解説・雑記

≪雑記帳≫

2011年12月31日(土)  晴   大晦日・・・今年の総まとめです。

 今年の正月に、今年がこのような年になることを誰が想像できたでしょうか・・・それでも人々は“復興”を合言葉に未来を信じて前進しています。
 MOUとしてはコンサルティング・研修業務を通して、微力ながらも復興に貢献したいとの思いから、既存の研修テーマをリニューアルしつつ、積極的に新規テーマをリリースしながら頑張ってまいりました。

 一年間、本当にお世話になり、ありがとうございました。今年最後の雑記帳ということで、ジャンル別に今年を振り返ってみたいと思います。


「コンサルティング・研修」 部門

大賞: 講師アクセスランキングV11(記録更新中)

 研修講師の紹介サイト「研修堂」において、プロの講師が540名以上登録した中で、私のプロフィールへのアクセス数が11ヵ月連続トップであることに驚くとともに、いつもご覧いただいている皆さまに深く感謝するのみです。
 他にも、「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」のDVD化が決定するなど、来年に向けて明るい材料を豊富にいただきました。
 皆さまのご期待に応えつつ、昇り竜の勢いで前進してまいりますので、今後ともご支援の程、お願い申し上げます。

 追伸: 毎度しつこくて恐縮ですが、クリックにご協力ください。
          http://www.kenshudo.net/sp_detail/id1237440396-246410.html

                       
              実践的で成果に結びつくコンサルティング・研修業務を続けてまいります。



「社会(政治・経済を含む)」 部門

最重要: 東日本大震災 

 この部門は「大賞」という言葉は不謹慎ですので、「最重要」とさせていただきます。今年は「東日本大震災」が一番大きな出来事でした。犠牲になられた方々のご冥福を心より祈念申し上げます。
 また、今回は単なる自然災害の枠を超え、原子力発電所の事故を誘発し、これに対する政府・民間を問わず「危機管理(リスクマネジメント)」の稚拙さを露呈してしまいました。

 次点となるであろう「TPP問題」と合わせ、
    ★リスクマネジメントの強化
    ★戦略策定力の強化
    ★交渉力の強化
以上3分野は、今後の日本にとって最も重要な課題であり、これらのベースとなる「ロジカル・シンキング(論理的な思考力・分析力・課題構築力など)」をさらに分かりやすくノウハウ化しながらビジネスシーンに浸透させていくことで、MOUは大いに社会貢献をしていくべきであると、深く自覚した一年となりました。

                      
                     多くの教訓を今後に活かさなければなりません。



「歴 史」 部門

大賞: 坂本龍馬

 「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」のDVD化が決定したということもあり、二年連続で坂本龍馬先生が大賞です。
 「来年以降も、ずーっと坂本龍馬なんじゃないの〜?」という声もあるでしょうが、たぶん来年は戦国武将トリオ(家康・秀吉・信長)か、ケネディー大統領あたりなんじゃないかなあ・・・と思います。

              
                  歴史とマネジメントの融合ネタを今後ともリリースしていきます。



●「交 流」 部門

大賞: 東京福岡県人会

 東京福岡県人会の理事に就任しました。名ばかりとならぬよう、「つづら会(ウォーキングの会)」を中心に、会員の皆さんに喜んでいただける交流の推進に努めてまいります。
 他にも、福岡高校の東京福中・福高同窓会の学年幹事や、明治学園中学校の関東支部総会(再来年)の幹事長に就任するなど、今後に向けて身の引き締まる年となりました。

        
        5月: 定時総会          9月: 60周年記念大会  世界の王貞治さん来たる!



「音 楽」 部門

大賞: ギター・ライヴ

 2月に「もつ田」で常連さんの結婚報告会に招かれてのギター・ライヴを行ないました。最後の方は酔いが回ってしまいましたが、とても楽しいひと時を過ごすことができました・・・きっと、周囲のお客さんも満足していただけただろうと信じています・・・

                     
           いつ聴いても愛器オベーションの音は最高に良いです・・・腕前に関係なく。



「スポーツ」 部門

大賞: なでしこジャパン

 テレビの特番と同じことやっても面白くないのですが・・・やっぱり今年のスポーツ部門のNo.1は「なでしこジャパン」で決まりでしょう。
 サッカーのワールドカップの決勝戦で日本が勝つ・・・ああ、生きている間に、こんな日が来るなんて・・・あとは、男子が同じく栄冠を勝ち取ってくれたら言うことありませんが・・・奇跡は起きるものではありません、起こすものです。

                     
                日本中が沈み込んだ中、本当に元気を与えてくれました。



「飲食店」 部門

大賞: 上海に行きたかった男(食事編)

 今年の反省点は・・・今日気付いたのですが・・・新規の美味い店を発掘できていないことです。出張が多くて余裕がなかった・・・いやいや言い訳はダメです。来年は積極的に発掘していきますよ。
 そういう訳で、中国で食べた本場の中華料理を大賞とします。特に、左から三番目の西安で食べた何の変哲もないスープが一番美味しかったです。

     
  今回は、鳩のまる焼き、アヒルの舌、コブラの鍋物などではなく、ごく普通の料理をいただきました。


「料 理」 部門

大賞: ぶり大根

 冬の定番で、これまた何の変哲もない料理ですが、「ぶり大根」が大賞です。各家庭の味があると思いますが、我が家は下掲写真のように薄味の汁で、主役のブリと大根の他に白菜やニンジンを加えます。
 寒い冬の食卓に最適のひと品・・・毎日食べたとしても、たぶん飽きないと思います。山椒の粉をひと振りかけると、さらに旨さが引き立ちます。

                     
                     マグロでもタイでもなく、ブリが良いのです。



「旅行・イベント」 部門

大賞: 中国旅行(上海に行きたかった男)

 北京・西安・上海と訪問するはずが・・・なんだかんだで上海には行けずじまい・・・でも、前々から行ってみたかった万里の長城と兵馬俑をじっくりと見学できたので、まずは満足です。
 中国へ行くたびにスケールの大きさに驚嘆しますが、今回は大きさが“大雑把”とか“雑”となって表面化した部分が目立ってしまいました。
 とにかく、次回は信頼できるJALかANAで上海に行き、花園飯店(ホテルオークラ系列)に宿泊したいと思います。

        
    天安門                 万里の長城               兵馬俑



「芸能・TV」部門

大賞: スーちゃん(キャンディーズ)

 だって、もうこの世にスーちゃんがいないだなんて・・・どうして信じられますか。記憶の中には、健康的に若さが弾けるスーちゃんしかいませんから。
 しかし、死を目前にして、被災地の人々に思いを寄せ、これまで自分を支えてきてくれた関係者やランちゃん、ミキちゃんへの感謝の言葉を録音して残したスーちゃんを尊敬せずにはいられません。ご冥福をお祈りします。

                    
                    いつまでも心の中に明るい笑顔は生き続けます。



「美術・映画など」 部門

大賞: ルパン三世

 ルパン三世のテレビ放映が始まって今年で40年、松屋銀座で開催された記念イベント「ルパン三世展」に行きました。
 テレビシリーズはPartT(ジャケットの色がグリーンの時代)のハードボイルドタッチな仕上がりが最高だと思っている典型的な“昔ながらのファン”である私ですが、映画は「カリオストロの城」が一番だと思っています。

                         
                        等身大の峰不二子・・・あり得な〜い



 さあ、そろそろ2011年も暮れていきます。下りがあれば必ず上りがあります。来年は辰年、まさに「昇り竜」のように社会が、お客様が、そしてMOUが勢いよく上昇していきますよう、祈念しながら年越しをしたいと思います。

