解説・雑記
≪雑記帳≫
2010年7月31日(土) 晴 サウンドのシャワーで溺れたい ●久しぶりのスタジオ 最近、土曜・日曜に仕事を含めて用事が入ることが多く、なかなかスタジオで練習する時間が取れなかったのですが、やっと今日、ヤマハのスタジオで3時間みっちりと吹いたり弾いたりできました。 やっぱり、自宅での練習には限界があります。トランペットはサイレンサーを付けずに思いっきり音を出さないと感覚が狂ってくるし、ギターもヘッドホンを付けずにアンプから大音量でサウンドを出さないとステージでの勘がズレてきます。 今日はいつものスタジオが満杯なので、同じ系列の“ヤマハ音楽教室”の練習用スタジオを借りました。ヤマハって本当に日本の音楽シーンを底辺から支えていますよね。 ・・・なんて言いながら、私のトランペットはヴィンセントバック(アメリカのメーカー)、ギターはオベーション(これもアメリカのメーカー)ということで・・・いわゆる非国民ですな。 まあ、それはともかくとして、スタジオで練習すると、トランペットの響き、ギターの唸りをシャワーのように浴びることができて、それはもう興奮と満足感で痺れます。 カラオケで力いっぱい歌って燃焼したときの100倍以上の充実感が得られますので、ストレス解消にも役立ちますね。 最近は、スタジオに入る人達や、お茶の水の楽器店街をうろつく人達を見ていると、やたら中年のオヤジが多く、朝日新聞にも載っていましたが、“オヤジ・バンド”の時代の訪れを感じます。 いつの間にかオヤジの仲間入りをしていた私ですが、ここ数年、昔のヒット曲がリバイバル・ヒットしたり、テレビCMで流れるケースが多いので、私が馴染んでいる曲を若い人達の前でそのまま演っても違和感がなく、ほんと“良き時代”になったと思います。 ●時が経つのは早いもので・・・ ところで、今日で7月も終わり、この雑記帳を始めてから5ヵ月が経過したことになります。これからも続けていきたいと思いますので、ご意見・ご感想をお寄せいただけましたら幸いです。 ⇒ こちらをクリックしてください。 雑記帳へのご意見・ご感想コーナー もちろん、ホームページ全体のことでも、坂本龍馬のことでも、研修やコンサルティングなど業務に関連したことでも結構ですので、何かありましたら、よろしくお願い致します。 一人練習には十二分なスタジオ お気に入りのオベーション やっぱり思いっきり吹くと最高! |
2010年7月30日(金) 雨のち曇 噛み応えのある食事がしたい・・・ 「美味しい料理」を食べるのが趣味のひとつになっていますが、私にとって“美味しい”の条件は「味が濃すぎないこと(醤油辛くないこと)」と「食感が豊かであること」です。 特に食感ということでいえば、全ての料理に適用は出来ませんが、やはり“歯応え”“噛み応え”を重視しています。 魚料理(特に刺身)でいえば、やはり故郷の福岡県沿岸部、すなわち玄界灘の荒波に揉まれて鍛えられた魚たちが醸し出す「ブリも、アジも、ヒラメも、コリコリした食感がたまらな〜い」という感覚が最高に好きです。 これまで、東京からのお客様や、一緒に出張した同僚たちに福岡の刺身を食べてもらいましたが、全員が「こんな食感、初めて!美味い!」と絶賛の嵐です。 気になるのは、肉に関することです。最近はテレビのグルメ番組で「柔らかくて美味しい」「舌の上でトロけそう」「もう歯がいりません」といったコメントが普通になり、「柔らかいこと=美味しい」という概念が一般化されたことです。 はい、要するに私好みの噛み応えのある肉が、滅多に食べられなくなってしまったのです。そういう事情もあって、モツ料理の店に通うようにもなりました。 日本だけならまだしも・・・ハワイのホノルルで食べるステーキも、10年前なら噛み応えがあって「やっぱり肉の食い方を知っているのは欧米系やね」と思っていたのですが、一昨年に訪れた際は「日本人観光客に合わせて堕落しやがったな」と思わざるを得ないほど、柔らかいステーキを食べる羽目になってしまいました。 しかし、肉を食べるということでは隣の韓国も欧米に負けておらず、昨年訪問した際も、噛み応えのある肉をたらふく食べることができました。 良い意味で「自分を曲げることを知らない国民性」ですから、肉の食感も永久にこのままにしておいて欲しいものです。 そういう訳で、今秋にも韓国へ行く予定ですが、ひたすら噛み応えのある肉と、モチモチ感いっぱいのチヂミと、深い味わいの参鶏湯(サンゲタン:鶏一羽の腹に朝鮮ニンジンやクコなどを詰めて煮込んだ料理)など、日本では食べられない食感と味覚を求めて歩き回ります。 コリコリ感いっぱいの福岡の刺身 シェラトン・ワイキキのレストランにて シェラトン・ソウルのレストランにて いっぺん食べてみんしゃい、美味かよ 隣のロブスターと同じような食感・・・ 噛みごたえ十分、味もGood! |
2010年7月29日(木) 曇のち雨 豆乳とハイボールで猛暑を乗り切ろう!(?) 世界レベルの異常気象が続き、東京も連日の猛暑でグッタリしてしまう今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 私は、毎朝豆乳を飲んで健康に気を配り、今年流行のハイボールでスッキリしつつ飲み過ぎに注意しています。(なんか突っ込みどころ満載の書き方です・・・) 豆乳に関しては、家内がいろいろな種類を買ってきて飲み比べた結果、スジャータの有機豆乳が一番濃くて、なおかつ飲み易いことが分かり、最近はこれに限定しています。 ハイボールは、やっぱりCM通りにサントリーの角をベースにしています。飲み易いし、炭酸のシャワシャワ感で喉の渇きも吹っ飛びますね。 ウイスキーを少しずつ入れるので、仮に10杯飲んだとしてもせいぜいボトルの半分くらいで済みます。ハッと気が付いたらボトルが空になってた・・・なんて事故(?)を防ぐことができます。 角で思い出しましたが・・・ 学生時代、伊豆大島に合宿に行くためフェリーに乗り込んだ我々早稲田の貧乏学生たちは「せっかくだから、今日は奮発して角を飲もう」と言って、角で酒盛りをしていました。 ふと隣のグループを見ると、そこは慶応のグループで“リザーブ”を飲んでいました。「なんだよ〜、タヌキを飛ばして2ランク上かよ〜」と貧乏学生たちが悔しがるなか・・・さらに向こう側のグループを見ると、東京医科歯科大のグループが、なんと“ローヤル”を飲んでいました。 やっぱり、天は人の上に人を作ってるんだなぁ・・・と社会勉強をしながら一路合宿地へ向かったのでした。 豆乳は体に良いそうです(これ以上のコメントなし) 卒業して20年以上経っても、飲んでるものは一緒・・・ガクッ |
