解説・雑記

≪雑記帳≫

2010年9月30日(木)  曇ときどき雨   リスクマネジメントの基礎の基礎について

 昨日、尖閣諸島問題について書きました。その背景には様々な要素が考えられるものの、私が一国民として憂うのは、相変わらず日本はリスクマネジメント(危機管理)に弱いという点です。

 自然災害に対するリスクマネジメントについては、阪神淡路大震災以来、各方面で真剣な取り組みが成されレベルアップしてきました。しかし、政治・外交の世界では、その遅れが目立つのが心配の種です。


備えあれば憂いなし

 リスクマネジメントは、政治の世界から企業経営、ひいては個人の活動に至るまで、あらゆる面で必要なものです。

 ポイントはひとつ、まさに「備えあれば憂いなし」であり、危機的状況が発生した際に何をなすべきかを予め洗い出し、整理しておくことに尽きます。

 危機的状況が発生してから慌てて「どうしよう」と考えるから対処が遅れたり、対処方法を間違えたりするのです。
 前もって、危機的状況の度合いや内容に応じた対処方法を考えておけば、被害は最小限で済みますし、次の段階に向けた手を打ち易くなります。


整理の仕方

 危機的状況への対処方法を洗い出したら、その整理の仕方としては、今月15日の 業務の効率化やスケジューリングに必要なこと その(3) にも出てきた「ツリー構図(ロジックツリー)」を使うと便利です。
 これは、そのまま「危機管理マニュアル」として使用することができます。

 ごく簡単に示すと下図の通りです。企業経営であれば、大項目は例えば「設計段階、製造段階、販売段階」といったものがあり得ますし、個人(営業担当者)であれば大項目が顧客別になっていたり、あるいはプロジェクト別とか商品別といったケースが考えられます。

 もちろん下図は最小限のものですから、実際には大項目が相当な数になるでしょうし、中項目についてもケースに応じ、例えば「閣議決定を要する事項」「各省単位での対応事項」「地方機関での対応事項」といった内容にすることもあり得ます。


    【外交交渉に重点を置いたロジックツリーの一例】

       

 「ツリー構図(ロジックツリー)」は、一度作成したら終わりという訳ではなく、いろいろな見地(他者の目)から検討したり、実施ごとに内容をチェックしてブラッシュアップしていく必要があります。


抜けや漏れ(予想外の出来事)は最小限に

 ロジックツリーで整理する最大のメリットは、予め対応策を考える際に様々な角度から想定されることを洗い出しますので、「あぁ〜、まさかそんな反撃を喰らうとは・・・」という抜けや漏れを防ぐことができることです。

 また、危機的状況が本当に突発的に起き、予め対応策を考える時間が無かったとしても、ロジックツリーで考える習慣が定着していれば、ものの数時間もあれば基本的な対応策の洗い出しと整理が的確にできます。


 今回の尖閣諸島問題で、日本の政府高官が「中国が謝罪や賠償を要求してきたのは想定外だった」と発言しましたが、これには驚いて空いた口が塞がりませんでした。
 これは、世界に向かって、
  @日本は、想定される危機的状況に対して、予め考えるシステムや習慣がありません
  A突発的な危機的状況に際して、どのように対応するかを考えるシステムや習慣がありません
と公表したに等しいのです。


(参考)
 ほんの一例ですが、1962年のキューバ危機の際、ケネディー大統領は高官を集め、考えられ得るアメリカの対応案(核攻撃、船舶への攻撃、経済制裁、引き延ばし策、黙認など)を洗い出し、それぞれに対して予想されるソ連の動きと導き出される結果も洗い出し、ロジックツリーの発想で整理し、最適な手段として“海上封鎖”を選択して見事に危機を乗り切りました。


                        
             菅首相は「国家戦略室」を立ち上げた人ですから、当然リスクマネジメントについても
             よくご存知のはずですが、なぜか言動は場当たり的でロジカルではありません・・・
             補佐官や私設秘書が何をやっているのか不思議です。

2010年9月29日(水)  晴   太平の眠りを覚ます尖閣諸島問題

 ここ数日、複数の方から「今回の尖閣諸島問題では、やはりタカ派のお立場ですか?」という質問を受けましたが・・・あのぉ、国益について他国へ権利を主張することと、タカ派であることとは、別の次元の問題だと思うのですが・・・。


もはや、タカ派・ハト派で割り切れない時代

 私は、先月この雑記帳の いきなりで恐縮ですが・・・核兵器廃絶のこと遠い道程かも知れないけど・・・考えるべきこと にも書きましたように、私なりに平和の実現に向けたステップを考えているつもりです。
 ただ、平和への道程には“歴史的背景⇒民族的感情”とか“経済的事情”“軍事的事情”など、様々な要素が絡むので、“ラブ&ピース”といった一筋縄ではいかないのです。

 今回の尖閣諸島問題は、まさに複雑な要素が見え隠れして、単に「傲慢に要求を突き付ける中国に対抗しよう」では済まないことが明白になりました。

 目標像としては「中国との友好関係を深めること」が大切ですが、その実現に向けては“お金”や“軍事”が絡む訳ですから、ひとつひとつの場面で日本の立場を明確にし、主張すべきところは主張し、譲れない部分は断固譲らない、といった強い姿勢が必要です。


太平の眠りを覚まされた

 日本にとっては、先月の アジアの中の日本・・・危機感や緊張感が無いと にも書きましたように、ただでも経済的優位性が揺らぎつつあるところに、先に政治的・外交的・軍事的問題が待ったなしでドーンと現れたのですから、ここは「国家百年の計」を考えて対処しないと大変なことになります。

 これまでにも、日米安保条約をめぐるゴタゴタや核の持ち込み問題など、危機のようなものは様々ありましたが、それはあくまでもアメリカとの関係の範疇であって「よもや同盟国である日本を最後の最後で潰すようなことはしないだろう」という安心感というか甘えが許されました。

 北朝鮮のミサイルにしても「技術大国日本でさえ、ロケット開発にはさんざん苦労したんだ。北朝鮮の技術で、ピンポイントで東京を狙えるミサイルなんか作れないだろう。」という妙な暗黙の了解が国民の間にありました。

 しかし、中国から根拠のない“謝罪要求”や“賠償請求”を突き付けられたり、ご丁寧にもそれにビビッて、逮捕した漁船の船長を我が国は釈放してしまったり・・・その船長が英雄気取りでピースサインを出しながら帰国する模様が世界中に放映されたり・・・ここまでの国辱は、戦後初めてではないでしょうか。

 「平和ボケ」という言葉が使われて久しいのですが、今回の件で「対処を一歩誤れば、重大な国益の損失につながる・・・そんな国際情勢の中に日本は存在する」という事実を国民が広く自覚することとなりました。
 言い過ぎかも知れませんが、1853年の「ペリー提督率いる黒船の襲来」以来の出来事ではないかと思うのです。


国際世論に助けられた日本

 今日現在、中国の対日強硬姿勢は緩和傾向にあるように報道されています。(ゼネコン大手フジタの社員が中国で拘留されているため予断を許しませんが・・・)

 ただ、多少なりとも緩和された背景には、アメリカのクリントン国務長官による「尖閣諸島問題は日米安保の範疇だ」という発言や、ワシントンポストやニューヨークタイムズといったメジャーなマスコミによるアンチ・チャイナの記事など、アメリカを中心とした国際世論や政治・外交的圧力が存在します。

 思えば、日米安全保障条約50年の歴史の中で、今回ほど安保条約が有効に機能したことはないと言えるでしょう。


今後、世界に及ぼす影響

 まず、日本においては次の総選挙で「外交」、その前提となる「国の姿勢、政治家としての使命」が問われることになるでしょう。そうでなければ「国家百年の計」を任せられません。
 また、メリット・デメリットが様々あるにせよ、日米安保条約が必要な場面もあることが明白なった現在、例えば沖縄の基地問題にも大きく影響してくるでしょう。

 次に、アメリカにとっては、彼らの本音としては“いい迷惑”かも知れません。経済対策のつまづきでオバマ政権の支持率が落ちている中、アジアで勃発した緊急事態・・・ここの対処を誤ると「アメリカは頼りにならない」との烙印を世界中で押されてしまいますので、「それどころじゃないのに」と思いながらもアジア対策へ注力せざるを得なくなります。

 アジア・アフリカ諸国においても、特に中国との政治的・経済的友好関係を深めようとしていた国にとっては、衝撃が走っていると思います。
 “袈裟の下から鎧が見えた”という事態ですから、「あの日本に対して、あれほど露骨に仕掛けたんだから、いざという時、我が国はどうなるんだろう」という不安を感じているはずです。(大多数の国は、経済的にも軍事的にも、日本より遥かに小さい訳ですから・・・)

 さらに、中国にとっても今回の件はデメリットの方が大きいと思います。国際社会で、アメリカと対等に並ぶ大国として振舞うはずが、皆から顔をしかめて敬遠された訳です。
 まあ、そんなことで気に病む人達ではないのでしょうが、尖閣諸島問題を世界にアピールして領土を広げようとしたはずが、その裏に隠していた“軍事的事情”までをも見せてしまうことになったのですから、数十年後の中国人が見たら「やり過ぎて、誤算を生んじゃったね」ということになるでしょう。


留意したいこと

 さて、冒頭のタカ派・ハト派の話にも関わってきますが、こういう状況の時には「対中国強硬論」が必ず出てきます。その多くは中国と敵対することを前提として、対処法を論じていくのですが、こういうのをタカ派と呼びます。

 私が自分をタカ派ではないと言うのは、べつに中国と敵対しようとは思っていないからです。ただ、きちんと筋を通すべきだと言っているのです。
 「中国は、日本を含む欧米思考と価値観が違うから、筋は通らない。話し合っても平行線だ。」という人達もいますが、それでは問題の解決にはなりません。

 中国が大国として国際舞台において活躍したいのなら、ある程度は既存集団の価値観なり筋に合わせるべきなのです。
 これは根気のいる仕事にはなりますが、日本はアメリカやアジア諸国と連携して、繰り返しひとつひとつの問題で価値観や筋を説得していくしかないのです。そうすることで、日本の国際舞台での価値が高まることにもなります。


 国民的歴史作家の吉川英治氏が「新・太平記」(南北朝時代を背景に、足利尊氏や楠正成たちが登場)のなかで、このように書いています。
 『世の中が乱れてくると、勇ましいことを言う者が如何にも正しいと思われがちである。ただし、その者の言に従うと、戦乱を招くことは必定である』