 今後とも、よろしくお願い申し上げます。                  MOU工房主  占部 正尚

2011年12月28日(水)  晴   「キーワード検索」の欄を設けました。

 最近、いろいろな研修・セミナーやマネジメントに関連するサイトに掲載された「キーワード」によって、このホームページを見ていただける人が増えているようです。

 これは非常にありがたいことなのですが、このホームページって(自分で作っといて言うのも何ですが)、ジャングルみたいで肝心な研修プログラムに行きつくのに苦労するんですよね。
 私のことをご存知の方はともかく、初めて来られた方にとっては“増築に増築を重ねた温泉旅館”みたいな印象かも知れません。

 そこで、MOUにリンクしていると思われる下記のキーワードを、ホームの上段に掲載して検索し易くしました。

 発想力(コンペで勝つ発想力)  発想力(マーケティング発想力)  発想力(ビジネス発想力)
 発想力(着眼点とトレーニング法) マーケティング(提案営業・企画力) マーケティング(理論&実践)
 ビジネス文書  ロジカルシンキング(論理的ストーリー構築) ロジカルシンキング(問題発見・解決力)


 また来年になって、動画プロジェクトが進行していくと、さらに増築を重ねることになってしまい・・・いつかは根本から建て直すことになるとは思いますが、当面は現状をベースにしながら、少しでも分かりやすい内容に改良していきたいと思います。


                      
  恐縮ですが・・・もう一度クリックしてください。⇒ http://www.kenshudo.net/sp_detail/id1237440396-246410.html

2011年12月27日(火)  晴   営業力強化! 売るための発想・行動改善実践セミナー

 年の瀬も押し迫った今日、「営業力強化! 売るための発想・行動改善実践セミナー」をリリースしました。来年は、昇り竜の年となりますよう、願いを込めての研修プログラム化です。

          http://www.kenshudo.net/view_training/?training_id=276

 今回は、私がかつて営業責任者として自ら現場を飛び回り、かつ部下を管理・指導しながら、4年間で売上を150倍増した経験をストレートにノウハウ化しています。

 ですから、いつものように「論理的な思考(左脳)と感性(右脳)のバランスを取る」といったアカデミック(?)な面を押し出すことはあまりせずに、はっきり言って“厳しい真剣勝負の場”となっています。
 「もっと営業成績を伸ばしたい」「組織の業績を伸ばしたい」と真剣に考え、自分と必死に向き合っていく覚悟をお持ちの営業パーソン、営業管理職の方々にお勧めしたいと思います。



 あっ、そうそう、せっかく読んでいただいたのですから・・・ついでに、もうちょっと、ご協力ください。そう、「研修堂」の講師アクセス・ランキングの件です。(↓先日の記事を転載します。)

 ここまで来たら、年間グランドスラムとなるV12を目指します。と言うか、何が何でもV12を達成したいと思いますので、本末転倒なお願いとは重々承知していますが、ぜひ下記アドレスをクリックして、プロフィールページにアクセスしてください。何卒、よろしくお願い申し上げます。

          http://www.kenshudo.net/sp_detail/id1237440396-246410.html


 それでは、日本列島全体で寒さが厳しくなっていますが、風邪をひかないよう注意して年の瀬をお過ごしください。


                      
   あと4日で大晦日・・・って言うか、喉が痛いので、これから病院に行ってきます。(上記で、人に言える立場か!)

2011年12月25日(日)  晴   浅田真央選手、美しいクリスマスの舞いで全日本優勝!

 浅田真央ちゃん、全日本選手権で5回目の優勝、おめでとう! 自分自身にとっても、日本中の人々に対しても、素晴らしいクリスマス・プレゼントになりました。
 本当に強く美しい妖精となってリンクに帰ってきてくれた真央ちゃん、次は世界選手権で存分に力を発揮して表彰台の真ん中に立つところが目に見えるようです。

 直前に起こった不幸については・・・「母が一番近くにいてくれるような感じだったので、何も報告しないでも分かっていると思う」という試合後のコメントが全てを物語っています。本人が乗り越えて頑張っているのですから、それ以上のことは、もうここで触れるべきではないでしょう。
 ただ、よく乗り越えて最高の結果を出した真央ちゃんに対して頭が下がりますし、尊敬の念を抱くのみです。

 来季も真央ちゃんを応援し続けるのはもちろん、自分が何かスランプを感じるようなことがあったら、真央ちゃんの“ひたすら前向きな強さ”を思い出して頑張ろうと思うのです。


          
        この雑記帳に(たぶん)最多出場の真央ちゃん、来年もフォローし続けますよ。

2011年12月24日(土)  晴  クリスマス・イヴ、目黒不動尊周辺をウォーキングしました。

 メリー・クリスマス! ミスター・ローレンス・・・あぁ、今年も80年代引きずりのフレーズから入ってしまいました。皆さんは、クリスマス・イヴをどのようにお過ごしですか?


●目黒不動尊周辺のウォーキング:

 東京福岡県人会の同好会「つづら会(歩こう会)」の世話人をやっている関係上、今月のウォーキング会に参加してきました。
 今月は、“目黒駅〜目黒不動尊周辺〜林試の森〜武蔵小山” のルートを歩きました。なぜ、クリスマス・イヴに目黒不動尊なのか・・・よく分かりませんが、この周辺は最近お笑い芸人のケンドー・コバヤシや博多華丸大吉たちが住んでいて、TVでもよく語っている場所です。

 ひと昔前までは、若手から中堅にかけての芸人といえば、中野から高円寺の近辺に住むのが定番でしたが、今は少々調子に乗っているのか、アッパークラスが住む目黒周辺に住むのが流行っているようです。

 それはともかく・・・冬のピーンと張りつめた冷たい空気の中、大都会のど真ん中とは思えない緑の中を歩いていると気持ちが爽やかに晴れわたり、気分がすこぶる良いものです。


      
 目黒不動尊の山門                    本殿と、“目黒不動尊”と記された巨大な提灯

    
 「林試の森」は都内有数の自然公園、クリスマスなのに紅葉が全盛        賑わいの武蔵小山商店街


●クリスマス・ディナー:

 ディーナーと言っても、いつもの晩ご飯の延長線上でしかありませんが・・・やっぱり、クリスマスに食べるのは「鶏のもも肉のロースト」でしょう。
 ケンタッキー・フライドチキンを買ってくるのもいいですが、自宅でじっくり焼き上げる醍醐味ってものがクリスマスを盛り上げます。
 知人からドイツ土産として“岩塩”をもらいましたので、もも肉に岩塩のみで味付けしての焼き上げ・・・うん、魚を焼くのに適しているのは海水から作る塩ですが、肉を焼くには岩塩ですね、これで決まりです。

 これにトマトソースのパスタと、ビーフ味をベースにしたスープを付けて、今年の「クリスマス定食」の出来上がりです。

 ワインは、フランス・ボルドー地方のオー・メドック産(Appelation Haut-Medoc Controlee)、シャトー詰め(Mis En Bouteille Au Chateau)のブルジョワ級(Cru Bourgeois)ということで、甘味と渋味のバランスが絶妙で、メドック特有のパプリカのような青臭さとインク臭にも例えられるクーンとくる深いコクを伴う風味もしっかりしていて、これはもうじっくり焼き上げたチキンのローストに合わない訳がありません。

 ケーキはコージ―コーナーですが、下掲写真の通り、味とか格とかいう以前の可愛らしいアイデアとデザイン重視です。



 今年は色々な事があってのクリスマスですが・・・これからまた1年、私はコンサルティング・研修を通して私にできる社会貢献を重ねながら、次のクリスマスを迎えたいと思います。