2010年7月26日(月) 晴 駒込をナメとったらイカンぜよ〜 昨日、テレビ東京の「モヤモヤさまぁ〜ず」という番組・・・見所がなくモヤモヤした町を、お笑い芸人の“さまぁ〜ず”がモヤモヤと散策するという内容・・・で、「山手線でめったに降りない駅・駒込」というタイトルで、駒込周辺が取り上げられていました。 ちなみに、私が住んでいるのは文京区本駒込ですが、最寄りの駅は豊島区駒込にあるJR山手線・駒込駅です。 まあ、たしかに山手線の中では乗降者数が最も少ない駅かも知れませんが、それは閑静な住宅街だからであって、“さまぁ〜ず”からモヤモヤとゴチャゴチャ言われる筋合いはな〜いのです。 駒込について詳しくない方のために、簡単に説明します。 ●まあ、なんだかんだ言って、東京都23区内であり、かつ山手線の内側です。 ●都内で最も有名な庭園「六義園」があり、桜やつつじの季節は大勢の観光客で賑わいます。 ●桜の品種「ソメイヨシノ」の発祥の地であり、駒込駅前にソメイヨシノ記念公園があります。 ●本郷通りの西側は、鳩山邦夫元総務大臣の邸宅をはじめ、豪邸が並ぶ超高級住宅街です。 ●本郷通り周辺は、小洒落たビストロが並ぶフレンチやイタリアンの激戦区です。 ●セレブ御用達のケーキ屋さんや和菓子店も多いスイーツの宝庫でもあります。 ●ジョギングで行ける範囲に、上野公園や後楽園(東京ドーム)など観光スポットが多数あります。 はぁ・・・今日はこのくらいで勘弁しといたる・・・そもそも、さまぁ〜ずが歩いていたのは、どちらかと言うと北区中里の方面で、あそこは駒込ではないですぅ・・・ もし駒込に来られる機会がありましたら、ぜひ本郷通り方面にお越しください。上記のスポットの多くは本郷通り周辺に集中しています。 六義園: 五代将軍徳川綱吉の側用人 柳沢吉保の別邸であり、明治時代には 岩崎弥太郎も所有した都内最大級かつ美しい日本庭園 |
2010年7月25日(日) 晴 ♪夏のうらら (?) の隅田川♪ を、水上バスで上りました 昨日は、恒例の東京福岡県人会「つづら会(ウォーキングの会)」に参加し、最高気温が35.8度を記録する猛暑の中を頑張って歩き通しました。(私より20歳以上先輩の皆様がお元気に歩かれていますし、世話人でもある私が弱音なんて吐ける訳がありません。) 今回は初めての企画として、水上バスで隅田川を上って行こうということで、ウォーキングと船旅の両方を楽しむことができました。 <主なルート> 勝どき(スタート) ⇒ トリトンスクエアー ⇒ 朝潮橋 ⇒ 月島 ⇒ 佃大橋 ⇒ 聖路加周辺 聖路加タワー前(乗船) ⇒ 桜橋(下船) ⇒ アサヒビール本社(ゴール) ●猛暑だけど、川の周辺は気持ちがいい いわゆる開発の進むウォーターフロント周辺を歩きましたが、やはり目に水辺の風景が映るだけで心理的に楽でした。普段は立ち並ぶ高層ビルに目が行きがちですが、実際に歩いてみると、その下では庶民が力強く生活している様を肌で感じます。 トリトンスクエアー 朝潮橋から見た風景 佃大橋から見た聖路加タワー 同じく佃大橋から見た風景 ●聖路加国際病院の周辺は名跡でいっぱい 聖路加国際病院の周辺は、戦時には米軍も爆弾を落とせなかったらしく、昔ながらの家並みが残っていたりします。忠臣蔵の浅野内匠頭邸宅跡、芥川龍之介の生誕地、立教大学の発祥地など、名跡については枚挙にいとまがありません。 聖路加国際病院 浅野内匠頭別邸跡 芥川龍之介生誕地 立教大学発祥地 ●水上バスから見た風景 聖路加タワー前の発着所から水上バスに乗り込み、隅田川を北上しました。船の屋上(甲板)に出ることもでき、ここからの眺めは最高です。甲板は鉄製なので、目玉焼きが出来るんじゃないかと思うくらい熱かったのですが、船が動いている間は心地よい風が吹き付け、船旅を楽しむことができました。 水上バス 発着所から見たフォーターフロント 甲板からの風景 名物の屋形船 ●様々な場所からのスカイツリー この雑記帳でもスカイツリーの“成長過程”を随時記載していますが、今回は水上バスからの眺めを含め、貴重な撮影ができました。特に真中の「スカイツリーとアサヒビール本社が一緒に写った一枚」は本日のベストショットだと思います。携帯電話のしょぼいカメラにしては上出来でしょう。 越中島付近より 高速道路とマッチ 本日のベストショット! 桜橋付近より 墨田区役所より ●アサヒビールのレストランで「つづら会」の総会 総会は今回で7回目を迎え、60数名の皆様がウォーキングの後に参加されました。発足当初よりお世話になっている福地会長がアサヒビールの元相談役というご縁もあって、毎年総会はここで開催しています。大いに歩いた後、ビール会社の本拠地で飲むビールは最高にプハ〜ッです。 水上バスから見たアサヒビール本社 レストラン入口 総会風景 |
