解説・雑記

≪雑記帳≫

2011年11月30日(水)  曇   MOUの将来へ向けて、新しい動きが起こった11月でした。

 いつも11月といえば、一年を締めくくるという意味で派手な動きのある師走と比べて、深まりゆく秋を感じながら地味〜っに更けてゆくのが定番ですが、今年の11月は地味に始まった割りには、将来に向けて有益な動きがいろいろ起こりました。


●「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」のDVD化:

 この三年間、マーケティングやロジカルシンキングをベースに、一般的なノウハウの簡素化・実践化を進め、私なりの経験・見解を加えて“占部流のオリジナル化”に努めてまいりました。
 また、講演会で単にお話をお聞きいただくだけではなく、むしろ研修の場で時間をかけて受講生の方々と演習や質疑応答を繰り返しながら、職場で実践して「成果に結びつく力量」を身に付けていただくことを主眼として取り組んでまいりました。

 こうした取り組み姿勢は、主催者の皆様から高く評価していただき、またオリジナル・ノウハウをより実践的な内容に深めていくことにつながったと考えています。

 今後は、こういった基本姿勢を保ちつつ、より多くの方々に認知していただき、より多くの方々に研修へご参加いただき、より多くの方々に成果を挙げていただく・・・そのきっかけ作りとしてのプロモーション(DVDは、その第一弾)を積極的に進めてまいります。


●「研修堂」講師プロフィールへのアクセス数、10ヵ月連続第1位:

 今年初めから積み重ねて、ついにV10を達成することができました。530名を超える登録講師と、企業の教育担当の皆さまが常にアクセスを繰り返す活きたサイトでの成果ですので、この成果の基になったノウハウを上記のプロモーションにも活かしながら、次なる、さらに高い成果を目指して進んでまいります。


●ロジカル系研修の集大成:

 @ロジカル・シンキング(論理の組み立て編)、Aロジカル・シンキング(問題発見・解決編)、Bロジカル・ライティング(論理的な文書の作成編)の三部作を、二日間のプログラムで十分に習得していただけることが実証されました。(講師は、赤ボールペンのインクが目に見えて減るほどに添削を繰り返すのでヘトヘトになりますが・・・)

 また、従来取り組んできたペップトーク(相手をプラス思考にして元気づけるノウハウ)を組み合わせて、ロジカル・モチベーション研修という形でリリースしました。
 こちらも既に興味を持たれた団体からのお問い合せをいただいており、面白い展開になっていくのではないかと思います。



 これから師走にかけて十分に準備を整えて、年明けからは“戦闘態勢”に突入します。全ては、受講生の皆さまに実践的なスキルを身に付けていただき、顧客企業・組織の発展に向けて具体的に貢献していただくためです。


                      
   来年は、これまで準備してきたことを具体的な形とする年です。今年も残りわずか、準備の仕上げに取り組みます。

2011年11月27日(日)  晴   浅田真央選手、3年ぶりのファイナル進出、おめでとう!!

 この雑記帳の中で、一番登場回数の多い浅田真央ちゃん(21歳)・・・昨年3月の世界選手権で優勝した後は、なんだか歯車が狂ったようにミスを連発し、昨シーズンは散々な成績に終わってしまいました。

 んだがぁ、しか〜し、昨日のグランプリ(GP)シリーズ第6戦のモスクワ杯で、ショートプラグラムでの首位を守りきってフリーでも1位となり優勝! そして、3季ぶりとなるGPファイナルへの進出を決めました!!


 15歳の天才少女が、あれよあれよという間にGPファイナル優勝、18歳の時にもGPファイナル優勝・・・自分のイメージ通りにミス無しで滑れば世界のトップに立てる・・・まさに天才の中の天才、人並み以上の努力を重ねたとは言っても、その世界トップレベルの努力を継続できるのは、ほんの一部の天才だけなのです。

 しかし、彼女も人間ですから、身体の急激な成長でバランスが崩れ・・・自分の中に生まれながらにして持っていたイメージが崩れ、そうなると心のバランスも崩れ・・・世界のトップに立ってきた真央ちゃんにとっては地獄の日々だったことでしょう。

 そのピンチを彼女は「スケートの基礎から直していきたい」と自ら望んで佐藤信夫コーチの指導を受け、苦手意識を持っている3回転ルッツの克服にも挑み、再びというか“新たなイメージ”を自分の中に作り込んでいったのです。

 先日のNHK杯での演技終了直後、真央ちゃんが「うん、うんうん」と頷く場面を見て、「自分でも納得できる確かなイメージ」をつかんだであろうことを確信しました。
 フリーで使用する曲「愛の夢」も新生・真央ちゃんに相応しいですよね。作曲家のリストが「160年後に可憐な少女が氷の上で舞う」ことを想定して作曲したんじゃないかと思えるほど、真央ちゃんにピッタリ合っています。


 昨日は優勝したものの、手を突いたりする場面もあって自分では納得がいかず、インタビューでも「今日の出来は50%」と冷静に分析していました。たしかに、ショートで2位につけていたロシアのレオノア選手がズッコケたという運の良さも大きな要因でした。

 しかし、今の真央ちゃんであれば、12月にカナダで開催されるGPファイナルまでに問題点を修正し、必ずや世界のトップに返り咲くことでしょう。
 確かなイメージと自信を取り戻しつつある真央ちゃんは、強くなったと同時に、大人の女性としての艶やかな美しさまで備えてきました。
 これほどまでに、「気高く神々しい美しさ」に彩られたアスリートがこれまで存在したでしょうか!