    
 見た目からしてクリスマスケーキ    深い風味と味わいのオー・メドック          肉の味わいを引き立てる岩塩

   
 クリスマスの帝王、鶏のもも肉      トマトソースのパスタ           スープはあっさり

2011年12月22日(木)  曇   「家政婦のミタ」 やはり“絆”の年に相応しい大成果

 いやあ、もう驚くしかありませんね。昨日も記載した「家政婦のミタ」が空前の視聴率を叩きだしました。脱帽です、ホント。

 大震災がひとつの契機となって、今年ほど人と人との“絆”、家族の“絆”が注目されたことは近年では稀なことです。
 このドラマは、暗い過去を持ち人間らしい心を失った主人公を通して、崩壊寸前の家族が“絆”を取り戻すという・・・従来のイメージ(豊かな心の持ち主が皆を救う)とは正反対の“絆”へのアプローチが意外性を伴い、視聴率上昇につながりました。

 全編の平均視聴率25.70%、最終回の平均視聴率40.0%、最高視聴率42.8%、これがどの程度スゴイかというと・・・NHK大河ドラマなどを除く一般劇としてのカテゴリーで、これまでの第1位は「積木くずし・親と子の200日戦争」(1983年)45.3%、第2位は「ビューティフルライフ」(2000年)41.3%、第3位は「熱中時代」(1979年)40.0%で、今回の「家政婦のミタ」は同率で第3位なのです。


 最終回のヤマ場は、阿須田家の父親と子供たちがミタさんに一人ずつ語りかけ、笑顔を封印していたはずの彼女が微笑みながら「承知しました」と応えるシーンです。
 このシーンは、監督の指示で阿須田家の面々がアドリブで語り、主役の松嶋菜々子さんは直前まで知らされていなかった・・・にもかかわらず、あの感動的なシーンは一発OKだったとのことで、それだけに出演陣の魂がこもった演技が視聴者の心を射抜いたと言えるでしょう。

 ラストシーンは、「家政婦は見た」を髣髴させるような“新たな派遣先への訪問初日”でした。続編や映画化はないと制作サイドは言っていますが、こんなドル箱、放っておく訳がありません。正直、心待ちにしている変節漢の私なのでした・・・。


        
  これまでのミタさん           この抑えた笑顔が、逆に彼女の心の雪解けを暗示し、最高に美しい・・・

2011年12月21日(水)  晴   「家政婦のミタ」の特別編と最終回を見た・・・

 ええ、ええ、アタシが悪うございました・・・今クールの初め(10月)に、クソミソにコキ下ろす記事を掲載しましたが、まさか・・・「家政婦のミタ(日本テレビ系)」が、平均視聴率23.27%(最高視聴率29.6%、昨日までの数値)と絶好調で、今クールはおろか、2011年を代表するドラマになってしまい・・・松嶋菜々子さんをはじめ、関係者の皆さま、ど〜も、すいませんでした!
(→ お笑い芸人“響”の口調で読んでください。)

   10月28日 少数の鉄板ドラマと、多数の実験的ドラマが目立つ今クール

   注目度1 家政婦のミタ (5点満点での1・・・)


 えっ? ドラマの感想ですか? そおですねえ、まあ、いろいろありますが・・・ 正直なところ、面白かったです、ワクワクドキドキしながら見入ってしまいました・・・三田灯(松嶋菜々子)が最後の方で、微笑みながら「承知しました」と言うシーンは、ジーンときました・・・

 そもそも、卑怯なり〜(この言い方自体、ミタに染まっている・・・)
   *美人でミステリアスなヒロインの存在
   *予測がつかないエキサイティングなストーリー展開
   *子役の笑顔と涙
これだけ高視聴率を構成する要素が揃っていて、ヒットしない訳がないんです。


 でもまあ、そうは言っても、今でも主役は仲間由紀恵さんか竹内結子さんの方が適役なんじゃないかと思っていますし・・・視聴率だけが番組の良し悪しを決める尺度ではあり得ないし・・・あぁ〜、あぁ〜、これ以上書くと、ただの負け惜しみだもんねぇ〜

 見苦しい・・・男の負け惜しみほど見苦しいものはないわ、うらべくん・・・
(→ ENEOSのCMでの水川あさみさんの口調で読んでください。)


                   
    次クールは、フジテレビでレギュラーを獲得したミタさん、じゃなかった松嶋菜々子さん・・・
   阿須田家の一人一人に微笑みながら「承知しました」と言うシーンでの松嶋さんの表情、本当に美しかった・・・

2011年12月20日(火) 晴  「研修堂」の月間講師アクセス・ランキング V11達成です!

 研修・セミナー講師の紹介サイト「研修堂」の11月度アクセスランキングにおいて、

   ★「講師プロフィールページ」へのアクセスランキング 1月〜11月度 連続第1位 V11達成

という成果を挙げることができました。詳細については 「研修堂」の私のプロフィールページ をご参照ください。

 あっという間に師走になってしまいましたが、ずっと多くの方々にご覧いただき、本当に感謝するのみです。ありがとうございます。
  

 ここまで来たら、年間グランドスラムとなるV12を目指します。と言うか、何が何でもV12を達成したいと思いますので、本末転倒なお願いとは重々承知していますが、ぜひ下記アドレスをクリックして、プロフィールページにアクセスしてください。何卒、よろしくお願い申し上げます。


          http://www.kenshudo.net/sp_detail/id1237440396-246410.html


 以前にも書きましたが、「研修堂」のアクセス・ランキングについては、私が日頃講義しているマーケティングや営業のノウハウが“実践的”であり、“成果につながる”ものであることを証明するために参戦したものです。

 プロの講師が540名以上登録し、各講師の研修プログラムやセミナー案内の掲載が連日のように書き替えられる活きたサイトの中での連続1位ですので、ここは日頃ご支援をいただいております皆様と一緒に、素直に喜びたいと思います。


 今後とも、コンサルティングや研修業務を“机上の空論”に終わらせず、あくまでも「成果に直結する実践的なものを提供すること」をモットーに頑張ってまいります。


●「講師プロフィールページ」へのアクセスランキング

      

                      
   念のため、もう一度クリックしてください。⇒ http://www.kenshudo.net/sp_detail/id1237440396-246410.html 

2011年12月19日(月)  晴   今年も美味しいカキフライは“待ち”の状態です。

 全国3,000万人のカキフライ・ファンの皆さま、大変お待たせしております。あの「とんかつの駿河」の期間限定メニュー「カキフライ」は、今シーズンも納得のいく牡蠣が入荷できないとの理由で、しばらく“おあずけ”の状態が続いています。

 昨年の異常気象・・・そして今年の震災・・・いつもの大ぶりながらも身がクニュップリッとしてジューシーな牡蠣が品薄状態であることは分かります。
 それにしても、職人よのぉ〜。その職人気質の鍛えられた腕前から繰り出される究極にして至高のカキフライ・・・しばらく待つしかありません。

 来年こそは、いろいろな意味で、安定した良い年になりますように・・・。

 (ご参照)   2011年2月4日 「とんかつ駿河」のカキフライが復活!


