の西側の門です。桜田門は「桜田門外の変」で大老伊井直弼が暗殺された場所として有名です。ちなみに警視庁を“桜田門”と呼ぶのは、警視庁の建物が道を挟んで桜田門の対面に建っているからです。


         
 @桜越しの日本武道館 “玉ねぎ”     A皇居の堀 堀というより池か・・・    B桜越しの首都高速道路


          
 C皇居に映える桜と菜の花       D都内No1(勝手に認定)の「桜のトンネル」と枝垂桜


    
 E桜越しの半蔵門、菜の花越しの半蔵門            F桜越しの桜田門、菜の花越しの桜田門

2010年4月8日(木) 晴   上野公園周辺の桜は、まだまだ美しい!

 ここ数日、春先にしては冷え込んでいましたが、今日は気持ちよく晴れて気温もそこそこ上がってくれました。

 午前中は八重洲でお客様と打ち合せ、午後からは自宅事務所で研修ツール作成という地味なスケジュールでしたが、まっすぐ帰るのがもったいなくて、思わず上野駅で降り、上野公園を通って自宅までの約5kmを歩いて帰りました。

 さすがに昨日の雨で桜の花びらも散り、“花見のメッカ”上野公園もガラガラだろうなあ・・・なんて考えながら上野駅公園口改札を出た瞬間、私は自分の浅はかさにガ〜ンとなってしまいました。
 桜もまだまだ見頃だし、平日の昼間とは思えないほどの人出だし、酒盛りしているグループもけっこういるし、不景気なんてなんのその、日本は本当に平和ですなあ。


●上野公園内の桜
 都内には、千鳥ヶ淵、新宿御苑、飛鳥山公園、小金井公園など桜の名所が多数あり、満開時にすべての名所をゆっくり見て回るのは難しいです。
 上野公園の桜は、東の端(西郷さんの銅像のあたり)から西の端(東京芸大のあたり)まで、かなり長い“桜のトンネル”になっていて見応えがあります。

●谷中霊園内の桜
 ここも桜の名所です。15代将軍 徳川慶喜を筆頭に歴史上の人物や、横山大観、長谷川一夫といった著名人が多数眠る霊園として有名です。

●スカイツリー
 本当は、桜の上にスカイツリーが浮かんでいるような構図で撮りたかったのですが、そういう場所が見つからず、まあこんな感じで勘弁してください。

●西日暮里の丘の上より
 ここから見下ろすと、東北新幹線・上越新幹線・長野新幹線・山手線・京浜東北線・高崎線・宇都宮線など、上野駅から北方向に出発する全ての電車を見ることができます。
 じゃあ、それらの電車が一度に走っているところを撮ることができるかと言うと・・・鉄道マニアではないので、分かりません。(たぶん無理でしょう。)


       
  @上野公園内: 都内有数の桜の名所              A上野公園内: 上野東照宮
    まだ満開時の勢いそのまま!人出も休日並み!        日光まで行かなくても、神君家康公に参拝できる


       
  B上野公園内: 上野動物園の正門前                 C谷中霊園の“桜のトンネル”
    来年は久しぶりにパンダを見ながらの花見ができる         最後の将軍 慶喜公も桜を見ながら永久の眠り

        
 Cスカイツリー          D西日暮里の丘の上から見た風景
   春霞みに浮かぶ姿
      桜の向こうに東北新幹線MAXが見える
 
2010年4月7日(水) 雨   TVウォッチャーは語る・・・坂本龍馬にベストな配役  2/2

 はい、おっしゃる通りです。「タイトルと内容が合ってな〜い!」「脱線しないとか言いながら、なんで二段落目からいきなり脱線してんのぉ〜?」「確信犯よね、明らかに・・・」、いただいたメールに敢えて反論はいたしません。


