解説・雑記

≪雑記帳≫

2010年12月31日(金)  曇   大晦日・・・今年もいろいろありました。

 今年は例年に加えて様々な出会いがあり、MOUとしては研修業務を中心に、質量ともにパワーアップすることが出来ました。一年間、本当にお世話になり、ありがとうございました。

 今年最後の雑記帳ということで、ジャンル別に今年を振り返ってみたいと思います。


「コンサルティング・研修」 部門

大賞: ペップトーク研修

 ペップトークとの出会いがあり、セミナー開催 ⇒ 「心に響くコミュニケーション ペップトーク」出版 ⇒ 企業向けのペップトーク研修実施と、関係各位のご協力により驚くほどのスピードで物事が進捗しました。
 来年も、ペップトークをさらに改良・進化させて、日本中の企業を元気にしていくための原動力になることを誓います。

 また、下記の従来型研修も開催回数が昨年よりも大幅に増加しており、感謝しています。来年も引き続き、受講生一人一人の成果に配慮したエネルギッシュな研修を展開します。

  【研修】
    *ロジカル・シンキング研修
    *ロジカル・コミュニケーション研修
    *ロジカル・ライティング研修
    *説明力強化研修(プレゼンテーション・交渉・ディベート)
    *マーケティング研修

  【講演】
    *坂本龍馬はマーケティングの天才だった!
    *提案営業のポイント〜質問力を養い、プレゼン力を高める
    *ビジネス発想力を強化するための着眼点とトレーニング方法


                       


「社会(政治・経済を含む)」 部門

大賞: 尖閣諸島問題

 大賞になんかしたくないですが、政治も外交も経済も、のほほ〜んとしてきた日本人に冷や水を浴びせ、目を覚まさせた“黒船”として、歴史的に大きな事件でした。
 しかし、せっかく日本が国防を含めた“国のあり方”から見つめ直し、未来に向けた飛躍のきっかけになりそうだったのに、政府の対応はムニャムニャで、党内の派閥争いばかり・・・困ったものです。

                


「歴 史」 部門

大賞: 坂本龍馬

 今年はNHK大河ドラマ「龍馬伝」が火付け役となった“坂本龍馬ブーム”の年でしたから、大賞は文句なしに坂本龍馬で決まりでしょう。
 でも、私の講演「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」は来年以降も続けていきますので、よろしくお願いします。

              


●「交 流」 部門

大賞: 同窓会

 中学校・高校・大学の同窓会、そして福岡県人会と、今年はお誘いがあった会合にはほとんど参加したと思います。
 特に、明治学園中学校の29期同窓会である「明友会」の東京支部幹事に就任したことで、さらに同期生の喜ぶ同窓会を作っていこうという気持ちが高まりました。
 来年も引き続き、多くの方とのご縁を大切に考えながら活動していきたいと考えています。

                     
                 中学校の同窓会             福岡県人会の“歩こう会”


「音 楽」 部門

大賞: トランペット&ギター

 今年は同窓会の会場を中心に、「吹かせてくれ〜」「弾かせてくれ〜」と勝手にステージを設けて演奏させていただきました。
 来年は“もつ田”のマスターから「店内でライヴやってよ」との有難いお言葉をいただいているので、あまり人がやらない「もつ焼きライヴ」を実現させたいと思います。

                     


「スポーツ」 部門

大賞: 早稲田大学 斎藤祐樹投手

 これは選ぶのが難しいですよね。まあ、ワールドカップでの日本代表、本田選手・遠藤選手の芸術的フリーキックを挙げるのが順当でしょうし、つい最近「安藤美姫が2010年スポーツ界の感動の中で最高」と宣言したばかりですが・・・ここは「何かを持っている、それは仲間」という言葉が流行語大賞の特別賞にまで選ばれた斎藤投手を大賞にします。

 個人的には、彼の言葉がペップトークの7つの法則に当てはまることを発見して、ペップトークの無限の可能性に気づいたということもあり、また早稲田の後輩ということもあり(会ったことも無いくせに!)、これからもプロで活躍する斎藤投手を応援します。

                            


「飲食店」 部門

大賞: クチーナ・プルチーノ

 JR山手線・駒込駅から歩いて5分のイタリアンの店です。こじんまりとした店内ですが、味と品揃えは抜群ですね。
 固定客も多く、ある弁護士さんのHPには、イタリアンのなかで「クチーナ・プルチーノは世界一」と書いてありました。
 うーん、私はそこまで断言しかねますが、何度でも通いたくなる名店であることは間違いないでしょう。

                 


「料 理」 部門

大賞: コノシロのマリネ

 パスタ系や体にやさしい汁物系など、いろいろありますが、春先に作ったコノシロのマリネが一番美味しかったように思います。
 また春になったらコノシロを手に入れて作ってみます。骨の処理が少々面倒ですが、美味しいものを食べるには多少の手間ひまを惜しんではいけませぬ。
           


「旅行・イベント」 部門

大賞: 韓国(ソウル)ツアー

 やはりソウルですね。大いに飲み食いし、大いに観て回り、大いに様々な事を感じた三日間でした。でも、まさか二ヶ月後に、ソウルの数十km先にミサイルが撃ち込まれるなんて想像もできませんでした。
 また海鮮チヂミ、蓼鶏湯、特大生カルビを食べに行きたい・・・でも、ミサイルを避けながらまで食べるのもどうかと思うけど・・・それはともかくとして、アジアの中の韓国、そして日本との関係をいろいろな角度から考えるきっかけとなりました。

            


「芸能・TV」部門

大賞: AKB48

 戸田恵梨香さんの演技力の話題とか、私が「秘密のケンミンSHOW」にチラッと出た話題とか、これまたいろいろありましたが、やはり世間一般の見方と同じで恐縮ですが、“AKB48”を選びました。
 私は決してオタクではありませんが、マーケティング研修の演習テーマとして「AKB48を超えるアイドルを育てる手段を、マーケティングのプロセスに沿って考える」を設定するなど、AKB48が一部の限定されたファン層からの支持に始まり、今や国民的アイドルに成長した過程に大いに注目しています。

                           