                    
     ロースカツ定食(700円)に、エビフライ(300円)を追加・・・これはこれでバカ旨なんですけどね。

2011年12月18日(日)  晴   トヨタカップ、また伝説の名試合が生まれました。

 世界で一番競技人口が多く、一番ファンが多く、一番プロ・クラブチームが多く、一番競技・大会が開かれビジネス上でも盛んなスポーツ、それがサッカーです。
 そのサッカーを支えるクラブチームは、ヨーロッパに約22万、南米に4万7千もあり、各々の頂点に立つチームが激突して世界一を決める大会が「トヨタカップ」です。(それ以外の地域・・・北中米やアジア、アフリカ、オセアニアを含めると30万1千にもなります。)

 クラブ世界一決定戦は、「インターコンチネンタルカップ」として1960年に始まりましたが、そんな大会をヨーロッパと南米で交互に開催したため、ファンが大騒ぎして暴動が続発したこともあり・・・平和で安全性が高く、かつ競技場や宿泊施設、交通網が発達している場所、そして大会のスポンサーになれる大資本を有する企業が存在する国として日本が選ばれ、「トヨタカップ」が1980年に始まりました。

 その後・・・いろいろゴタゴタがありましたが、世界のサッカーのレベルアップを期待する意味合いもあり、世界一決定戦は各大陸のNo.1クラブチーム同士で戦うことになり、現在の「トヨタプレゼンツ・FIFAクラブワールドカップ」となりました。(私の中では、あくまでも永遠に「トヨタカップ」ですが・・・)


バルセロナvsサントス・・・バルセロナが圧勝!

【バルセロナが圧勝で優勝!】

 前置きが長くなりましたが、今日の決勝戦・・・バルセロナ(ヨーロッパ代表)が4-0でサントス(南米代表)を下して優勝し、FWメッシが最優秀選手に選ばれました。
 伝統ある「インターコンチネンタルカップ」〜「トヨタカップ」において、これだけ点数差が開いて圧勝するケースは過去に無く、いかに現在のバルセロナがバランスのとれた最強チームであるかが実証された訳です。

 もちろん、サントスが弱い訳ではありません。バルセロナのDFプジョル(キャプテン)が中心となり、サントスのスーパースター・FWネイマールの動きを完全に封じ込めたのです。
 こうしたDFの働きをFW陣が最大限に活かし・・・世界のスーパースター・FWメッシが世界中からの期待に2ゴールという結果を出して応えたのです。

 これだけFWとDFが高いレベルで両立しているチームは、ただでも最強のチームが激突する「トヨタカップ」の歴史にあっても珍しく、今日の決勝戦は歴史に残り語り継がれる名試合であるといって過言ではないでしょう。


【試合経過】

 とにかく、両チームともパス回しもドリブルも早いです。なんか早回しの画面を見ているようです。また、パスのひとつひとつに“意味”があります。一蹴で戦局を変えてしまうほどのパワフルかつスピーディーなパスを、いとも簡単に(見えるように)両チームがやってのけるのです。

 また、シュートして相手キーパーが弾いてボールが転がった所に、別の選手が必ず走り込んで来て、それをまたシュート・・・でも、キーパーがスーパーセーブ・・・息もつかせぬ緊迫感のある勝負の連続です。

 前半17分・・・MFシャビのトリッキーなヒールパスに反応したFWメッシが、落ち着いてキーパーをかわしてゴ〜ル!
 前半24分・・・今度は、MFシャビがDFアウベスからのクロスを最小限のトラップで素早く蹴り込んでゴ〜ル!
 前半45分・・・FWメッシがゴール前に切り込み、DFアウベス、MFチアゴの2人が交互にゴールへ蹴り込み相手キーパーが弾き返す凄まじい混戦、これをすかさず制したMFセスクがゴ〜ル!


 はっきり言って、勝負は前半でついていました。FWメッシはショートを2本放ち、1本をゴール・・・対してFWネイマールはシュート0本、これは前述の通りDFプジョルらの功績が大です。


 そして後半37分・・・FWメッシがキーパーのブロックをジャンプしてヒラリとかわし、この試合2点目となるゴ〜ル!
 後でスロー再生で分かりましたが、FWメッシはジャンプする直前(下掲写真)、ボールが跳ねて飛んで行かないよう、ちょこんと足で押さえこんでいたのです。一瞬の間の超ファイン・スーパープレー!凄すぎます。


3位決定戦

 柏レイソルはPK戦の末にアルサッドに敗れ、4位となりました。(決勝戦が凄かっただけに、これ以上は書く気になりません・・・両チームとも、あまりにも決定力不足が露呈して・・・。)


(ご参照: ポジション名)
 FW → フォワード:主に前線で攻撃を担当します。いわゆるストライカーのポジションです。
 DF → ディフェンダー:主に自陣内で守備を担当します。(戦況に応じて攻撃にも加わります。)
 MF → ミッドフィルダー:主に中盤でパスを回しながら試合を組み立てる、近代サッカーの要です。


          VS   
 バロンドール(世界年間最優秀選手賞)を二年連続受賞・・・続いて、トヨタカップのMVP、これ以上の栄誉はありません。

2011年12月17日(土) 晴  紅葉・黄葉って、いつの間にか冬の風物詩になったんですね。

 今年は全国的に紅葉が遅れているようで、ちょうど1ヵ月前に箱根へ紅葉見物に行った時は少々ガッカリした訳ですが・・・東京は今が紅葉の最盛期のようです。

 下掲の写真は、上野の不忍池の周辺で、不忍通りに面した木々の美しい紅葉・黄葉の様子です。ついでに向こう側にはスカイツリーも見えています。

 でも、こんな気候不順が続いてしまうと極端な話ですが・・・そのうち、クリスマスツリーは緑色のモミの木、黄色のイチョウの木、赤色のカエデの木と、3種類の木が使われることになるかも知れません。なんか、どこかの国の国旗みたいですね。(それはそれで、ブラックな話題ですけど・・・)


       
   春は桜、夏は蓮、秋はイチョウ・・・不忍池の周辺は四季の美しさに溢れています。


 ちなみに調べてみたら、赤・黄・緑の配色の国旗は、アフリカ諸国に多いようです。

       
   エチオピア       ガーナ       カメルーン     ギニア       セネガル

2011年12月16日(金)  晴   昨日のトヨタカップ・・・まあ、こんな試合もあるでしょう。

 バルセロナ(スペイン・ヨーロッパ代表)が、アルサッド(カタール・アジア代表)を4−0で下し、2年ぶり3度目の決勝進出を決めました。

 バルセロナについては、1992年にペレやベッケンバウアーと並び称せられるスーパースター、ヨハン・クライフ(オランダ)が監督として率い、記憶に新しいところでは2006年にロナウジーニョ(ブラジル)を擁して参戦しましたが、いずれも優勝できませんでした。

 二年前の2009年大会で初優勝し、今大会では二度目の優勝を目指し大いに期待が高まるところですが・・・う〜ん、一昨日にあれだけの好試合(サントスVS柏レイソル)を見た後だけに、いくら史上最強と謳われるバルセロナであっても・・・なんか、つまんなかったです。
 防戦一方でゴール前に“へばり付く”アルサッドに対してバルセロナが攻めあぐねた訳ですが・・・それでも4点取ったから、良いっちゃあ良いんですけどね・・・なんか面白くなかったです。

 スペイン代表のFWジャビが相手ゴール手前の衝突で左足を骨折したようで、本当に心配です。それに、FWメッシのゴールを見たかったですぅ・・・


【いよいよ決勝戦!】

 18日の決勝戦ではいよいよバルセロナVSサントスの、本来の意味でのトヨタカップを観ることができる訳で、これはもう最高の試合になることは間違いありません。FWメッシも、昨日とは違って完全燃焼してくれることでしょう。

 また、同日には3位決定戦も行われる予定で、ブラジル代表と勇敢に戦った柏レイソルが、昨日の敗者アルサッドに圧勝して3位になることは間違いないでしょう。


 さて、恒例の対戦予想ですが・・・昨年のワールドカップでは、ことごとく外して散々でしたが・・・3対2でサントスが勝って優勝するでしょう。
 一昨日、サントスのFWネイマールの美技を目の当たりにしての予想です。バルセロナの、と言うより世界のスーパースター、FWメッシとの激突が本当に楽しみですね。

          VS 
       昨年のワールドカップの時もそうでしたが、FWメッシには少々波があるかも・・・

2011年12月15日(木)  晴   トヨタカップで日本のチームが大健闘!

