解説・雑記

≪雑記帳≫

2011年10月31日(月)  晴   全国あちらこちらへ出張して充実した1ヵ月でした。

 出張については今月に限った話ではありませんが、特に今月は、遠くは岩手県、宮崎県、近くは神奈川県、千葉県と、東へ西へ飛び回った印象が強いです。

 様々な地域の受講生の方々と触れ合い、皆さまの力量が具体的に伸びるお手伝いをさせていただき、研修終了後は晴れ晴れとした顔でやる気に満ちてお帰りになる姿を拝見すると、本当に嬉しくなり、やり甲斐をあらためて強く感じます。

 ついでに、その土地の美味いものを食らい、地酒を飲み干すと、本当に来て良かったぁ〜! と思います。(結局、行きつくところはそこかい!)

 来月は、仕事はもちろんのこと、東京福岡県人会や中学校・高校の同窓会の大きな行事が相次ぎ、幹事や世話人をしている関係で多忙を極めそうですが、多くの方々とのプラスの触れ合いを楽しみながら頑張ってまいります。



 【追伸】
 毎月恒例の「研修堂・講師アクセスランキング」は、いよいよV10(10ヵ月連続アクセス数第一位)を目指します。念のため、クリックにご協力いただければ幸いです。
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     コンサルティングや研修の仕事は、人と人とのつながりが基本です。今後とも、よろしくお願いいたします。

2011年10月28日(金)  晴  少数の鉄板ドラマと、多数の実験的ドラマが目立つ今クール

 3ヵ月に一度、ヘヴィーTVウォッチャーによるドラマ評・・・いつの間にか「まだですか?」といったリクエストを、あちらこちらからいただくまでになりました。
 本当に参考になっているのかどうかは別として、今クールも書きますよ。あまり期待していなかったけど、けっこう楽しめる3ヵ月になりそうです。(実質は2ヵ月ですが・・・)


今クールのドラマの特徴

 何と言っても、「相棒ten」「科捜研の女」「南極大陸」という、視聴率が手堅く稼げる“鉄板ドラマ”と、内容・設定・配役いずれもが“実験的ドラマ”の対比が目立っています。

 配役ということでいえば、深田恭子さんと北川景子さんの2大フェロモン女優の激突が特筆すべきことでしょう。
 北川景子さん演じる大富豪刑事・・・んっ? それって深田恭子さんが以前に演じたような気が・・・まあ、二人とも可愛いし、セクシーだし、演技もそこそこ上手いし、あとは共演陣が頑張ってドラマを盛り上げて欲しいものですね。


今クールは、女優陣の独壇場か

 今クールは、鉄板中の鉄板“キムタク”、今や大御所の水谷豊さんを除けば、女優陣のきらびやかさが目立ちます。

 ドラマのタイトルをクリックしていただくと、公式サイトにリンクします。注目度(5点満点)は、私の独断と偏見によるものです。


(月曜)
 注目度3  私が恋愛できない理由 (フジテレビ系 21:00より)
         視聴率 17.0⇒15.7

 はいはいはい、月9がドラマの王者復権をかけて、香里奈さん、吉高由里子さん、大島優子さんという、一人だけでも十分に視聴率を稼げる女優を3人まとめて「実験的」に投入!・・・でも、月9の割には視聴率が低いですな。(AKB48はCDの売上は凄いが、TVの視聴率は稼げない・・・というジンクスがここでも表面化しましたね。)
 たぶん、視聴者の共感が得られていないのでしょう。「この3人が恋愛できない・・・? あり得な〜い。贅沢なこと言い過ぎ!」と、味方に付けたいはずの女性視聴者の反感が聞こえてきそうです。


(火曜)
 注目度3  謎解きはディナーのあとで (フジテレビ系 21:00より)
         視聴率 18.1⇒16.1

 はい、北川景子さんの美しい顔を1時間にわたって見続けているだけで満足なドラマです。彼女に興味のない人にとっては、とんだ駄作かも・・・嵐の桜井君が、ヒッチコック映画みたいに室内の推理だけで事件を解決に導くという「実験的」なストーリーや設定はOKなのに、如何せん、演技力がぁ〜・・・しかも、名優のはずの椎名桔平さんまでが大袈裟すぎる演技で画面をぶち壊していますな。


 注目度3  HUNTER 〜その女たち、賞金稼ぎ〜 (フジテレビ系 22:00より)
         視聴率 9.8⇒11.5⇒11.3

 いまや天海祐希さんや真矢みきさん達と並び、強く美しく優秀な女性を演じたら右に並ぶものはいない米倉涼子さんが主演で、注目度は高いはずなんですが・・・「実験的」に普通の主婦やOL達と組んで賞金稼ぎ・・・少々迫力に欠けてしまいます。
 やっぱり米倉さんには、身体を張って事件解決に邁進する刑事(交渉人)か、政界の大物すら手玉に取ってしまう高級クラブのママが似合うんですよねえ・・・。


(水曜)
 注目度5  相棒ten (テレビ朝日、21:00より)
         視聴率 19.7⇒17.4

 期待を裏切らない鉄板ドラマの登場です。早くも10シリーズ目ということで、テレビ朝日は「置きにきた」という感じです。杉下右京(水谷豊さん)と神戸尊(及川光博さん)の相棒同士の活躍から目が離せません。
 今クールは、いつにも増して重いです。第一話は、神戸警部補がまだ駆け出しの頃、裁判で偽証をして、無実の人間を殺人罪で有罪に導き、結果として自殺に追い込んだ過去を持つという、あまりにも衝撃的な事実が明らかとなりました。

 また、第二話では、殺人犯の家族も犠牲者の遺族も、興味本位なマスコミを中心とした世間から追い込まれ、新たな犯罪に手を染めざるを得なくなるという、何ともやり切れないストーリーでした。
 こうした重さが、「相棒」にしては視聴率が低い原因と思われますが、軽薄なドラマの多い最近の風潮に反し、こうした骨太のドラマを堂々と作り続けて欲しいものです。