「美術・映画など」 部門

大賞: マイケル・ジャクソン THIS IS IT

 えぇ〜っ、この雑記帳に記載していないのに、いきなり大賞ですかぁ〜っ・・・たしかにディズニー・ランドのキャプテンEOには触れましたが、THIS IS IT に関しては、「どう書こうか、どう表現しようか・・・」と考えているうちに今日に至ってしまいました。
 音楽・ダンス・舞台構成など、細部にわたって繊細な神経と才能、そして情熱をもってチェックし、さらに素晴らしいステージに仕上げるための具体的なアドバイスや指示をスタッフに矢継ぎ早に出していく、その姿を見て、ますますマイケル・ジャクソンを尊敬しましたし、中途半端なことは書けないと感じたのです。
 特に「ビリー・ジーン」をステップを踏み歌いながら、ひとつひとつの動きをステージ下にいる若いダンサー達に身をもって示しているシーン・・・もうずっと観続けていたいと思いました。

                           
                         これは、キャプテンEO のワンシーン



 さあ、そろそろ2010年も暮れていきます。今年は、個人的にも社会全体を見渡しても未来に向けた“準備”の年だったように思います。来年は様々な思いが良い方向にギュッと結実しますよう、祈念しながら年越しをしたいと思います。

 今後とも、よろしくお願い申し上げます。      寅年生まれの年男 MOU工房主  占部 正尚

2010年12月30日(木) 雨  早朝、港に魚を買いに行きました・・・最高に新鮮で美味い!

 福岡県出身の方、あるいは福岡県に赴任された経験のある方や何度か出張した経験のある方は、福岡の特に沿岸地域の魚介類が全国でもトップレベルで美味いことは、よくご存知のことと思います。

 私の実家がある福岡県宗像市は、その沿岸にありまして、新鮮で美味い魚介類が豊富なのです。まあ、日本は島国ですから、ぐるっとひと回り沿岸地域な訳ですが・・・福岡県沖の玄海灘の激しい潮流が“鍛えに鍛え上げた魚”の食感たるや、どこの地域の魚と比べても類を見ないものです。

 ブリやアジの刺身を食べたとき、アワビやナマコと同じようにコリコリッとするんですよ・・・はい、ご存知ない方は「そんなバカな」と思われるでしょう・・・ご存知の方は、思い出して涎を垂らしてください。


 そんな最高の食感と旨味を蓄えた魚介類に出会うため、朝も早うから神湊(こうのみなと)へ出掛けました。船が入ってきた直後から雷をともなう集中豪雨でひっちゃかめっちゃかになって撮影どころではなくなりましたが、ブリ1本(約6kg)を捌いてもらったやつを受け取って早々に引き揚げました。

 これから正月明けまで、刺身、煮付け、焼き、そして忘れてはならない筑前雑煮の具・・・いろいろな食べ方で筑前ブリを満喫できます。これが、福岡県沿岸部の住民の正しい正月の過ごし方です。


           
      夜が開けつつある神湊(こうのみなと)、この直後に集中豪雨    魚を狙う港の猫ちゃん

          
      今日は時化(しけ)のため漁に出られない船の列漁師の一言「今日は、魚ありまっしぇんばい・・・」

          
      筑前ブリの半身          この照りと食感、最強の刺身! あらで作ったブリ大根、旨々〜っ!

2010年12月29日(水)  曇   平山温泉(熊本県)で、ゆったりしてきました。

 九州の温泉と言えば、黒川温泉、別府温泉、湯布院温泉などが全国的にメジャーですが、ここ平山温泉(熊本県)はマイナーながら、知る人ぞ知る顧客満足度トップクラスの温泉です。

 特に、お宿「湯の蔵」は温泉旅館としても食事処としても、一年間の疲れを洗い流し、美味しいものを食べて次へ向けての鋭気を養うに相応しい場所です。


●最高のおもてなし:

【離れ造りの客室&露天風呂】
 客室はすべて離れ造りで、全室露天風呂が付いていますので、24時間いつでも好きなだけ温泉を楽しむことができます。
 また、共同の大浴場も露天風呂ですので、客室内露天風呂と交互に入るのも目先が変わって楽しみが倍増します。

【料理】
 料理も、料理長の工夫が散りばめられた、味も見た目も素晴らしい品の数々で、食べるのが惜しいくらいです。(もちろん、ぜんぶ平らげましたが・・・)
 写真は料理の一部ですが、海の幸を中心に、地元名産の竹炭豆腐、海老芋揚げ出し風など、上品な味わいの料理が続き、クリスマス料理やお好み焼きで油っぽくなった舌を癒すのに最適です。

 あれっ、和牛の陶板焼きもあったのですが・・・あまりに美味くて写真を撮り忘れてしまいました・・・蟹足のナッツ揚げ、のっぺい汁など、全部掲載しきれないほどの品数、それがまた全て“美味の一言”でした。

【サービス】
 この「湯の蔵」については、その他にも部屋に備え付けの“傘”が風情のある蛇の目傘だったり、夜食のおにぎりが古民家風の器に入っていたりと、宿泊客の目を楽しませ、心を和ませる工夫に満ちています。


 場所は、九州縦貫自動車道の南関インターから車で20分程度です。「九州の温泉に行きたいけど、メジャーな所は混むし、目新しいところはないかな・・・」と思っていらっしゃる方には、ぜひお勧めします。


     
  客室は全て離れ造りになっているので、本当に静かで心ゆくまで落ち着くことができます。
  
          
  共同の露天風呂も野趣あふれて好きですね。凍えた身体が一瞬で温まります。
  
          
  見た目にも美しいのですが、個人的には一番右の“海老芋の揚げ出し風”が好みでした。

          
  真中は“太刀魚白子焼きウニソース”なかなかの逸品です。一番右の器も気が利いています。

2010年12月27日(月)  曇    真央ちゃんもミキティも、おめでとう!