 今の日本は、吉川氏の言を肝に銘じながら、なおかつ強い意志をもって、いろいろな意味で大きな隣国と付き合っていく必要があります。

                     
     <尖閣諸島>  海底ガス田が眠る宝の山だから、中国が強引に進出してきた、という「経済的事情」
                もちろんそれも一つですが、軍事大国として制海権を握りたいという「軍事的事情」が
                本当は一番大きな要因です・・・そうそう簡単に諦めてくれる訳がありません。
                日本は褌を引き締めて事に当たる覚悟が必要となります。

2010年9月26日(日)  晴   ソウルに行ってきましたハムニダ(社会・風物編)

 他のジャンルは、こちらをご覧ください。⇒ (食事編) (観光編)


 韓国や中国に行くと、日本人が気付いていない、あるいは忘れている大切なことを教えてくれるような気がして・・・まあ、単に美味いもの食って、綺麗な景色や荘厳な歴史的建造物を見て楽しむだけでもいいのですが・・・いろいろ感じたことを、一見くだらないことも含めてグダグダ書いてみます。


【 社 会 ・ 風 物 編 】


地下鉄事情・・・ハブ化戦略との関係

 ソウルは東京と同じく地下鉄が網の目のように整備されています。東京のパスネットやSUICAと同じ感覚で使えるカード(写真左)もあります。

 東京(というか日本)と違う点は、カードに料金をチャージする場合、ボタンひとつで韓国語・英語・中国語・日本語から言語を選ぶことができ、画面の文字に加え音声で親切にチャージ方法を教えてくれることです。この機械はソウル市内の全ての地下鉄駅に配置してあります。(写真右)

 近年、韓国はアジアのハブ化(拠点化)戦略を推進しており、今や空は仁川空港、海は釜山港がアジアのハブ(拠点)として地位を確立しつつあります。
 日本は完全に出遅れた形で、国土交通省もようやく事の重大さに気付いて動き始めたようです。

 ただ、韓国がハブ化に今のところ成功している最大の要因は、やはり地下鉄のカードが4ヶ国語から選択して使用できるようバックアップしているような“国際感覚”であることに留意すべきでしょう。
 この「海外の人々を徹底して受け入れる」という姿勢を具現化しないと、ハブ化戦略では追いつけないと思います。

        


自動販売機の普及

 自動販売機が街中に設置してある国は、世界中で日本だけ・・・という神話が崩れつつあります。自動販売機を設置できるということは、その国の“治安の良さ”や“モラルの高さ”を示す訳で、これまでは日本の独壇場だったのですが、韓国が追いついてきた訳です。

       


地下鉄駅のトイレの洗面所にて

 地下鉄の乗車用カードが進歩している話とは逆の現象で、日本と同じような液体石鹸(写真左)を設けている駅もありますが、石鹸をまるのまま(写真右)という駅が意外と多いのです。えぇーっ、いくら石鹸でも、どこの誰とも分からない人が○○○を触った手で・・・うーん、使いたくないですぅ・・・

       


どこかで見たような自動車のオンパレード

 韓国や中国はコピー天国であるとよく言われますが、それはカバンやアクセサリーに限らず、日本のお家芸である自動車にも及んでいるようです。
 街中で見かける自動車の8〜9割は韓国製(大部分は現代自動車)で、残りの多くはドイツ車(ベンツ、アウディが多く、BMWもそこそこ)という感じです。日本車やアメリカ車はごくわずかです。

 しかし、何となく日本車がたくさん走っているように感じるのは、はっきり言って日本車と酷似した韓国製の車が目立つからです。
 韓国の良い面・見習うべき面を前述しましたが、こういう権利とかアイデアに関する分野において、韓国はまだまだ発展途上であり、日本はもっと強く権利保護を主張すべきだと思うのです。

(ごく一部の例ですが、写真左2枚は、どう見ても日産プレジデント、写真左から3枚目は日産ティアナ、写真右端はベンツEクラスではないですか・・・?)


    


ソウル警察の装甲車

 あのぉ・・・たまたま警察署の横に停まっている装甲車を撮りましたが・・・この装甲車が必要になる犯罪って、どんなの?! 軍隊の装甲車じゃないんですよぉ・・・

         


日韓の微妙〜な関係

 缶ビールの値段ですが、ハイネケン(オランダ)、バドワイザーやミラー(アメリカ)はいずれも約170円、これに対してスーパードライ(日本)は約260円です。いかに日本の商品に高い関税がかけられているかが分かります。

 シェラトンでは現在、新しいタワーの建設中であり、宿泊客向けに騒音に対するお詫びの手紙が配布されているのですが、その文面の一番上は英語、二段目は中国語、三段目は韓国語、そして一番下が日本語です。
 ちなみに宿泊客の人数は、レストランで聞こえてくる言語を基に推測するならば、圧倒的に日本人が多く、次に中国人・・・韓国人は意外と少なく、欧米系はごく僅かでした。

 金浦空港から地下鉄金浦空港駅に向かう地下通路に、「竹島」の模型が設置されています。竹島の領有権を“既成事実”として国際世論に訴えかけようとしているのでしょうか・・・この執着心、この行動力、日本は決して甘く見てはいけません。
 今日現在、尖閣諸島の領有権を巡って中国との関係が険悪化していますが、これに乗じて竹島問題が再燃するのは目に見えています。

 竹島も尖閣諸島も日本の領土であることは明らかですが、なぜここまで揉めることになったのか・・・歴史的経緯、国民感情、経済的事情、政治的関係など絡みに絡んだ糸をほぐし、主張すべきところは強く主張し、なおかつ国際世論に訴えていくことも必要でしょう。(オリンピック誘致失敗に見られるように、日本が最も苦手とする部分ですが。)

             


 楽しいツアーのレポートの最後がこんなに固い話では面白くありませんね・・・

 話はガラッと変わりますが、最近は日本でも人気急上昇の「KARA」や「少女時代」といった美形女性グループの影響もあってか、昨年と比べて街中でミニスカートやホットパンツの女性が目立ったように感じました。
 はぁ? 写真が無いってクレームですかぁ? 撮れるわけないでしょ!


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2010年9月25日(土)  曇のち晴  イチロー選手、10年連続200本安打、おめでとう!

 イチロー選手が10年連続の200本安打を達成し、安打製造機と称されたピート・ローズ氏の記録(通算回数10回)に並びました。凄いのひと言!彼のプロ魂はメジャーの世界にあっても格別であり、本当に尊敬します。

 ピート・ローズ氏といえば、1978年にシンシナティー・レッズの選手として日米野球のため来日しました。当時、王さんが現役最後の時期でしたが、巨人軍も巨人・広島連合軍もまったく歯が立たなかったことを覚えています。

 そのローズ氏のイチローに関するコメントが今日の朝日新聞のスポーツ欄に掲載されました。皮肉屋の彼にしては、大サービスの褒めようです。

 イチローは足が速く、打撃が柔らかい。驚異的なのは、内野安打の多さだ。全体の約25%が内野安打。こんな打者は大リーグ史上いない。内野安打の多さを批判する連中は論外だね。幸運もあるが、彼は打ち損じのゴロでも、最後まであきらめずに走っている。だから、安打になる。内野安打はダメ、というルールがあるか? 批判されるのは、何度も内野安打を許している守っている連中だよ。もっとイチローの打撃を研究した方がいいぞ、と。

 おかしいなあ・・・彼はイチローのことを「内野安打で安打数を稼げる世界一幸運な選手」とか、「日本のプロ野球はメジャーでは3Aレベル」などと、ケチョンケチョンに批判していたはずなんですが。
 やはり、イチローの活躍や姿勢を見ていて、発言内容を変えざるを得なくなったのでしょうか・・・それほど、イチローの存在が大きいということですね。


                        
         「スライディングは頭から!」 ピート・ローズ選手の雄姿・・・ほとんど空を飛んでます

2010年9月24日(金)  曇のち雨   名古屋に行ってきただがや

 昨日の夕方に名古屋へ移動して前泊し、今日は名古屋市内に本社のある某大手メーカーで「ロジカルライティング研修」の講師を務めました。

 5回にわたって筆記演習を繰り返したため、受講生の皆さんはヘトヘトになっていましたが、確実に自分の書いた文章がレベルアップしていくのが目に見えるので、表情が輝いているのが印象的でした。

 そういう訳で・・・“ソウルに行ってきましたハムニダ”の続編を目当てにご覧いただいた方、キティーちゃん仕様の名古屋菓子でも見ながら、少々お待ちくださいましね。


                     
                 “なごやん”・・・ご当地キティーちゃん商品の一種ですね。

2010年9月23日(木)  晴   ソウルに行ってきましたハムニダ(観光編)

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 私が初めてソウルを訪れたのは、1990年の冬でしたので、ちょうど20年前のことです。その間に、韓国は目覚ましい経済発展を遂げ、街全体の風景も様変わりしました。

 今回は、昔ながらの路地裏の写真もけっこう撮りましたが、人様にお見せすることを考えると・・・やっぱりメインストリートを中心にご紹介したいと思います。


【 観 光 編 】


(1)景福宮(キョンボックン)

 ソウル最大のパワースポットを誌上でご案内しまーす! (南から一直線に真っすぐ、北に向かって1kmほど歩くことを頭に描きながらご覧ください。)

<歴史的な背景>
 1935年に李成桂が李氏朝鮮を建国した際、“風水”に基づいてソウル(京城)の街づくりを行ないました。
 風水によると、王宮の真北に山があれば、山の良い気が降りてきて王宮を満たすとされているので、「白岳山(ペックァッサン)」の真南に王朝の正宮である「景福宮(キョンボックン)」が創建され、その南側に街が広がっていきました。

 今では、白岳山と景福宮を結んだライン上に歴史上の英雄や名君の巨大な像が並び、王宮とソウルの街を守っています。


<では、南側からスタート!>

@李舜臣(黒い像)、世宗(金色の像)
 李舜臣は、16世紀に豊臣秀吉の軍勢が朝鮮半島を攻めた際(文禄・慶長の役)、李氏朝鮮を守った英雄です。(いつも韓国の人達からその話を聞かされ、日本人としては複雑な心境です・・・)
 世宗は、15世紀の第4代国王で、ハングルの制定や貨幣流通を促進するなど、歴史上最高の名君とされています。
 “武”と“文”の両巨頭が、風水の原則通りに王宮の南側で一直線に並び、王城(ソウルの街)を守っている訳です。