2010年7月24日(土) 晴 もつ田のマスター、お帰りなさい ここ2ヵ月ほど、3月の雑記帳でもご紹介したモツ料理の「もつ田」がマスターの都合で休店していましたが、いよいよ昨日、堂々の復帰ということで早速行ってみました。 通常は冬季限定のモツ煮込みを、特別に“無料食べ放題”で出してくれたり、秘伝の味噌もキャベツに“無料付け放題”という大盤振舞いで、モツ大好き人間にとって最高のひとときを過ごすことができました。 東京周辺の方、ぜひ一度ご来店ください。実際、常連さんの中には神奈川・千葉方面から通っている人も結構いますので、その価値は十分にありますよ。 10月以降は、絶対おすすめの「モツ煮込み」が登場します。味にうるさい大阪からのお客様をここに連れてきたとき「えっ、東京でこんな美味い煮込みが食えるとは思わんかったわ」と絶賛されました。 いやあ、モツをたらふく食べたので、明らかに元気になりました。来週も多忙を極めそうですが、頑張るぞぉ〜! このモツ煮込みを食べて気に入らなかったら、 某大手飲食チェーンも、この味噌を再現したくて 料金と交通費は私が払ってもいいですよ。 狙っているようです。(手間が掛かるので無理!) |
2010年7月23日(金) 晴 幼稚園・保育園の保母さんって、すごいと思う 最近、ロジカル・シンキング研修(論理的思考力の向上研修)に、幼稚園・保育園の保母さんが受講生として参加したり、元保母さんが事務局担当者として関わったりといったケースが増えています。 ・・・はっきり言って、ごめんなさい。私は今まで大きな勘違いをしていました。保母さんは、日常で子供と接するのが仕事なので、 右脳: 感性・感情を司る 左脳: 理性・論理性を司る 思考パターンとしては、右脳派の人が圧倒的に多いだろうと思っていました。 加えて、顧客企業側も私と同じ感覚で「普段の仕事で慣れていないだろうから、論理的な考え方を教えて欲しい」とあらかじめ依頼して来られる訳です。 ・・・とんでもない、論理的思考力に優れた保母さんが大勢いらっしゃることに気付きました。(実は、本人たちも自覚していないのですが・・・) 先日も、ある大きな組織(事業の一環として幼稚園の経営もしている)のロジカル・シンキング研修の講師を担当した際、受講生40名中、保母さんが15名ほど・・・研修中に様々な演習をして得られたアウトプットを見て、論理的な思考力に優れた上位5名を選んで名簿を見たら・・・なんと5名中の4名が保母さんだったのです。 顧客企業側も、そして私も、上位には企画部門や営業部門の自他ともに認めるエリート達が入ると思っていましたが、まったく違う結果が出たのです。 たしかに・・・研修中に話を聞いてみると、最近の幼稚園・保育園では、ちょっとしたミスが大きな訴訟に発展したり、保護者とのコミュニケーションが昔と比べて格段に難しくなったりと、日頃からの「問題意識」や「緊張感」が限りなく大きくなっているのです。 こうした「問題意識」や「緊張感」が自然と保母さんの思考回路を論理的に育てていると思って間違いないでしょう。 余談ですが・・・企業の人事担当の方、中途採用をお考えの際は、現役の保母さん・元保母さんを対象にすると良いかも知れませんよ。 私が通っていた福岡県の岡垣第一幼稚園のホームページを見てみました。 いいなぁ・・・僕たちの頃は、普通のマイクロバスで面白くもなんともなかったのにぃ・・・ |
2010年7月21日(水) 晴 古いようで新しい「ジョ・ハリの窓」 教育とか研修とかいった分野で働いている人には古典的で常識とも言える「ジョ・ハリの窓」ですが、これが最近になって企業の人事・教育担当者の間でウケているようです。 たしかに古典的とはいえ、「客観的に自分自身を知る」ことの大切さや、能力向上に向けた動機付けを考える上で非常に説明し易いことは事実です。 初めてご覧になる方のために、簡単にご説明します。 ●人間には、「自分から見た自分」と「他人から見た自分」が存在し、さらに「4種類の自分」に 分類される。 @自分も他人も知っている自分 → 発揮能力 A自分は知らないが、他人は知っている自分 → 未認識 B自分は知っているが、他人は知らない自分 → 未開示 C自分も他人も知らない自分 @について: 例えば、管理職としていろいろ工夫している自分のことを、他人も認めて評価して もらっているような状態のこと Aについて: 自分の気付かないところで、他人が高く評価してくれたり、逆に低く評価している ような状態のこと Bについて: 自分は頑張っているつもりなのに、他人がそれを知らなかったり、評価してくれな かったりしている状態のこと Cについて: (通常の研修では、ここの部分は特には取り扱わない) 研修では、「@の発揮能力の部分を広げていきましょうね」と結論付けて、AやBの部分へ広げていくポイントを説明します。 Aの部分(未認識の自分)が広い人については、他人から指摘を受けたようなときには「謙虚に受け止める」ことが大切です。 特に知らないうちに低い評価を受けているような時は「他人は自分を分かってくれない」と拒否的な姿勢になりがちですが、そこをグッとこらえて、「なぜ、そういう評価をされているのか」を謙虚に考えてみることが必要です。 Bの部分(未開示の自分)が広い人については、他人に対して「積極的にアピールしていく」ことが大切です。 特に「なぜ、他人が分かってくれないのか」という部分(説明不足だったり、誤解を与えるような表現をしていたり・・・)をよく考えてみることが大切です。もしかすると、“未認識の自分”の領域が広いのかも知れません。 以上が主だった説明です。通常は新入社員をはじめ若手向けの社員研修で使われることが多かった理論ですが、最近はむしろ40歳代とか50歳代のベテラン向けに「人生の振り返りの手段」として使われる場面が増えてきたようです。 たしかに、人生経験・業務経験を積み重ねてきて、良いこともあれば苦労したことも様々に思い出しながら考えてみると・・・こういうことを書きながら、自分で自分のことを振り返って、しみじみとしてしまうのでした・・・ 温故知新と言いますか、良いものは残るんですね。 |