 そういう訳で、今季も浅田真央ちゃんを中心に、さらにフィギュアスケートから目が離せませんね。


           
      強く美しくなって帰ってきた真央ちゃん・・・フィギュア界が本当の真央時代になるのは、これからでしょう。

2011年11月26日(土)  晴   沼津で魚三昧、ロジカル三昧の二日間を過ごしました。

 勤労感謝の日(23日・水曜)から前泊で沼津に入り、木曜・金曜でロジカル・シリーズ三部作の研修講師を務めました。

 沼津といえば、玄海灘育ちで自他ともに認める「魚にうるさい人間(魚の話題になるとウザイ人間)」の私が、ドライヴで魚を食べに行く静岡県・伊豆半島の付け根にある漁港です。(昨年7月、沼津:絶品魚料理の「丸天」をご参照ください。)
 今回はじめて仕事で沼津に行きましたので、いつも訪れる「丸天」や「うお亭」に行くヒマはありませんでしたが、そこは転んでもタダでは起きません。


徹底してロジカル三昧

 私の研修ネタの中心であるロジカル・シリーズの、そのまた核になる3種類をギュッと凝縮して2日間で実施しました。
   1日目  ロジカル・シンキング(論理の組み立て編)
         ロジカル・ライティング(論理的な文書の作成編)
   2日目  ロジカル・シンキング(問題発見・解決編)

 かなりハードな構成ですが、それだけに受講生の皆さんが作成するアウトプットは相当レベルの高いものとなり、職場に帰ってからも即実践できる“思考回路”となります。

 研修自体の成果をあげるため、1日目の最後に受講生(20名)が作成した“模擬報告書”を回収し、ホテルの部屋にこもり4時間以上かけて添削し、翌日はそれに基づいて詳細な指導をしました。
 こうした「徹底して成果を追求する姿勢」は主催者にも高く評価していただき、ありがたいことに来年の研修実施を日程までフィックスして決めていただきました。


とりあえず魚三昧

 そういう訳で、沼津に来ておきながら「丸天」や「うお亭」に行けませんでした。ただ、そこは沼津ですから、街には美味しい魚が溢れています。

【富士山】
 沼津は「海と松原越しに富士山が見える町」としても有名で、富士山マニアとしては聖地でもありますが、今回はとりあえずJR沼津駅の上にチラッと見えたところを撮りました。(この直後、雲で覆われ消えてしまいました・・・)

【お昼の定食】
 研修中は遠くに行けないので、昼食は駅ビルの中でとりましたが・・・驚きです。握り寿司7巻、ざるそば、白身魚のフライ、茶わん蒸し、抹茶のケーキ、これだけ出てきて1,580円!
 全然期待していなかったのですが・・・特に寿司は・・・思わず「うまっ」と唸ってしまうほど味も量も満足な昼食となりました。

     


【桜エビのかき揚げ】
 研修二日目はさらに時間に追われ、会場近くの“立ち食いソバ”でささっと済ませたのですが、ソバとミニ天丼に乗っけた桜エビのかき揚げの美味いこと、口いっぱいに海老と磯の香りがふわ〜っと広がります。恐るべし沼津、立ち食いソバといえども軽視できませんな。(ソバは汁が濃すぎて・・・)

【鯵寿司弁当】
 帰りは新幹線の中で「沼津の鯵寿司弁当」を食べました。えっ、これで880円は安すぎます。写真の向こう側に写っている緑色の塊は、鯵寿司を伊豆名産のワサビの葉で包んだもので、風味・食感ともに美味にございま〜す。(当然、缶ビールを飲みながらだったので、酒のつまみとして合う・・・という感じです。)
 また、右側に写っているのは、生ワサビとプラスチック製のおろしがねです。生ワサビをすって、醤油と混ぜて鯵寿司に付ける工夫・・・こりゃ、いいもん食わせていただきました。

    

2011年11月22日(火)  晴   「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」がDVD化!

 前々から“動画プロジェクト”については何度も記載してきて、そろそろ“狼少年化”しつつあったのですが・・・ここにきてお知らせがあります。

 来年の春、私のライフワークでもある「歴史とマネジメントの融合プロジェクト」の先鋒ともいえる「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」が、ある団体のご理解とご協力により、DVDとして発売されることになりました。


 ★坂本龍馬という誰もが知る人物の活動を通して、マーケティングの仕組みを分かりやすく伝える

 このコンセプトによって、坂本龍馬が(結果論ではあるにせよ)、実はマーケティングの理論に沿った活動をしていたことをご理解いただき、龍馬を支援した様々な人々や組織を含めて、明治維新を決して偶然ではなく、成るべくして成させたのだということを証明したいと思います。

 さらには、マーケティング理論は決して堅苦しいものではなく、坂本龍馬の例のように「人物の活動」を説明できたり、「政治の動き」を分析できたり、果ては「個人の健康」について考えるときにも使えるといった、極めて柔軟性があり、物事の本質を抜け・漏れなく考える際の「フレームワーク(枠組み)」であることをご理解いただきたいと考えています。


 たぶん2月に撮影すると思いますので、それまで準備万端に進めながら、発売までの“メイキング”を随時、この雑記帳でご報告したいと思います。


         
        内容は、これまで同タイトルのセミナーで話してきたものに、プラスαの切り口が加わります。

2011年11月20日(日)  曇   福岡県三昧の週末でした。(福岡ソフトバンクホークス優勝!)