    


A歴史年表と、光化門
 世宗の像の横側には人工の小川が流れていますが、この小川の底は李氏朝鮮建国以来の歴史が刻まれた年表になっています。しばらく歩くと、白岳山をバックにした光化門(景福宮の一番外側の門)が近づいてきます。
 なお、光化門の前に立って後ろを振り向くと、中央官庁や大企業の本社がズラリと建ち並んでいます。東京でいえば丸の内です。

    


B光化門の守門将
 毎日、1時間に1回の割合で守門将の交代儀式をやっているようです。歴史マニアにとっては、たまらない光景ですね。それにしても、韓国の武将は色鮮やかですね。

           


C興禮門の守門将
 光化門をくぐり抜けると、外側から見て2番目の門である「興禮門」があり、ここでも守門将の交代儀式をやっていました。先程の守門将とは服装の色が違います。(たぶん色に意味合いがあるのでしょう。今度調べておきます・・・)

           


Dパワースポットの中心! 勤政殿
 3番目の門である「勤政門」をくぐり抜けると、そこはパワースポット中のパワースポット「勤政殿」が厳かに建っています。
 左から2番目の写真は、勤政殿の前に縦一列に並んで立っている石標で、“従三位”“正二位”といった貴族たちの階級が彫られています。つまり、国王に拝謁する際、自分の階級に合った石標の所に並んだようです。
 一番右の写真は勤政殿の中、すなわち国王の玉座であり、風水でいうところの“気”がここに集まってくるのです。

    


E勤政殿と白岳山
 白岳山は、勤政殿に流れ込んでくる“気”の源です。私も白岳山からの“気”を全身に浴びて、パワーアップです。
 それにしても、何となく形が富士山に似ていますね。最近、中国人も富士山ツアーに大勢やって来ていますし・・・人間は本能的にこういう形の山に“神秘”を感じるのでしょう。

         



(2)仁寺洞(インサドン)

 景福宮から地下鉄で一駅分移動すると、東京でいえば原宿の竹下通りにあたる仁寺洞(インサドン)があります。
 日本人観光客も多いのですが、意外といえば意外・・・インド系の人々が多かったのが印象的でした。やはりコンピューター関係の仕事でやって来たんですかね。


@小洒落た雑貨店が無数に並ぶ
 竹下通りとか、軽井沢の旧軽銀座を思い浮かべて、そこの看板の文字をハングルに書き替えたら、こんな感じでーす、という雰囲気の街並みです。
 とりあえず、家内の見立てにより韓国らしい色柄の小物入れを両親と自分達の分、買いました。私は何に使ったらいいんでしょう・・・ギターのピックとかトランペットのグリースとか・・・うーん

    


A新旧 お茶飲み場

 仁寺洞の中央部からやや奥まった所に「伝統茶院」というレトロな喫茶店があります。さっきまでの喧騒とは裏腹に、ゆっくりと穏やかに時間が流れていきます。
 ここで真っ赤な“五味辛茶(オムジャティー)”、一種のハーブティーを飲みました。甘酸っぱくて、風味も爽やかで元気が出そうです。
 
 レトロの次は現代ものですが、地下鉄・仁寺洞駅の入口付近に見えるのは、なんと「スターバックス」ではありませんか。しかも、よく見ると店名がハングルで書かれています。
 韓国でスターバックスの店名がハングルで書かれているのは、ここ仁寺洞だけとのことです。

         



(3)シェラトングランデウォーカーヒル

 ハワイに行くときもそうですが、宿泊先はシェラトンと決めています。やはりサービスと雰囲気が良いですね。(ウソつき〜、会員カードにポイントが貯まるからだろう〜)

 地下に韓国で最初にできた“カジノ”がありまして、さすがに中を撮るとヤバイことになりそうなので、入口付近でパチリです。その後のことは・・・思い出す必要のないことは思い出さないことにします。

 部屋からは、ソウルの中央を東西に流れる漢江(ハンガン)が見えます。写真は漢江の南岸地区で、高級高層マンションが立ち並んでいます。東京でいえば東京湾を臨むウォーターフロント一帯に相当します。

    



 今回は、3日間のうち晴れたのは2日目だけだったのですが、歴史的パワースポット「景福宮」の周辺と内部を見て回れましたし、流行りの「仁寺洞」も見学できましたので、満足×満足です。


 他のジャンルは、こちらをご覧ください。⇒ (食事編) (社会・風物編)

2010年9月22日(水)  晴   ソウルに行ってきましたハムニダ(食事編)

 他のジャンルは、こちらをご覧ください。⇒ (観光編) (社会・風物編)


 9月19日(土)から21日(月)、2泊3日でソウルに行ってきました。飛行機に乗っている時間が2時間なので、“早い・安い・美味い”と手軽に行けるのが良いですね。(美味いだけ種類が違う・・・?)

 初日と3日目はどしゃぶりの雨で動きが取れませんでしたが、一番重要な二日目は快晴で、絶好の観光日和でした。

 今日から「食事編」「観光編」「社会・風物編」の3回シリーズでレポートしますので、ソウルに行く予定のある人は参考にしてください・・・ちょっと偏ってるかも知れませんが・・・。


【 食 事 編 】


全州中央会館: 地下鉄4号線・明洞(ミョンドン)駅 5番出口より徒歩1分

 今回のソウル・ツアーの最大の目的は、この店の「海鮮チヂミ」を食べることで、金浦(ギンポ)空港に到着して2時間後には目的を達成して満足満足! あとは余裕をもってソウルを楽しむことができました。


@店内は日本人観光客も目立ちますが、基本は地元の方々が舌鼓を打つ人気店です。

A海鮮チヂミ(約1,200円)
 これまでにも、さんざん書いてきましたが、もっちりくにゅくにゅの食感と、ニラのほど良いシャッキリ感と、タコやエビを中心に海産物が醸し出す深みのあるコクが一体となって、もう絶妙な味わいです!

B味噌チゲ(約470円)
 味噌の風味が豊かな小鍋です。スプーンにご飯を置いて、チゲの汁に浸して食べると最高です。

Cヤーコン辛ビビン冷麺(約500円)
 緑色の細麺(日本の素麺より細い)が、これまた食感がモチモチして、辛さと相まって美味です。


     
 @派手な看板の割にはシックな店内           Aこれを食べるために時間と金を使ってソウルまで来ました!

    
 B日本の味噌と違い、煮込んで味わいの出る味噌。    C食感が抜群の冷麺。    D韓国ではキムチ類はタダ。



フォーシーズン(シェラトングランデウォーカーヒル内) 地下鉄5号線・クゥアンナル駅よりシャトルバス

 ビュッフェ形式ですが、舐めたらイケませんぜ、ダンナァ〜(誰がダンナじゃ)。伊達に一人あたり約6,000円も取ってませんぜ。
 とにかく、肉!ここに来たら肉! 歯応え抜群で、噛み応え十分なニク〜ッ!という食感・満足感を得ることができます。


@牛肉のステーキ
 これこれ、柔らかいのに噛み応えがあって、肉汁も旨味たっぷり! ほんと、韓国の人は肉の食い方を、よお知ってはる! 小ぶりのステーキでしたが、全部で5枚食べて、う〜ん満足度200%!

A牛テールの煮込みは、ステーキと違った“柔らかコリコリッ”という食感がまたGoodでした。

Bマスタード・リーフ、コリアン・リーフなど、日本のバイキングでは見かけない葉物が満載でした。

C実は、韓国では牛肉以上に豚肉が食べられていて、スペアリブも旨味と甘味が重なって美味。

Dなぜか、鰻の照り焼きもあって、これが上記のスペアリブと同じくらい美味いんです、ほんと。

Eキムチやナムルといった副菜も数多く揃っていて、これだけで腹いっぱいになりそうな勢いです。

F当たり前のようにニンニクがまるまる蒸し焼きされたものが並んでいました。意外と臭くないです。


    
               @超美味、牛肉のステーキ! A牛テールの煮込み    B珍しい葉物のサラダ

     
 C豚肉のスペアリブ     D鰻の照り焼き         E様々なキムチ類      Fニンニクのまるまる蒸し焼き



土俗村蓼鶏湯: 地下鉄3号線・景福宮(キョンボックン)駅 2番出口をまっすぐ3分歩いて左折すぐ
 (トソクチョンサンゲタン)

 東京でいえば皇居〜丸の内にあたる景福宮の近くに、この蓼鶏湯(サンゲタン: 鶏一羽の腹にモチ米や朝鮮人参・クコの実などを詰め込んで白湯スープで煮込んだ料理)の名店があります。

 昨年は明洞(ミョンドン)の人気店「百済蓼鶏湯」で舌鼓を打ちましたが、その時は薄味の上品な味わいに感動しました。
 今回の「土俗村蓼鶏湯」はスープが白濁している分、かなりコクがあって、食べ応えのある深い味わいでした。どちらがクセになりそうかと言うと、こっちの方がインパクトありますね。


@蓼鶏湯(約1,100円)
 最初にスープを味わい、次に骨のまわりの鶏肉をしゃぶっていくと、腹の中からモチ米が出てきて、これがスープと混じって旨味が最高潮になります。これで1,000円ちょっとなんて信じられません。


Aキムチは、写真左が白菜、右が大根を漬けたものです。いくら食べてもタダ・・・驚きです。

B日本でいうところの昭和的雰囲気の店内、満員の客が去って、また満杯なる間合いで撮影。


    
 @地元の人にとってはファーストフード感覚。これで一人前。  Aでかいツボで2種類のキムチが出てきて仰天します。

     
 B昼食時はずらーっと列ができて入れません。午後3時頃の来店をお勧めします。



ナサルダンゴヒャン: 地下鉄3号線・安国(アング)駅 6番出口より徒歩5分

 この店は、今回偶然に見つけたのですが、まだガイドブックやインターネットに掲載されていないので、店内はほとんどが地元の韓国人です。かなり味・サービスともにレベルが高いので、そのうち日本でも知られることになると思います。

 仁寺洞(インサドン)という、東京でいえば原宿の竹下通りのような街がありまして、1kmほど両側に土産物店や雑貨店がずらりと並ぶ通りの中間地点にあります。(メイン通りから左折して、細い通りへ少し入ったあたりです。)