 昨日のトヨタカップ準々決勝、サントス(ブラジル)VS柏レイソル(日本)、期待以上であり、とても見応えがありましたね。
 そもそも、大会の運営形態が大きく変わったとはいえ、昔からトヨタカップを観てきた私としては、日本のチームが南米代表と互角に戦っている場面に接しただけで、もう感慨無量で大興奮なのです。

 ・・・はい、ご指摘を受けるまでもなく、今月1日にも書いたように、この大会は私にとって永遠に「トヨタカップ」であって、トヨタプレゼンツ・FIFAクラブワールドカップなんて、取って付けたような名称は使いたくありません。

 ちなみに、昨年7月にトヨタカップに関する記事(1985年、将軍ミシェル・プラティニ率いるユベントスが優勝した大会)を載せています。
      2010年7月2日 両者の実力が拮抗した時、勝負が止まって見える・・・


サントス VS 柏レイソル

【さすが南米代表の強さ・・・サントス】

 さて、昨日の試合ですが、やっぱり前半19分、サントスのFWネイマールのシュートが圧巻でした。レイソルのDF陣をかわして身体を反転させ、すかさずゴール左上隅を狙ってズド〜ン!
 下掲の写真でも分かるように、敵に囲まれて体勢が整っていない状態での一瞬の出来事であるにも関わらず、目線はしっかりとゴール左上隅を見据えています。

 ここが・・・残念ながら・・・ここが柏レイソルというか、日本代表のFWとの違いです。ここが、シュートを6本も放ちながら1点しか取れない日本の課題です。(サントスはシュート8本に対して3得点)
 柏レイソルが失敗したシュートの大半は、特にゴール前での混戦に関しては、目線が“あさって”の方向でした。

 FWボルジェス(前半24分)のゴールも見事でした。こちらもレイソルのDFをかわしてかわして、ピンポイントの隙間をついてシュートを放ちました。
 DFダニーロ(後半18分)のフリーキックは、「へへーん、外しやがった」と思っていたら、ギュイ〜ンと曲がってゴール隅に入ってしまいましたね。


【胸を張っていいぞ: 柏レイソル】

 上記ではキツイことを書きましたが、それは近未来のワールドカップで金星をあげて欲しいからであって、南米代表の競合を相手に一歩も引けを取らず、見事な試合運びだったと評価したいです。
 MFドミンゲスを中心にまとまっていましたし、DF酒井(後半9分)のコーナーキックを頭でピッタリ合わせたゴールはサントスの守備陣も驚いたと思います。

 ボールの支配率は、柏レイソルが52%でサントスを上回っていましたので、いかに善戦したかが分かるというものです。
 あとは、世界で戦っていくためには、「ゴール前での競り合い」に確実に勝っていけるだけのメンタル面・フィジカル面の、両面を鍛えていくしかないでしょう。

 それにしても、最近の日本代表といい、柏レイソルといい、細かいことをあげればキリはありませんが、世界の強豪を相手に臆することなく堂々と戦う姿勢を持っていますので、次のワールドカップが本当に楽しみです。

          VS    
     ブラジルを相手に胸を借りる時代は終わり!  それにしても、ペレの再来と言われるネイマールは凄い!

2011年12月14日(水)  曇   今日は、赤穂浪士(四十七士)の討ち入りの日でござる。

 今年も討ち入りの日がやって来ました。さすがに近年はTVで“忠臣蔵”をゴールデンタイムに放映することはないようですが、歴史好きな私としては、なぜか身の引き締まる思いでこの日を迎えます。
 (・・・「忠臣蔵はフィクションだったという有力な説がある」とか言わないの〜、ってか言わせな〜い・・・エンタの神様に出ていた姫ちゃんのギャグ、ちょっと古すぎましたか?)


47社が相手でも勝つ!

 四十七士といえば、今年二月、MOUは47社を相手に研修業務のコンペを戦い抜き、見事に勝利を収めました。
 これを記念して、コンペ(と言うより、営業全般)で勝つための基本的な考え方や姿勢をまとめて記載しました。見逃された方は、下記をご参照ください。

     3月3日  47士に勝つ! コンペ必勝の成功パターンをつかむ(前編)
     3月5日  47士に勝つ! コンペ必勝の成功パターンをつかむ(中編)
     5月12日 47士に勝つ! コンペ必勝の成功パターンをつかむ(後編)


「成果」と「実績」で示す!

 コンサルティング業務や研修業務において一番気を付けなければならないのは、“机上の空論”や“口先だけ”のノウハウ提供になってはならないということです。(少なくとも、私はコンサルタントとして、そう固く信じています。)

 実際に私の研修に参加していただいた方には分かっていただけることですが、やはり営業段階では「本当は口先だけじゃないのぉ?」という疑いを払拭するのは容易ではありません。
 そこで、MOUは「だったら、自らのマーケティング理論や営業理論を自分の活動の中で応用し、成果を挙げて、実績で示そうではないか!」という思いで頑張ることにしたのです。

 おかげさまで、今年は、
     @47社を相手にしたコンペで勝利
     A「研修堂」の講師プロフィールへのアクセス数が、連続10ヵ月第1位(記録更新中!)
という“成果”を挙げ、“実績”を創り出すことができました。

 特に「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」の講義をお聴きいただいた方には、「マーケティングの4Pに関するオリジナル解釈が、プロフィール表のあの部分に活かされてるんだね」とか、「たぶんコンペでは、あの部分を強調した企画書を出したんだろうね」といったように、なぜ“成果”を挙げることができたのかという理由やメカニズムをご理解いただけることと思います。


自分の「成果」を多くの皆様へ

 来年は、「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」がDVD化されることもあり、自分の「成果」を生み出す段階から、多くの皆様の「成果」に具体的に結び付けていく段階へと飛躍していく所存です。

 これまでも、直接のお客様に対しては精一杯「具体的な成果」を追及してきたつもりですが、さらに枠を広げて、坂本龍馬先生が仰るところの「この世に生を受くるは、事を成すにあり」の自分なりの実現を目指してまいります。


                      
        今年の成果は、ひとえにお客様・お取引先の皆様の、ご協力の賜物です。ありがとうございます。

2011年12月13日(火)  晴   とにかく、浅田真央選手にエールを送りたい!