2010年7月19日(月) 晴 伝統芸能に触れると、やっぱり落ち着いてリフレッシュ! 新橋演舞場の「7月大歌舞伎」の観劇に行ってきました。平成25年に新しい歌舞伎座が完成するまで、東京での歌舞伎公演の舞台は新橋演舞場になります。 いつも仕事では“業務の効率化”、プライベートでは“速いテンポの音楽(ロックやラテン)”といった類の考え方や文化に慣れ親しんでいるので、たまに歌舞伎や能のような“重厚に、ゆったり流れる時間”に触れると新鮮ですし、心と脳ミソが深いところで浄化されリフレッシュするのを感じます。 今回は、花道のすぐ側の席がとれたので、市川團十郎(小林麻央さんと結婚した市川海老蔵のお父さん)の睨みをすぐ目の前で見ることができ、やはり目の演技の深さと厚みに圧倒されました。 開演時は撮影が一切禁止なので、写真を掲載できませんし、雰囲気をお伝えするのは難しいのですが・・・歌舞伎が放つ“様式美”は、知識や言葉の壁を超えて観客の心を打ちます。 大まかなプログラムは下記の構成です。(約4時間、25分ずつの中休みあり) 一、暫 → いわゆる伝統的な歌舞伎 二、傾城反魂香 → 近松門左衛門作の“時代劇” 三、馬盗人 → 日本昔話風の舞踏劇 はっきり言って、「一、暫」のような歌舞伎がずっと続くとキツイのですが、その後の時代劇や舞踏劇は、現代人にも台詞が聞き取れるので、通常の演劇に近い感覚で観ることができます。 ただし、歌舞伎役者の演技や踊りは型に入っているので、劇の進行の一瞬一瞬にメリハリと絶妙の間合いがあり、観ていて引き込まれます。 また仕事に一段落がついて、リフレッシュしたくなった頃、観に行きたいと思います。 新橋演舞場 花道を通る役者の細かい表情にも注目 |
2010年7月18日(日) 晴 久しぶりに箱根〜沼津へのドライヴ、最高です! 久しぶりに休みが取れたので、我が家では恒例の箱根〜沼津へのドライヴに行ってきました。もう、これ以上にないと言っていいくらいリフレッシュできて、最高に良い気分です。 私の箱根好きは大学生の頃からで、ヒマを見つけてはドライヴに出掛けていました。さすがに今はやりませんが、夜中にハッと目が覚めて箱根まで車を飛ばしたり・・・休日に「トイレに行きたいなあ、そうだ、芦ノ湖の遊覧船乗り場の脇に公衆トイレがあった」と思い出して車を飛ばしたり・・・ほとんどアホですな・・・そのくらい箱根が好きなのです。 泊りがけで行く時は、いつも富士屋ホテルを常宿にしていますが、今日は日帰りなので、ザ・プリンス箱根(箱根プリンスホテル)でゆっくりしました。富士屋ホテルについては、書き始めると長くなるので、またの機会に書きます。 ●今日の富士山 頭に雪を頂いた貴婦人のような富士山も綺麗ですが、夏富士も雄々しくて好きですね。今日は雲が多くて、下記の写真の数秒後には雲で覆われて姿が見えない状況でした。 三点セットは、とにかく待って待ってようやく撮れました。逆光で少々見えにくいかも知れませんが、まあ雰囲気だけでも味わえます。 乙女峠より望む 芦ノ湖より望む 富士山・箱根神社の鳥居・遊覧船の三点セット ●ザ・プリンス箱根からの風景 屋外で昼食をとりました。麓の蒸し暑さとは打って変わり、涼しい風にそよがれながら、また心から落ち着ける芦ノ湖の風景を見ながらの食事は格別です。 以前、小泉元首相が夏季休暇でここに来て、キャッチボールをしているところがニュースで流れましたが、ちょうど私が食事をしたあたりです、余談ですが。 ザ・プリンス箱根 午後のティータイム風 夏野菜の彩りパスタ 芦ノ湖の桟橋 海賊船とボートのコントラスト 山ユリと芦ノ湖 ●箱根いろいろ 連休の中日のため、美術館や博物館の類はことごとく駐車場が満車・・・でも、いいのです。箱根はゆっくりと歩き回って、自然を愛でながら目の保養をする場所でもあります。 いつも停めている駐車場から芦ノ湖まで、あるいは有名な杉並木の街道まで徒歩5分です。えっ、と思うほど便利な場所に駐車場がありますので、箱根に行かれたら探してみてください。 江戸幕府による杉並木の街道 箱根は今が紫陽花のシーズン 無料駐車場の愛車・・・場所は秘密 ●沼津: 絶品魚料理の「丸天」 箱根からの帰りは、いつも沼津まで足を伸ばして沼津港に面した「丸天」という魚料理の店に行きます。玄界灘の活きの良い魚を食べて育った私は・・・魚料理を食べたくなったら、千葉・九十九里浜の「浜清丸」か、ここ沼津の「丸天」に行くことにしています。 テレビのグルメ番組にもよく登場する超人気店ですが、人気店にありがちな傲慢経営とは異なり、味が落ちないどころか、ますます鮮度にこだわっているのが嬉しいですね。 今回は、本店(魚河岸店)から徒歩30秒の所で4月にオープンした「みなと店」に行ってみました。うん、味はそのまま本店のレベルを引き継いで、店内はもちろん綺麗です。当然のごとく、大満足で帰ってきました。 沼津港より、伊豆半島が見える すでに17時の段階で、30分待ち! 名物、かき揚げタワー(高さ20p) マグロの食感とコク、日本一! 鮮度が命の“生しらす” にぎり寿司も絶品、魚好きの天国! |