 土曜・日曜にかけて、とにかく福岡関連の出来事で大忙しの大盛り上がりでした。

●東京福岡県人会:
 土曜の午前、県人会の中の同好会である「つづら会(ウォーキングの会)」が99回(九十九回→つづら会)を迎える記念会となり、私はリーダーとして70名近くを先導しながら皇居一周(東御苑を含む)をウォーキングしました。

 なんと言っても雨中のウォーキングでしたので、ずぶ濡れ状態となり、けっこう疲れてしまいました。(晴れた日のハーフマラソンの方が疲れが少ないような気がします・・・ちと大袈裟かな)
 ウォーキングの後は、つづら会の総会および懇親会がありましたが、ちょっとビールを飲んだだけで顔が真っ赤になってしまいました。(まあ、ちょっとの単位が問題ですが・・・)


●明治学園同窓会:
 二年に一度、明治学園同窓会の関東支部総会が行われます。二年後の総会は、私が属する29回生が当番幹事で、私が幹事長に指名されたため、土曜の夕方から行われた総会で次期幹事長として挨拶しました。(まさか、ずぶ濡れ状態で行くわけにはいかず、ちゃんとスーツに着替えました。)
 ゲストが“ベストヒットUSA”でお馴染みの小林克也さんということで、DJのプロ中のプロの後に話したわけですが、まあ、自分なりに上手くいったのではないかと思います。

                
     小林克也さん(左)と、ふとがね金太さん(元ツイストのドラマー)。ちなみに、金太さんの本名は占部です。



●福岡ソフトバンクホークス、8年ぶりに日本シリーズ優勝!:
 個人的には、福岡の球団といえば「西鉄ライオンズ」ですが、今回の優勝については、王貞治さんの悲願ということも重なって、福岡県人として素直に喜びたいと思います。
 秋山監督は西武時代から見ていますので、感慨もひとしおです。西鉄ライオンズ(福岡)が後に西武ライオンズ(埼玉)になって、そこで活躍した主力バッターが福岡の球団となったホークスの監督として今回の栄光・・・運命とか巡り合わせを感じずにはいられません。

 胴上げでは真っ先に秋山監督が宙に舞いました。福岡ソフトバンクホークスというだけあって、オーナーの孫正義さんもしゃしゃり出てきて、CMでお馴染みの“犬のお父さん”のぬいぐるみと一緒に胴上げされました。たぶん賛否両論あるとは思いますが、まあ、いいんじゃないですかぁ。

                  
    ペナントレースで優勝したチームが日本シリーズを戦い抜いて日本一になる、これが正しい在り方です!

2011年11月17日(木)  晴  11月の第3木曜日、ボジョレー・ヌーボーの解禁日ざんす。

 おこんにちは、お久しぶりのトレビアーン・マサざんす。なんざんすか? その「またまたお前か!」みたいな冷めた視線・・・気にせず進めるざんすよ。

 今日はボジョレー・ヌーボーの解禁日ということで、ワイン大好きの工房主がどうするかなあ、と思ってたら・・・「ボジョレー村がどこにあるか知らず、どのブドウ品種で作ってるかも知らない連中のバカ騒ぎに付き合ってられるか」と呟いたまま、どこかに引きこもってしまったざんす。

 ちなみに、ボジョレー村はフランスのブルゴーニュ地方の南側にあるワイン産地で、ピノ・ノワールという品種を使って、カルボニック・マセラシオン法(炭酸醸造法)という製造法で作る新酒をボジョレー・ヌーボーと呼ぶざんす。


 仕方ないから、2本買ってきて飲み比べたざんす・・・って言うか、写真左はペットボトルに入った廉価版で、ブドウ味の飴玉っぽい、舌の奥の両側がツキューンとくるような味わいは、確かにボジョレー・ヌーボーざんすけど・・・でも、こんなに浮ついた代物を解禁日というイベントに乗っかって1,000円前後で堂々と売りまくる姿勢・・・工房主が引きこもる気持ちも分かるざんすよ。

 お腹が空いたから、何とか工房主を引っ張り出して昼食を作ってもらったざんす。赤ワインには、やっぱりステーキでしょ!ってことで・・・「この程度のワインには、この程度の肉がお似合いだ」というセリフとともに、オーストラリア産の安売り肉を塩・コショウでサッと炒め、ガーリックライスに乗っけて、スパイスとフォンドボーを多めに加えたカレー・ルウをドバーッとかけたステーキ・カレーが出てきたざんすよ。

 晩ご飯は、軽いワインに合うように、和風チキン・トマト・シチューを作ってくれたざんす。塩・コショウとハーブをまぶして黒酢に漬け込んだチキンを、トマト・ソースでぐつぐつ煮込んだものざんす。
 野菜は、玉ねぎ・ニンジン・しめじといったシチューの定番に、白菜・長ネギを加えて和風テイストになってたざんす。旨味とコクがあって、野菜のシャッキリ感も手伝って美味ざんすよ。

 二本目のボジョレー・ヌーボーは、ボディーは軽いものの、スイートピーのような甘く華やかな風味が鼻にスーッと抜けて、これはこれでしっかりしたワインざんすね。工房主の奥方も「ブドウの味がしっかりしてて美味しい」とコメントしてたざんす。