@海鮮チヂミ(約1,200円)
 前述の全州中央会館の海鮮チヂミを絶賛したばかりですが、ここもやはり食感・味わいともに抜群でした。ちょっとタコの食感が固いかなあ・・・でも、かなり美味しいのは確かです。

A冷麺(約470円)
 ここの麺は、かなりのごく細ですが、食感は豊かでスープとの絡みもバッチリです。そのスープの味わいは、ここ数年いろいろと食べ歩いた中でトップクラスです。麺部門では全州中央会館より上です。

Bキムチは、他店と比較してビリビリ感のある辛さが特徴です。でも美味しいですよ。

Cこの狭い通りには、日本のテレビにも登場した店もありますが・・・入る気がしませんでした。

D店内を撮影した直後、地元のOL様御一行が何組も訪れ、瞬く間に店内が満杯状態です。

E大きめの茶碗に注がれたマッコリ・・・これが一杯75円です。ほとんど飲み放題状態ですね。


    
 @海鮮チヂミ、海鮮の量は全州中央会館より多い     Aもっちり歯応えの冷麺   B副菜も充実してGood

     
 C安国駅から歩いて、左手にこの光景が見えたら左折  D地元OLに人気の店らしい E大茶椀のマッコリ、一杯75円


ノビチプ: 地下鉄2号線・乙支路入口駅 5番出口すぐ

 ここはガイドブックの常連・超人気店ですが、この日はドシャ降りの雷雨のため、店内はまばらで日本人は私と家内だけでした。

 なんと言っても、ここは骨付き肉を豪快に炭火焼で食すべきでしょう。「肉を喰らう」という美しい表現は、こういう店で使うためにあります。


@特大生カルビ 300g (約3,900円)
 これまでソウルの安くておいしい料理について書いてきましたが、とうとう一品3,000円超が出ました。その代わり、旨いのなんのって・・・下の写真で、骨付き肉が出され、焼かれ、切られ、盛り付けられる、その進化の過程をご堪能ください。


A副菜は、ここが一番豊富で全部で10種類くらいあったような・・・肉に夢中で忘れました。

B牛タンもかなり美味ですが、あくまでも骨付きカルビの前座です。

C石焼ビビンバも、間違いないレベルに収まっています。混ぜれば混ぜるほど美味ですね。


    
 @なんと美しい光景! 焼かれた肉は、キムチやニンニクの芽と一緒にサンチュに巻かれ、私の口の中へ・・・旨〜い!

    
 Aかなりの副菜が次々に  Bタンも美味だけど脇役   C石焼ビビンバも香ばしくて、なかなかの高レベル


【後日記】
 人気店の割には、写真にお客さんが写っていない、というご指摘をいただきました。これには訳がありまして・・・外国で不用意に他人へカメラを向けると、とんでもないトラブルに巻き込まれる危険性があります。
 したがって、集団が食事を終えてテーブルを離れた一瞬の隙を狙ったり、開店直後の店内の隅を撮ったりと、けっこう苦労したんですよ。



 他のジャンルは、こちらをご覧ください。⇒ (観光編) (社会・風物編)

2010年9月18日(土) 晴  業務の効率化やスケジューリングに必要なこと その(4)最終回

 その(1)は11日(土)、その(2)は12日(日)、その(3)は15日(水)をご覧ください。


 業務の効率化やスケジューリングに関する話は今日で最終回です。(気が向いたら応用編を後日書くかも知れませんが・・・まあ、雑記帳ですから、予定は未定です。)

 これまで3回にわたって書いてきたことについて、もし「難しいな」とか「面倒くさいな」と思われた方、ご心配には及びません。
 今日の分を毎日ではなくても結構ですから、週に何度か実践していただくだけで、随分と仕事の仕方が“早く”“確実”になっていきます。

 今日は、そのためのポイントとして、“Cチェック&持ちこしの決断”について書いてみます。
    @意志を持つこと
    Aスケジュールとスケジューリングの違いの認識
    B洗い出して、優先順位付け
    Cチェック&持ち越しの決断


チェック&持ち越しの決断

 今日の話は、主に「毎日のスケジューリング」に関するものです。(もちろん、週間・月間にも応用できます。)

 さて、朝一番に、何をしていらっしゃいますか? 今回お勧めしたいのは、10〜15分かけても良いので、その日のスケジューリングを行なっていただきたいのです。


 【洗い出し〜整理】

 まずは、その週の「週間スケジューリング表(前回分を参照してください)」を見ながら、その日のスケジュール(確定項目)とスケジューリング(将来に向けた項目)について、思いついたことを洗い出してください。
 もし、週間スケジューリング表が無ければ、「その週に何をしたらよいか」を頭に思い浮かべて、今日しておかなければならないことを考えてみてください。

 そして、今日のスケジューリングの上半分に「絶対に今日終わらせなければならない項目」、下半分に「明日に持ち越しても、例えばお客様に迷惑がかからない項目」を記入してください。
 この時、各項目の頭に○印を付けて、あとでチェックできるようにしておいてください。


 【チェック〜進捗管理】

 一日のスケジューリングが済んだら、スケジューリング表にチェックを付けながら仕事に取り組みます。チェック方法の例は、下記の通りです。

 まだ着手していない業務
 着手して進行中の業務
 ほぼ半分が済んだ業務
 ほぼ終わって、仕上げ待ちの業務(例: 企画書を上司に出して、その返事待ち)
 完了した業務


 【チェックをするメリット】

 最初は面倒くさいかも知れませんが、この方法が身に付くと「仕事の進み具合が目に見えるため、早く進みそうな仕事、そうでもない仕事の区別がつき、どの仕事に注力すべきかが客観的に分かる」というメリットがあります。
 もし、進み具合が予定より遅い場合は、「遅いということに気付くこと自体にメリットがある」と言えますし、「なぜ遅いのかを考えるキッカケになる」という、さらなるメリットがあります。

 そして、●が付くことにより、まずは小さな達成感が生まれ、●が増えることで大きな達成感につながっていきます。
 達成感とは、人間にとって意欲を湧かせる原動力となり得ますし、意欲の高まった人間は自ずと仕事への取り組み方も工夫するようになります。


 【持ちこしの決断】

 夕方近くになり、まだスケジューリング表の上半分の仕事(絶対に今日終わらせるべき仕事)が残っていたら、ラストスパーをかけましょう。もし、たくさん残っているようなら徹夜してでも終わらせなければなりません。

 その代わり、上半分の仕事が全て●になったら、下半分(今日終わらせなくても害はない仕事)が多少残っていても、スパッと切り上げて、あとは遊びにいくなり趣味に打ち込むなりしましょう。

 この“メリハリ”が大切なのです。下半分の仕事をダラダラいつまでもやっているから、効率は上がらないし、残業も増えるし、遊びにも行けず、趣味を楽しむこともできないのです。
 逆に、“メリハリ”を付けることに慣れた人は、「仕事の早い人」という評価が周りから下されているはずですし、いっぱい働いている割には遊び慣れていたりします。



 4回にわたってスケジューリングのコツを書いてきましたが、要は最後に書いたように「ある程度、仕事に目処が付いたらスパッと切り上げて遊ぶこと」が大切なのです。
 
 ただ、多くの人が“目処”が分からずにダラダラ仕事を続けているのが現状なのではないでしょうか。スケジューリングをきちんとすれば、その“目処”がハッキリしますので、安心して(?)仕事を切り上げ、好きな趣味に没頭できたり、飲んだり歌ったり充実した時間を多く過ごせるようになるのです。
 
 ぜひ、ますは2週間で結構ですから・・・最初は毎日でなくても結構ですから、お試しください。


 その(1)は11日(土)、その(2)は12日(日)、その(3)は15日(水)をご覧ください。


                   
     スケジュール表の終わった仕事に“レ”を付けても進捗管理になりませんので、ご注意ください。

2010年9月17日(金)  晴   「ソウル」へ行ってきまスムニダ

 今月6日にも書きましたが、恒例秋の韓国ツアーが近づいてきました。羽田空港から飛び立つので、いつもの国内出張感覚で行けるため、とても楽です。


韓流スターについて

 先日、ある飲み会で「今度、ソウルに行くんです」と話題を出した瞬間、私と同世代または上の女性陣から「じゃあ、○○○の写真集、日本でなかなか手に入らないから買ってきて」「へえ、△△△に行けるんだあ・・・いいなあ」なんて言葉が飛び交いました。

 ちなみに、○○○には彼女たちの間では常識的に大人気らしい韓流スターの名前が、△△△には“冬のソナタ”の撮影現場として知られ観光名所にもなっている地名が入ります。

 同様の現象は、昨年ソウルに行った時にも起こりました・・・何なのでしょう、この「ソウルに行くってことは、当然、韓流ドラマや韓流スターが好きよね! 詳しいよね!」的な感覚・・・

 言っておきますが、○○○の名前を何度聞いても私は覚えられませんし、仮に覚えても、ハングル文字が全く読めないため、ソウルの本屋で写真集を見たとしても、○○○のものかどうか分かりません。
 また、そもそも“冬のソナタ”は全く観ていないので、△△△の地名も知りませんし、行く動機が見つかりません。

 私の頭の中で顔と名前が一致するのは、ペ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴン、チェ・ジウの4名だけで、あとは知りません。


韓国へ行く目的

 まず、日本では食べられない本場の韓国料理を堪能することです。この雑記帳にも書きましたが、“噛み応えのある肉料理”、“食感抜群の海鮮チヂミ”、“味わい深い蓼鶏湯”・・・もう、たまりません。

 そして、景福宮や徳寿宮といった歴史的建造物巡りをし、それぞれの正門である興礼門、大漢門で行なわれる守門将の交代儀式を撮影することです。

 さらに、昨年は宿泊先のホテル内にあるカジノでボロ負けしましたが、今年は何とか一矢報いたいと思っています。


 はい、これが占部流韓国ツアーです。日本の芸能情報やTVドラマ、あるいは野球やサッカーには詳しい私ですが、韓国のものについてはチンプンカンプンのまま旅立ちます・・・


              
    太極旗と呼ばれる国旗      到着先は、仁川ではなく金甫空港  宿泊先のカジノ・・・捲土重来を期す!