2010年7月17日(土) 晴 企業研修におけるトップの役割について 最近、企業研修の講師を務めている際に、その企業のトップの方がオブザーブされる機会が増えているように思います。 昨日記載した某上場企業も、三年前にロジカル・シンキング研修を導入された際は、代表取締役社長が自らオブザーブされ、研修内容が“経営戦略→人材育成戦略”と合致しているかどうかを厳しくチェックされ、細部にわたって私との間で質疑応答が繰り返されました。 社長が自ら参加されるかどうかは別としても、担当取締役が自らオブザーブされるケースは他の企業・団体でも増えていると言っていいでしょう。 こうした企業・団体は、もれなく業績が伸びていますし、その前提とも言えますが、社員の方々の立居振舞いや言動が目に見えて向上しているのが実感できます。 さて、こういう書き方をすると必ず反論を受けます。 @うちは役割分担がきちんと出来ているから、トップの手を煩わせる必要がない A研修会社には料金を払っているのだから、我が社に合う様に実施するのが筋だ これについては、ごもっともだと思う反面、下記のように問題提起をしたいと思います。 @について: 明確な役割分担は結構ですが、業務推進に関するチェック&レビューは必ず必要です。 では、その研修が自社の戦略と合致しているか、その後の進め方に変化はないか、について チェック&レビューできるのは誰でしょうか? トップしかいません。 Aについて: たしかにアメリカの企業研修では、実施内容と料金を定めたら、一切研修会社に任せ、企業側 はタッチしないと聞きます。 しかし日本の企業で実施する場合・・・普段から全てアメリカ型の契約・アメリカ型の経営をして いる企業なら話は別ですが、日本型の経営をしていながら研修業務の部分にだけアメリカ型を 導入しても、必ずどこかに矛盾が生じます。 どうしてこの様なことを書いているかと言いますと、研修が完全にルーチンワークになっていて、研修を実施すること自体が目的になっている企業を多く見受けるからです。 それでは多くの時間と費用を使って研修を実施しても、企業経営にプラスになるとは思えないのです。一度、自社の理念や戦略レベルから洗い出して、研修の目的や内容が現状でOKかどうか、多少の手間をかけてでも実施してみてはいかがでしょうか。 お忙しいとは思いますが、トップの率先垂範は様々な面で特効薬となります。 |
2010年7月16日(金) 晴 とても充実した一週間でしたが・・・雑記帳だけ穴・・・ 今週は梅雨も明け、ようやくカラッと晴れはじめて(暑いけど・・・)気持ちの良い一週間でした。個人的にはワールドカップが終わって心にポッカリ穴が空いたように雑記帳も筆が進みませんでしたが、ビジネス面ではいろいろと収穫が多かったように思います。 13日(火)・14日(水)は、某上場企業でのロジカル・シンキング研修(論理的思考向上研修)での講師を務めましたが、二日間を通して人事教育部門の責任者である取締役がずっとオブザーブされ、受講生の皆さんが着実に実践レベルで実力アップする好ましい場面をお見せできたのではないかと思います。 15日(木)は、先月の某公共団体向けのロジカル・シンキング研修の報告会に行き、その後に“右脳開発して社員をポジティブにする研修(仮称)”に関するミーティングに参加し、さらにその後、某コンサルティング会社の担当者と打ち合せをして暑気払いに行きました。 そして本日は、某公務員向けのロジカル・シンキング研修(一日コース)の講師を務め、終了後に某研修会社の若手の皆さんと暑気払いに行きました。その後のカラオケあたりから記憶が曖昧ですが・・・久しぶりにフィーバーできて楽しかったです。(表現が古すぎ・・・) はぁ・・・なんだか小学生の夏休みの日記みたいになりましたが・・・来週は今週以上に忙しいけれど、一層奮励努力します。(難しい熟語を使っても、中身がない・・・) 暑い夏にセッセと働いたアリさんは、寒い冬に楽ができる・・・はず・・・ |
2010年7月12日(月) 曇 ワールドカップ、スペインがオランダを下して初優勝! たった今(朝の6:00)、ワールドカップの決勝スペインvsオランダが終了し、延長戦の末にスペインが1対0でオランダを下して初優勝! ワールドカップ史上8番目の優勝国となりました。 試合開始にあたり、前回優勝国であるイタリアの主将カンナヴァ―ロが、ルイヴィトンのケースに入った優勝トロフィーを大事そうに抱えて会場入りし、いよいよ決勝戦が始まることに対する緊張感と興奮が高まりました。 今回大会の名物ともなったブブゼラの音も、今日は決勝戦に敬意を表するかのように、キックオフ前はやや静かに感じるのでした。 ●前半:スピーディーだが、当たりが激しい・・・0対0 とにかく決勝戦に相応しいスピーディーな展開・・・ボール支配率は6対4でスペインが高いものの、オランダも一瞬のチャンスでスペイン・ゴール前に迫り、目が離せない展開です。 開始30分までにイエローカードがオランダに3枚、スペインに2枚も出る激しい展開でもあり、あわやレッドカードかと思えるシーンもありました。 ●後半:荒れた展開の中で、両チームのディフェンスが光る・・・0対0 開始11分までに、オランダがさらに2枚のイエローカードを喰らうという荒れた展開・・・しかし16分、オランダのエースFWロッベンがスペインのディフェンスの裏に出て決定的な場面でシュート・・・これをGKカシーリャスが爪先でスーパーセーブ・・・といった緊迫した場面の連続で、さすがに頂点を決める試合です。 その後、32分にスペインDFセルヒオラモスがコーナーキックを頭に合わせ・・・これは外して・・・38分にはオランダFWロッベンがすごいスピードで切り込むものの・・・再びGKカシーリャスに阻まれ・・・決定的な場面が続々とつくられるものの、得点には結びつかず・・・延長戦へ。 ●延長前半:両チームのGKのファインセーブが光る・・・0対0 スペインのGKカシーリャス、オランダのGKステケレンブルク、どちらも決定的場面でのファインセーブを連発し、盛り上がりました。 ●延長後半:MFイニエスタがゴール!・・・1対0 スペインはFWビジャに代えてFWフェルナンド・トーレスを投入・・・これでビジャは単独での得点王争いから脱落した形です。 