 さてさて、また来年のボジョレー・ヌーボー解禁日まで、工房主はボルドー一辺倒ざんすよ。ブルゴーニュでは、ジュブレイ・シャンベルタンみたいな深いボディと強いアタックのワインが好きらしいざんすからね。

 そうそう、念のため・・・ボジョレー・ヌーボーは早飲みのワインざんすから、年内に飲むのが正しい飲み方ざんす。
 年が明けて、桜が満開の頃・・・花見の席にボジョレー・ヌーボーを持ってくるスットコドッコイがいたら、映画のワン・シーンみたいに、頭からワインをドバドバかけても許されるざんすよ。

    
  フランスのAOCワイン、もっとステータスを考えないと、飽きられるざんすよ。

 フランスのワインは4ランクあって、一番低いテーブルワインをペットボトルで売るのは「ワインを身近なものにする」という意味合いで良いと思うざんす。
 ですが、一番高いランクのAOCワイン(産地指定ワイン)・・・もちろんピン・キリあるざんすけど、これを二束三文で叩き売るような安っぽい扱いをすることは、フランス・ワインの将来にとって決して良いことではないざんす


          
  ワインの味が中途半端なら、ステーキも筋張って噛み辛かったざんす。  チキンと野菜のシチューは温まるざんす。

2011年11月16日(水)  晴   昨日のサッカーの試合、無かったことにしましょうよ。

 2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会の予選・・・日本はすでにアジア最終予選への進出を決めてはいますが、昨日の国交のない某国での試合・・・見るに堪えませんでした。

 いろいろ政治的思惑も絡み、国際大会を経験したことのない大勢の観客たちが傍若無人な振る舞い・・・相手国の国歌をブーイングで掻き消すような異常な試合・・・
 5万人の敵国サポーターと警察隊(軍隊?)に囲まれた日本人サポーター150人の皆様方、本当にお疲れ様でした。

 ザッケローニ監督が就任して、17試合目での初めての敗戦・・・でも、そんなことは忘れてください。こんな試合は、何の参考にもなりません。

 ただ、何事も必ず学ぶことはあるはずで・・・やはり、FIFAランキング17位の日本を相手に、124位の某国選手たちが気迫(鬼迫)を込めてぶち当たってきた、あの精神的な強さ・・・思えば、2002年の日韓共催のワールドカップで、準々決勝のイタリア戦で超格上のイタリアを相手に鬼気迫る勢いでぶち当たり、王子トッティ―をレッドカード・一発退場に追い込み、見事にベスト4に輝いた韓国の勢い・精神的な強さは、今の日本代表は素直に見習うべきでしょう。

 ま、ここ数年、成長著しい日本代表のことですから、昨日の“球際のせめぎ合いの弱さ”をしっかり課題として捉えていけば、きっと2014年には輝かしい成果を挙げてくれることでしょう。


                   VS   
 ザッケローニ監督率いるジャック・ジャパンの目標は、ブラジル大会でのベスト4、さらには優勝のはず。頑張れ、ニッポン!

2011年11月15日(火)  晴   深まりゆく秋の箱根を満喫してきました。

 箱根は大学生の頃から暇さえあれば遊びに行っていますが、本当にいつ行っても様々な顔を見せてくれて飽きることがありません。
 昨日は平日でありながら、午前11時の段階で箱根湯本の国道1号線は渋滞していました。今回は、いつも訪れている宮ノ下(山の中腹あたり)の「富士屋ホテル」には行かず、山の麓である箱根湯本の「湯本富士屋ホテル」に行ったのですが、レストランは予約のお客さんで満杯!・・・決して箱根をナメてはいけません。


●乙女峠からの風景:
 天候は良かったはずですが、肝心の乙女峠から臨む富士山は雲に隠れていて残念(写真左)、仕方がないので、乙女峠の展望台に設置された写真(中)を掲載します。
 ちなみに紅葉の時期ですが、夏は猛暑で秋も寒さが足りなかったため、色合いは薄く(写真右)、そういう意味ではテンションが上がらなかったかも・・・。

   


●箱根湯本:
 TVの旅番組でよく出てくる、あじさい橋(写真中)を中心とした箱根湯本の風景です。川にはシラサギもいて自然の豊かさを感じます。

   


●湯本富士屋ホテル:
 名門「富士屋ホテル」の姉妹店「湯本富士屋ホテル」を初めて訪れました。とりあえずバイキング(2,500円)をいただきましたが、絶品のビーフシチュー(写真中)、小田原の漁港が近いこともあり新鮮な海の幸の数々・・・さすが富士屋ホテルの腕を見せてもらいました。

   


●大観山からの風景:
 ガイドブックの類には必ずと言ってよいほど「芦ノ湖(写真中)+向こう側にそびえる富士山」の写真が掲載されています。今回は雲が多くて富士山は見えませんでしたが、それでも芦ノ湖の神秘さは十分に伝わってきました。

     


●芦ノ湖:
 いいのです。富士山が見えなくても、芦ノ湖のほとりを散歩するだけで心が落ち着くのです。そういう優しいパワーを秘めた湖なのです。

   


●杉並木、千石原のススキ
 箱根を代表する風景のひとつ・・・天気の良し悪しに左右されない名所が、まずは江戸幕府が整備した杉並木です。昔の旅人もここを歩いていたのかと思うと、心が落ち着くヒーリング・スポットです。
 そして、今回のメイン・ポイントとも言えるのが千石原のススキです。この雄大さ、期待を裏切りませんね。秋の箱根といえば千石原・・・押さえるべきところを押さえたといった感じです。