2010年9月16日(木)  雨   ペップトーク研修公開セミナー 岩ア先生登場です

 かなり久しぶりに一日中雨が降り続くなか、水道橋駅近くのLMJ東京研修センターでは、会場が熱気に包まれながら「ペップトーク研修公開セミナー」が開催されました。

 企業の人事・教育関係のご担当者を中心に、プロ・ラグビーチームの監督・コーチの方々にもお集まりいただき、熱心に受講していただきました。開催に携わったメンバー一同、深く感謝しています。


第一部: 岩ア先生の講演
 熱きペップトーカーの岩ア由純先生がエンジン全開で、まるで背後に炎が見えるような、魂を揺さぶるパワフルな講演をしていただきました。
 日本初のプロ・スポーツトレーナーとして、トップクラスのスポーツ選手を相手に、時には兄貴のように、時には師匠となって真剣に向かい合ってきた“経験”と“熱い思い”の凝縮したエピソードが速射砲のように飛び出すのです。
 ぜひ、多くの方にお聞きいただきたいと思いますので、今回ご欠席の皆様も次回の10月21日には万障お繰り合わせの上、ご参加ください。


第二部: 企業向けペップトーク研修の紹介
 休み時間を挟んで私が講師を担当しました。まあ、ハード・ロックのステージの後に、ピアノ・ソナタを演るようなものですが・・・ここは私の役割として、きっちりと職場でペップトークを活用するポイントや研修内容を説明しました。
 模擬演習(シートへの記入)を行ないましたが、参加された皆様がそれぞれの立場で、一生懸命に取り組んでいただきました。ありがとうございます。



 企業向けのペップトーク研修、改良すべき点もあると思いますし、実際に研修活動が各地で展開されると様々な課題も出てくると思います。
 そのひとつひとつを誠実に受け止めて、修正すべきところは修正し、より「効果のあがる研修」「成果の出る研修」を確立していきたいと思います。


   ●10月21日の公開セミナーのご案内   ⇒ 公開セミナーご案内 をご覧ください。

   ●企業向けペップトーク研修の概要 ⇒ 8月6日記載分 をご覧ください。


    
  第一部:岩ア先生の情熱溢れるパワフルな講演     第二部:判別困難ですが、私です

2010年9月15日(水)  晴   業務の効率化やスケジューリングに必要なこと その(3)

 その(1)は11日(土)、その(2)は12日(日)、その(4)は18日(土)をご覧ください。


 現在確定している予定とは別に、将来に向けて取り組むべき業務を予定表に書き込むこと(スケジューリング)が習慣化されたら、「ゴール」すなわち「業務の効率化、ひいては自分の自由になる時間の増加」は大きく近づきます。

 さらに確実にゴールに近づくため、今日は、4つのポイントのうち、“B洗い出して、優先順位付け”について書いてみます。
    @意志を持つこと
    Aスケジュールとスケジューリングの違いの認識
    B洗い出して、優先順位付け
    Cチェック&持ち越しの決断


洗い出して、優先順位付け

 今日の話は、主に「週間スケジューリング」に関するものです。(もちろん、月間・年間にも応用できます。)

 さて、月曜日の朝一番、何をしていらっしゃいますか? 今回お勧めしたいのは、30分かけても良いので、その週のスケジューリングを行なっていただきたいのです。


 【洗い出し〜整理】

 まずは、その週におけるスケジュール(確定項目)とスケジューリング(将来に向けた項目)について、思いついたことを洗い出してください。メモ帳や裏紙にたくさん書き出してください。

 洗い出した項目は、下掲の「ツリー構図(ロジックツリー)」に当てはめて整理します。すなわち、大きなくくり(大項目)、具体的な活動(中項目)、詳細な活動(小項目)に分類(仕分け)して整理します。





 ツリー構図(ロジックツリー)で上手く項目を整理するポイントは、的確に“大項目”を作り込むことです。そのためには、下掲の概念図のように、自分が使い易い方法を選択してください。





 【整理の例】

 とりあえず私の例でまとめてみます。誌面の都合上、最小限の書き方しかしていませんので、必要に応じて各項目の数を増やしてください。(小項目あたりは、かなりの数になるはずです。)

 書き方も、下記のように短くまとめる必要はなく、実施すべきことを文章で表現してもOKです。ちなみに、下記の例は、優先順位型と時系列型を合体させたものです。


(大項目)
優先順位:1位           優先順位:2位          優先順位:3位
今週のペップセミナーの準備  来週のロジカル研修の準備  来月の戦略策定研修の準備
        ↓                  ↓                 ↓

(中項目)
スライド作成  配布資料成   スライド作成  配布資料成  スライド作成  配布資料成
   ↓        ↓         ↓        ↓        ↓        ↓

(小項目)
・○○の確認  ・△△の検討  ・類似回確認  ・□□の検討  ・市場調査  ・戦略表作成
・全体構成    ・項目別整理  ・顧客情報    ・全体調整   ・戦略考察  ・演習の検討
・作成〜校正  ・主催者調整  ・構成検討    ・作成〜校正  ・全体構成  ・細部の調整


 【スケジューリング表】

 上記の整理された各項目に「When(いつ・いつまでに)」「How(どのように)」を書き加えると、そのまま精度の高いスケジューリング表が出来あがります。


 【洗い出して、ツリー構図(ロジックツリー)で整理する理由】

 洗い出すことによって、実施すべきことの“抜け”や“漏れ”を防ぐことができるからです。また、ツリー構図(ロジックツリー)で大きな概念と小さな概念を分類することで、“小さなことにとらわれ過ぎて、大きな業務への取り組みが遅れた”といったミスを防ぐことができるからです。


 【優先順位】

 実施すべきことの優先順位の付け方は、社会人として仕事に取り組む上で、常識の範囲で決めていただければ良いと思います。(例えば、お客様に迷惑をかけない、という基準があれば、それに抵触しないよう優先順位を付ければ良いことになります。)

 もし、似たような項目があって優先順位を決め難い場合は、「重要性(自分や会社にとっての重要度)」「緊急性(すぐに取り組むべき項目か否か)」等の観点から、点数を付けて比較する方法があります。



 今回ご紹介した手法を、最初は少しずつでも結構ですから繰り返し実施していただくと、“スケジュールングの達人”になれることはもちろんのこと、“ロジカル・シンキング(論理的な思考力の向上)”にもつながります。
 なぜなら、ツリー構図(ロジックツリー)は、もともとロジカル・シンキングを行なうための思考ツールだからです。

 どうせやるなら、一石二鳥を狙って、「スケジューリング」と「ロジカル・シンキング」の二冠を達成してください。


 その(1)は11日(土)、その(2)は12日(日)、その(4)は18日(土)をご覧ください。


                     
    毎週月曜の朝一番の30分、その使い方次第で「スケジューリング」はもちろん、「ロジカル・シンキング」の達人に
    なることもできます!


2010年9月14日(火)  晴   満を持して・・・インド・ネパール料理の決定版!

 インドやネパールから日本にやって来て、インド・ネパール料理の店を経営していらっしゃる料理人の皆様・・・はっきり言って、日本人の味覚に合わせ過ぎです。
 注文の際、「思いっきり辛くして大丈夫ですよ」「母国で皆さんが食べているのと同じレベルでOKですよ」と言っても、やはり何かあったら困ると思っているのか、なかなか本場仕込みの味わいを堪能するには至りません。

 その点、今回ご紹介する本駒込のネパール料理店「TAAL(タール)」は、かなり本場の味に近く、一度食べたらハマリます。

 私の家内は辛いものが原則ダメで、それどころかニンニクの香りが少しでもしたら、お腹をこわすくらいにデリケートです。
 しかし、このTAALのメニューでは二番目に辛いはずのチキンカリーを「辛いけど、美味しい!」とパクパク食べるほど、辛さの向こうにある旨さの広がりが別次元なのです。


注意を要するほど辛い、けど美味しい

 この店で断トツ辛いのは、下掲写真の右端「マトンカリー」です。注文時、店員さんが「辛いけど大丈夫ですか?」と質問し、メニューには「体調の悪い人はご遠慮ください」とわざわざ書いてあります。

 「辛さを和らげてもらえませんか?」とお客さんが頼んでも、「すみません。味は変えられないんです。」との返答が聞こえてきます・・・好きですねぇ、この職人気質!
 きっと素人には判らない微妙なスパイス配合のバランスがあるのでしょう。その料理人にとって、そのバランスは命であり、そこに触れる訳にはいかないのです、きっと。

 このマトンカリー、かなり辛くても大抵大丈夫な私でも、不用意に口に入れて深呼吸でもしようものなら、そこから10分間はゲホゲホと咳き込んでしまいます。

 今回も隣の席に座った初来店のサラリーマンが、「あれっ、ルウがサラサラだなあ。味が薄いんじゃないの?」とホザイて口に入れた次の瞬間、大惨事が待っていました・・・ふっふっふっ、ザマ〜ミロ、と周囲の常連さん達の無言の嘲笑が聞こえてくるようでした。


 口に入れた瞬間からビリビリ痺れるような辛さが頬の内側を電流のように走るのですが、次の段階ではマトンの旨味がじわ〜っと広がり、最後は数種類の香辛料がそれぞれバランスよく自己紹介して、後味を引きながらゴクリと飲み込むことになります。


ぜひ、ご来店ください

 野菜系のカリーは辛くないので、激辛好きと甘味系のカップルが訪れても大丈夫です。JR山手線・駒込駅の南口を出て、本郷通りを3分ほど南下し、三井のリハウスの店舗を目印に左折して、100mほど歩くと右手にあります。

 赤坂や六本木に店舗のある某有名インド料理店にもよく行きますが、個人的には、TAALの方が頭ひとつ上を行っていると思います。


    
 住宅街の中で目立つ入口  店内の雰囲気もOK     マトンとチキンカリーのセット  激辛だけど旨い!マトンカリー

2010年9月13日(月)  晴   新宿に“白糸の滝”があるとは・・・初めて知りました

 文京区に引っ越して以来、新宿から足が遠のいてしまいましたが、久しぶりに行くと何だか“第二の故郷”に帰って来たような気分になります。

 新宿といっても、新宿駅東口側のスタジオ・アルタ周辺や、日本一の繁華街である歌舞伎町など、様々な“顔”がありますが、私は西口側の高層ビル街が好きです。世代的に「太陽にほえろ!」のオープニングで、高層ビルの谷間から夕陽が輝くシーンが脳裏に焼き付いているのでしょう。