 さて、私が独断と趣味で選んだ坂本龍馬にベストな配役とは・・・


第3位 武田 鉄矢   1982年放送 「幕末青春グラフィティ 坂本竜馬」
               1989年放送 年末時代劇スペシャル「奇兵隊」 など

 似てるかどうかとか、演技がどうとか、そんなことは関係なく、この人の坂本龍馬に対する“熱い想い”、それだけで良いではありませんか。

 つい最近も、龍馬役で携帯電話のCMに白い犬のお父さんと一緒に出演したり、NHK大河ドラマで勝海舟という大役をいただきながら「龍馬を演りたかった」などと“桜坂のイケメン”が苦笑しそうな発言をしたりと、とにかく坂本龍馬に関連して“言いたい放題、やりたい放題”・・・でも許されてしまう不思議な人物です。


 第2位 内野 聖陽   2009年放送 「JIN -仁-」

 2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」で主役の山本勘助を見事に演じて注目を集めましたが・・・でも、山本勘助をよく知っているのは歴史マニアですからね・・・
 その点、坂本龍馬は歴史上のスーパーヒーロー、内野さんも“やり甲斐”があったのではないかと思います。

 例えて言えば、バラエティーで「そっくりさん」が登場する際、“キムタク”とか“ヤマピー”に似てるなんて言ったら、客席全員を敵に回すのに似ています。そういう状況のなかで、独特の龍馬像を描いて見せる手腕は素晴らしいですね。


 第1位 藤岡 弘     1974年放送 NHK大河ドラマ「勝海舟」

 坂本龍馬を表すキーワード・・・バイタリティー、プラス思考、強い意志、柔軟な思考、行動力、リーダーシップ、包容力、人なつっこさ、新しモノ好き、ちょっと甘えん坊、ある意味ズボラ、などなど・・・そういった様々なイメージを最もバランスよく演じきった役者さんだと思います。

 仮面ライダー1号の本郷猛役で世に出た藤岡さんですが、その後の役者人生を大きく左右したのは坂本龍馬役だったのではないかと思います。


●10人いれば、10の龍馬像:

 坂本龍馬ほど人によってイメージが異なる歴史上の人物も珍しいと思います。例えば、友人の桧垣清二が短い刀を持った龍馬の真似をして短い刀を買ったら、次に会った時には龍馬はピストルを持っていた。それを真似してピストルを買って次に会ったら、「古い古い、これからは話し合いで解決する時代ぜよ」と万国公法を見せられた、という有名なエピソード(「私の坂本龍馬エピソード ベスト10」をご参照ください)についても意見が分かれます。

 私は、龍馬が新しいものを次々に貪欲に吸収していったという、新時代を切り拓くに相応しい感性と行動力の持ち主であることの好例と考えていますが、逆に“変節漢”とか“無節操”といったマイナスイメージで捉える人も少なくありません。

 ですから、ドラマの配役を考える場合も、「桜坂のイケメン」「松たか子の兄君」「オバサンになっても可愛い元アイドル歌手の旦那」「指揮者カンタービレ」といった顔立ちの美しい俳優たちが坂本龍馬を演じても、それはそれでOKではないかと思っています。
 本当ですよ・・・「いま桜坂派を敵に回すとヤバイ」といった計算づくで書いている訳ではありませんからね。


                
      武田鉄矢             内野聖陽                 松方弘樹(勝海舟)、藤岡弘
      あれっ、意外と本物っぽい   演技が絶妙に上手い          若い頃より今の方が龍馬っぽいかも

2010年4月6日(火) 晴   TVウォッチャーは語る・・・坂本龍馬にベストな配役  1/2

 この雑記帳を読んでいただいている皆さまは、私がヘヴィーTVウォッチャーであることにお気づきのことと思います。
 今日は話が脱線しないよう、過去に放映された数々の歴史ドラマのなかで、坂本龍馬にベストな配役に的を絞って書きたいと思います。


 そもそも、坂本龍馬が日本の歴史上“最大級のスーパースター”であることに異を唱える人は少ないと思いますし、異を唱えるような方は、このホームページの表紙の段階で「削除」をクリックしていることと思います。
 しかし、坂本龍馬が一貫して英雄であり得たかというと・・・実はそうではないのです。明治時代の後半まで、すなわち暗殺されて以後、しばらくの間は忘れ去られた存在だったのです。