 この雑記帳でもたびたび女子フィギュアスケートの話題を取り上げ、浅田真央ちゃんを応援し続け、また新たに安藤美姫ちゃんのファンになったりしました。

     3月 祝!浅田真央ちゃん、世界選手権で金メダル!
     8月 フィギュアスケートのオフシーズン・・・話題は尽きません
    10月 真央ちゃんもジャイアンツも、バランスが崩れているだけ・・・

 そして昨夜、全日本選手権のフリー・プログラム・・・来年3月の世界選手権の代表を決定する最重要場面で、いやはや手に汗を握り、興奮が最高潮に達する素晴らしい真剣勝負を見せてもらいました。
 今年は冬季オリンピック、FIFAワールドカップをはじめ、スポーツに関する話題や感動場面は数々ありましたが、昨夜の女子フィギュアの戦いはそのトップといえるでしょう。


●浅田真央ちゃん復活!:

 浅田真央ちゃん、世界女王が今シーズンはズッコケまくって地獄を見た訳ですが、彼女はそんじょそこらのスターではありませんでした。
 きっちりと這い上がり、現在自分が発揮できる力を全て発揮し、村上佳菜子ちゃんがショート・フリーの合計で187.53点をマークしていたところ、193.69点を叩きだし、その時点で1位・・・真央ちゃんが完全復活を成し遂げ、誰もが浅田真央ちゃんの優勝、全日本選手権5連覇を確信したのでした。

 優雅な滑り、華やかなジャンプ、巧みなステップ、そして会心の笑顔・・・ファンが真央ちゃんに求めるすべてが戻ってきたのです。


●安藤美姫ちゃん、あんたは凄過ぎ!:

 ごめんね、美姫ちゃん・・・8月の時点で「新たに美姫ちゃんのファンになりました」と宣言しておきながら、真央ちゃんがトップに立った時点で、僕は真央ちゃん→美姫ちゃん→佳菜子ちゃんという順位を勝手に頭の中に描いてしまいました。

 ところが、なんと美姫ちゃんが叩きだした点数は202.34点!! ぬおぉ〜っ、凄い、凄過ぎる。一気に真央ちゃんを抜き去って優勝を決めたのでした。

 今シーズンは特にケガに苦しみながらも安定した成績を残し続けてきました。過去のダイナミックな滑りから、優雅で緻密な滑りへと昇華したのは素人目にも分かりますし、そのためにどれ程の努力を重ねてきたことか・・・最後の気合の入ったガッツポーズが全てを物語っていました。

 控室で仲良くキャピキャピ言いながらモニターを観ていた真央ちゃんと佳菜子ちゃんが、美姫ちゃんの演技が終わった瞬間、呆然とした表情で固まっていたのが印象に残りました。


 そういう訳で、来年も女子フィギュアスケートから目が離せません。ぜひ表彰台を独占して欲しいものですし、その可能性は十分にあると思います。


                  
                 「全日本選手権≒世界選手権」 過言ではないでしょう。

2010年12月26日(日)  晴→雪   福岡に帰省しました・・・南に行ったのに、なぜか雪

 今日から年明けまで福岡に帰省しています。新幹線で移動したのですが、ホント日本列島って狭いようで広いですね。

 写真のように、天気は東日本を中心に晴天で、気温もそこそこ高かったのですが、九州に入った途端、雪が舞い散っていました。
 福岡市内の都市高速道路は雪のため全面通行禁止、九州縦貫自動車道も部分的に通行禁止・・・なんで? なんで南の方に移動したのに雪で苦労するとね?

 こんな日は、と言うか恒例ではありますが、とっとと博多駅隣りの交通センター8階「ふきや」に行き、30年来慣れ親しんでいる美味に舌鼓を打つのでした。
 さすがに休日だけあって、午後1時過ぎにもかかわらず、店の外まで順番待ちのお客さんで溢れていました。


         
      新幹線の車窓から撮影した富士山  小田原→三島→富士見と、場所によって表情が変化


         
      車窓から見える母校、福岡高校   毎度、「ふきや」の究極のお好み焼き、至高の焼きそば

2010年12月24日(金)  晴   いろいろ言葉を探しましたが・・・メリー・クリスマス!

 メリー・クリスマス、ミスター・ローレンス!(この言葉を聞いて、“戦場のメリー・クリスマス”がパッと思い浮かぶあなた・・・私と同じ“80年代引きずり組”ですね。)

 バブルの象徴とも言える“赤プリ”の最後のクリスマス・イヴとなった今日、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?


●クリスマス・イヴの過ごし方:

 うちは意外と地味ですよ。とりあえず車で都内のクリスマス名所(赤プリの壁面に描かれる巨大なツリー、六本木けやき坂の電飾、表参道の電飾など)を見て回り、クリスマス気分を味わって帰宅・・・あとはクリスマス・ディナーを食べるだけです。

 ディナーといっても、パスタとスープ、スペイン風オムレツに、“鶏のもも肉”の焼いたやつが付くだけなんですけどね。
 でも、私と同年代のアトム・ウルトラマン世代にとって、クリスマスに“鶏のもも肉”を食べることが平和と幸福の象徴であり、たぶんパソコン画面の向こう側で激しく頷いている人も多いでしょう。


●クリスマス・ソング:

 やはり“80年代引きずり組”にとって「イベント・車・音楽」は「三種の神器」であり、車にはシチュエーションに合わせて様々なCDが積み込まれています。
 クリスマス・ソングは、まさに冬の聖歌であり、それを聴きながら運転しているだけで幸せな気分になれるから不思議です。

 ちなみに、私の好きなクリスマス・ソングのランキングは次の通りです。

第5位: ラスト・クリスマス(ワム)

 夏は「クラブ・トロピカーナ」、冬は「ラスト・クリスマス」、ワムの曲って、車の中でエンドレスに聴いていたい名曲が揃っています。でも、ジョージ・マイケルがねぇ・・・まあ、そういうことも含めて人生いろいろですねぇ・・・

第4位: クリスマス・イブ(山下達郎)

 この曲が発表されたのは1983年、もう30年近く経つのに、いまだにクリスマス・シーズンにはヒット・チャートにランキングされます。もうここまでくると、“子守唄”の領域ですかね。達郎さん本人もビックリみたいです。

第3位: 恋人はサンタクロース(松任谷由美/松田聖子)

 映画「私をスキーに連れてって」の挿入歌でした。あの頃、一般人も映画と同じような生活をしていましたよね。違いは、彼女が原田知世さんレベルだったかどうか・・・ま、こちらも三上博史さんと比較される訳ですがね。

第2位: ハッピー・クリスマス(ジョン・レノン)