開始4分、オランダのDFヘイティンガが2枚目のイエローカードを喰らって退場・・・これでイエローカードはオランダが7枚、スペインが3枚・・・荒れに荒れています。 そして運命の11分、スペインのMFセスクが、オランダのDFの中途半端な守備の隙をついて右側にパス・・・これをMFイニエスタが走り込んでシュート!・・・今日ファインセーブを連発しているGKステケレンブルクの右手をかすめてゴール! いやあ、ジリジリする試合で、イエローカードがオランダが9枚、スペインが5枚と、何とも言えない状況でしたが・・・私としては、MVPはスペインのGKカシーリャスだと思います。 2010年 FIFAワールドカップ決勝戦 スペイン対オランダ VS 過去の優勝国はわずか7カ国、そして今回スペインが8番目の優勝国に。 南米:ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチン 欧州:イングランド、ドイツ、イタリア、フランス |
2010年7月11日(日) 曇のち雨 浮かれてばかりはいられない、参議院議員選挙・・・ ワールドカップで浮かれつつ、日々のコンサルティング業務や研修講師業務では気持ちをギュッと引き締めて頑張っていますが・・・気が付いたら参議院議員選挙の日がやってきました。 いろいろと微妙なところがありますが、ずっと違和感を抱いているのは、国会議員は国をマネジメントする立場であるにもかかわらず、マネジメントの基本から外れた施策が多いことです。 マネジメントの切り口はいろいろありますが、 @理念→目標 ↓ A戦 略 ↓ B戦 術 ↓ C実行計画化(Plan・Do・Check・Action) 上記の大枠での考え方には異論は少ないでしょう。 特にここ数年、政治家の先生方の発言や施策を見ていますと、“消費税問題”“事業仕分け”など、どちらかと言うと戦略面・戦術面の話が多く、それによって我が国がどこに向かっていくのかという明確な目標が見えづらいというのが、一国民・一有権者としての感想です。 消費税を上げることによって、たとえば10年後にどのような国の形を築こうとしているのか・・・あるいは、事業仕分けでムダを省くのは結構ですが、もっと以前に企業で言うところの「売上拡大・収益増加」のために必要となる経済政策・企業育成政策がどうなっているのか・・・肝心な部分が不鮮明なまま、とりあえず選挙の争点になり易い所から手を付けているとしか思えません。 まあ、こんな所でブーブー文句を言っていても仕方ありません。まずは私ができること・・・顧客企業を元気にし、また現在手掛けている新規テーマの企業研修(右脳を活性化して、ポジティブな企業組織を形成する)を普及していくことで、着実に社会貢献していくことを心掛けるのみです。 財政再建・・・スローガンだけでなく、具体的な施策が早急に求められます。 |
2010年7月8日(木) 曇 “無敵艦隊”が出動! ゲルマン軍団を下して決勝進出! たった今(朝の5:30)、ワールドカップの準決勝ドイツvsスペインが終了し、スペインが1対0でドイツを下し、決勝戦への進出を決めました。 私の予想は外れましたが、今回のスペインは断然動きが良く、初の決勝進出を決めるに相応しい試合運びができました。 決勝戦は、オランダvsスペイン! オランダがFWロッベンとMFスナイダ―のコンビがきっちりと仕事をして、スペインが今日のような華麗なパス回しができたら・・・これはもう、ワールドカップ史上類をみない激闘が期待でき、今から楽しみで楽しみで仕方ありません。 ●準決勝 ドイツvsスペイン 前半、これまで“沈黙の艦隊”になっていたスペインが目覚め、パス回しが良くなってボールの支配率が7割近くに及び、またシュート数もスペイン4本、ドイツ1本・・・0対0のまま終了し、イングランドやアルゼンチンから4点ずつを奪った鉄壁ドイツの動きを封じていました。 ドイツはMFミュラーがイエローカードを2枚くらって出場停止になったり、MFエジルの動きに疲れが見えるなど、マイナス要因が災いして中盤でボールを取られまくり、精彩を欠きました。 後半、スペインがFWペドロを筆頭に、シュートに次ぐシュートでドイツのゴールを脅かします。そして28分、DFプジョルがコーナーキックを豪快に頭に合わせてゴール! 鉄壁なドイツのディフェンス陣を頭越しで粉砕しました。 ●準決勝 オランダ対ウルグアイ 昨日行なわれた準決勝オランダvsウルグアイも激闘で見所満載でした。前半で両チームが乱闘寸前になるという残念な光景もありましたが、シュートチャンスを有効に活かしたオランダが3対2でウルグアイを下し、決勝戦へ駒を進めました。 個人的にはオランダのMFスナイダ―がMVPだと思います。「相手ゴール前の、居て欲しい所に、居て欲しい時に、居て欲しい人が、きちんと居る」という理想的な展開が望める選手です。 もちろん、3点目を頭で合わせ、きっちりとウルグアイに引導を渡したFWロッベンも流石です。(ウルグアイも終了間際に1点を追加して3対2に持ち込み、最後まで善戦しました。) VS VS 一瞬のチャンスを確実にモノにするオランダは強い! “無敵艦隊”が目を覚ましてゲルマン軍団を粉砕! |