   


●ザ・プリンス箱根(プリンスホテル):
 ラウンジは学生の頃から利用していますが、改装されて何となくアットホームな雰囲気になりました。今度は寒い時期に来て、暖炉の炎を見ながらサイフォンで煎れたコーヒーを飲んでみたいものです。

   


●横浜の夜景:
 帰りは、これも恒例ですが横浜を通りました。横浜については、これまた昔から遊びに行ったり、社会人になってからは仕事で訪れたりする私にとって大切な場所です。今回は箱根がメインなので、とりあえず夜景を載せます。

   

2011年11月13日  (日)   皇居一周の素敵な風景をご紹介します。

 昨日、東京福岡県人会の「つづら会(歩こう会)」の下見ウォーキングに行ってきました。今度の土曜は、つづら会の99回(九十九回・つづら会)を記念するウォーキング+総会・懇親会が開催されますので、世話人の私も下見に参加した訳です。

 七年前の第一回ウォーキングが「皇居一周」だったことを踏まえて、記念会も原点に戻って皇居を中心に歩くことを企画しました。
 出発は福岡県人の集いの場である「ふくおか会館」・・・半蔵門の直ぐ近くであり、イギリス大使館の隣という超絶な好立地に建てられた福岡県人の誇りとも言える建物です。

 皇居を反時計回りに歩くコースを、「東御苑」を交えてご紹介します。ご存知の方も多いと思いますが、ご存知でない方は、皇居の中に一般人が入ることのできる美しい庭園を、下掲の写真でご堪能ください。


    
 出発:ふくおか会館            半蔵門:服部半蔵が建てた西門     都内とは思えない風景(向こう側が皇居)

   
 右手に目を向けると、国立劇場、最高裁判所、そして国会議事堂と東京タワーが並んで見える風景

   
 木々に囲まれた歩道           路面に描かれた47都道府県の県木   桜田門と丸ノ内のビル群のコントラスト

     
 広大な皇居前広場             昔からの撮影スポットNo1.二重橋     意外!スカイツリーも彼方に見える

   
 江戸城だったんだなぁ・・・        大手門から中に入ると、江戸城の石垣があちらこちらに残ってます

   
 江戸城内の建物もいくつか保存されており、タイムスリップしたような感覚を経験できます

   
 忠臣蔵に出てくる「松の廊下」跡     東御苑の中は、かなり広々としており、ゆったりした気分になれます

   
 江戸時代、氷を保管した“氷室”     天守閣跡・・・ここに江戸城天守閣が!   桃華楽堂

   
 北桔橋門を出たあたり          科学技術館の重厚な建物          首都高速自動車道の上を横切り

   
 北の丸公園の周辺から内堀通りにかけて、春の桜とは一味違う、次第に紅葉に染まる景色が楽しめます

  
 イギリス大使館・・・そして、隣のふくおか会館(ふくおか会館の向こう側は、イギリス大使館の塀)

2011年11月11日(金) 雨   「研修堂」の月間講師アクセス・ランキング V10達成です!

 研修・セミナー講師の紹介サイト「研修堂」の10月度アクセスランキングにおいて、

   ★「講師プロフィールページ」へのアクセスランキング 1月〜10月度 連続第1位 V10達成

という成果を挙げることができました。詳細については 「研修堂」の私のプロフィールページ をご参照ください。

 今年に入って早くも10ヵ月、ずっと多くの方々にご覧いただき、本当に感謝するのみです。ありがとうございます。


 以前にも書きましたが、「研修堂」のアクセス・ランキングについては、私が日頃講義しているマーケティングや営業のノウハウが“実践的”であり、“成果につながる”ものであることを証明するために参戦したものです。

 プロの講師が530名以上登録し、各講師の研修プログラムやセミナー案内の掲載が連日のように書き替えられる活きたサイトの中での連続1位ですので、ここは日頃ご支援をいただいております皆様と一緒に、素直に喜びたいと思います。


 V10・・・ブイ・テン・・・世界の中野浩一選手の前人未到の大記録V10・・・ああ、なんて素敵な響きなんでしょう。
 ここまで来たら、年間グランドスラムとなるV12を目指し・・・さらには、双葉山の69連勝をも視野に入れて闘います。(相変わらず、何か、大きく勘違いしていますが・・・)

 今後とも、コンサルティングや研修業務を“机上の空論”に終わらせず、あくまでも「成果に直結する実践的なものを提供すること」をモットーに頑張ってまいります。


●「講師プロフィールページ」へのアクセスランキング

      


                      
   念のため、もう一度クリックしてください。⇒ http://www.kenshudo.net/sp_detail/id1237440396-246410.html 

2011年11月10日(木)  曇   麻里子さまの、麻里子さまによる、麻里子さまのための新曲

 福岡県出身の芸能人といえば、松田聖子さんや浜崎あゆみさんを筆頭にキラ星のごとく挙げられますが、いま一番光っているのはAKB48の篠田麻里子さんでしょう。

 9月に行なわれたAKB48のじゃんけん大会で見事に優勝し、12月7日発売予定の新曲で初のセンターを務めることになり話題を集めました。
 新曲は当初「走れ!ペンギン」だったらしいのですが、そこは総選挙で4位のトップクラスがセンターを務めるとあって、急きょ「上からマリコ」というタイトルに変更されました。