 ジョン・レノンの平和への願いと祈りが詰まった名曲です。副題は「War Is Over」で、戦争が終わって人々が穏やかに安らかに過ごせる日々をイメージして作られました。でも、現実とのギャップは大きく開いたまま・・・この歌が逆に必要でなくなる日が来ますように・・・

第1位: ファンキー・クリスマス(中原めいこ)

 中原めいこさんと聞いて「君たちキウイ・パパイヤ・マンゴだね」しか思い浮かばない、そこのあなた・・・YouTubeで検索して聴いてみてください。クリスマス気分が10倍増すること請け合いです。
 ファンキー・クリスマスと聞いて、懐かしい気分に浸れた人、あるいは中原めいこさんではなく、ジェームス・ブラウン氏を思い出した人、今度ぜひ一緒に飲みましょう。たぶん一晩中語れる共通の話題が無数にあるはずです。

 この曲を聴くと、東京の街並も、白馬や苗場のゲレンデも、キラキラ輝いていた夢のような頃を思い出しますし、「何があっても頑張ろう(頑張れば必ず輝ける)」という80年代的な(脳天気な)元気と勇気をもらうことができます。


 あれっ、今日はサッと書いて終わろうと思っていたのに、やはり思い入れのある音楽の話になると長くなってしまいました・・・
 それでは皆さま、楽しいクリスマス・イヴをお過ごしください。


             
   基本のブッシュ・ド・ノエル&赤ワイン  ふかふかスペイン風オムレツ    カリカリ・ジューシー、鶏のもも肉グリル


             
   ホワイト強調のホワイトソース・パスタ  意外と普通のコンソメ・スープ      併せてホワイト・クリスマス定食


2010年12月23日(木)  晴   ベルギービールは、なかなかの美味でした。

 昨日は、大学時代のサークル(早大英字新聞会)の先輩・後輩が集まって忘年会を開きました。半年に1回ほどの割合で、毎回10人前後が参加します。

 今回の会場は、赤坂サカスの一角にあるBizタワーの1階、「デリリウムカフェ」でした。“ベルギービール”で知られる店らしく、今回は5,000円で90分飲み放題のコースにしました。

 スパルタピルスという銘柄は、アルコール分5%で日本のビールと濃さは同じくらいですが、やや甘めでフルーティーな味わいです。

 メールノエルという銘柄については、「醸造家デイヴィッド氏の3人の元彼女がモデルのクリスマスビール」という意味不明の説明書きがありました。写真右のグラスは、その彼女の絵柄らしく、クリスマスの時期だけの特別バージョンだそうです。

 アルコール分8.5%で、味もかなり甘ったるく、すいすい飲めるタイプです。ただし、普通のビールと同じ感覚でクイクイ飲んでいると、徐々にアルコールが効いてきます。
 私も5杯を超えたあたりから「あれっ、ちょっと酔ったかな」という感覚に襲われました。いつもは、その程度の量で酔うはずはありませんので、やはり8.5%は伊達じゃないようです。

 皆さんもベルギービールの濃い方を飲まれる際は、ご注意ください。(って言うか・・・私がいつも速いペースで飲みすぎるんですよね。)


           
  赤坂サカスのクリスマス電飾   デリリウムカフェ入口    スパルタピルス(5%)  メールノエル(8.5%)


           
     料理もビールに合うメニュー(ソーセージやビーフシチューなど)が揃い、味もそこそこ良かったと思います。

2010年12月22日(水)  曇   マーケティング研修の位置付けについて

 先週掲載した 原点に戻って、マーケティング研修が面白いです!(1)  原点に戻って、マーケティング研修が面白いです!(2) に様々なお問い合せをいただきましたので、主な点について、ここでまとめて回答させていただきます。


演習テーマとして、必ずAKB48を用いなければならないのですか?

 必ず用いる必要はありません。演習の目的は「自由で柔軟な発想力を養うこと」ですので、テーマの題材は何でも結構です。

 考えやすいところでは、3Dテレビや@Padなど、身近にあって発展性を期待できる具体的な商品が挙げられます。
 あるいは、福祉事業への参入や少子化を背景とした新規分野の創造など、あらゆる企業にとって将来まったく関係が無いとは言いきれないテーマも面白いでしょう。

 主催企業の社風や方針も様々ですので、その企業にとって、その企業の社員にとって、考えやすいもの、考えることに意味のあるものを選択していきます。


具体性に欠ける(実践的ではない)のではないですか?

 最初に研修の目的を書いていなかったので、誤解を招いたようです。(これは雑記帳であり、企画書や提案書の類ではないので、つい体系的な書き方を怠ってしまいました・・・)

 MOUの方針は、「コンサルティングであれ研修であれ、実践的であることが重要であり、現場で用いられて成果に結びつかないと意味が無い」ということで一貫しており、それは コンセプト の欄にも記載している通りです。

 実は、今回の研修はシリーズ物になっていまして、各研修ごとに目的が定まっています。なお、@とAあるいはAとBを合体させて、ひとつの研修としてプログラム化することも可能です。


   @マーケティング研修
      目的: 自由で柔軟な発想力を養う
      手段: 自社の事業や商品とは一見関係のないものを含め演習テーマとして採用する
       ↓
   A戦略策定研修
      目的: 自社の理念や経営目標に沿って、マネジメント全般の方向性を定める
      手段: 自社の事業や商品をベースにしながら、将来に向けた可能性と実現性を探る
       ↓
   B経営計画策定研修
      目的: 各戦略(経営戦略、営業戦略など)に沿って、具体的な活動計画を練る
      手段: 各戦略の遂行部門ごとに、具体的な5W2H化(いつまでに、何を・・・)を図る


 イメージとしては、「マーケティング研修」で発想を広げ、「戦略策定研修」で広げた中から最適なものを絞り込み、「経営計画策定研修」で具体化・計画化する、ということでご理解いただけると思います。

 なぜ最初に自由で柔軟な発想力を養う必要があるのか・・・これだけ世の中が急速に変化し、さらには海外の企業との競争激化が増しつつある現在、既存の価値観や従来通りの考え方・切り口だけで戦略や経営計画を考えても、本当に将来有効になるであろうレベルに至らないからです。


自由発想と言いながら、なぜ演習では制約条件(足かせ)を設けるのですか?