 注目度1  家政婦のミタ (日本テレビ系、22:00より)
         視聴率 19.5⇒18.7⇒19.8

 拝啓 松嶋菜々子様、2000年の「やまとなでしこ」の最終回で、「わ・た・し・は、悪くな〜い!」という貴女の学芸会的セリフに思わず椅子から転げ落ち、「宇宙一の大根役者だ」と思ってしまいましたが、あれから10年以上経っても、何の進歩もないようですね。
 「実験的」に、まったく笑わず不気味な行動をとる家政婦役をやって、ヨイショ好きな一部の評論家からは高い評価みたいですが、私の口には(目には)合いません。

 このドラマ自体は、かなり面白いので、できることなら竹内結子さんか、仲間由紀恵さんと交代していただければ、さらに画面が緊迫して、さらに凄みを増したドラマに仕上がると思います。
 本来なら「もう見ない宣言」をするところですが、なぜか不思議なことに視聴率が比較的良いために、ウォッチせざるを得ない私の立場・・・まったく迷惑な話です。 敬具


(木曜)
 注目度5  科捜研の女 (テレビ朝日系、20:00より)
         視聴率 17.1⇒10.7

 沢口靖子さん主演の鉄板ドラマがまたまた登場です。相変わらず強い意志をもって緻密な捜査を淡々と続ける主人公の榊マリコ、ある意味カッコいい女性の代名詞ですね。
 崖から落とされた後に遠くへ運ばれ埋められた死体・・・その損傷度合いをコンピュータ解析にかけて、崖の場所に目星をつけ、次はメンバー全員で重い機材を背負って、目星を付けた付近を登山同然のハードさで探し回り、犯行地点を特定する・・・バックに流れる音楽もイイ調子で、見応え十分です。

 第一話は、菊川玲さんが演じる検事がやって来て、証拠隠滅を図ろうとしたが、榊マリコから説得され心を入れ替える・・・なんて余計なストーリーが入ったために視聴率が落ちてしまいました。
 元のままで良いのです。元のままの雰囲気、構成、演技、それだけで高視聴率が稼げるドラマに成長したのですから、変に手を加えないでいただきたいものです。


 注目度5  DOCTORS 最強の名医 (テレビ朝日系、21:00より)
         視聴率 13.7

 これは不意を突かれましたね。エロ男爵こと沢村一樹さん、ヤルじゃないですか。患者への温かく優しい目と、プロ意識に欠ける医者への厳しく冷たい目、よく演じ分けが出来ています。
 高嶋政伸さん演じる気位の高いボンボンの医者が、手術中のミスで患者が目の前で息を引き取っても、何の反省もないシーンには、ドラマの中の話とはいえ憤りと絶望を感じました。
 ここまで感情移入できるドラマは最近少なくなってきているので、この調子で頑張っていただきたいものです。


 注目度3  蜜の味 〜A Taste Of Honey〜 (フジテレビ系、22:00より)
         視聴率 11.6⇒8.2⇒8.4

 菅野美穂さんの鬼気迫る演技は、いつ見ても素晴らしく引き込まれます。ただ、前々クールの「ギルティー 悪魔と契約した女」では、家族を殺し自分の人生をめちゃめちゃにした連中への復讐劇という一種の“大義名分”がありましたが、今回のは「実験的」だとしても、???です。
 榮倉奈々ちゃんは可愛いけど、小さい頃から一緒にいた叔父さんが好きということが、叔父さんの妻となった菅野さんの激烈な演技を引き出す“大義名分”として十分なのでしょうか? 単なる嫉妬では面白くありません。


(金曜)
 注目度5  専業主婦探偵  私はシャドウ (TBS系、22:00より)
         視聴率 12.6

 深田恭子さん・・・深キョン・・・なんて愛らしく、なんて健気で、なんてセクシーなんでしょう。深キョンの魅力満載の新たなドラマの誕生です。美味しい料理と面白いドラマに、言葉は必要ありません。以上!

 深キョン以外の見どころとしては、やはり魔性の女を演じたら日本一の石田ゆりこさん、今回も重役の妻でありながら部下(深キョンの夫役)へチョッカイを出す雰囲気や視線など、絶好調です。
 探偵役の桐谷健太さん、前クールの「絶対零度」では、ドジでノロマな上戸彩さんを厳しく一人前の捜査官に育てる役でしたが、今回もノンビリムードの深キョンを一人前の探偵に育てる羽目になってしまい・・・放り出してもいいのに、何となく気になって面倒を見てしまう・・・そこら辺の演じ方がGoodです。


(土曜)
 注目度4  妖怪人間ベム (日本テレビ系、21:00より)
         視聴率 18.9

 杏さん、腕を上げましたねぇ。そうそう、ベラってそういう雰囲気と喋り方ですよね。前々クールの「ジョーカー」の時のように、日本人離れした見事なプロポーションを強調することなく、演技ひとつで勝負しています。
 欲を言えば、3人が妖怪になったときの姿が・・・どうせ「実験的」にやるならもう少し、おどろおどろしくなりませんかね。エイリアンとかプレデターをもっとグロテスクにしたような感じに。そうなれば注目度は5ですけど。

 アニメが放映された頃(私が幼稚園の頃)、日本はようやく戦後を脱し、世界の一流国へ何とか達したいという願いに満ちており、そういった雰囲気が「早く人間になりたーい」の名セリフに象徴されていたんですね。
 豊かさと挫折の両方を経験してきた今の日本で、この「妖怪人間ベム」がどのように描かれ、どのように視聴者に受け入れられていくのか、見守っていきたいと思います。


(日曜)
 注目度4  南極大陸 (TBS系、21:00より)
         視聴率 22.2⇒19.0

 柴田恭兵さん、渡瀬恒彦さん、香川照之さん、木村多江さん、綾瀬はるかさん・・・主役級の共演陣が居並ぶ中で、結局は“キムタク・ドラマ”になっているところが、キムタクの凄いところですね。

 時代背景が分かりやすいです。日本がまだ戦後を脱しきれない時代、日本人が自由に外国へ渡航することすら許されない頃、「南極だけは、欧米諸国と対等に競争できる場所だ」という思いから、南極へ命がけで渡ることに日本の未来を託す、といった背景がある訳です。
 意外と思われるかも知れませんが、上記の「妖怪人間ベム(40年前のアニメ)」と時代背景が似ているのです。欧米と再び肩を並べるため・・・人間になるため・・・常に渇望して上を目指していた頃の日本人のパワーは、今の時代こそ必要なのかも知れません。



※独断と偏見による注目度・おすすめランキング:

 
  第1位 専業主婦探偵 私はシャドウ  第2位 相棒ten               第3位 科捜研の女

  
  第4位 DOCTORS           第5位 妖怪人間ベム        第6位 南極大陸

2011年10月24日(月)  曇   大山志保選手、ケガを乗り越えての優勝、おめでとう!