 この曲はAKB48にとって24枚目のシングルであり、直近のシングルが3作連続の初週100万枚突破を記録していることもあって大いに期待が高まっています。
 ジャケット写真は、昨年に大ヒットした名曲「ヘビー・ローテーション」のPV撮影を手掛けた写真家の蜷川実花さんで、鮮やかな色彩と大胆な構図が見事にマッチした、とても素敵なジャケットに仕上がっています。


 篠田麻里子さんといえば、ファッション雑誌「MORE」の専属モデルとしても活躍し、またTVではあまり喋らないことから“クール・ビューティー”と称されています。
 しかし、日本テレビ系の「なるほど!ハイスクール」のなかで、撮影中にトイレに立ってロンドンブーツ淳から「おめえ、撮影の途中に勝手にトイレ行ってんじゃねえぞ」と言われた指原莉乃さんの頭を、笑いながらパーンと引っ叩く篠田さんを私は見逃しませんでした。

 メンバーの中では25歳と最年長で、おそらくプライベートでは姉御肌の部分もあるであろう彼女は、今回のセンターを最後のビッグチャンスとしながら、きっと成功させて、ミリオン・ホルダーのアーティストとして、さらに高いステージへと駆け上がっていくことでしょう。


   
 個人的には一番右が好きですね。熱心なファンは3枚とも買うのでしょう・・・そりゃ100万枚売れますわな。

2011年11月9日(水)  晴   歴史の薫る街、「川越」に行ってきました。

 今年は、本当に「実践的ビジネス文書研修(ロジカル・ライティング研修)」のニーズが多く、昨日も埼玉県川越市に日帰りで行ってきました。


 川越といえば、「小江戸川越」とも呼ばれるように、徳川三代将軍家光の誕生の間や春日局の化粧の間が残る喜多院、蔵造りの街並み、川越のシンボル“時の鐘”など、歴史の深さを感じさせる観光名所が数多い関東有数の観光地です。

 でも、今回は朝早くから夜まで、みっちりと研修業務が入っていましたので「観光は無理だなあ」と思っていましたが・・・なんと、市役所の7階から外の景色を見た途端、思わず携帯カメラのシャッターを押していました。

 川越のシンボルとも言われる「時の鐘」(写真左)がしっかりと見下ろせたのです。塔の中に鐘があって、今でも一日4回(6:00、12:00、15:00、18:00)、市民に時を告げる鐘の音を響かせている名所です。

 良い意味で古い街並みには、おそらく大正から昭和初期に建てられたであろう家屋も多く見受けられます。
 写真右の建物は釣具店ですが、全体的に緑青色に錆びた壁面が歴史の流れを醸しだしており、街中に歴史の息吹を感じることができます。

 こうした感慨にふけることのできる“ちょっとした風景”に出会うと、心が休まりますし、午後からの仕事へのパワーも倍増します。


    
 「時の鐘」 街のド真ん中に建っています。   見えにくいですが、窓の上部が半円形でモダンな造りです。

2011年11月7日(月)  晴   上田桃子選手の優勝、長洲未来選手の?が印象的な週末

 土曜から日曜にかけて、スポーツ界ではいろいろな名勝負が生まれました。中日ドラゴンズが日本シリーズへの進出決定とか、テニスの錦織選手が世界ランク1位のジョコビッチに勝ったものの決勝で4位のフェデラーに惜敗とか・・・豊富な話題の中から、個人的には女性アスリート二人に注目します。


上田桃子選手(ゴルフ)

 上田桃子選手が、日本で開催される唯一の全米女子ツアー大会「ミズノ・クラシック」で見事、中国のフォン・シャンシャン選手とのプレーオフを制して復活の優勝を果たしました。
 先月の大山志保選手と同様、かつての賞金女王がケガのために一時は没落・・・再起をかけて計り知れない苦悩を跳ね返しての復活、本当に感動ものです。

 2007年に史上最年少(21歳)での賞金女王に登り詰め、同年の「ミズノ・クラシック」では7番ホールでアルバトロス達成という快挙で優勝に花を添える・・・まさに絶頂でした。
 この勢いに乗って、翌年から全米女子ツアーに本格参戦・・・しかし、膝の故障(半月板損傷)をきっかけに長期のスランプに苦しみました。

 負けん気の強い性格だけに、また自身のゴルフの絶頂期を経験しただけに、勝てない状況が続いた2年3ヵ月は、地獄の苦しみの連続であったろうことは想像に難くありません。

 今回の優勝で、完全復活と見ていいでしょう。優勝のかかった最終日も、随所で笑顔が見られ、「ナチュラルに楽しむ」という彼女の原点に戻ることができたと思われます。

 上田桃子選手、大山志保選手・・・かつての主役たちが次々に舞台に戻ってきていますので、来年の女子プロゴルフツアーは一層面白くなりそうです。

 (ご参考)  桃尻桃子の待ってろ世界!  http://ameblo.jp/momoko-ueda/


               
       「万感の思い」とは、このことでしょう。強い性格の彼女が、優勝インタビューでは涙が溢れました。


長洲未来選手(フィギュアスケート)

 昨年3月の世界選手権の記事で予告した通り、今回のグランプリシリーズ中国杯で、イタリアのコストナー選手に及ばなかったものの堂々の第2位に輝き、世界のトップクラスに躍り出ました。