 まずは、48歳という若さで逝去された浅田匡子さんのご冥福を祈念いたします。

 お母様の突然の死去は、これまで二人三脚でスケート人生を歩んできた浅田真央ちゃんにとって、周囲の人間には測り知れない悲しみと絶望に苛まれるものであったことは間違いありません。


 しかし、昨日真央ちゃんから発表されたコメントは、彼女が“真の強さ”と“真の愛情”に満ちた人間であることを表しています。

 「何度『ありがとう』と言っても足りません。(中略) 生前、家族で約束した通り、今後も自分の夢に向かって、やるべき事をしっかりやることが、お母さんも喜んでくれる事だと思います。(中略) お母さんに今までより近くで見守られている気がします。」


 まだ深い悲しみに襲われてから幾日も経っていないのに・・・落胆して青白い顔を見せたとしても、誰も責めるわけでもないのに・・・これほどのコメントを発表し、さらには、来週23日から始まる全日本選手権に出場するというのです。

 真央ちゃんはプロではないので“プロ意識”という言葉は使えませんが、フィギュアスケートにかける思いは並みのプロでは遥かに及ばないほど強く、完璧に滑りきることが亡き母への一番の供養になることも分かっているでしょう。

 また、自分の立場上、母親の死を理由に「ジャンプを失敗しました」とは口が裂けても言えないことも重々承知した上での全日本選手権への出場なのです。
 精神面で本当に強く、さらに母親への愛情が深いものであるがゆえ、その愛を氷上で完璧に舞うことで全うしようとしているのです。

 私は自分の年齢の半分にも満たない真央ちゃんを深く尊敬しますし、とにかく一ファンとしてエールを送り続けたいと思います。


           
           真央ちゃんの視線の先には、これからもずっとお母さんが居続けてくれることでしょう。

2011年12月12日(月)  晴   今年の漢字は「絆」に決まりました。

 年末の風物詩ともなっている“今年の漢字”ですが、清水寺の貫主(かんす)が巨大な和紙に書き上げる恒例行事が今年も行われ、「絆」の文字が鮮やかに描かれました。(ちなみに、2位は「災」、3位は「震」でした。)

 昨日、家内と今年の漢字の予想をしたのですが、私は「災」、彼女は「絆」を予想しました・・・ううっ、いつもはロジカル・モチベーションやペップトークを通して、“プラス思考”を一貫して訴求しているのに、不覚を取ってしまいました。反省します・・・。


 これからも、お客様やお取引先の皆様との「絆」を大切にし、またお客様とそのまたお客様との「絆」がより良く結ばれるためのノウハウ(ロジカル・コミュニケーションやマーケティングなど)に磨きを掛けながら頑張ってまいります。

                    
         人と人との結びつきの大切さを、今年ほど大切に感じた年はありませんでした。

2011年12月11日(日)  晴   大震災から9ヵ月・・・“急がば回れ”の精神で備えましょう。

 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の発生から今日で9ヵ月が経過しました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、あらためて被災地の一日も早い復興を祈念いたします。

 今回の津波よる被害、原子力発電所の事故による被害は、たとえば食品から放射性物質が検出されたことによる「健康への不安」「生産者への販売規制による経済的ダメージ(直接被害)」「風評被害による経済的ダメージ(間接的被害)」など、災害発生当初には予想していなかった様々な被害・ダメージを連鎖的に誘発しています。

 こうした状況に対して、リスクマネジメント(危機管理)の必要性がマスコミでも頻繁に取り上げられ、この雑記帳にも度々記載してきましたが、その後、皆さんの周辺ではリスクマネジメントの進捗状況はいかがでしょうか?


リスクマネジメント(危機管理)の基本姿勢

 中途半端な常識や思い込みの排除!

 結局は、これに尽きる訳です。今回の事態に直面して、大学教授を中心とした専門家の方々からも「千年に一度の規模を、なぜ想定していなかったか。まず我々自身が反省すべきだ。」とのコメントが出ています。

 まずは、常識や思い込みを排除し、頭の中を“白紙”の状態にした上で、次のステップを踏むことになります。

  @「予測力」の醸成 ・・・ 余計な先入観を排除したリスクの洗い出し
  A「判断力」の向上 ・・・ 客観的かつ的確な優先順位付、そして対応策の選択
  B「構築力」の継続 ・・・ リスクの洗い出し〜選択〜対応策案出〜Plan-Do-Check-Action

 特にBについては、「喉元過ぎれば、熱さ忘れる」にならないよう、Plan(計画)-Do(実施)-Check(確認)-Action(是正)というマネジメント・サイクル(組織を運営する際の基本姿勢)を常に心掛けていく必要があります。


マネジメントの基本 「洗い出し」〜「絞り込み」

 全てにおいて! と断言しても良いと思いますが、リスクマネジメントに限らず、物事をまずは洗い出して、その中から絞り込んだものを検討していくという姿勢が基本です。

  分野: 政治の世界から企業の経営、果ては個人の人生設計に至るまで
  項目: マネジメント全般(方針や目標の設定、実行手段・方法の検討、チェック〜修正など)

 この「洗い出し」〜「絞り込み」を図に表すと、下掲のようになります。
     

 なぜ「洗い出し」が必要かというと、「抜けや漏れの排除」を図るためです。今回の件でいえば、“千年に一度の災害規模”とか“発電所の予備発電機の故障”といった、通常ではあり得ない(と思い込まれる)ケースも、対策を考える最初の段階で洗い出しておきましょう、ということです。

 このように、「結論」を急ぐがあまり大切なことを見落すよりも、多少時間をかけてでも必要事項を洗い出し、重要性・緊急性・可能性といった複数の視点から客観的に検討して絞り込んでいく・・・まさに、急がば回れ! の精神が求められるのです。


「洗い出し」が必要であることの事例

 大震災における様々な事象が事例とも言えますが、ご参考までに別の事例をご紹介します。

 ある地域に飛行場が建設されることになり、A町・B町・C町のどこに建設すべきかについて、有識者による検討委員会で検討が重ねられました。

 まず、どこに建設したら、より多くの人に利用してもらい易いか・・・道路(高速道・一般道)や鉄道といった交通インフラの整備状況を調査し、「利便性」を切り口に検討しました。
 また、飛行場ができると周辺に様々な経済効果が生まれますので、どこに建設するとより効果があるか・・・その「経済性」「波及効果」といった切り口でさらに検討しました。
 こうして、多くの時間と、多くの労力と、多くのコストを使って調査・検討が進められ、建設地としてA町に決定しました。

 ところが、検討委員会の外部から横槍が入りました。「A町の10km先に山があるだろう。離陸・着陸において、“安全性”は確保できるのか?」
 検討委員会の委員たちは目を白黒させながら、A町の決定を取り消し、再度、B町・C町プラスD町を新たな候補地とし、また多くの時間と、多くの労力と、多くのコストをかけて再検討しました・・・

 これは、限りなく本当にあった話です。“安全性”という切り口を最初に「洗い出しておかなかった」ということが原因で、膨大な“ヒト・モノ・カネ”の損失が生じた典型例としてよく語られます。


「急がば回れ」の活用

 年末年始は、組織あるいは個人の「来し方、行く末」を考える良い機会です。例えば、会議の場で「来年の方針・目標」や「企画・施策」あるいは「実行計画」などを話し合う場合、いきなり結論に向かって話を進めるのではなく、15分で結構ですから、議長は「何でもいいから意見を出して」と発言を促し、ホワイトボードに様々なアイデアをドバーッと羅列してください。

 最初は皆が恥ずかしがって意見が出ないかも知れませんが、「洗い出しの時は、人の意見に対して反論したり、バカにしたり、チャチャを入れたりしない」というルールを徹底させ、何度かやっていくうちに、必ず状況は好転します。

 後になって「しまった、最初の段階でもっとじっくり検討すればよかった」と後悔するくらいなら、最初に多少の時間を使ってでも「洗い出し」をしておいた方が良い・・・皆さんがそのように実感してくれば、結果として「組織としての発案力」「組織としての対応力」などが飛躍的に向上します。もちろん、個人単位においても同じことが言えます。

 キーワードは「急がば回れ!」です。



    ※リスクマネジメントに関するご参照:
        3月15日  リスクマネジメント・セミナーをリリースします。
        7月12日  リスク評価・・・政治から個人レベルに至るまで必要な時代
        7月14日  リスク評価の追加説明です。


                      
  「洗い出し」の段階では、「違うかな?」「前例がないかな?」「バカにされるかな?」といった余計な考えは禁止です。
  「洗い出し」が終わったら、重要性・緊急性・可能性などを切り口に、今度は容赦のない反論や指摘、対案の提示など
  を行なって、抜けや漏れの無い対策・施策を「絞り込む」ことで導いてください。


2011年12月8日(木)  曇   ジョン・レノンの命日です。




                    Imagine all the people

                    Living life in peace ...