 女王復活! 2006年の賞金女王・・・その後、2009年に左肘じん帯の手術を受けて1年近くのブランク・・・一時は絶望的な状況に見舞われながらも、昨日のマスターズGCレディースで堂々の優勝! 女子プロゴルフ界の第一人者としての貫録を見せつけてくれました。


手に汗を握る名勝負

 かつての女王が、今回は予選会からの参加で・・・なんという屈辱・・・それでも勝ち上がり、最終18番ホールで14メートル!のロングパットを沈めてバーディーとし、一打差で首位に立っていたポーラ・クリーマー(ピンク・パンサーと呼ばれる米女子ツアーの第一人者)と並び、プレーオフ(1対1の対決)に持ち込みました。

 プレーオフも日米の実力者対決に相応しい互角の名勝負・・・3ホール目、あわやOBとなるミス打がギャラリーの男性に当たり、ボールがフェアウェイに転がってきた幸運の大山・・・一方、ボールに泥がついて軌道が微妙に変化してしまった不運のクリーマー、勝利の女神は大山選手に微笑みました。


ロングパットの名手・勝負師の復活

 それにしても、見事な精神力と蘇ってきたテクニックで、幸運さえ引き寄せた大山選手に心から拍手を送りたいと思います。

 ここ数年、日本の女子ゴルフ界は、若くてルックスもそこそこ良い選手が中心となって盛り上がってきましたが、やはり勝負の世界ですから、大山選手(34歳)のように勝負所で確実に決めてくる業師・勝負師が活躍してナンボだと思うのです。

 これまで蛯原友里さん(えびちゃん)や浅香唯さんといった派手な顔立ちのタレントを輩出してきた宮崎県出身なんですが・・・まあ、同じ宮崎とは思えないほどに地味な大山選手・・・個人的には笑ったところが女優の内山理名さんに少しだけ似ているような気がしていて・・・ま、そんなことは置いておいて。


 大山選手の持ち味は、何と言ってもロングパットを高い確率で決めてくる正確さと勝負強さです。「大山さんに先にグリーンに乗せられたら、自分は必ず1パットで決めないと勝てない」という無言のプレッシャーが、相手選手のミスを誘うのです。

 テニスに例えれば、かつてのクリス・エバート選手や伊達公子選手のように、ライン際でしぶとく相手の動きの逆を突くショットを放ちながらミスを誘う・・・そういうレベルの高い技術を駆使しながら、パワー・ヒッターに勝負を挑む・・・観戦する者をワクワク・ドキドキさせてくれるアスリートが好きですね。


 昨年は、ゴルフ界は男女とも韓国勢に賞金王・賞金女王を持って行かれましたが、やはり日本ツアーでは日本人がトップに立って欲しい・・・そういう意味では、圧倒的な力を見せつけてくれる可能性が期待できるのは“復活・大山志保”、という訳で女子ゴルフからますます目が離せなくなりました。


                  
    絶対的女王が存在しない今・・・来年はぜひ賞金女王に返り咲き、長期政権を築いて欲しいものです。

2011年10月22日(土)  雨   「実践的ビジネス文書作成研修」を開催しました。

 お足下(足元)の悪い中、ご参加いただいた皆様に感謝しています。天気は思わしくなかったものの、終了後の皆様のお顔は、具体的にビジネス文書作成力が向上した実感を伴って、晴れ晴れとしておられたのが印象的でした。

 MOUのビジネスライティング研修は、単に書き方や表現の仕方を指導するのではなく、それ以前の「書きたい事の情報整理」をロジカル・シンキング(論理的な思考力)の手法を用いて進めていくのが特長です。

 ですから、例えば「企画書」というビジネス文書を書こうとする場合、単に企画書の書き方や見栄えが良くなるだけではなく、企画立案そのものの考え方や取り組み方が向上し、企画書の内容も非常に説得力のあるものとなります。


 これまでは、このような研修を大手企業や地方自治体からのご依頼をいただいて出講するという形態で進めていました。
 しかし、向上心がありながらも、なかなか体系的にマネジメントの勉強をする機会に恵まれない中小企業の社員の方々にも受講していただきたいと思い、今回のようなオープン型(自由参加型)の研修を企画した次第です。

 今後も、機会をつくってビジネス文書に限らず様々なテーマでオープン型研修を企画してまいりますので、ぜひ多くの方にご利用いただきたいと思います。


                      
             学ぶ意志(意思)の高い方へ、実践的なノウハウを提供し続けたいと思います。

2011年10月20日(木)  曇   自分で作る“中華そば”と“スープパスタ”は最高に美味!

 いや、そんなスゴイ料理を作るわけではないんですけどね・・・今週は、出張の合間に自宅事務所で仕事をする時間が長く、昼食は自分の口に合うものを自分で作ってみようと思ったわけです。

 近所に「海外天」という人気の中華料理店があって・・・そのうちレポートを載せますが・・・そこで食べた「海鮮汁ソバ」がめちゃ美味しくて、「これは自分で再現していつでも食べたい」と思い、昼食のメニューは「海鮮汁○○」に決めました。

 まあ、再現すると言っても、私にできることは9月に掲載した 中華料理店の味を簡単に再現できる調味料 でご紹介した「味覇(ウェイパー)」で旨味を出すことくらいですがね。


文字通り「中華そば」(中華蕎麦)

 味覇(ウェイパー)で作った白湯スープで玉ねぎ・にんじん・しめじ・白菜を煮て、冷凍シーフードミックス(エビ・あさり・イカ)をサッと茹でたら、あとは・・・普通に作っても面白くないので、麺は日本蕎麦にして、盛り付けて出来あがりです。