2010年7月5日(月) 曇 最近、当然のようにワールドカップの話題ばかりですが・・・ あのぉ〜、TVも新聞も日本が決勝トーナメントから消えて以来、もうワールドカップが終わったかのような扱いですが・・・とんでもなーい! 本当に面白いのは、これからですよ! 4年後に日本代表をベスト4に送りこむためにも、ぜひ世界最高峰のゲームを観て、客観的に現在の日本代表との差を感じて、将来日本代表が到達すべき目標ラインを知っていただきたいのです。 さて準々決勝、オランダvsブラジル、ドイツvsアルゼンチンの試合を詳細に書きましたが、他にもウルグアイvsガーナ、スペインvsパラグアイの試合がありました。 ただ・・・ペナルティエリア内でわざとハンドでボールをはたき落してPKを喰らったものの、相手がそれを外して0対0のままとか・・・無敵艦隊が後半まで沈んだままとか・・・前述の歴史に残るような2試合に比べたら精彩を欠いたので、ここでは記載しないことにします。 準決勝は、下記の国旗で示した通りですが、まあ順当にいけば、オランダとドイツが勝ち上がって、決勝戦で激突するでしょう。 決勝戦の予想・・・これも昨日書いたようにドイツの完璧な“システム+個人技”の前には、オランダは苦戦するでしょうし、たぶん普通に考えればドイツが優勝するでしょう。 だが、しか〜し・・・ ・日本代表が善戦したオランダを勝たせてあげたいという感情論 ・ブラジルに最後まで喰らいついて突き崩したオランダの精神力 ・元祖システムサッカーの国であり、立役者であるヨハン・クライフが観戦し応援するオランダ そして、今回はFWロッベンとMFスナイダ―の動きがビシッと噛み合っていることを考えると、可能性としては高くないかも知れませんが、オランダが悲願の初優勝を果たすことも決して夢ではありませんし、私はオランダを応援します! VS VS ロッベンがウルグアイのディフェンスを軽々突破 ジャビがドイツのペナルティエリア内に侵入するのは困難 |
2010年7月4日(日) 曇 こんな結末、誰が予想できました? ドイツvsアルゼンチン 準々決勝ドイツvsアルゼンチン、試合開始前にアルゼンチンのマラドーナ監督が選手一人一人に親しくハグや頬ずりをして送り出しました。 選手たちに対する溢れるほどの愛情・・・しかし、90分後の惨劇を、マラドーナ監督自身、そして選手たちも、世界中で観戦している数億人のサッカーファンも、予想だにしていなかったでしょう・・・ ●前半:ドイツのシステムがアルゼンチンの個人技を封じる ドイツが序盤から猛攻を仕掛け、MFミュラーが前半4分、フリーキックを頭で合わせてゴ〜ル!1対0 その後も、アルゼンチンの攻撃の要であるFWメッシを徹底的にマークして仕事をさせず、有利な展開を続けました。 今大会のドイツは、システムの完成度を高めるパス回しの速さはもちろんのこと、FW陣のみならずMF陣のドリブルによるカウンターの速さが目立ちます。これによって、決勝トーナメント第1戦では、イングランドに戦意喪失させるほどの決定打を放ちました。 また、ドイツはFW陣のクローゼやポドルスキーまでもが、気がつくと自陣内で的確な守備を行なってアルゼンチンのFWメッシやFWテベスの動きを完全に封じ、次の瞬間には猛スピードでカウンターを仕掛け敵陣内に切り込んで行く・・・その運動量の豊富さには目を見張るものがあります。 ●後半:もう誰も手が付けられない・・・完璧なドイツ アルゼンチンが後半20分あたりまで猛攻を繰り返し、決定的な場面を何度も作りましたが、23分に一瞬の隙をついたドイツのFWポドルスキーのパスをFWクローゼが蹴り込んでゴ〜ル!2対0 これで、クローゼはワールドカップで通算13点目のゴール、これは歴代3位の記録です。 そして後半29分、ドイツのMFシュバインシュタイガ―が、ゴールエリア内で喰い下がるアルゼンチンのディフェンスを次々にかわして、パスを受けたDFフリードリヒ(守備の選手!)が着実に蹴り込んでゴ〜ル!3対0 さらに後半43分、またまたクローゼがパワフルにゴ〜ル!4対0 これでクローゼは通算14ゴールで歴代2位です。 終わってみたら、なんと・・・信じられない・・・こんなことがあるのか・・・ドイツがアルゼンチンを4対0で下しました。 これで、ドイツはワールドカップの決勝トーナメントで、イングランド、アルゼンチンという超強豪チームから4点ずつ、計8点をもぎ取ったのです! これはワールドカップの歴史に燦然と輝く記録ですし、歴代のドイツチームのなかでも最強と言えるのではないでしょうか・・・優勝予想でドイツを外して、ど〜もスイマセンでした。(響のノリで) VS 誰がこんな点数差を予想しました? ほんと歴代最強のドイツです・・・すご過ぎる! |
2010年7月3日(土) 曇 すごい、すごい。オランダが王者ブラジルを粉砕! 一昨日、「オランダを応援します」と書きましたが、本当に強豪オランダが超強豪ブラジルを2対1で下し、ベスト4進出を決めました。 この試合の見所は、まずは“ワールドカップの準決勝の主審”が日本人としては初の西村さん・・・これって、凄いことなんですよ! しかも、後半28分にはブラジルのMFフェリペメロにレッドカードを毅然とした姿勢で出すなど、見事なジャッジの連続でした。 ●前半:圧倒的にブラジルが有利 前半10分で、前述のMFフェリペメロの“針の穴を通す”ようなロング縦パスを、FWロビーニョがワンタッチでズドーンとゴ〜ル!0対1 その後、MFルイス・ファビア―ノやMFカカの芸術的ともいえるシュート攻勢で、オランダを圧倒しました。 ●後半:オランダの粘り強い攻めで、ついにブラジルが崩壊 本来はFWロッベンが世界的なエースストライカーとして、シュートをバンバン放つはずが・・・ブラジルの守備陣に完全に動きを封じられていました。 ここでオランダの凄いところは、それならばとFWロッベンがMF的な役割に転じ、予選リーグの日本戦でもゴールを決めたMFスナイデルにボールを集め始めたんですね。 この作戦が功を奏し、MFスナイデルの強烈なフリーキックがブラジルのオウンゴールを誘って、まずは同点!1対1 さらに、同じくスナイデルが、ロッベンがコーナーキックで放ったミサイルのようなボールを頭に合わせて、今度はきれいにゴ〜ル!2対1 そして、我々は目を疑うような光景を目にすることになります・・・明らかに・・・王者ブラジルが焦り始め、動きが荒く散漫になってきました。 