 組織の中で業務を進める時、特に新しい営業先を開拓したり、新しい商品開発を行なう時などに、「人手が足りなかったら、次々に採用して投入するよ。設備が足りなかったら、いくらでも購入してあげるよ。予算も上限なしだからね。お取引先も、うちの条件にすぐ賛同してもらえるから良かったね。」なんて上層部から言ってもらえる人は・・・たぶん、いないでしょう。

 社会人は、一般企業の人であれ公務員であれ、何らかの制約条件を背負って業務に取り組んでいる訳です。
 その制約条件の中で、どうやって成果を挙げるのかを考えなければなりません。あるいは、制約条件を取り払うための手段を考えることも必要でしょう。

 ですから、研修の場でも制約条件を課した演習を行うことで、より実践的な研修成果が得られるよう配慮しているのです。


                       
        MOUの「マーケティング研修」は、自由で柔軟な発想力を養うことを第一義としています。
          具体性や実践性は、その次の段階で行う「戦略策定研修」や「経営計画策定研修」にて求めます。


2010年12月21日(火)  曇のち雨   大掃除の季節、まずはペットの掃除から・・・

 あと10日間で大晦日ですよ。毎年そうですが、ここから年越しソバを食べるまでは“あっ”という間ですね。大掃除も早めに手を付けなければ、ギリギリになって大変な目に遭います。

 今年実施した研修・セミナーの資料整理〜余ったものの廃棄など、仕事絡みだけでも大掃除の分量は結構なものがあります。それはそれで分かってはいるのですが・・・

 とりあえず、ペットの大掃除から始めました・・・ペットといってもワンちゃんやネコちゃんではないですよ。僕の愛器“トランペット”のことです。

 まずは、写真のように分解して、ひとつひとつのパーツを水洗いし、ある程度乾いたら専用のクロスで丁寧に拭き上げ、オイルやグリースを塗って仕上げます。
 自分の道具を心から愛し、大切にすること・・・それが名人としての心掛けの基本です。(誰が名人やねん・・・)


                      
            シルバーメッキ仕様なので、大切に扱わないと変色してしまいます。

2010年12月20日(月)  晴   古い友達、モーリスちゃんが帰ってきました。

 年内の研修・講演業務は先週土曜の「大学生向け: 就活に役立つロジカルシンキング研修」で終了し、あとは来年に向けてコンサルティング・研修ノウハウのバージョンアップ作業や、確定申告に向けた経理処理などに時間を費やすことになります。

 とか言いながら、ホッとひと息ついて・・・音程が狂いっぱなしでお蔵入りになっていたモーリスギターを物置きから取り出し、あちこちイジッていたら、偶然なのか腕がいいのか判りませんが直りました。
 買ったのは20年ほど前・・・ラジオのCMで聞いた「堀内孝雄です。僕のギター? もちろん、モーリスギター!」というフレーズに誘われるがまま、お茶の水のイシバシ楽器で衝動買いしたものです。

 弾きやすくてカッコいいボディー、ブラウンサンバーストの色合い、アコスティックギターには珍しいヘッド形状・・・思わず「これください」と店員さんに言った後、銀行まで走って行ったのを覚えています。


 最近は、名門オベーション家の個性的な令嬢とお付き合いしていますが・・・これがまた、自分の腕が数段上がったと勘違いするほど音が良いのです・・・でも、たまにはモーリスちゃんと遊んでみようかと思っています。


         
  モーリスのHPを見ましたが、このシリーズは絶版のようです。     オベーション、シャープな響きがたまりません。

2010年12月18日(土)  晴   原点に戻って、マーケティング研修が面白いです!(2)

 (昨日記載の続き) 昨日のマーケティング研修(後半)では、「マーケティング・プロセスを駆使しながら、自由な発想で自社の新規事業(仮想)を構築する」という演習を行ないました。


テーマ: AKB48を超えるアイドルグループを育てる

 自由な発想といっても程がある・・・と思われるかも知れませんが、かつてオタクのアイドルだった彼女たちが、今や国民的アイドルに成長した発端と過程を考えていくことは、まさに実践的なマーケティング発想を養うのに最適な材料なのです。

 まずは、オーソドックスに下記のマーケティング・プロセスに当てはめて、新たなアイドル像を構築していきます。
        ★環境条件の把握
        ★自社状況の把握
        ★ターゲットの設定
        ★マーケティングミックス
           ・製 品 Product
           ・価 格 Price
           ・販 路 Place
           ・販 促 Promotion  必要に応じて、人材 People 業務 Process など
        ★実行計画


制約条件 〜 ディベート型ディスカッション

 普通にマーケティングを進めても面白くありませんので、下表のように各チームに制約条件(足かせ)を課します。
  
Aチーム Bチーム
ターゲット 絞り込み 拡 大
製 品 絞り込み 拡 大
販 路 絞り込み 拡 大

 何を製品として定義するか・・・アイドルグループそのものを製品と捉えるのか、あるいはアイドルグループに関わるキャラクター商品などを製品と捉えるのか、各チームの思案のしどころです。

 演習の最後は、両チームがそれぞれ全く逆の概念の制約条件を負っていることから、ディベート型のディスカッションを行ないます。
 ディベートとは、ひとつのテーマに対して“肯定派”と“否定派”のチームを設け、各チームが各々の論点の正当性を主張し、相手側のウィークポイントを突いて論拠を崩していくという「知的競技」です。

 今回は3つの分野で「拡大か、絞り込みか」といったように論点が極めて明快なので、白熱した議論が展開されました。

 本当にAKB48を超えるアイドルグループが考えられたか否かはともかく(そんなに簡単に考えられたら誰も苦労はしないし)・・・でも、福祉を切り口にした面白いアイデアが飛び出したり、この企業の事業特性を活かした可能性が追究されたりと、「マーケティング発想を駆使して、様々な分野について建設的に考えることのできる柔軟な思考を養う」という当初の目的は達せられたと思います。


               
  こうしてマーケティング研修で頭を柔らかくすることで、時代の変化に対応した戦略や戦術を立てられるようになります。

2010年12月17日(金)  晴   原点に戻って、マーケティング研修が面白いです!(1)