新宿中央公園の“滝”

 新宿駅の西口を出て地下通路を真っすぐに歩くと、東京のハイドパークと称される「新宿中央公園」が見えてきます。
 その公園の目玉として、マイナスイオンがたっぷりの「ナイアガラの滝」が有名で、都民の憩いの場となっています。

 で、今回初めて気付いたのですが、「ナイアガラの滝」の裏側が「白糸の滝」になっているんですね。“軽井沢大好き”の私としては、まさか新宿で「白糸の滝」が見られるとは思いませんでした。
 下掲の二段目の写真で、左側が“新宿白糸の滝”、右側が“元祖 軽井沢の白糸の滝”です。まあ、細かいことは抜きにして・・・気持ちは伝わってきますね。


 新宿中央公園の“緑”を背にして見上げると、そこには高層ビル群の雄姿が目に飛び込んできます。この“自然”と“近代建築”とのコントラストが何とも言えず、好きなんです・・・初めて東京に来た28年前から。


         
   ずいぶんと小柄なナイアガラですが、前に立つと気持ちいいですよ。マイナスイオンが目に見えるようです・・・

          
   新宿の「白糸の滝」         軽井沢近郊の「白糸の滝」   都庁舎    京王プラザホテル センタービルなど

2010年9月12日(日) 曇のち晴  業務の効率化やスケジューリングに必要なこと その(2)

 その(1)は11日(土)、その(3)は15日(水)、その(4)は18日(土)をご覧ください。


 ビジネスに何らかの形で従事している人は、必ず予定表やスケジュール表を持っていると思いますが、その書き方ひとつで業務をいくらでも効率化し、自分の自由な時間を多く作ることができます。
 今日は、4つのポイントのうち、“Aスケジュールとスケジューリングの違いの認識”について書いてみます。
    @意志を持つこと
    Aスケジュールとスケジューリングの違いの認識
    B洗い出して、優先順位付け
    Cチェック&持ち越しの決断


スケジュールとスケジューリングの違いの認識

 手帳を開いて、予定表・スケジュール表をご覧ください。そこに何が書かれているでしょうか?おそらく、既に確定している訪問予定とか、指示を受けて取り組むことが確定している業務項目のみが書かれている人が7〜8割を占めるのではないでしょうか。

 確定はしていないけど、今後取り組むべき業務、発生しそうな業務まで書き込んでいる人は、既にかなり業務を効率的に進めていることと思います。

 言葉の定義はいろいろ存在しますが、ここでは、
   ・スケジュール   → 既に確定している予定を忘れないよう書き込むこと
   ・スケジューリング → 未来に向けて、取り組むべき業務を組み立てていくこと
と定義します。

 もうお気づきの方も多いと思いますが、予定表・スケジュール表に書き込むべき内容・項目は下記の通りなのです。

 <スケジュール>
   1)既に確定している予定・・・これは自動的に書き込める項目
 <スケジューリング>
   2)発生が見込まれる項目、あるいは近未来のため取り組むべき項目
   3)やらなくてもマイナスにはならないが、できる限り取り組んでおきたい項目
   4)趣味や遊び

 もし面倒であれば、2)と3)は一緒にしていただいても結構です。また、3)については“自己啓発”といった言葉に置き換え、イメージし易くするのも良い方法です。


スケジューリングの方法

 スケジューリングの項目(上記の2)〜4)のこと)については、本来は「目標設定〜ブレークダウン」というステップを踏むよう講義する訳ですが、今回は“明日から出来ること”が目的ですので、「まずは思い付いたことで良い」とします。

 記入方法については、主に下記の2通りがあります。
    *同じスケジュール表に色分けして記入する(例えば、1)は赤色、2)は青色で記入など)
    *手帳の左のページに確定したスケジュール、右のページにスケジューリングを書き込む


モチベーションアップ

 このような手法を用いる理由としては、“やるべき事について抜けや漏れを防ぐ”とか“能力向上につながる”など様々考えられますが、私は“モチベーションのアップ”が最たる理由だと考えています。

 「1)確定業務」や「2)発生見込みの業務」を効率よく進めなかった場合、スケジューリングをしっかりしておくと、「ヤバイ、遊ぶ時間が減ってしまう・・・何とかしよう」と気付いて認識することになりますし、効率よく進めることができれば、「よっしゃあ、今日は趣味に時間をたっぷり費やせるぞ」と達成感を味わうことができます。


 スケジューリングの習慣のない人が、いきなり完璧を期して取り組むと結構キツイものがありますので、最初は思い付いたことを少しずつ書き込む程度でOKです。
 毎日ではなくても、続けていけば「あれっ、最近時間に余裕ができてるかも・・・」と思える瞬間が必ず来るでしょう。


 その(1)は11日(土)、その(3)は15日(水)、その(4)は18日(土)をご覧ください。


                     
           今回はあえて5W1Hに触れていませんが、また別の機会に書くことになると思います。
           とりあえず、When(いつまでに)、What(何を)、How(どのように)は意識してください。

2010年9月11日(土)  晴   業務の効率化やスケジューリングに必要なこと その(1)

 その(2)は12日(日)、その(3)は15日(水)、その(4)は18日(土)をご覧ください。


 最近、「まる一日の研修業務が連日続いたり、出張が多い中で、どうやってトランペットやギターの練習をしたり、ジョギングをしたり、料理を作ったり、TVドラマをあれこれ観たり、この雑記帳を書いたりするんですか?」という質問をよく受けます。


業務効率化のポイント

 答えは簡単です。講師を務める“ロジカルシンキング研修”や“業務効率化研修”で講義しているノウハウを、自分の活動に当てはめているだけの話です。
 全部書いてしまうと商売あがったりになりますので、「目標の設定とブレークダウン」とか「月間スケジュールの作り方」といった面倒(重要?)な部分は省略して、とりあえず明日から取り組めることを簡単に説明します。

 たぶん「場当たり的なんじゃないの?」と感じる人も多いでしょうが・・・「継続は力なり」という言葉を信じて、まずは二週間やってみてください。
 要領の良い人なら、研修を受けなくても(研修では体系論から入り、他にもいろいろ役に立つことを話しますから受けて欲しいけど)、驚くほど自分のために使える時間が増えることでしょう。


 【ポイント】

 @意志を持つこと:
   →業務を効率的に進めよう。早く終わらせ、たくさん遊ぼう。・・・という意志が必要です。

 Aスケジュールとスケジューリングの違いの認識:
   →既に決まっている予定と、今後取り組むべき業務の両面から考えるクセを身に付けます。

 B洗い出して、優先順位付け:
   →週の初め(月曜の朝)に最低30分、一日の初めに最低10分かけて業務を確認します。
     一瞬ムダに思える時間が、実は“急がば回れ”で重要なのです。

 Cチェック&持ち越しの決断:
   →やりっ放し・・・が一番よくありません。計画通りに出来たかどうかのチェックが必要です。
     ただし、そのチェック方法には工夫が必要です。


意志を持つこと

 今日は上記のポイントのうち“@意志を持つこと”について書いてみます。

 ペップトークの第一人者である岩ア由純先生(本業は、日本初のプロ・スポーツトレーナー)と話している際、下記のような事例を聞いてビジネスにも大いに応用できると感じました。

 【プロ野球の場合】

 例えばプロ野球のバッターは、ストライクを3つ取られたら終わりであり、チャンスを与えられた2球をいかに打ち返すかに全てをかけます。そこに注ぎ込む集中力は、一般人の想像を超える凄さがあります。

 こうしたシーンは練習についても共通に言えることで、自分が納得できる打球を打てるまで練習を続ける選手は、意外と上達しないそうです。
 どこかの時点で「あと
2球!」と決めて、その2球に全神経を集中させ、その日最高の打球が打てるよう様々な角度から工夫して練習をする選手が一流になっていくというのです。


 【ビジネスの場合】

 この話は、ビジネスの世界にも十分通じます。たらたら仕事して残業する社員より、定時に帰ると決めて、それまでに集中して業務に取り組む習慣が身についた社員は伸びていきます。

 「いやいや、うちの会社はそもそも業務量が多いから・・・」「お客様からの急な依頼が必ず夕方近くに発生して、自分の意志とは関係ないところで残業が増えるんです・・・」
 このような反論や言い訳は、これまで腐るほど聞いてきましたが、こんな事を言ったからといって、問題が解決する訳でもなく、何ひとつ前向きな状況は生み出せません。

 このようなネガティブな思考に陥っている方には、是非とも次の二点をお勧めします。
    1)ペップトーク研修を受けて、ポジティブな思考になっていただきたい
    2)まずは、上記のポイントA〜C(詳しくは、後日に連載予定)を実践していただきたい

 一見、自分の意志とは関係ない力によって仕事量(時間)が左右されているように思っても、強い意志ときちんとした手法を身に付ければ、必ずと言ってよいほど業務の効率化は実現します。
 そして、当然のことながら結果として“自分の自由になる時間を増やすこと”はできます。


 その(2)は12日(日)、その(3)は15日(水)、その(4)は18日(土)をご覧ください。


                     
         出来るかどうかは問題ではありません。やるんです。意志あるところに成果は生まれます。

2010年9月10日(金)  晴   名古屋で名古屋飯(メシ)を食べました

 昨日は名古屋へ日帰り出張で行ってきました。新幹線で片道1時間40分程度ですので、同じ関東の千葉県や栃木県の奥の方に行くより近く感じます。

 名古屋といえば、味噌カツ、味噌煮込みうどん、といった八丁味噌オンパレードの料理や、ひつまぶし、天むす、最近では手羽先といった独特の名古屋飯(メシ)が注目を集めていますが、昨日は昼食に“あんかけスパゲティ―”を食べました。

 名古屋飯の麺類は、固いか柔々かのどちらか・・・独特の食感であり、コシとかアルデンテといったものとは無縁のようです。
 味付けも、八丁味噌系は味噌の辛さ、手羽先や今回のあんかけスパゲティ―はコショーの辛さが目立ち、いずれにせよ、唐辛子系とは異なる塩・コショー系の辛いものが好きな地域のようです。


                  
            数十種類のあんかけスパゲティ―     店内は12時前に満席、9割はオヤジ
            アルデンテ知らずのガッツリ系パスタ    東京には進出しない方がいいと思ふ・・・