●日本海海戦のこと:

 坂本龍馬が次に歴史の表舞台に登場するのは、NHKドラマ「坂の上の雲」(原作:司馬遼太郎)の舞台ともなる「日露戦争」のクライマックス・・・「日本海海戦」でのことでした。(1905年・明治38年)


 「日本海海戦」は、日露戦争の勝敗を決する・・・すなわち、敗れたら大日本帝国がロシア帝国に支配され、国が滅びるであろうという危機感が日本全体を覆う中で突入した、史上最大の決戦でした。
 しかも、相手は世界最大級の強国ロシア、一方の我が国は明治維新から約40年が経過し、やっと近代化の方向性が固まったかなぁ、という時期であり、優劣は明らかでした。

 この「日本海海戦」が行なわれた海域は、私の故郷である福岡県宗像沖であり、戦艦三笠を旗艦とする大日本帝国艦隊vsバルチック艦隊が繰り広げた“砲弾の雨あられとなる激戦”は、宗像の地へも地鳴りとなって伝わり、私の亡くなった祖母も「微かではあるけど、たしかに聞こえた」と語る程に激烈を極めたものでした。

 ちなみに、戦艦三笠の心臓部ともいえる“羅針盤”が、宗像大社の宝物殿に奉納されており、今でも自由に見学することができます。

 ・・・はあ? 話が坂本龍馬から脱線してる?・・・まあ、待ちんしゃいって。関係あると、て。

 「日本海海戦」の勝利の立役者は、“世界三大提督”とも称される、言わずと知れた東郷平八郎海軍大将です。
 ほほお、ということは・・・東郷平八郎が若い頃に坂本龍馬と接触して、航海術とか海戦術の手ほどきを受けたんですね・・・と考えた貴方、うん、そうだったら劇的なんですけどねぇ、そこまでじゃあないんですぅ・・・
 ただ、坂本龍馬がお竜さんと一緒に“日本初の新婚旅行”のために薩摩藩を訪れた際、子供だった東郷平八郎少年が大人達と一緒に挨拶に訪れたのは史実らしいです。

 ・・・だからぁ、もう少し我慢しんしゃいって。こっからが、劇的で面白くなると、て。

●日本海軍の草創期のこと:

 字数を制限して簡潔に書くと、日本海軍の基礎は既に徳川幕府が創っていて、長崎の伝習所で海軍の基礎を学んだ勝海舟や榎本武揚(後に、戊辰戦争の末期に函館五稜郭で決戦に挑んだ幕府方の英雄)といった後の偉人達が航海術や海戦術を日本流に昇華しました。

 その後、勝海舟が幕府の命により「神戸海軍操練所」を創設するに先だって「海軍塾」を開いた際、その塾頭になったのが坂本龍馬で、もちろん海軍操練所創設後も現場リーダーとして後輩たちに身をもって航海術を指導しました。

 そういった経緯から、賛否両論・異論反論いろいろ噴出するのは重々覚悟の上で敢えて書きますが、坂本龍馬が「日本海軍の創設の祖」の一人であることは間違いないと思うのです。

●龍馬、復活の劇的経緯
 
 現代のようにTVもインターネットも無い時代ですから、日露戦争の現況がどうなっているか、日本国内では上から下まで誰もが不安にかられヤキモキしていた訳です。
 そんな折、世界最強のバルチック艦隊が日本海を目指して移動しているという緊迫した情報のみが伝わっているタイミングで、昭憲皇后(もちろん、明治天皇の皇后陛下ですよ)の夢枕に坂本龍馬が立ち、「海軍軍人はもちろん、陸軍も含めて私がお守りします。必ず日本は勝ちます。」と告げたというのです。この噂が全国に伝わり、戦勝への機運が高まったと言われます。