 中華スープに海鮮具材や野菜の旨味・甘味が深く出て、美味〜い! これに日本蕎麦の麺が意外過ぎるほど合うんですよ。いっぺん、やってみてください。


水餃子風スープパスタ

 そろそろ肌寒くなってきたので、スープパスタの美味しい季節ということで・・・でも、コンソメスープやトマトスープでは面白くないので、中華風のパスタにしようと思ったわけです。

 どうせなら手作り水餃子にしようと思いましたが、なんせ仕事の合間に作るものですから、いつものように挽肉にハッカクの煮出し汁を混ぜてコネコネなんて時間はないので、ここは近所の惣菜屋さんで美味しい餃子を買ってきました。

 作り方は、前日の「中華蕎麦」とほぼ一緒で、餃子が入って、麺がイタリアンパスタという点が違うだけです。白湯スープと餃子とパスタの組み合わせが意外にも美味〜い!



 こうして、美味しい自己満足的昼食を食べたら、再び来週以降の研修資料やコンサルティングの企画書の作成にせっせと取り組むのでした。


     
 中華スープに日本蕎麦の食感が豊かな変形「中華ソバ」   餃子と白菜とイタリアンパスタの組み合せもGood!

2011年10月19日(水) 曇   ビジネスでのコミュニケーション・・・主役は“相手”!(前編)

「中編」は11月4日、「後編」は12月2日に掲載しています。


 今回のタイトルや下掲のテキスト抜粋をご覧になって、「当たり前でしょ」「何を今さら・・・」と思われた方は、今の気持ちやスタンスを守り続けてください。

 逆に、「ハッ」とされた方や「よく分からない」と思われた方は、ぜひ今回の内容をご参考にしていただき、部分的でも結構ですからスタンスを変えてみてください。
 おそらく1ヵ月と経たないうちに、自分でも驚くほどコミュニケーションがさらにスムーズになるでしょう。仕事の仕方や、その成果が劇的に向上する方もいらっしゃるでしょう。

            

意外な盲点

 最近、ロジカル・シンキング研修(特に、論理の組立て編)やロジカル・コミュニケーション研修の終了後に受講生が記載したアンケート結果を集計する際、目立った傾向があります。

(目立つご意見・ご感想)
 ・「自分が何を伝えるか」ではなく「相手が何を求めているか」というスタンスが“目から鱗”だった
 ・自分は「筋を通した話」に自信があったのに、なぜか伝わりにくかった原因がはっきり分かった
 ・論理とは、「自分勝手な組立て」ではなく、「相手が分かるための組立て」であることに気付いた
 ・これまで自分勝手な、独りよがりなコミュニケーションをとっていたことを知り、愕然とした

 このようなご意見を書かれた方々は、自分と相手とのスタンスを見直すことで、より成果の出やすい好ましいロジカル・シンキング、およびコミュニケーション手法を身に付けていかれました。


 ロジカル・シンキング(論理的な思考)と聞くと、何やら思いつめてしまい、難しい方向へ難しく考えてしまう場合があります。
 そんな時は、なぜロジカルに(論理的に)考えなければならないのか・・・その目的を思い出していただくと分かりやすくなります。

 その目的とは、「論理的に自分の頭の中を整理すること」であり、なぜ整理する必要があるかというと、「相手に伝わりやすくするため」なのです。


相手の言いなりになることとは、全く違う

 このように書きますと、「じゃあ、相手のことばかり考えて、自分のことは軽視するしかないんですか?」「自分というものをはっきり持って、言いたいことをズバッと言わないと伝わらないんじゃないですか?」というご質問を受けることになります。

 これに対しては明確な答えがあります。自分を大切に考え、自分の意見を明確に告げることは重要です。ただし、野球のキャッチボールと一緒で相手がいることですから、「相手が受け取りやすい球筋やスピード」を考えて投げましょう、ということなのです。


 兵法の「己を知り、相手を知れば、百戦危うからず」は、よくマネジメントや営業の分野で引用されますが、ロジカル・シンキングやロジカル・コミュニケーションの世界でも重要なポイントを示唆してくれています。

 ロジカル・シンキングでは、「己を知り」の部分は「ツリー構図(ロジック・ツリー)」を使って考えを整理することで比較的容易に実現できます。

 問題は「相手を知れば」の部分です。どんなに完璧に組み立てた論理も、相手が聞く耳を持っていないと紙くず同然です。

 例えば、「今回は予算が限られるので、性能よりも価格重視で買おう」と思っているお客様に「この新製品は、他社と比較して性能が圧倒的に勝っています。なぜならば・・・。具体的には・・・。」と論理的に繰り返しプレゼンしたところで、たぶん失敗するでしょう。

 自分が話したい論理を組み立てる前に、相手のニーズを想定しておけば、
  ・長期的に考えると、性能が良いために低いランニングコストに抑えられることを強調する
  ・それでも購入時の価格重視の意向が固ければ、それ以上は話さない・・・効率的な営業!
といった、さらにレベルの高い(成果を得やすい)論理を組み立てることができるのです。


段階をきちんと踏みましょう

 では、どうすれば「己を知り、相手を知れば、百戦危うからず」をベースにしたロジカル・シンキングができるのでしょう。
 それは、@準備段階、A組立て段階、B伝達段階、の各段階を、“急がば回れ”の精神できちんと考えていくことで実現できます。

 分かりにくい話をしたり、伝わりにくい文書を書く人・・・いわゆる論理的でない人の大多数は、いきなり「B伝達段階」を考え、十分に練られていない状態のまま話したり書いたりするので、相手に伝わりにくくなってしまうのです。

 そのレベルを脱して「A組立て段階」から考える人は、論理的な話をしたり文書を書いたりできます。これはこれで良いのですが、時として、自分の考えを押し付けたり、理解できない相手のことを「理解力不足」と非難する傾向があります。

 前述の例のように、価格重視のお客様に、性能重視の“完璧な論法のプレゼン”を披歴して、自分では「よし、これで売れる」と思っていても、成果が出ないという事態に陥ることになってしまいます。