 昨日から、ある上場企業の次世代リーダーの方々を対象としたマーケティング研修を行なっていますが、予想以上の盛り上がりです。

 私も“マーケティングオフィス・ウラベ”というコンサルティング事務所を運営しているからには、もっとマーケティング関連の業務を手掛けたいのですが、正直なところ、マーケティングという“言葉”自体が一般的に広まりすぎて、研修やコンサルティングのアイテムとしては飽きられているといった観が否めません。

 しかし、昨日は私独自の手法を用いて、
   *マーケティング・プロセスを利用して、政治の動きを考える
   *      〃               自分の健康を考える
   *      〃               坂本龍馬を考える
といった演習を実施したところ、皆さんが積極的に楽しみながら参加され、私が驚くほどの斬新な切り口でアウトプットを出していただきました。

 守秘義務がありますので、昨日のアウトプットを掲載することはできませんが、ご参考までに私が用意した標準的な回答(簡易版)は「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」をご覧ください。


 今日は、ひとつのテーマに対して各チームが「市場を拡大する/絞り込む」「商品アイテムを拡大する/絞り込む」といった制約を設けてマーケティングを展開し、最後にディベート形式でチーム対抗のディスカッションを行なうという演習を行ないます。

 昨日のレベルから推測すると、今日もかなり白熱した議論が展開されて、参加された皆さんもマーケティングの醍醐味を十分に味わっていただけることと思います。


                     
           研修をお考えの皆さま・・・新しい切り口のマーケティング研修を是非ご検討ください。

2010年12月14日(火)  曇   博多まで日帰り出張ばしてきましたばい・・・

 いま夜中の12時近くですが、つい先ほどまで博多におりましたと・・・朝8時に家を出て、1時間講演して、夜の11時に帰ってきましたと・・・


●記念講演:

 今日は某外資系生命保険会社の代理店会の総会が西鉄グランドホテルで開かれ、そこでの記念講演の講師として招いていただきました。
 テーマは『提案営業のポイント〜質問力を養い、プレゼン力を高める』で、約200名の皆様の前で、1時間ほどお話しさせていただきました。

 本当に熱心に聴いていただき、私がポイントとして話したところは必ずと言っていいほどメモを取る方が多く、講師としては非常に話しやすく、やり甲斐がありました。ありがとうございます。


●ふきや:

 いつも福岡空港に到着したら、博多駅の隣の交通センター8階にある「ふきや」に直行します。お好み焼きの店で、高校生の頃から30年通い続けています。
 いつもは600円の肉玉子を注文しますが、今日は大切な講演に向けての腹ごしらえなので、850円のミックスを食べました。(ここら辺の価値基準が、よう分かりまっしぇん・・・)

 豚肉と、エビやイカの海鮮類がよくマッチして、そりゃもう至高のお好み焼きですばい。また年末に帰省した時に行くのが待ち遠しか。


●ラーメン&うどん:

 講演が終わって、夕食に博多とんこつラーメンの一押し「一華亭」で食べようと思って行ったら・・・ありまっしぇん・・・どげんしたとやろうか・・・潰れんしゃったとかね・・・

 はぁ・・・失意のどん底のまま、とりあえず福岡空港まで行って、空港内のうどん屋さんで「小エビかき揚げ入りのうどん」ば食べたとです。

 これこれ、これですばい。小エビの入ったかぎ揚げ、うどんの具はこれに限りますと。高校生の頃は学校の食堂で、週に3回は昼ごはんに「小エビの入ったかき揚げうどん」ば食べよったとです。
 懐かしか味・・・薄味の出汁と、ちょっと柔らか目のうどん、それにエビの風味・・・くうぅ〜、少しは機嫌が直りましたばい。

 ちなみに、博多はとんこつラーメンとか、もつ鍋とか、鉄なべ餃子とか、辛子明太子とか、全国レベルでメジャーな食の発祥の地ですばってん・・・“うどんの発祥の地”って知っとおや?
 これについて書き始めると長くなりますけん、またの機会に・・・


●で、結局・・・

 この雑記帳を読む限り・・・まる一日かけて博多まで行って帰ってきて、食べもんのことしか考えとらんごたる・・・


       
  至高のお好み焼き「ふきや」   完成間近の博多駅の新駅ビル 西鉄グランドホテル  小エビかき揚げ入りうどん

2010年12月13日(月) 雨  問題点と原因、目標と解決策は、きちんと仕分けましょう(後編)

前編は11月26日に掲載しています。


 前編では、ロジカルシンキング研修(論理的思考力向上研修)の中心ノウハウである「問題解決のプロセス」に関して「問題点と原因は、きちんと分けて考えよう」という点について書きましたが、後編では、「目標と解決策も、きちんと分けて考えよう」という点について解説します。


ケース1

 現場でベテランと若手の間の能力差が著しく見られるため、今後の目標として「両者間の能力差を縮めるため、まずは今期中に教育マニュアルを整備する」という目標を立てた組織があります。

 ただ、今期がもうすぐ終わる時期になっても、どんな項目をどれだけの詳しさで盛り込むかなど、詳細が決まらないままでストップしている状況です・・・といったケースをよく見受けます。


ケース2

 利益率が下がっている組織において、「経費を一律10%削減する」あるいは「残業代をカットする」「出張旅費を10%削減する」という目標を立てた組織があります。

 ただ、再三経費削減策は打ってきているため削り所がなく、途方に暮れているケースを最近多く見受けます。
 あるいは、残業代をカットされても業務量は変わらないため、家に仕事を持ち帰る社員が増えてモチベーションが下がったり、出張に行く回数が減ったことが一因となって契約を他社に取られ、売上が落ちるといったケースも多発しています。(短期的には利益率は上がるかも知れませんが、長期的には企業の体力は落ちていくでしょう。)


「目標」と「解決策(実施事項)」との違い

【ケース1:の場合】

 目標とは、「あるべき姿」あるいは「目指すべきレベル・水準」です。目標を「教育マニュアルを整備する」といった「解決策(実施事項)」に相当する内容にしてしまうと、後になって「なぜ、教育マニュアルを整備する必要があるのか?」「どのような教育マニュアルを整備する必要があるのか?」という核心部分が不鮮明になり、話が立ち消えになってしまうことが多いのです。