                      

                        John Lennon 1940-1980

2011年12月7日(水)  晴   イルミネーションが美しい季節・・・日立駅前も綺麗です。

 昨日まで茨城県に出張して、ある企業グループで行なわれたロジカル・コミュニケーション研修(二日コース)の講師を務めました。
 初日開始直後の“3分間スピーチ”のレベルと、二日目最後の“仕上げスピーチ”のレベルの差に、研修のご担当者も「こんなにも変わるもんなんですね!」と驚いていらっしゃいました。

 今回は年齢がやや高め(受講生の半数が40歳代)ということで、自分の経験や勘に固執しがちな人が多い年代層のはずですが・・・受講生全員が素直かつ積極的に「論理的な情報整理」「論理的な組み立て」「論理的なアウトプット」の習得に取り組まれ、見事な成果を挙げられました。

 前述のご担当者も「会社からの指示で仕方なく渋々参加した人達が、二日目が終わったときは表情が輝いていて、本当に研修を開催して良かった」とコメントしておられました。


 輝いていると言えば、日立駅前のイルミネーションの輝きが素晴らしく、感動しました。(なんという強引なストーリー展開・・・)

 イルミネーションについては、表参道や六本木ヒルズ周辺のものがテレビでも度々紹介されて有名ですが、ここ日立駅前の輝きも決して負けてはいません。
 むしろ地元の方の話では、今年は震災の影響もあって例年より地味目らしいです・・・いやいや、これでも十分派手ですけど。

 3月11日の大震災で、日立市も大きな被害を受けており、研修でお世話になった企業グループも打撃を被った訳です。
 しかし、市民も社員も一丸となって、何とか立ち直り、復興に向けて頑張ってきて、年末にはこうして美しい輝きを取り戻したのです。

 そう考えると、単にイルミネーションが美しいということに加え、地元の方々の様々な思いが詰まった輝きなんだと感じて、涙が出てきました。


                   
                 来年も、そのまた先も、この輝きが永遠に続いていきますように・・・。

2011年12月6日(火) 曇  顧客感動を生み出す仕事の“スピード”、それを行う“姿勢”(追記)

 昨日掲載した「顧客感動を生み出すスピード」について早速いろいろとご意見やご質問をいただきましたので、追記をさせていただきます。

 一番多かったコメントは、「スピードが必要でない場面も多々あるだろう」ということと、状況としては「入札案件とか交渉事がある際に、成約条件や金額を先に出すと手の内がバレるので、むしろ後から出した方が良いこともあるだろう」というものでした。

 これについては、私は二通りの回答を用意しています。


スピードを要さない場合

 ライバル会社より後に書類を提出した方が良い、という状況判断であれば、その通りにすればよろしいかと思います。
 「スピードが大切」というのは、あくまでも原則論であり100%ではありませんから、原則から逸れるケースもあり得るでしょう。
 ただし、年間を通して「スピード」を意識した仕事の取り組み方をしていれば、原則通りのこと、原則外のことを含めて、トータルで成果が挙がるという点については変わりはありません。


それでも「スピード」は大切

 上記については、形式的な話としてはそうなのですが、“成果を追求するコンサルティング・研修”をモットーとするMOUとしては、やはり「スピード至上主義」を標榜したいと思います。

 条件や金額を先に出すと不利になる・・・? 本当にそうでしょうか・・・?

 真っ正直に条件や金額をそのまま先に出したら・・・そりゃあ、ライバル会社からもっと有利な数字が出て、自社は不利になるでしょう。そりゃそうですよ。


 そうではなく、正直な数字はともかくとして、微妙なラインとか関係者をハッとさせる斬新な条件等を、いち早くピシッと示すのです。そうすることで、ライバル他社が自社の暗示したラインや条件を中心に検討し始め・・・つまりは主導権を握ることができるのです。
 プロフィールに記載した「ある会社の売上を4年間で150倍に増やしたエピソード」は、この営業手法(正確に言えば、そういう姿勢)で実現したものです。

 営業とは闘いであり、闘いに勝つためのキーワードは「先手必勝」「攻撃は最大の防御」「一歩先んじてナイスショット」なのです。全てに共通するのは「スピード」です。


                      
 スピードをお客様に押し付けることになるのではないか? というご意見もありました・・・ちゃんと本質を考えてください。
  スピードある提案をして、浮いた時間で提案内容をさらに高度化できるので、結果としてお客様のプラスになるのです。


2011年12月5日(月)  曇   顧客感動を生み出す仕事の“スピード”、それを行う“姿勢”

 この雑記帳でも「顧客感動」については度々書いてきました。今や「顧客満足」は当たり前のことで、それを超えた「顧客感動」が求められる時代です。
   ご参照: 47士に勝てる!コンペ必勝の成功パターンをつかむ(後編)


「顧客満足」と『経営資源』

 「顧客満足」を満たしているかどうか、「顧客感動」に達しているかどうかを知りたい場合、考える切り口として『経営資源(ヒト・モノ・カネ)』を挙げると説明もしやすく便利です。下記は簡易的な例です。

   小売業: ヒト(店員の接客)・モノ(商品の性能)・カネ(商品の価格)
   飲食業: ヒト(店員の接客)・モノ(食事の味)・カネ(食事の価格)

 もし、「うちの業界は、人の能力はだいたい互角だし、売ってるものは目に見えないもの(サービスや技術・知識)なので優劣の判定が難しいし、価格で勝負する世界とは違うし・・・」と思っていらっしゃる方は(我々のようなコンサルタントの業界はその傾向にありますが)、第5の経営資源と言われる「時間」に着目してください。
 第4の経営資源「情報」と併せて考え、「いかに早く情報を提供できるか」とお考えいただくと分かり易いと思います。


「顧客感動」を生み出すスピード

 ちょっと回りくどく書いてしまいましたねぇ、私の悪い癖です・・・(ドラマ“相棒”の杉下右京風に読んでください。)

 先日、あるコンサルティング会社を訪問し、近々に3種類の資料をいただくことを約束して帰りました。(この業界は特に守秘義務が厳しいので、どんな資料かは書けませんが・・・分量としてはA4版で5〜6枚です。)
 その後、何件か訪問して帰宅してみると、なんと! 先程約束した3種類の資料が出来あがって、メール添付で送られてきているではありませんか。

 そのご担当者とは初対面でしたが、私が常々マーケティング研修や営業研修で申し上げている営業の基本を、誰に教わったのか、あるいは自分で考えたのかは分かりませんが、きちんと実践されていることに“感動”しました。

 ≪MOUが提唱する・・・と言うか、当たり前の・・・営業の基本≫
   *お礼のメールは、帰社(帰宅)したら、すぐに出す
   *分量の少ない資料(A4版で5枚以内)であれば、その日のうちに出す
   *提案書や企画書の類は、よほどの調査が必要でない限り、翌日(遅くとも翌々日)に出す