 大切なのは、論理を組み立てる前に「@準備段階」での思考をきちんと踏まえることなのです。


ロジカル・シンキングの「準備段階」のポイント

 準備するためのポイントを挙げたらキリがないのですが、今回は最低限にして必要・十分なポイントをご紹介します。

   ・相手の求める「内容」に合わせる
   ・相手の求める「レベル」に合わせる

 この2点を考えるだけで、「外さない論理展開」が可能になります。詳細については、中編・後編で説明したいと思います。


                      
                   まずは相手のことを考える・・・結局は自分のプラスとなります。


「中編」は11月4日、「後編」は12月2日に掲載しています。

2011年10月18日(火) 曇のち晴  文京シビックセンターの展望台から23区を見物

 東京都の都税事務所に償却資産申告書を提出する期限が今日までなので・・・出張続きで忘れていました・・・提出窓口のある文京シビックセンター(文京区役所)に行ってきました。

 文京シビックセンターは26階建てのシンボル的タワーで、25階が展望ラウンジになっており、東京都の北半分を一望に見渡せます。
 いつも用事が済んだら展望ラウンジに昇り、絶景を見物することにしています。今日は午前中が曇りのため富士山までは見えませんでしたが、スカイツリーは近いので鮮明に見えて、それなりに楽しめました。


@文京シビックセンターと周辺:
 文京シビックセンターと道一本隔てた南側には、「後楽園遊園地」(左から2番目の写真に写っている半円形はジェットコースターの軌道)、東京読売ジャイアンツの本拠地にして野球の聖地「東京ドーム」があります。

A東京スカイツリー(東方向):
 展望ラウンジから見ると、意外と間近に感じられました。今後は、この周辺に次々とビルが立ち並んで、風景も一変していくのでしょうね。
      
 @文京シビックセンターと周辺(後楽園遊園地、東京ドームなど)       Aいよいよ仕上げ段階の東京スカイツリー


B文京区近辺(北東方向):
 この中に私が住んでいるマンションがあります。晴れた日には、向こ〜う側に筑波山が見えます。

C池袋のサンシャイン60(北西方向):
 一番高い建物がサンシャイン60で、二番目がプリンスホテルです。新宿に比べると、ガラーンとした印象を否めません。

D新宿の高層ビル群(西方向):
 この風景に夕陽が重なると、「太陽にほえろ!」のオープニングみたいになりますね。まあ、あの頃よりビルの数が随分と増えましたが。
 高層ビル群の一番左側のツインタワーが東京都庁で、晴れていたら、その左側に富士山がドーンと見えます。(Eのスタンプの図柄をご参照ください。)

         
 B文京区本郷〜本駒込の街並 C池袋・サンシャイン60近辺 D新宿・西口側の高層ビル群  E展望台のスタンプ

2011年10月17日(月)  晴   ハーフマラソンは1回休み・・・来年2月に再挑戦します。

 昨日は、荒川河川敷で開催されるタートルマラソン大会(ハーフマラソン)の日でしたが、今回は参加を見合わせました。
 前日までの天候不順と、右膝の不調により、残念ながら・・・一昨年から年に3回の参加を決めてはきましたが、今回は大事を取って不参加としました。

 この落とし前は、来年2月の「第3回 赤羽ハーフマラソン大会」できっちりと付けます。第1回から参加しており、まずは連続10回完走して表彰されようという野望(?)を抱いている大会です。
 ハーフ(約21km)のうち15km地点でタイム制限もある大会なので、これから4ヵ月間、きっちりと調整して万全の体調で臨みます。


 それはそうと、ニュースを見ていたら、昨日の東京は最高気温29.7度の夏日で、タートルマラソン大会で23名が熱中症で病院に運ばれ、うち40歳代の3名が重体ということでした。
 私は偶然にも不参加で難を逃れた形ですが・・・倒れた方々が無事に回復なさいますよう、祈念いたします。


                         
          6月は完走したものの不本意な走り・・・来年2月は満足顔でゴールインします。

2011年10月14日(金)  曇   久しぶりに九州へ・・・宮崎で地鶏料理を食べました

 今年は、青森県・秋田県・岩手県・・・そして茨城県・群馬県と、東北地方から北関東地方にかけての出張が多く、故郷の九州には昨年12月以来行っていなかったのですが、ようやく宮崎県へロジカル・シンキング研修で行くことができました。

 宮崎県も昨年から口蹄疫による被害や霧島の噴火による災害など、過酷な状況が続いており、研修の実施自体が危ぶまれた時期もありました。

 しかし、今回研修を実施された団体の教育担当の方が、「苦しい状態が続いているからこそ、特に若い世代に論理的な考え方を浸透させ、何年か続けていくうちに力強い“層”を組織の中に作る必要がある」と冒頭で挨拶され、宮崎県の芯の強さと、目先にとらわれない戦略的な考え方に感じ入りました。


 そういう仕事上の感動も大切ですが・・・やはり出張で地方に出掛けたからには、地元の料理を食べなければなりません。
 そういう訳で、ホテル内のレストランで「宮崎ごはん」という定食(1,700円)を食べてみました。宮崎といえば、いろいろ名物はありますが、今回は地鶏を中心に“地鶏の炭火焼”“チキン南蛮”“冷や汁”がセットになったものでした。

 九州出身の私としては、なんと言いますか、やっぱり九州の料理が口に合うと感じました。地鶏料理はだいたい想像がつきますが、冷や汁については、出汁の中に魚や豆腐などをすりつぶしたもの、それから輪切りのキュウリが入った素朴なもので、これを白飯にぶっかけて食べます。トレビア〜ン、薄味ながら奥深い味わいがたまりません。


 あとは、「木挽(こびき)」という芋焼酎の黒ラベル・・・酒好きの人には定評があり、東京ではなかなか手に入らないものですが・・・宮崎駅構内のコンビニで普通に売られていたのが印象的でした。さすが、焼酎の本場ですね。


       
  地鶏は、噛みごたえが十分ですし、変な臭みが無いのでいいですね。

      
  素朴ながらも深い味わいの冷や汁    駅の売店で売るもんじゃないだろう!

2011年10月12日(水)  晴   「研修堂」の月間講師アクセス・ランキング V9達成です!