その結果として、MFフェリペメロの反則に対してレッドカードが出されて退場・・・もう雪崩を打ったように世界一の軍団が乱れに乱れ、崩壊してしまいました。 それにしても、オランダは前半の劣勢をよく後半で盛り返しました。粘りに粘って、臨機応変に戦術を転換することで、鉄壁なはずのブラジルの牙城を崩したのです。 ●4年後の日本代表がお手本にすべき試合 ついでながら、今後の日本代表が目指すべき姿がそこにありました。予選リーグの日本vsオランダの際、日本は前半を0対0で耐えながら、後半での粘りが足りず(と言うか、それまでの激闘からの疲れで足が思うように動かず)に得点を許してしまいました。 やはり今後は、 @後半でも足が止まらないよう「フィジカル面の強化」 A世界の強豪に最後まで喰らいつく「メンタル面の強化」 B臨機応変に最良の攻撃・守備ができる「戦術面の強化」 この3点をベースに、計画的に“Jリーグの運営”“選手の強化”“国際試合の増強”を図れば、次回のワールドカップでベスト4を狙うことは十分に可能でしょう。 VS 6月22日、オランダのベスト4進出を予想していて良かった・・・きっと、この調子で決勝進出! ※後日記: オランダのMFスナイダ―のフリーキックによる1点目の得点は、当初ブラジル側のオウンゴールと判定されましたが、 翌日になってスナイダ―の得点として正式に認定されました。 |
2010年7月2日(金) 晴 両者の実力が拮抗した時、勝負が止まって見える・・・ 昨日は、FIFAワールドカップの日本代表メンバーが堂々と凱旋しました。次の4年間に向けて、歩み始めた彼らに栄光あれ! ところで、一昨日の日本vsパラグアイの死闘について、“退屈な試合”“決定的場面がなく面白くない試合”といった酷評があちらこちらで流れているようですが、とんでもない話です。そういう物事の表面しか見ない評論家が幅を利かして・・・困ったものです。 あの試合を見ながら、私は過去にリアルタイムで見た2つの試合を思い出していました・・・実力もタイプも同じレベルのチームや選手が対戦した際、時として勝負が止まったように見えてしまうのです。 滅多に見られない現象ですので、一昨日の死闘を見ることができたことは、サッカーファン、いやスポーツファンにとってラッキーだったのですよ! ●1985年、トヨタカップ(サッカークラブチーム世界一決定戦) 将軍ミシェル・プラティニ(フランスの英雄)が率いるユベントス(イタリアの名門チーム)と、アルゼンチンのアルヘンティノス・ジュニアーズが激突しますが、0対0のままPK戦に持ち込まれ、最後は千両役者のプラティニが決め、ユベントスが優勝しました。 トヨタカップ史上、最も退屈な試合と酷評されていますが、当時テレビ局でADのバイトをしながら画面を食い入るように見つめていた私には、実にエキサイティングな試合に思えました。 だってだって、あのプラティニが後に「我が人生で、最高に美しいゴール」と述懐したスーパーゴールが生まれた試合ですよ! それがオフサイドの誤判定(?)で幻のゴールと終わり、プラティニが下の写真のように寝転がって抗議するといった場面もありました。 当時、プラティニはもちろん、サッカーの神様ジーコらが“華麗なサッカー”を披露していた輝かしい時代に、上記のような“伯仲して動かない試合”というものが逆に新鮮に思え、妙に興奮したのを覚えています。 ●1980年、燃える闘魂 アントニオ猪木 vs 熊殺し ウィリー・ウィリアムズ 異種格闘技戦で、アントニオ猪木が空手界の頂点に立つウィリー・ウィリアムズと対戦し、決着がつかないまま場外乱闘・・・ウィリムズの正拳が猪木の肋骨を砕き、猪木の“腕ひしぎ逆十字”がウィリアムズの腕をへし折ったのです。 そういう勝負の付け方の良し悪しは別として、常に真剣勝負で対戦に臨むアントニオ猪木は、私にとって永遠のヒーローであり、少々グダグダに終わったモハメド・アリ戦とは異なり、このウィリアムズ戦は“実力拮抗の動かない名試合”のひとつとして、永遠に語り継がれることでしょう。 今や欧州サッカー界の重鎮、将軍ミシェル・プラティニ タバスコの販売権は失っても、闘魂は死ぬまで失わない! |
2010年7月1日(木) 曇 今月は、東京で腰を据えて業務に取り組みます。 今月も研修講師業務が連続するものの、出張に次ぐ出張が続いた先月と打って変わって、会場はすべて東京都内なので、腰を据えて仕事ができます。 今月は、講師業務の他にも、新規研修のプログラム化や、顧客企業内のフォロー、コンサルティング業務での新展開など、将来に向けた様々なノウハウの文書化業務が続くため、オフィスを中心に取り組めるのは有難い環境です。 そして、忘れちゃいけない・・・ワールドカップはいよいよベスト4〜決勝に向かい・・・当然、リアルタイムで観ますよー! ブラジルvsオランダ ウルグアイvsガーナ アルゼンチンvsドイツ スペインvsパラグアイ ブラジルが圧倒的に有利と見られがちですが、個人的にはオランダのFWロッベンがどこまでブラジルの守備を切り崩せるかを見てみたい・・・オランダを応援します。 アルゼンチンvsドイツは、マラドーナ監督が現役の頃からの因縁の対決・・・ドイツの鉄壁なシステムに、どこまでメッシやイグナインたちが切り込めるか・・・ものすごい死闘になることは必至で、最後はアルゼンチンがかろうじて勝利、といったところでしょうか。 スペインのFWジャビのテクニックも要注目ですが、とりあえず、この程度にしておきます・・・当初の優勝予想を大ハズシしたトラウマが残っているため、あまり先のことは言わないことにしました・・・ 好カード(早朝)の日は、偶然にも有難くも、研修業務が入っていません・・・うっしっしっ |