 ケース1:の場合、例えば「問題点」を「現場でミスが多発し、お客様に迷惑をかけている」と明確に設定すれば、「目標: 今期中にミスの発生を80%削減した状態になっている」という「目指すべきレベル・水準」も頭に浮かびやすくなります。
 また、問題点が発生した低いレベルと、目標となる高いレベルとの間のギャップについて、「原因: ベテランから若手への技術継承ができていない(若手が担当するとミスを連発する)」という分析も進めやすくなります。

 そして、目標達成のための解決策として「まずは教育マニュアルを整備する」という案が出てきます。80%とか100%近い削減目標となると、教育マニュアルは相当緻密なものとなり、その後の活用実践研修や現場での使用度合チェック〜修正指導なども必要となるでしょう。

 あるいは、初年度は40%程度の削減で良いという分析結果が出れば、教育マニュアルはもっとラフなものになるかも知れません。
 つまり、目標の「レベル・水準」に応じて、解決策(実施事項)の内容や緻密さも変化することになるのです。


【ケース2:の場合】

 「今期、経費を10%削減」と、一見レベル・水準が明確なように見えますが、その目標を達成することによって、問題点が解決されて望ましい状態になるかどうか、“そもそもの部分”を検証する必要があります。

 多くの場合、利益率が下がった要因としては「売上の減少」「経費の拡大」の両面から考える必要があり、下記のように発生した原因は当然異なります。
  *「売上の減少」の原因 ⇒ 既存取引先からの継続発注の減少、新規取引先の獲得不足など
  *「経費の拡大」の原因 ⇒ 人員増加による人件費の拡大、経費に対する意識・認識不足など

 このように考えてくると、目標の例としては下記のようにきちんと分けて考え、それぞれの整合性をとって、本当に利益率が回復するかどうかを検証してから社員に示す必要があります。
  *来期、利益率○%への回復をめざし、
     売上面では、継続発注の5%増加、新規取引先の10%増加の実現
     経費面では、売上増加の場合はトータル10%削減の実現(売上減少の場合は期中見直し)

 これに沿って解決策(実施事項)を策定するとすれば、例えば下記のような方向性になります。
  *売上面において
     継続発注を増加するための具体策(販促政策、価格政策、取引条件見直し など)
     新規取引先を増加するための具体策(新たなマーケティング実施、営業戦略の見直し など)
  *経費面において
     人員の配置・採用人数が適正であるかどうかのチェック〜是正 など
     重複出張(一度の出張で複数の訪問・業務遂行ができないか)のチェック〜是正 など


ロジカルシンキング(問題解決のプロセス)のストーリー化

 以上のように、「目標」と「解決策(実施事項)」をきちんと仕分けして考えないと、後になって「なぜ、これを実施しているの?」という根本部分が不鮮明になって、「やらなくてもいいんじゃないの?」という意識を生んでしまいます。

 最後に、きちんと仕分けができたかどうかを判断する基準として、下記のように「ストーリー」が出来上がったかどうか、問題解決のプロセスに沿って文章化して読んでみて確認することをお勧めします。(上記のケース1:を例とした場合)


 (問題点)現状として・・・
   現場でミスが多発しており、お客様にも迷惑がかかっている状態であり、困っています。
 (目標)本来あるべき状態としては・・・
   ミスがゼロであることが望ましいのですが、まずは今期ミスの80%削減を目指すべきです。
 (原因)
   そもそも、このような現状であることの原因は、ベテランから若手への技術継承ができていない
   ことです。そのために若手が担当するとミスを連発してしまうのです。
 (解決策)
   このような原因を取り除き、目標とすべきレベルに達するためには、方向性としてベテランから
   若手へきちんと技術を継承していくことであり、その手段として、教育マニュアルをまずは今期中
   に整備します。
 (実行計画)
   なお、技術継承が確実に行われるよう、その後の活用実践研修や現場でのPlan・Do・Check・
   Actionを実行計画に盛り込んで、5W1H化します。


                      
        「問題点の把握」から「解決策の案出」まで、ひとつのストーリーが成り立てばOKです。


前編は11月26日に掲載しています。

2010年12月11日(土)  晴   寒くて胃の荒れた日には、体にやさしい白菜の汁物

 昨夜は、明治学園中学時代の同級生U君と20年ぶり位に再会し、神田で大いに飲みました。(語り合ったのではなく、飲みました・・・)

 お互い九州出身ですからねぇ・・・芋焼酎のボトルが2本空いたところで、お開きとなりました。U君は富士山の見えるところに家を建てて新幹線通勤をしているので、あまり遅くならないように終了したのですが・・・ちゃんと帰れたのかなぁ・・・通勤は大変そうだけど、富士山が間近に見える生活って、うらやましいですね。


 ところで、ここのところ飲み会が続いていたので、今朝起きると少々胃が荒れたような気がしました。こういう時は、野菜を中心とした体にやさしい汁物が一番でしょう。

 かつお出汁に酒・みりんと醤油を少々加えた薄味のスープで、白菜・ニンジン・大根・玉ねぎ・白ネギ・シメジ、そして鶏肉をコトコトと煮込んでいきます。

 鶏肉からも甘みとコクのある出汁が出てきて、ホント、幸せな味わいに舌鼓を打つことができます。こういう食事ばかりしてたら、健康を維持できます。(誘惑に負けて、健康によろしくない食事もたまにしてしまいますがね・・・)


               
     当然ですが、ニンジンと大根は時間をかけてじっくり煮込み、白菜と白ネギはサッと煮るのがポイントです。

2010年12月9日(木)  晴   ケネディ大統領もペップトークで時代をリード!