 なんだか出来過ぎた話だとは思いますし、これを画策した人物も、山縣有朋をはじめ具体的な人名が数々あげられています。
 しかし、ここで重視したいのは、それまで忘れ去られていたとはいえ、坂本龍馬の業績が“いざという時に日本を救う”というほどにインパクトのあるものだったという事実です。
 これは、明治時代に限らず、ある意味で危うい時代を迎えた現在の日本人が、坂本龍馬に“何らかの方向性や救い”を求めている共通の要因が存在していることを意味しているでしょう。

●で・・・TVドラマの坂本龍馬のベストな配役は:

 こうした背景を考えながら坂本龍馬という人物の表現方法を考えた場合、ドラマの配役もなかなか難しいものがあると思います。
 これまで数々のドラマで、坂本龍馬が主役あるいは主役に決定的な運命を授ける役柄として登場しましたが、そのなかで誰(どの俳優)が最も相応しく演じきったか、それは次回に書きたいと思います。

 ・・・脱線しないはずが・・・夜明けは近いきに、小さいことは気にせんと、ワカチコぜよ〜


                 
        撮影は午前中がベスト、午後からは逆光の嵐ぜよ〜 (高知の桂浜にて)

2010年4月4日(日) 曇    6月に新作(続編)を出す予定です

 「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」について、皆様から講演のご依頼やお問い合せをいただき、ありがとうございます。
 このたび、東京福岡県人会の「一木勉強会」(6月3日開催予定)での講師に指名していただきましたが、その際に“新作(続編)”について発表しようと考えています。


●「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」の要点:

1)「マーケティングのプロセス」は、単に“企業経営”のためだけでなく、“政治の動向”を考える場合や、“自分の健康”について考える場合など、様々な分野・あらゆる局面で使える「便利で普遍的な考え方」です。

2)「マーケティングのプロセス」を使って考えると、坂本龍馬の業績が面白いように分かり易くなります。また、マーケティング理論が確立する遥か以前に、(結果論とはいえ)マーケティングのプロセスに沿った行動で“英雄”になった坂本龍馬は、やはり偉大な人物と言えるでしょう。


●新作(続編)の要点:

1)坂本龍馬が暗殺され、明治維新が成った後、同じくマーケティングのプロセスに沿って新時代の日本の礎を固めた人物がいます。
維新の三傑の一人と言われ、坂本龍馬暗殺の黒幕という噂もありますが、(もし、それが本当なら・・・皮肉なことに)最期は龍馬と同じ運命を辿ってしまいます。

2)戦国時代編もできます。マーケティングのプロセスに沿って戦(いくさ)を組み立て、国づくりを考えた人物が最後は天下を取ります。
天下統一を目前に暗殺された人物は、マーケティングのプロセスの“ある要素”を軽視したため、決定的な敵をつくってしまいます。
その人物の家来は、マーケティングのプロセスに沿って天下を統一しますが、気が抜けたのか・・・せっかくのプロセスを自ら壊してしまい、長期政権を築けません。


 うん、これは面白くなりそうです。何だかんだ言って・・・一番聞きたがっているのは、実は自分だったりします。(音楽もそうですが、自分が楽しんで演らないと聴く側に感動していただけませんからね・・・)


               
          こうやって宣言して自分にプレッシャーを掛けないと、取り組まない性質(たち)・・・

2010年4月3日(土) 晴    「染井吉野」の発祥の地より・・・サクラ通信

 私が住んでいる駒込一帯(文京区本駒込、豊島区駒込)は、桜の品種の中で一番有名な「染井吉野」の発祥の地として知られています。

 駒込から隣の巣鴨にかけて、江戸時代は花卉・植木の一大生産地でした。ある植木職人が桜の在来種を掛け合わせて「染井吉野」を生み出し、ほのかな桃色の中に鮮やかな美を見出した当時の人々の手によって、駒込の地から全国に広がっていきました。