 研修・セミナー講師の紹介サイト「研修堂」の9月度アクセスランキングにおいて、

   ★「講師プロフィールページ」へのアクセスランキング 1月〜9月度 連続第1位 V9達成

という成果を挙げることができました。詳細については 「研修堂」の私のプロフィールページ をご参照ください。

 今年に入って早くも9ヵ月、ずっと多くの方々にご覧いただき、本当に感謝するのみです。ありがとうございます。


 以前にも書きましたが、「研修堂」のアクセス・ランキングについては、私が日頃講義しているマーケティングや営業のノウハウが“実践的”であり、“成果につながる”ものであることを証明するために参戦したものです。

 プロの講師が520名以上登録し、各講師の研修プログラムやセミナー案内の掲載が連日のように書き替えられる活きたサイトの中での連続1位ですので、ここは日頃ご支援をいただいております皆様と一緒に、素直に喜びたいと思います。


 V9・・・ブイ・ナイン・・・王・長嶋を擁する黄金期の巨人軍が達成した金字塔・・・ああ、なんて素敵な響きなんでしょう。
 ここまで来たら、中野浩一選手の前人未到の大記録V10を目指し・・・さらには、双葉山の69連勝をも視野に入れて闘います。(相変わらず、何か、大きく勘違いしていますが・・・)

 今後とも、コンサルティングや研修業務を“机上の空論”に終わらせず、あくまでも「成果に直結する実践的なものを提供すること」をモットーに頑張ってまいります。


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2011年10月9日(日)  晴   母校の隣の酒蔵が火事・・・全国ニュースで流れましたばい。

 昨日のニュース番組で、酒蔵が火事で焼けている様子が映っていまして・・・「あれっ、どこかで見たことあるなあ」・・・「げっ、福高の隣の石蔵酒造ば焼けとるやなかね!」と思い出しました。

 私の母校である福岡高校(福高・ふっこう)の隣に、石蔵酒造という創業140年の老舗酒蔵がありまして、一番古くて大きな建物が「博多百年酒蔵」と呼ばれ、中にレストランがあって、結婚式とか同窓会などが開かれることで有名です。福高の同窓会も、当然のごとく度々そこで開かれています。

 「博多百年蔵」は国の登録有形文化財にもなっている貴重なものですが、今回結婚披露宴が開かれている最中に焼け落ちてしまいました。
 幸いなことに、けが人や死者が出ず、隣の福高の中庭に披露宴の出席者が避難するところが映されていました。

 下掲の写真に写っている緑の木々は福高の正門のあたりで、左に写っている建物の一部が福高で、二階の部分は私が一年生の時に学んだ教室です。


 昨年は、高校ラグビーの中で最も伝統のある福高が久しぶりに花園(全国大会)に行ったことでニュースに出ましたが、今年はこげなことで出てしまいましたばい。
 今後は、もっと良かことで母校のニュースを見たかです・・・そげん願っとりますばい。


                      
       いつも石蔵酒造を左手に見ながら勉強しとりました・・・まさか30年後、こげなことになるとは・・・

2011年10月8日(土)  晴   ♪ 日本一の“煮込み”、始まりました!

 なんだか“雨宮”の歌みたいなタイトルですが、全国2,000万人の“もつ煮込み”ファンの皆さま、お待たせしました。
 駒込のもつ焼きの名店「もつ田」が、10月〜4月の秋・冬・春限定でお届けする「煮込み」がいよいよ始まりました。

 私は出張のため初日のオープンセレモニーには参加できませんでしたが(・・・っていうか、列ができたという話ですが)、昨日は岩手からの出張帰りに立ち寄り、「う〜ん、美味にございま〜す!」ということで、いきなり4杯も食べてしまいました。


 けっこう遠方からもお客さんは訪れているようですので、東京および近辺にお住まいの方、ぜひ一度ご来店ください。
 JR山手線の駒込駅・東口改札を出て右に折れ、アザレア通りをまっすぐ5分弱歩くと右手に見えてきます。

 ごく普通の飲み屋さん風ですが、オジサンやお兄さんたちに加えて、なぜか若い女性の常連さんも多いので、ある意味安心して入れますよ。


(追伸)
 もし“煮込み”を食べて「期待したほどじゃない」とか「美味しくない」と思われたら、私が食事代と交通費(どんなに遠くてもOK)を全額負担させていただきます。

(関連記載)
  2010年3月  美味しい「モツ料理」は駒込でね


             
            究極の「煮込み」 380円         至高の「とうふ入り煮込み」 480円

2011年10月7日(金)  曇   麺類の北の聖地・盛岡で、盛岡冷麺を食べました。

 盛岡で文書作成研修の二日バージョンを実施してきました。仕事の話はともかく・・・盛岡といえば、盛岡冷麺、わんこそば、じゃじゃ麺といった麺類が有名な都市であり、麺類の西の帝国・福岡出身の私としては、期待半分・厳しい目が半分といったところで、楽しみにしていました。

 盛岡駅前の「盛楼閣」という焼肉・冷麺の店は、五年前に訪れた際、ある企業の盛岡支店長から「盛岡に来たら、まずは押さえてください」と言われた店で、その言葉を覚えていたので早速入ってみました。


生ラム肩ロース

 まずは、前菜代わりに生ラム肩ロースを注文し、黒生ビールを飲みながら舌鼓を打ちました。やっぱり生ラムは美味かばい。 ・・・はぁ? なんで盛岡でジンギスカンなんだ・・・ですか? 