2010年9月9日(木)  曇のち晴   今年の夏はアイス系の食品が売れに売れたらしい・・・

 昨日の雨で猛暑は一段落ついたものの、不快指数は大して変わらないですね。こういう時は、冷たい飲み物もいいですが、やっぱり今年の夏の主役はアイス系ですね。

 コンビニに行けばいくらでも買えますが、やっぱりどうせならワンランク上を狙いたいし、かと言って高級スイーツ店で売ってるアイスを連日買うと小遣いも少々苦しいことになるし・・・なんでアイスひとつで悩まなきゃならんのでしょう・・・

 そういう訳で・・・どういう訳かは分かりませんが・・・庶民の味方「銀座コージーコーナー」に注目です。今春、近所のJR山手線・駒込駅の構内にいよいよ駒込店が開店したのです。
 まあ、酒飲みの私としては、甘いものはあまり興味の対象ではなかったのですが、今夏の猛暑を乗り切るため、たまたま買ったアイスエクレアのキャラメル味がなぜかド〜ンとストライクで・・・ハマってしまいました。

 なんか書いてる内容がむちゃくちゃになってきたので・・・ここら辺でアイスでも食べて頭を冷やします。(気が向いたら、座布団ください。)


     
 中身のアイスがぎっしり詰まっているところもポイント高いです。      今は期間限定のチーズモンブランもGoodです。
 バニラやチョコも良いですが、キャラメルのコクがたまりません。     中はブルーベリーソースが詰まってます。(右)

2010年9月8日(水)  久々の雨   サッカー日本代表、近未来の明と暗(明>暗)

 キリンチャレンジカップ一回戦で、FIFAワールドカップの決勝リーグ一回戦で煮え湯を飲まされたパラグアイを粉砕した新生日本代表・・・昨夜はグアテマラとの対戦で2対0で勝利し、再び結果を出しました。


明るい材料!

 勝利した2点の内容が良かったです。1点目は、前半12分、MF乾貴士からのパスを左サイドで受けたDF長友佑都がゴール前にクロスを上げ、それをFW森本貴幸が敵DF二人の間に割って入り、きっちりと頭に合わせてゴ〜ッル!
 そして2点目は前半20分、今や日本代表の大黒柱・MF本田圭佑のスルーパスをパラグアイ戦で大活躍したMF香川真司が受けてゴール手前にクロス、敵味方入り乱れたなかで、再びFW森本が蹴り込んでゴ〜ッル!

 やるべき人が、やるべき事をきちんとやれば出来る!特に、2点目の本田→香川→森本のラインは、これから4年間、何十回でも見ることになるであろう勝利の方程式でしょう。
 これまで、ゴール前の混戦に弱かった日本代表ですが、やはりヨーロッパの強豪チームの中で鍛えられた若い選手たちが力を発揮しつつあるので、頼もしい限りです。


少々暗い材料

 とはいえ、グアテマラははっきり言ってパス回しが決して上手いとは言えず、ディフェンスも穴だらけのチームであったにもかかわらず、結局は2点どまり・・・後半で長友や乾、さらには香川、森本が交代して居なくなった後はサッパリ試合が動かず・・・やはり全体的な機動力をもっと上げないとダメ、という課題が浮き彫りになりました。


 さらには、まだ記憶に新しいFIFAワールドカップでの日本代表のDF(ディフェンス)陣のレベルの高さ・・・海外のメディアからも注目されていたはずなのに・・・昨夜は闘莉王と中澤が居ない編成でしたが、その二人が抜けただけでガタガタ状態でした。

 せっかく2点を先制した直後の前半22分、点を取られてしまいました・・・DF駒野ぉ〜っ!ワールドカップのパラグアイ戦でのPK合戦で外してしまったことは不問に付す・・・だがしかーし、昨夜は怠慢プレーとしか言いようがないぞ!
 カウンターを喰らうことは分かっていたはずなのに、相手へのマークは不十分、ゴール前へ駆け込まれて来た時の反応も遅過ぎ・・・おいおい、このままではレギュラーの座も危ういぞよ・・・

 そういう訳で、ディフェンス陣は個人技に頼るだけではなく、“日本式DF”と呼べるくらいの(イタリアのカテナッツィオに匹敵するような)システムとしてのディフェンスを構築していく必要がありますね。
 まあ、一度は出来かけたのですから、きっとザッケローニ監督はやってくれるでしょう!なんと言っても、イタリアの名門チームを率いて結果を出してきた名将ですから。


                VS   
             未来へ向けて、明るさ7割、暗さ3割の試合でした。(ちょっと甘いかな・・・)

2010年9月7日(火)  晴   暑い時は辛いものが一番・・・韓国もいいけど中華もね

 食べ物ネタが続きますけど・・・ネタが少なくなってきたんだろう、とか言・わ・な・い・の、ってか言わせなーい・・・そういえば最近、テレビで“姫ちゃん”を見かけませんね。(あのぉ、もし分からなかったら、気にせず、そのまま先に進んでください。)


麺の素(固まり)を包丁で削って作る刀削麺

 月に一度くらい無性に食べたくなる独特の辛さと食感、それが「刀削麺酒家(日本橋店)」の「麻辣刀削麺」です。
 小麦粉をベースに練った生地(固まり)を、包丁で削って煮えたった湯に飛ばしながら落とし入れて茹でる独特の作り方・・・たぶんテレビのグルメ番組でご覧になったことがあると思います。

 その刀削麺を、唐辛子+パクチー(香草)がガンガン効いた超旨スープにからめていただきます。汗だくになるほど辛いけど、それは唐辛子の「腰のある辛み」と、山椒と香草による「スコーンと突き抜ける爽やかな辛み」の二重奏になっていて奥が深いです。

 刀削麺は、形状は名古屋のきし麺に似ていますが、はるかにモチモチ感があって、スープもよく絡み、激辛スープを支えるには絶妙な形状と食感です。

 ちなみに、美味しい刀削麺の作り方は職人の腕ひとつ(削り方)にかかっているため、同じ「刀削麺酒家」の系列店でも、味わいが異なります。
 私が何店か行った中では、日本橋店が一番美味しかったように感じます。三越百貨店(日本橋本店)を背にして昭和通り(上を首都高が通っている)に向かって歩き、きょろきょろしたら見つかります。


美味いスープには・・・やっぱりシメの飯(めし)

 さて、これに日替わりの“ご飯”を添えます。今回は、高菜に炒り卵を混ぜたものを白飯に乗っけたものが出てきました。
 このご飯をレンゲに盛り、麻辣刀削麺のスープにつけ込んで食す・・・ミニミニ雑炊・・・う〜ん、麺とはまた違った美味さが口いっぱいに広がり、トレビア〜ン。


 さて、正直言うと、こういう独特な味わいの料理については必ず賛否両論がありますので、ぜひ行ってくださいとは書きません。
 ただ、辛いものでも大丈夫で、香草も平気で、美味いものを食べることができるなら少々店内が狭くても汚くてもウルサイ環境でも受け入れることができる人に対しては・・・自信を持ってお勧めします。


         
     旨味のある辛さがクセになる!  きし麺をモチモチにした食感    ご飯を添えて楽しみ倍増

2010年9月6日(月)  晴   韓国にチヂミを食べに行きまスムニダ

 一度は仕事の都合で断念した韓国ツアー・・・その仕事の日程がズレたので、再び恒例秋の韓国ツアーが実現することになりました。


最高に美味しい海鮮チヂミ!

 ソウルの中心街・明洞(ミョンドン)にある「全州中央会館」という店に“海鮮チヂミ”を食べに行く!そのために時間と金を使ってソウルに行くと言っても過言ではないほど、ここの海鮮チヂミは絶品です。
 そのクニュクニュ感とホッコリ感が合わさった絶妙な食感に、海鮮具材の風味が溶け合って・・・ウ〜ン、トレビア〜ンスムニダ。

 ちなみに、この店は石焼ビビンバを開発した“元祖石焼ビビンバ”の店でもあり、これも美味です。待ち遠しいにも程がある、って感じですね。

 他にも“蓼鶏湯(サンゲタン)”が美味しいので有名な「百済蓼鶏湯」や、シェラトングランデウォーカーヒル内のレストランなど、行きたい所は数々ありますが・・・新規開拓もしたいし・・・美味い店が見つかったら、この雑記帳で報告したいと思います。


アイリスの最終回にズッコケ・・・

 まあ、TVウォッチャーとしては、韓国に行く前に気持ちを盛り上げようと思ってTBSで放映された韓国ドラマ「アイリス」を見続けたんですが・・・いろいろありますが、最終回が・・・あまりにも・・・

 主人公の幼馴染みのサウ(特殊部隊の精鋭)が、一般人から機関銃で撃たれて死ぬぅ〜!? あのなぁ、一般人は機関銃どころか、普通のピストルだって真っすぐには撃てないの!

 ラストは日本でも大人気のイ・ビョンホン演ずる主人公ヒョンジュンが、頭を撃ち抜かれ、プロポーズを心待ちにしながら幸せそうにしている恋人スンヒの姿を遠くに見ながら絶命・・・

 あのぉ・・・アイリス(世界を舞台に暗躍する秘密組織)の親玉ミスター・ブラックの野望を粉々に打ち砕いておきながら・・・当然、復讐されることは分かっている訳で・・・にもかかわらず国家安全局を辞めて一般人になって二人で普通に幸せになります・・・そりゃあ、死ぬわな・・・

 TBS!ドラマのTBSともあろう者が、昨年の「JIN−仁−」の最終回がダメダメさんで、インターネットでも非難轟々の嵐だったのに、今回もまたチョンボですかぁ・・・

 まっ、戦闘シーンの凄さや、韓国俳優陣の演技の上手さは光っていた作品でした。


        
 超絶にして唯一無比!海鮮チヂミ  元祖石焼ビビンバ         まさか主人公が生きてましたって続編はないよね

2010年9月5日(日)  晴   日本フィルハーモニー交響楽団の演奏を堪能しました

 サントリーホールで開催された日本フィルハーモニー交響楽団の“名曲コンサート”に行ってきました。小学生の時に同じクラスだったYさんから「急に行けなくなったからチケットあげる」ということで戴いたので、家内と出掛けました。ありがとうございます!