 もともとパワフルかつ精度の高いなジャンプと、最高評価のレベル4が獲得できる高い柔軟性を活かしたスピン、そして憧れているミシェル・クワンを髣髴とさせる豊かな表現力、いずれも3年後のソチ五輪での表彰台を十分に狙えるポテンシャルです。


 しかし・・・んだがぁ、しか〜し・・・なんで? なんで、こげな太か体型ば、なりんしゃったとね? 一緒にテレビを観ていた家内も「私の知ってる未来ちゃんは、こんなんじゃな〜い!」と悲痛な叫び声をあげていました。

 昨年の記事で危惧したことが本当になってしまいました。まあ、昨年の夏に右足首を疲労骨折したことが影響しているのでしょうが、もしかして、練習できない間にストレス解消のため大食いをしたんじゃないでしょうね・・・

 両親は二人とも日本人で、ロサンゼルスで寿司店を経営しているそうで、未来ちゃんはアメリカで生まれたためアメリカと日本の二重国籍を持っている訳です。(選手としては、アメリカ代表)
 日本の寿司は低カロリーの健康食ですが、アメリカの寿司は“寿司にあって、寿司にあらず”・・・カリフォルニア・ロールなんて、アボガドにマヨネーズをドバーッとかけて作るので、どうかするとハンバーガー並みのカロリーなんですよね。

 何と言っても、フィギュアスケートは「技と美」を競う競技だし、それ以前に再び疲労骨折をする危険性を伴うので、お願いだから・・・もっと身体を絞って次の大会に臨んでください。
 あなたは、日本とアメリカの両方に多くのファンを持つ、まさに「未来の宝」なんですから・・・

               
            あのぉ、せめて・・・ウェストの“くびれ”は、ちゃんと保ちましょうよ・・・

2011年11月6日(日)  雨   世界で最も美味しい「きんちゃく鍋」の季節がやってきました

 世の中、昨年あたりから鍋ブームのようで、次第に寒くなってきた昨今、スーパーでは鍋の材料やスープの素の販売に注力しているようです。

 我が家の定番鍋は、鶏の挽肉を油揚げに詰めた「きんちゃく」をメインの具とした「きんちゃく鍋」で、これはもう世界で最も美味しい鍋・・・というより最も美味しい食べ物だと思っています。
 スープは“いりこ”や“昆布”、または“かつお”をベースにしたものですが、きんちゃくから鶏肉の旨味も溶け出して、とっても幸せな味わいを醸しだします。


作り方

 大根と人参を輪切りにして、煮崩れないよう面取りをします。また、玉ねぎ、人参、唐辛子をみじん切りにし、鶏の挽肉とよく混ぜ合わせます。唐辛子の代わりに生姜をすりおろして混ぜ合わせてもGoodです。もし、挽肉が余ったら、鶏肉団子にしましょう。

      


 大判の油揚げを半分に切り、破れないよう注意しながら中を開いていきます。最初から開いた状態で売っているものもありますので、面倒ならそちらでもOKです。それから、餅を2cm角で切って用意します。きんちゃく1個について餅は2個入れます。

      


 油揚げの中に野菜と混ぜ合わせた挽肉と餅を入れ、中身が出ないよう、つま楊枝で口を閉じます。餅は、油揚げの底と、詰めた挽肉の上部の2箇所に入れるのがコツです。あとは、玉ねぎ、白菜、長ネギ、しめじ・・・鍋の定番野菜を切って用意します。

      


 だし汁に酒・みりん・うすくち醤油を加えて味を調えます。まずは大根と人参を20分〜30分ほど柔らかくなるまで煮ます。次に、きんちゃくと鶏肉団子を加えてグツグツ10分ほど煮込みます。きんちゃくの中の餅が溶けて良い具合になります。あとは残りの野菜を加えて5分ほど煮て仕上げます。

    


 お椀に盛りつけて出来あがりです。きんちゃくは、鶏肉の旨味が口いっぱいに広がるとともに、溶けた餅が絡み合って独特な食感も楽しめます。汁を多めに注いで、うどんの麺を入れると抜群に美味い“具沢山うどん”をいただけます。寒い冬の定番に相応しい味わい・・・ぜひ、お試しください。

     
  柚子胡椒を少々加えると、さらに味わいが深まります。野菜もたくさん食べられて、栄養面でも抜群です。

2011年11月4日(金)  晴   ビジネスでのコミュニケーション・・・主役は“相手”!(中編)

「前編」は10月19日、「後編」は12月2日に掲載しています。


 「自分の話は、なぜ相手に伝わりにくいんだろう・・・」「どうして一生懸命に書いた企画書・提案書が認められないんだろう・・・」「どうして営業成績が上がらないんだろう・・・」
 今回のシリーズは、こうした疑問に対する“特効薬”になり得る内容です・・・もちろん、心当たりのある方に、真摯に受け止めていただいた場合の話です。


自己満足のロジカル・シンキングはダメ!