 ペップトークが、スポーツやビジネスの世界において、相手のモチベーションをアップし元気づけるためのトークであることを超えて、さらに応用編としての使い方が存在することは 「11月25日 斎藤祐樹投手の名セリフは、まさにペップトーク」 に記載しました。

 今回は、そのことについて歴史上の人物の名演説を例にあげて考えてみたいと思います。歴史的な演説といえば、まず頭に浮かぶのは「第35代 アメリカ合衆国大統領」であるJ.F.ケネディの就任演説です。

 演説の全文を段落ごとに分けて、各段落ごとで最も中心となるセリフを抽出すると、ペップトークのシナリオ“7ステップ”に当てはまることが分かります。


Plologue
序章
今日われわれは、自由の祝典を執り行っている。
Example
事例
人間の権利は国家の寛大さからではなく、神の手からもたらされる。
(神から与えられた)たいまつは、アメリカ国民の新しい世代に引き継がれた。
Predict
予告・暗示
われわれは自由の存続と成功を確保するためなら、いかなる代償をも払い、いかなる重荷も負い、いかなる敵にも対抗しよう。
Teach
教訓
われわれが闘うべき相手は、人類共通の敵である圧政、貧困、疾病、そして戦争そのものなのだ。
Action
行動指針
(アメリカ国民へ向けて)
祖国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが祖国に対して何ができるのかを問いたまえ。
(世界市民へ向けて)
アメリカが世界に対して何をできるかではなく、人類の自由のために一緒に何ができるのかを問いたまえ。
Lead
先導
アメリカ国民であれ、世界市民であれ、善良な良心を唯一の報奨としよう。
Kick Off
送り出し
われわれの愛するこの土地(世界、地球)を導いていこう。


 このように見てみますと、ペップトークのシナリオ“7ステップ”は『人を感動させるスピーチのフレームワーク』にもなり得る・・・いや、もともと人間が相手を感動させようと考えたときに、自然と頭に浮かぶフレームワークということが明らかとなりました。

 これは、ペップトークの持つ計り知れないポテンシャルと将来性を示していると確信します。今後の展開がますます楽しみになってきました! さらに詳細な話については、下記セミナーで解説しますので、ぜひお越しください。

 ペップトーク研修公開セミナー  2011年1月25日(火)開催
 私は、主催者である鞄本ラーニングシステムの主席コンサルタントとして登壇します。



                
                      1961年1月20日 ケネディ大統領 就任演説

2010年12月8日(水)  晴   ジョン・レノンの命日です。



                    Imagine all the people

                    Living life in peace ...



                      

                        John Lennon 1940-1980

2010年12月5日(日)  晴   冬は白ネギの美味しい季節・・・トマトと豚肉にも合います。

 やはり冬の食卓の主役は“白ネギ”と“白菜”でしょう。鍋料理には、このツートップ両方が入るわけですが、まあ相撲部屋ではないので毎日の鍋料理は無理です。

 そこで、鍋料理以外で白ネギや白菜の旨味を堪能できる料理が冬の晩御飯の定番になりますが、我が家の定番のひとつに「白ネギと豚肉のトマトソース・パスタ」があります。

 トマトの酸味と白ネギの辛みが豚肉のコクを引き立てて、まさに“大人の味”ともいえるパスタが出来あがります。

 作り方は簡単です。玉ねぎとシメジを炒め、そこにホールトマトとコンソメスープで煮たニンジンの角切りを加えて煮込みます。そして、パスタを茹でている間に、白ネギとピーマン、タレに漬け込んだ豚肉を加えてさらに煮込みます。

 合わせる酒は、トマト系のパスタということでワインやビールを想定しがちですが、やはり白ネギを使っているだけに意外と“日本酒”が向いています。(結局・・・美味しく酒を飲むために、料理の中身を考える訳ですな・・・)


                         
              豚肉は、黒酢・醤油・酒で作ったタレに15分ほど漬け込んでおくのがポイントです。

2010年12月3日(金)  雨のち曇   枯れ木も山のにぎわい・・・暖簾に腕押しでした。

 ある大手企業の若手社員を対象とした「ロジカル・ライティング研修(論理的で分かりやすいビジネス文書作成技術)」を泊まり込みで実施してきました。

 最近、ライティング(ビジネス文書作成)に関する研修・セミナー依頼が増えています。口頭でのビジネス・コミュニケーションは“自己流”が通用することもありますが、ライティングの場合は“自己流”が通じないケースが多く、社員の皆様にまとめて“ビジネスを進める上で、身に付けておくべき有効かつ標準的な書き方”を教えたいと願う企業が多いのだと推測されます。


ところで、ロジカル・ライティング研修を実施して感じることですが、
   *50歳以上のオジサン社員・・・書きなれているが、論理的に物事をまとめるのが苦手
   *20歳代の若手社員・・・頭が柔らかく論理的思考力に優れるが、驚くほど語彙が不足
という一般的な傾向があります。

 今回の若手向け研修で、演習の事例として「枯れ木も山のにぎわいですので、ぜひご参加ください」という表現の間違いを指摘するよう求めたところ、“分からない”という次元を超えて「枯れ木も山のにぎわい」という慣用句を“知らない”という人が8割に達していたのです。

 けっこうショックを受けてしまいました。若い人達の語彙不足がここまで来ているとは・・・ただ、責める訳にはいきません。
 語彙を増やすための手段、例えば読書の楽しさとか、人とコミュニケーションをとることの大切さを、オジサン世代がきちんと教えてこなかったことに根本原因があるのです。

 私も自分自身の今後の課題として、
   *事例は、もっと若い人にも分かりやすいものを採用する
   *できる限り多く、コミュニケーションとか言葉の持つ意味や重要性を伝えていく
ということを研修・セミナーの中で心掛けていきたいと思います。


                      
         研修・セミナーを通して、本当に社会貢献ができるし、するべきだと切に感じています。

2010年12月1日(水)  曇   今年の総仕上げ・・・張り切ってまいりましょう!

 早いもので、もう師走ですよ。今年の振り返りはもっと後にするとして・・・ペップトークとの出会い〜出版など、様々な動きがあった今年の総仕上げの12月、精いっぱい頑張りますよ。

 今年の師走は例年になく忙しく、研修・セミナーのテーマを見ただけでも、
     *ロジカル・ライティング研修
     *ロジカル・コミュニケーション研修
     *ペップトーク公開セミナー
     *提案営業力強化セミナー
     *マーケティング研修  など
と多岐にわたるため、準備だけでもかなりの時間と労力を要します。

 加えて、博多への日帰り出張なんて力技的スケジュールも予定されていて、まさに“講師走”という感じです。

 この時期に、これだけ仕事をさせていただけるのは、すべてお取引先・お客様のおかげです。本当に、ありがとうございます。担当するからには、一回一回の研修・セミナーでご満足をいただき、良い結果を出してまいります。


                      
                今月も多彩なテーマで研修・セミナーに取り組む予定です。

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