 そういえば、小学生の時の文化祭(小学校〜高校まで一緒にやるので大掛かり)で、当時NHKの“みんなの歌”で流れていた“ソンブレロの歌”をバックに、ステージでYさんと一緒にダンスした覚えが・・・


サントリーホール

 ドラマ「のだめカンタービレ」の卒業記念講演の会場として使用されましたので、ご覧になった方も多いと思います。

 国内で最も音響が良いと言われるコンサートホールです。今回も、オーケストラ全体の音のバランスが良いと同時に、例えばチェロやコントラバス1本1本の音が手に取るように聴こえる(と感じる)のです。
 普通の市民会館のレベルであれば、全体の音がベチャ〜ッと聴こえるものですが、サントリーホールの音響はメリハリが付いているとでも表現しておきましょうか。

 上手な料理人が作ったチャーハンが、米ひと粒ひと粒がパラパラと独立していながら、ひと口頬張ると全体の味わいが一体となって美味しいのと同じ理屈かも知れません。


アレクサンドル・ラザレフ氏(首席指揮者)

 まあ何ともアクティブな指揮ぶりです。指揮台に手摺りが付いていたので、最初は不思議に思っていたのですが、あの全身を使ってダンスでもするかのような指揮を見ると・・・なるほど、後ろに落っこちないよう、防御柵の役割であることが納得できます。

 指揮の途中で後ろを振り向き、客席に愛嬌を振りまいたり、演奏者に親指を立ててOK!のサインを出したり、何と言うか・・・型破りの指揮者のようです。

 オーケストラの編成も、コントラバスを8本連ねたり、ホルン・トロンボーン・トランペットの本数を4本:3本:2本にするなど、中低音域指向であり、ドヴォルザークの「新世界」を演るにしては個性的な編成だと思いました。


コンサート

 交響曲の面白さは、同じメンバーが同じ楽譜を使って演奏しても、指揮者の解釈やリードの仕方で、ひとつの曲が様々な表情を見せるところにあると思います。

 今回の演目は、
    グラズノフ: バレエ音楽「ライモンダ」より
    ドヴォルザーク: 交響曲第9番「新世界」より
ということで、特に「新世界」はメジャーな曲ですし、私も昔ブラスバンドで“第4楽章”を演奏したことがあるので・・・レベルは遥かに違いますが・・・とても楽しみでした。

 結論・・・ほほぉ、そういう「新世界」もありますか、なるほどぉ、これは素晴らしい!

 「新世界」は他にもオーケストラの演奏で何度か聴き、ほとんどが“ダイナミック”を指向したものでしたが、今回ほど“上品で、まとまりのある演奏”は初めてです。
 ホルンを4本編成にしたのも、“第4楽章”でトランペットを使って華やかさを増すより、ホルンの中音域の膨らみのある響きでまとめていこうという意向なのでしょう。

 これはこれで、アリですね。指揮者のダイナミックな指揮ぶりとは裏腹に、繊細で上品にまとまった曲の運びに感動しました。ラザレフ氏・・・また他の曲を聴いてみたいです。


追記

 久しぶりにイングリッシュホルンを生で聴きました。(金管楽器のホルンとは別物で、オーボエを長くして先端を丸っこくした木管楽器です。)
 浅田真央ちゃん系のイングリッシュホルン奏者は、「新世界・第2楽章/家路」のメロディーラインを短時間吹くためだけにジッと座っていました。その我慢は、美しい音色と弦楽器との絶妙なバランスで十分に報われたと思います。

 ホルンは前述のように4本編成ですが、第一ホルン(一番上手い人)の音色はピカイチでした。奏者の実力も凄いのでしょうが・・・あの音からすると、たぶんアレキサンダー社のホルンだと思います。柔らかさと膨らみを両立したあの響き、やはり日本フィルのメンバーという一流の奏者の手に掛かると、楽器の性能が一層輝きます。


               
         演奏中は撮影厳禁なので、開始前に撮影。素晴らしい演奏を堪能でき満足至極です。

2010年9月4日(土)  晴   日本がパラグアイを粉砕!ワールド杯のリベンジ成る!

 わずか2ヵ月前ですよ、FIFAワールドカップで日本中が沸きに沸いたのは。この雑記帳も、6月から7月にかけて、しつこい位にワールドカップの話題ばかりでした。
 日本vsパラグアイの運命の一戦・・・6月29日 やっと帰ってきたら、今夜は日本vsパラグアイ戦!6月30日 日本代表、お疲れ様!・・・なんだか懐かしい気さえしてきます。


キリンチャレンジカップがリベンジの場

 ベスト8に進めなかったのは事実、せっかくのチャンスをPKを外してオジャンにしたのも事実・・・それを慰めたり、美化する世間の風潮に違和感を抱いていましたが、代表選手たちはもっと逞しく成長していました。

 ゴールを奪って勝つ、それしかないことを誰よりも分かっていたのは彼らで・・・そして後半19分、MF中村憲剛からのスルーパスをエリア手前中央で受けたMF香川真司がトラップし、間髪置かずに右足でシュ〜ット!ポスト右をかすめたボールはそのまま中央に突き刺さってゴ〜ル!


日本代表の明るい未来

 香川選手は今大会から代表選手として起用されましたが、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムントで活躍しています。
 今日の出場メンバーは、MF本田(→ロシア)、FW森本(→イタリア)、GK川島(→ベルギー)など、半数以上がヨーロッパのチームに所属して活躍しているのです。

 そうそう、こうして海外のパワフルなサッカーを体験して力量アップした選手が増え、近未来の日本代表を構成していくのは非常に喜ばしいことです。
 さらに、代表新監督に就任したアルベルト・ザッケローニ監督(イタリア)は、ユベントス、インテル、ACミランといった名門チームの監督を歴任し、強豪の中での勝ち方を熟知している人物です。

 4年後のFIFAワールドカップ・ブラジル大会が本当に楽しみになってきました。今度こそ、ベスト8はもちろんのこと、目標としては本気でベスト4を狙って欲しいと思います。


                   VS   
            確実に成果を出せるようになった日本代表、ここ数年で目覚ましく逞しくなりました。

2010年9月3日(金)  晴   黒木メイサさんの新作CMを心待ちにしている今日この頃

 最近、トップクラスの俳優・女優がCMで体を張って頑張るケースが目立ちます。「なにも貴方がそんなことしなくたって・・・」と思いながらも、やっぱり見てみたいと思ってしまいます・・・


日本生命&ケンタッキー

 若手女優の中でトップの美人女優・綾瀬はるかさんが、保険加入者を応援するという設定で、商談場面で場違いなチアリーダーをやったり、白髭を付けてカーネルサンダースになったり・・・破れかぶれですな。堀北・長澤・手塚のライバル陣と差をつけたいのでしょうが・・・ちょっと痛々しいかも・・・です。

ダイワハウス

 これは笑ってしまいます。ダイワマンXの被りモノを拒否した役所広司さんが苦し紛れに「もっと適役がいるでしょう。唐沢寿明とか・・・」と言ったら、本当に唐沢寿明さんがやって来て、見事な振り付けでダイワマンXを演じきり、役所さんが呆気にとられるシーン・・・個人的には今年前半のトップCMですね。

 そして、今度はダイワウーマンの役を提示されて「ちょっと考えりゃいくらでも役者はいるでしょう。黒木メイサとか・・・」と言って、期待を持たせて終わる訳ですが・・・じゃあ、次はあのプライド高々のツンツン女優・黒木メイサさんが、女優生命を賭けて被りモノに挑戦ですかぁ。これは早く見たいですねぇ。

 黒木メイサさんといえば、前クールのTBSドラマ「日曜劇場・新参者」では、薬にも毒にもならない中途半端な演技と存在感で大コケしましたので、ここはひとつ、CM史上に金字塔を打ち立てるような“華々しく、かつ腹を抱えて笑える演技”を見たいものです。


      
   まあ、可愛けりゃ何をやっても許される典型例です。        「白い巨塔」「不毛地帯」の栄光は・・・
   実は、何だかんだ言って、ファンだったりして・・・
        真面目一徹なイメージとのギャップが秀逸!

2010年9月2日(木)  晴   「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」は絶好調です

 警備会社の親睦団体である「警興会」の定例総会に招かれ、記念講演の講師を務めました。テーマは、もちろん「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」です。
 講演会の企画担当者が“歴史大好き”ということから、私に白羽の矢を立てていただいたということで、ありがとうございました。


 喜んでいただけたかどうか・・・講演会後の懇親会のとき、参加された経営者・役員の皆様の間で、

 「さっきの講演で坂本龍馬は“倒幕”を“ブランド化”したって言ってたろ? おたくの会社の○○システムもブランド化を考えた方がいいよ」

 「薩摩・長州は“販路”に当たるらしいから、やっぱり販路は重要なんだな。うちの販路も見直してみようかな。」

といった、講演を熱心に聴いていないと出ないような発言があちらこちらで聞かれましたので、まずはご満足いただけたのではないか、と思っています。


 8月22日に書いた続編(戦国時代編)もありますので、今後も「歴史とマネジメントの融合講演」は、ある意味ライフワークとして進めていきたいと思います。


                
                 歴史もマーケティングも、知れば知るほど奥が深いぜよ・・・

2010年9月1日(水)  晴   企業向けペップトーク研修、いよいよ始動です。

 今日は、「企業向けペップトーク研修(右脳を活性化し、組織をポジティブにする研修)」に関する第一回目の公開セミナーで講師を務めました。

 2時間半のなかでペップトーク研修の理論や企業への応用ポイントを解説するとともに、3回にわたって参加者の皆様に模擬演習に取り組んでいただきました。
 予想していた以上に皆様が熱心に取り組まれているのを見て、やはり企業経営に携わる方々が「組織を活性化したい。社員をプラス思考で元気にしたい。」と熱望されていることを非常に感じました。

 改良すべき点もいくつか分かりましたので、今月16日の第2回目の公開セミナーに向けて、さらに分かりやすくて効果のあるノウハウに仕上げていきたいと思います。
 ご参加いただいた皆様、最後まで積極的な姿勢で参加していただき、また貴重なご意見を数々いただき、ありがとうございました。


●企業向けペップトーク研修の概要 ⇒ 8月6日記載分 をご覧ください。

●今後の公開セミナーのご案内   ⇒ 公開セミナーご案内 をご覧ください。


                    
         マイナス思考の社員をプラス思考に変え、組織を活性化できると、あらためて確信しました!

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