 なぜ伝わらないのか、なぜ認められないのか、なぜ成果が出にくいのか・・・その原因をコンサルティングや研修の場面で問うてみると、8割〜9割方の答えは、ある点で共通しています。

  「自分は筋を通した話をしているのに・・・」
  「自分の考えた戦略や企画は正しいはずなのに・・・」
  「自分は一生懸命に頑張っているのに・・・」

 これは、ロジカル・シンキング(論理的思考力)の研修の時に、よく出てくる講師と受講生のやり取りでもあります。
 もうお気づきの方も多いと思いますが、共通している単語「自分」にすべて表れています。頭が良くて自信のある人ほど、陥りがちなのです。

 ビジネスでの思考やコミュニケーションも、恋愛における考え方や接し方も、すべて根幹は一緒なのです。いくら自分が相手を好きでも、相手が自分を好きになってくれなくては恋愛は成就しません。
 「いや、自分は押しの一手だ」と言って、とにかく「好きだ、好きだ、好きだ」と連呼して、相手の気が変わることもあるでしょうが、多くのケースでは、相手の趣味とか嗜好とか感情とかを考えながら接していくでしょう。

 ビジネスにおいては、連呼して認められるケースは少ないだけに、なおさら相手のニーズ、状況、傾向に沿った思考とコミュニケーションを考えていく必要があります。


段階をきちんと踏んだ思考とコミュニケーション

 前編でも書きましたが、「己を知り、相手を知れば、百戦危うからず」をベースに考えることがポイントであり、@準備段階、A組立て段階、B伝達段階、の各段階を、“急がば回れ”の精神できちんと考えていくことで「相手に伝わりやすいコミュニケーション」や「成果に結びつきやすいコミュニケーション」を実現することができます。

 大切なのは、論理を組み立てる前に「@準備段階」での思考をきちんと踏まえることであり、準備するために最低限にして必要・十分な下記2点のポイントをご紹介します。

   1) 相手の求める「内容」に合わせる
   2) 相手の求める「レベル」に合わせる


相手の求める「内容」に合わせる

【事例】
 例えば職場で、外部から掛かってきた電話の取り次ぎ方が悪く、クレームが増えているという問題が発生したとしましょう。
 上司から「どうして電話の取り次ぎ方がおかしくなったのか報告しなさい」と言われた場合、どのように報告するのが好ましいでしょうか。

 よく見受けられるケースですが・・・
 「あっ、その件に関しては、今後スタッフと十分に意思疎通を図り解決しますので、大丈夫です!」
さて、このような報告で上司は満足するでしょうか?

 ミスを誤魔化すために、ワザと上記のような答え方をしたのか、それとも本当に気づかずに上記のような答えをしたのかは分かりませんが、様々な職場で現実に多発しているコミュニケーション・ギャップの典型例です。

【相手の求める「内容」とは】
 上記の事例では、上司は取り次ぎに問題が発生した「原因」を報告しなさいと言っている訳ですから、部下は「原因」を報告しなければなりません。
 具体的には、「その原因は3通りありまして、1点目は連絡メモの書式が不統一なので、伝達事項がバラバラになって伝わっていることです。2点目は取り次ぎのルールが決まっていないため・・・」という流れの報告が好ましいはずです。

 しかし、事例では求められた「原因」に対して「解決策」や「意思表明」を伝えているだけであり、これでは相手の求める「内容」を満たしていません。
 自分では「良い解決策を思いついた」と思ったとしても、まずは求められた「原因」について報告してから、「その原因に対する解決策として・・・・・を考えたので補足します」と述べるべきです。

 このケースでは、いくら論理的に完成された「解決策」を述べても、いくら誠実そうに「意思表明」をしても、相手の求める「内容」、言葉を代えれば「ニーズ」に合っていない訳ですから、そもそも評価の対象にすらならないのです。


【対処方法の例】
 こういうパターンのことを「ボタンの掛け違い」とも表現します。「話が伝わりにくい」「作成した企画書・提案書が認められにくい」「営業成績が上がらない」といった疑問・悩みをお持ちの方は、おそらく何らかの心当たりがあるはずです。

 もし心当たりがない場合は、ここ一週間の「上司との会話」「お客様との会話」「友人との会話」「家族との会話」を振り返り、紙に書き出して(洗い出して)みてください。
 書き出された文言を声に出して読んでみると、「ボタンの掛け違い」があった場合、自分でも驚くほど客観的に評価することができます。そして、自分の問題点や改善点に気づくことになるはずです。



 次回「後編」では、「準備段階」での2つ目のポイントである「相手の求める“レベル”に合わせる」について説明します。
 今回と次回のポイントを振り返っていただくことで、「ボタンの掛け違い」を大幅に減少させ、より円滑なコミュニケーションや営業成果に結び付けていただくことができます。


                      
     ビジネスでもプライベートでも、ボタンの掛け違いには注意しましょう。(私も含めてですが・・・)


「前編」は10月19日、「後編」は12月2日に掲載しています。

2011年11月1日(火)  晴   同窓会の会報紙に広告を載せます。

 母校の福岡高校(福高)の同窓会組織に「東京福中・福高同総会」というのがありまして、今年から同期(33回生)の学年幹事を務めています。
 そういうご縁もあって、同窓会が半年に一度発行している広報紙に広告を出すことにしました。広告集めをするからには、まずは幹事が率先して広告費を払ってPRしようと思ったのです。

 コンサルティング業務や研修業務の新規獲得営業は、ITコンサルのような分野や大規模コンサル会社の世界を除いて、まだまだ紙媒体や知人紹介といったアナログ営業が主流で効果的です。
 そんな傾向もあるので、中途半端な押し出しは無しにして、思いっきりアナログでストレートな広告原稿にしました。読む人も比較的年齢層が高いので、まあ、こんなもんでしょう。

       


                      
     動画によるPR企画を考えていますが、なかなか時間が・・・来年第一四半期には実現したいと思います。

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