 日本に存在する桜の品種は約300種もあるそうですが、実際に目にする桜の8割程度は「染井吉野」といわれ、いかに江戸時代から現代に至るまで、日本人の好みに絶妙に合った樹木・花であるかが分かります。


●染井吉野桜記念公園
 JR山手線・駒込駅の北口前に「染井吉野桜記念公園」があり、「染井吉野桜発祥之里」と記された記念碑があります。

 発祥の地ですから、桜木の花びらの色鮮やかさは格別と思えてきますし、ここから全国に広がったことを思うと感無量です。
 また、この公園では大御所「染井吉野」の他にも、「シダレザクラ」や「ハナカイドウ」が文字通り花を添えています。


●ケーキの老舗 「アルプス」
 先月、3月14日(日) 春の陽気に誘われてで紹介しましたが、故小渕首相もわざわざ足を運んだ有名店「アルプス」は、上記「染井吉野桜記念公園」に面した本郷通りの向こう側にあります。
 前回は、当店の名物“スワン型シュークリーム”が売り切れのため写真を掲載できませんでしたが・・・“見た〜い”というワガママちゃん・メールをけっこういただきましたので、本日、満を持して掲載します!


          
  ソメイヨシノ伝説は、ここから始まりました。一人の職人の作品が全国制覇・・・技術立国日本を象徴する伝説ですな。


             
      もっと派手に宣伝してもいいのに・・・         シダレザクラとハナカイドウ 綺麗ですが、ここでは前座です


         
   超印象的なフォルム・・・味わいは上品でミルキー、お腹の中にマロンも入っています


※後日記:
 ソメイヨシノの発祥の地については諸説あるようですが、4月4日(日)のNHK「ニュース7」のなかで、千葉大学による研究で、駒込が発祥の地であることが“遺伝子工学の見地”から証明されたと報道されていました。

ペップトーク
2010年4月2日(金) 雨    スポーツは、舞台裏も含めて“感動の宝石箱”


 昨日、東京福岡県人会の「一木勉強会」が主催した「スポーツの舞台裏での学びと感動」というテーマの講演会に参加しました。

 職業柄、いつもは壇上で話すことが多い私ですが、聞く側にまわって勉強することは、自分自身のためにも、今後の受講生のためにも大切なことです。
 特に今回のように「スポーツ」や「感動」といった切り口は、普段「ロジカルシンキング(論理的思考)」や「マーケティング」といった分野で講義し、思考回路が硬くなりがちな私にとって、非常に新鮮であり、また学ぶべき点が多く、正直なところ久々に感動して帰ってきました。

 講師を務められたのは、日本初の“プロ契約”アスレティックトレーナーとして女子バレーボール「NECレッドロケッツ」のメディカルアドバイザーをはじめ、様々な分野で活躍されている「岩ア由純先生」です。

 やはり、一流のスポーツ選手と接しておられるので、話し方がパワフルであり、また表現も明快でとても分かり易い講義でした。
 もちろん、感動したのは講義の仕方が上手いからだけではなく、内容そのものに「感動の素」が散りばめられていたからです。

●感動その1: 一流選手たちの秘話
 ロサンゼルスオリンピックのマラソンで金メダルに輝いたロペス選手、バルセロナオリンピックで銀メダルを獲得した有森選手など、最高の舞台で一流の実績を挙げたアスリート達の感動秘話を披露していただきました。

 その内容をここで解説することは控えますが、一流のアスリート達に共通する姿勢そのものに感動の源があることに気付かされました。
 それは、「感謝の気持ち」をもって試合に臨んでいるということです。「感謝と愛が美しい血液をつくる」という言葉も披露されましたが、いかに「感謝」というものがアスリートにとってはもちろん、全ての人間にとって大切なものであるか、あらためて気付くとともに深い感動を覚えました。

 この雑記帳の3月15日「最近の若いもんへの教育について」で、仕事を与えた若い部下に対し「評価」をするのではなく、「感謝」をしましょうと書きましたが、やはりビジネスとかスポーツとかいった分野に限らず、人間をプラスに突き動かすパワーを「感謝の気持ち」が秘めていることを、あらためて感じた訳です。