 ご存知ない方のために申し上げますが、私は『ジンギスカン大使』なのです。全国ふるさと大使連絡会議ならびにジンギスカン食普及拡大促進協議会から指名された、れっきとした“大使”なのです。ですから、日本全国どこであろうと、メニューにジンギスカンがあれば食すのです。

 ジンギスカンにもいろいろ種類はありますが、私見ですけど“味わいのマトン”、“喉ごしの生ラム”といったところでしょうか。


 で、この店の生ラム肩ロースですが、札幌の最高峰「ひげのうし」の肩ロースに比べたらモソモソッとしていますが、喉ごしが比較的良かったので合格ラインには達していると思います。(・・・大使だからって、エラそうに。)


盛岡冷麺

 以前来たときにも食べたと思いますが、あまり記憶にないんですよね・・・とりあえず辛さが七段階に分かれているので、上から二番目の辛さを選んで待ちました。
 食べてみて・・・あれっ、あんまり辛くありません。別に頼んだキムチを一緒に食べながら辛さを自分で調整しました。

 麺については、韓国の冷麺を本場で何度も食べているので、なんだか先入観があってコメントしづらいです。
 あえて言えば、クニュクニュの韓国冷麺、モチモチの盛岡冷麺とでも表現しておきましょう。これはもう、好き好きの世界ですね。


 スープについて、辛いかどうかは抜きにして、味わいだけを取りあげてみると、これは美味いです。昆布つゆのコクがまろやかに口いっぱい広がって、これは好印象です。こういう風に丁寧に出汁をとる店は、長く繁盛しますね。

 食べ始めは、次に来たときは一番辛い“特辛”にしようかと思っていましたが、いやいやむしろ、中辛か普通にしておいて、スープの旨味を楽しんだ方がいいのではないかと、食べ終わった頃には考えが変わっていました。


    
 喉ごしのいい生ラム肩ロース    スープに昆布の旨味がきいてる冷麺

2011年10月5日(水)  雨   私の目標・・・和製ロジカル・シンキングを逆輸出!

 先週、ある上場企業でのロジカル・コミュニケーション研修(ロジカル・シンキングの中の“論理的な話の組み立てバージョン”)において、「私の目標」というテーマでスピーチ演習を行なった際、受講生から「先生の模範演技が見たいです」というリクエストをいただきました。

 そこで、せっかくロジカル・シンキング(論理的思考力)をベースにした研修を行なっている訳だし、とっておきのネタを披露しました。


スピーチの模範演技 骨子

 私は来年50歳を迎えます。最近は定年が先延ばし傾向にあるものの(私は個人事業主だから定年はないけど)、一応60歳定年が一般的ということを考えると、私が本格的に仕事ができる(闘える)期間は、あと10年ということになります。

 うん、むしろ期限を区切られた方が、その間に精一杯突っ走って、あしたのジョー的に「燃え尽きたぜ、真っ白によ・・・」なんて呟いて引退できるから、いいじゃん!と思っています。


 そこで、私の残りの人生を「50歳代前半」「50歳代後半」「60歳以降」と時系列で“ツリー構図の大項目化”して、何を成すべきかを論じていきます。

 注)平均年齢まで生きるとして、60歳以降の期間が他の2期間と比べて長過ぎて、大項目のルールに反するのでは? という質問を受けると思いますが・・・人生というのは単なる年数が重要なのではなく、坂本龍馬先生おっしゃるところの「何を成すか」が重要な訳ですから、“重さ”とか“熱さ”といった切り口で捉えると、ちゃんと論理的に“時系列”かつ“並列”で大項目化できるのです。


和製ロジカル・シンキング

@まずは、50歳代前半・・・
 ロジカル・シンキングのノウハウが浸透(もしくは周知)しているのは、日本の上場企業の中でも半数に満たないと思われ、ここを何とか全て(せめて8割以上)に浸透できるよう、マーケティング・営業面での動きを含め貢献していきます。

 日本の御家芸である“技術力”だけでは勝ち抜けない時代に突入しつつあり、国際舞台で「技術力+プレゼンテーション力」で戦うことが必須になることは必定です。そうなると、ロジカル・シンキングの発想や応用力を身に付けなければお話にならない・・・ということになるのです


A次に、50歳代後半・・・
 日本人にロジカル・シンキングを浸透させるのも重要ですが・・・それではスポーツでいうところの“守り”の姿勢であって、“攻め”の姿勢ではありません。
 そこで、「和製ロジカル・シンキング」を構築して、ロジカル・シンキングの本場であるアメリカやヨーロッパに“逆輸出!”します。

 よく「欧米人は論理性に富み、日本人は感性に富む」なんて言われますが・・・まあ、芸術の世界はともかくとして・・・それはビジネス面では“迷信”であると断言します。

 日本人の思考回路は、実は「ロジカル・シンキング(論理的思考)を行なう上で非常に適している」と私は考えています。
 例えば、あまり書き過ぎるとマズイので一例ですが、ツリー構図(ロジック・ツリー)の大項目を設定する際、日本人は“ヒト・モノ・カネ(人材・設備・予算)”、“衣食住”、“心技体”といったように、瞬時にイメージできるのです。


 欧米で生まれた自動車を日本が改良して世界の自動車市場を席巻し、アメリカで生まれたベースボールを日本で野球として鍛えてワールドベースボールクラシックで2連覇し・・・と同じように、和製ロジカル・シンキングで、世界のビジネス界をリードするのです。

  次の世代、次の次の世代のゲイツやジョブスたちが・・・スピルバーグやルーカスが黒澤に憧れたのと同じように・・・「和製ロジカル・シンキングによって、ビジネスで成功した」とコメントするのです。


A最後に、60歳以降・・・
 たぶん、50歳代の仕事がここまで繰り込んでくるでしょうが、基本的には、
   公的には、現在でもやっていますが、ボランティア活動で社会貢献をする
   私的には、ハワイにギャラリーを設け、版画を飾って、楽器を演奏して、料理を出す・・・
という日々を送ります。

 前提として、50歳代で頑張ったこと(それは40歳代までに培ったことがパワー源)が実を結んでいなければなりませんし、結ばせます。
 そのご褒美として、個人的にはライセンスフィーなどが入ってくるので、それでギャラリー費用に充てつつ、社会への還元にも用います。



 以上のスピーチが終わったら、ヤンヤの喝采を受けました。なかには「なに言ってんだ、このオッサン」みたいな表情の人もいましたが・・・特に若い人はイメージしましょう、イメ〜ジ!

 さて、この話にご協力いただける人を探しています。形態は問いません・・・一緒に考えたり作業してくださる、ノウハウを提供してくださる、お金を出してくださる、人手を出してくださる・・・でも、「実績が出始めたら考えてもいい」という“後出しジャンケン”は無しです。


                      
            You may say, I'm a dreamer. But I not the only one.  ジョン・レノン「イマジン」

2011年10月3日(月)  曇   「博多万能ねぎ」うどん・・・美味かばい!