●感動その2: ペップトーク(魂を揺さぶる激励の言葉)
 監督やコーチが選手たちに伝える“送り出し”の言葉は、必ずプラス思考でポジティブな単語で構成されているということです。
 「負けるな」「ミスするな」という言葉は、潜在意識に「負けるかも」「ミスしちゃうかも」というマイナスの反応を与えてしまうので、「勝ってこい」「パーフェクトだ」というポジティブな単語を使う必要があるのです。

 これはスポーツに限らず、ビジネスの分野でも大いに活用できそうです。特に私みたいに営業畑の出身で、営業パーソン相手の研修やコンサルを行なう機会が多い人間にとっては、非常に重要な示唆を受けた思いがしています。

●感動その3: アファメーション(自分に語りかける宣言の言葉)
 上記のペップトークと共通していますが、何か重要な局面に向かう時は「自分に対する肯定的な宣言」をすべきだということです。
 自分の好きな言葉や四文字熟語、歌詞、短歌など、何でもいいから声に出したり、心の中で連呼することで、気持ちがポジティブになり、良い成果に結びつくのでしょう。

 これもビジネスの分野で活用できます。アプローチ方法や営業トークは論理的に考えて組み立てたとしても、いざ訪問先のドアをノックする時に必要なのはアファメーションなんですね。


 以上のように、感動したり、自分の仕事を振り返ってみたりしているうちに、1時間という講演時間が一瞬のように過ぎ去ってしまいました。

 岩ア先生、本当に貴重なお話をいただき、ありがとうございました。また、このような素晴らしい講演会にご案内いただいた「一木勉強会」のスタッフの皆さん、ありがとうございました。

 最後になって恐縮ですが、実はゲストとして女子バレーボールの“元全日本代表”で“NECレッドロケッツ”に所属されていた「高橋みゆきさん」がいらっしゃっていました。
 講演会終了後は、参加者が記念撮影を求めて長蛇の列・・・それを嫌な顔ひとつせず、お付き合いくださり、ありがとうございました。


            
  ここで再現できないのが残念ですが、  岩ア由純先生              元全日本代表 高橋みゆきさん
  スライドの使い方も参考になりました。  多くの感動が詰まった講演会です。  現在はタレントとしてご活躍中です。

2010年4月1日(木) 曇    一応、エイプリル・フールですから・・・

 <準備中です・・・しばらくお待ちください>



 歴史シリーズのネタを収集するためタイムマシンで7世紀に向かい、持統天皇に「衣ほしたり」と「衣ほすてふ」、本当はどちらが宜しいですか? と質問する予定なので、ホームページの更新はしばらくお待ちください。

 ⇒ うーん、いくらエイプリル・フールだからって、これじゃあんまりでしょう・・・


 茉奈・佳奈の茉奈の方を連れて四万温泉へ旅行に来ていますので、ホームページの更新はしばらくお待ちください。

 ⇒ あのぉ・・・お昼の「ごきげんよう」(生放送)に、茉奈・佳奈が二人一緒に出演してましたけど・・・
   (いやいや、突っ込みどころは、そこじゃないでしょう!)


 ミック・ジャガーから、プロダクション経営のコンサルティングと、次のワールドツアーでのギターとトランペットのバックアップ・スタッフとしての参加を要請されていますので、ホームページの更新はしばらくお待ちください。

 ⇒ きさーん、ええ加減にせんと、ぼてくりかえさるーぞー、このパカちんが〜!
   (共通語訳: きみー、いい加減にしておかないと、ブッ飛ばされますよ、この馬鹿者〜!)


 結局・・・一回分の量を書いてしまいました・・・


                   
   「壬申の乱」の裏話について    最近、鼻の形の微妙な違いで        The Rolling Stones
    インタビューしてみたい・・・     見分けが可能に             間違いなく世界一パワフルなオジサン達

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