 最近、福岡のネタばっかしで、すんまっしぇん。東京福岡県人会60周年記念大会では、参加者全員に手提げ袋いっぱいの土産品ば渡すとです。

 いろいろ入っとう中で、私が一番うれしかのは「博多万能ねぎ」ですたい。「たかがネギで?」と思われるでっしょうが、東京では手に入らんとです。下掲写真は、福岡から空輸されてきましたと。
 関東の細ネギに似とりますばってん、「博多万能ねぎ」は半分以下の細さで、香りも繊細なんで薄味の出汁によう合いますと。

 この「博多万能ねぎ」ば美味しく食べるため、“うどん”ば作りましたばってん、これがほんに美味かとです。
 今年1月の 博多は、うどんの発祥の地ですばい! にも記載したように、福岡の人間にとって“うどん”は日常食で、マスコミでは“とんこつラーメン”や“もつ鍋”ばっかし取り上げられますばってん、ほんとは“うどん”好きが多かとですばい。


●作り方:

 出汁・・・アゴだし(飛び魚)またはイリコだしで、きちんと作りますばい。粉末ダシはいけまっしぇん。
 肉類・・・かしわ(鶏肉)以外の肉はいけまっしぇん。
 醤油・・・薄口醤油以外はいけまっしぇん。

 こんだけ材料が揃ったら、あとは適当に煮たら良かですたい。美味か出汁ば出ますばい。

 麺・・・・・冷凍の讃岐うどんあたりで十分ですたい。タモリさんも言いよんしゃったばってん、あんまし
       コシにはこだわらんで良かとです。


 あとは「博多万能ねぎ」をぶっかけたら出来あがり・・・香りば良うて、滋味深か味わいの“うどん”ば食べられますばい。


    
  東京では、うどんは自分か家内が作ったもんしか食べまっしぇん。出汁が命ですばい。

2011年10月2日(日)  曇   世界の王さん来たる!・・・補足説明です。

 先月30日記載の 世界の王さん来たる!・・・東京福岡県人会60周年記念大会 には、ご感想やご質問をいろいろといただき、ありがとうございます。

 昨日は、王さんが会長である福岡ソフトバンクホークスが、二年連続でパ・リーグを制覇しました。二日前にお会いした王さんが、今度はテレビの中で優勝した選手たちを祝福している様子を見て、私自身も元気と勇気をいただけた気がします。


対談に関する補足説明

 王貞治さんと福地茂雄さん(現アサヒビール相談役・前NHK会長)の対談に関する下記の記述で、いろいろとご質問をいただきました。

 人の育て方や、やる気の出させ方については、「ほめて育てる」「失敗をあれこれ指摘しない」という方向性でお二人が一致しており、私の研修内容とも重なる面が多く、勇気百倍! さらに自信を深めることができました。

 ご質問の大部分は「失敗は失敗で認識させて、反省させないとダメなんじゃないですか?」「占部さんのロジカルシンキング研修は、失敗の原因を深く追求するのがノウハウなんじゃないですか?」というものでした。

 これにつきましては、下記のように補足説明をさせていただきます。


【失敗はつきもの】
 プロ野球の場合、リーグ優勝するのに70勝以上が必要ですが、裏を返せば50敗は必ずしているものです。
 ですから、「負けるときは負けるんだ」という意識を持つことが必要で、あまり「負けちゃ駄目だ」と迫り過ぎると選手が委縮してさらに悪循環を招いてしまう・・・という意味合いの話を王貞治さんがなさいました。

 これを企業経営に当てはめると・・・ミスをいちいち指摘して責めると、新たなことにチャレンジする芽を摘んでしまうので、むしろ成功した際にうまく褒めて、やる気を出させて新しい商品開発や営業開拓に突き進ませた方が良い・・・という意味合いの話を福地茂雄さんがなさいました。


【失敗の指摘だけで突き放すのはダメ】
 また、お二人の話に共通していたのは、上司・コーチが、部下・選手のミスに関して「ミスを犯したことが悪い」というスタンスで責めたり怒ったりしても、問題の解決にはならないという点です。

 つまり、「なぜ失敗したのか(原因)」「今後はどうしたら良いのか(解決策)」という点について、まず部下・選手に考えさせるのは大切ですが、もし考え付かなかった場合、上司・コーチはきちんと答えを用意しておいて、具体的に指導することが大切なのです。

 当たり前のことのようにも思えますが、実際には“感情的に怒って済ませる”という上司・コーチが世の中には大勢います。

 企業経営でもプロスポーツの世界でも、上に立つ人間に必要なリーダーシップとは、
   @部下・選手をメンタル面で元気にさせる力量(右脳に訴えかける要素)
   A部下・選手に具体的な改善策を授けて指導する力量(左脳に訴えかける要素)
この2要素を兼ね備えたもので、特にAについては意識的に伸ばしていく指導や教育が必要です。



 このように考えていくと、財界とスポーツ界の両トップのご意見が、ロジカル・シンキングやロジカル・コーチングの目指すところと一致していますので、私は勇気百倍を得たという次第です


      
  企画・運営は大変ですが・・・またの機会にお二人の対談を実現させ、続きを聴きたいものです。

2011年10月1日(土)  晴   今日から10月、深まりゆく秋を感じながら頑張ります。

 最近、朝晩が冷え込んできました。今日の昼間は暖かかったのですが、それでもエアコンは消して、窓を開けるだけで十分に快適に過ごせる季節になりました。

 今月は、北は岩手県、南は宮崎県へと研修業務のため出張します。どちらも、地震や口蹄疫など災害による被害で苦しんでいる地域です。(口蹄疫そのものは、終息してはいますが・・・)
 私にできることなど微々たるものではありますが、研修を受けて具体的に力量アップされた方々が現場で働くことにより、復興に向けてプラスになりますよう、最善を尽くしてまいります。


                      
          研修やコンサルティング業務を通して、少しでも社会貢献ができますよう頑張ってまいります。

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