 仮に今日が1日(月)だとして、提案書の納期が5日(金)だったとします。お客様は、5日(金)に提案書が出てきたら満足します。しかし、それは他のライバル会社にとっても同じことです。
 もし、2日(火)に提案書が出てきたら、お客様は「もう出来たの?」と「感動」するでしょうし、もしライバルA社が4日(木)に出してきた場合、「A社さんから○○という内容で出てきたけど、御社はどうなの?」と質問していただける可能性が高まります。そう、自社とA社が対等な関係であれば、自社にアドバンテージが生まれるのです。


早さは全てに優先する

 書いているうちに、スピードが特に要求される営業や商品開発の分野に話が特化してきました・・・そのつもりで読んでいただければ幸いです。

 営業の仕事は、新しい仕事をとってくることが目的であり最優先課題である訳ですが、その過程において「効率」を上げることを忘れてはなりません。
 今まで3回の訪問で成約している仕事があれば、2回で成約できるよう工夫しなければなりません。なぜなら、浮いた1回を別の見込先への営業訪問に充てることができ、年間を通して成約総数の向上につながるからです。

 では、どうすれば「効率」を上げることができるかというと、一番手っ取り早く、かつ確実なことは「スピード」にこだわることです。


 前述の“提案書の納期”に関する事例で、ときどき反論をいただきます。「納期が5日(金)であれば、2日(火)にひと通り仕上がったとして、3日(水)〜4日(木)はじっくりと見直し、さらに良い出来あがりにして5日(金)に出すのが誠実な姿勢なのではないですか?」

 はっきりお答えします。その考え方・姿勢は“間違い”です。もっと言うなら、そのような姿勢をお持ちであれば、即刻あらためなければ、いつまでたっても営業成績は上がらないでしょう。
 時間をかけて見直したり、じっくり考えて、本当に良いものに仕上がりますか? テーマやプロジェクトの大きさにもよりますが、私の経験上、時間と質が比例することは意外と多くはありません。

 それよりも、2日(火)の時点でいったん提出し、お客様にご覧いただき、もし修正箇所や追加事項があればアドバイスをいただいて、お客様の考えに沿ってレベルアップし、完成度の増したものを5日(金)に最終提出する・・・その方が、顧客志向に則っており、誠実な姿勢であるとは思いませんか?



 「スピード」は間違いなく営業の武器になり得ます。しかも、それは高い費用をかけて買うこともなく、膨大な準備が必要なものでもなく、単に「姿勢」や「スタンス」をちょっと変えれば実現できるものです。
 もちろん、世の中には「スピードより、じっくり仕上がったものが好き」というお客様も存在するでしょうし、業界の横並びの体質や企業のノンビリした風土など、「スピード」を重視しない反対要因が多いことも事実です。

 しかし、反対要因については、それはそれとして対処していきながら、基本的には「スピード」を重視する「姿勢」や「スタンス」を貫くことで、一年間を通したトータルでは、お客様の「感動」を生み出しながら必ず営業成果の向上につながります。


                      
     スピードは顧客感動を生み、営業の武器になる・・・生保・損保、コンサルや研修商品、環境浄化資材など、
     様々な分野での営業活動を行い、数々の成果を挙げてきた上での結論です。


2011年12月3日(土)  雨   “ぶり大根”の美味しい季節になりました。

 ここ数日、急に寒くなってきましたが、寒い季節の料理といえば「ぶり大根」が定番でしょう。我が家は「ぶり大根」を汁物仕立てにしていただきます。

 先日、お取引先の女性職員(主婦)の方から「いつも雑記帳の料理コーナーを見て、夕飯の献立の参考にしています」という嬉しいメールをいただきました。
 たまに載せる風変りメニューは真似していただかなくて結構ですが・・・ご主人の目が点になりますから・・・今回の「ぶり大根」は、ぜひご賞味ください。


 作り方は、先月の 世界で最も美味しい“きんちゃく鍋”の季節がやってきました をご参照ください。“きんちゃく”を作るという一番面倒な手間が一気に省けますので、とても作り易いです。後で山椒を使いますので、唐辛子は入れなくて結構ですよ。

 “ぶり”は、スーパーか鮮魚店で“ぶりアラ”を買ってきてください。料理本には、アラは臭みがあるので、最初に熱湯をかけて処理するよう書いてあるようですが・・・私に言わせれば「その臭みも含めて“ぶり”の旨味ですばい。いっちょん分かっとらっしゃれん」ということになります。

 用意が出来たら、だし汁で大根を煮て、やや遅れてニンジンとしめじを煮て、酒・みりん・醤油で味付けして、そこに“ぶりアラ”を加えて煮て、最後に白菜と長ネギを煮て出来あがりです。


 寒い冬には身体が温まり、“ぶり”と汁を含んだ大根の旨味で舌がとろける“ぶり大根”が一番です。三分の二ほど食べ終わったら、ご飯に汁をかけて、“ぶり”の身をほぐして、大根や白菜を箸で細かく切ったものを乗せて、そこに山椒の粉をかけた「汁ごはん」をいただきます。これは“バカ旨”です。

 ほんと、日本人に生まれて良かったと思う瞬間です。ちなみに、山椒は京都の産寧坂にある「七味家」で買ってきたものですが、気のせいか風味が上品で“ぶり大根”の汁によく合います。


        
   冬は毎晩“ぶり大根”でも構いません。          山椒の粉がピリリと利いて、旨々。 京都・産寧坂

2011年12月2日(金) 曇   ビジネスでのコミュニケーション・・・主役は“相手”!(後編)

「前編」は10月19日、「中編」は11月4日に掲載しています。


 今回のシリーズは、いわゆるコミュニケーション・ギャップに関するものであり、その多くは、
    *自分が話したいこと(提供したい情報)のみに注力してしまう
    *その結果、ボタンの掛け違いとなって相手のニーズに合わず、話が噛み合わない
という状況に起因していることが多いと考えられます。


前編・中編のダイジェスト

  「自分の話は、なぜ相手に伝わりにくいんだろう・・・」「どうして一生懸命に書いた企画書・提案書が認められないんだろう・・・」「どうして営業成績が上がらないんだろう・・・」という疑問・悩みに対する“特効薬”として、「己を知り、相手を知れば、百戦危うからず」をベースに考えることをお勧めします。

 そのポイントとして、@準備段階、A組み立て段階、B伝達段階、の各段階を、“急がば回れ”の精神できちんと考えていくことで「相手に伝わりやすいコミュニケーション」や「成果に結びつきやすいコミュニケーション」を実現することができます。

 特に大切なのは、話を組み立てる前に「@準備段階」での思考をきちんと踏まえることであり、準備するために最低限にして必要・十分な下記2点のポイントをご紹介します。

   1) 相手の求める「内容」に合わせる
   2) 相手の求める「レベル」に合わせる

 いくら完璧に論理を組み立て、流暢に伝達できたとしても、準備段階で相手のニーズ(相手が聞きたいと思っていること、または相手を納得させるためのポイント)を外してしまうと、コミュニケーションは上手くとれず、望んだ成果も得られないことになってしまいます。

 相手の求める「内容」「レベル」を確認することで、「ボタンの掛け違い」を大幅に減少させ、より円滑なコミュニケーションや営業成果に結び付けていただくことができます。


世間で見かけた事例

 先月行われた国会版の事業仕分けにおける、次世代スーパーコンピューター「京」の開発・整備費に関する質疑応答です。(蓮舫大臣の「2位じゃダメなんですか?」発言で話題になった事項)

 仕分け人: 「前回の仕分けの結果、何か(予算削減の)影響がありましたか?」
 文科省担当官:「予算削減による影響については、担当者一同が努力を重ねまして・・・」
 仕分け人:「質問に答えてください。影響はあったんですか?無かったんですか?」

 これは明らかに、質問者の求める「内容」とは異なる方向の回答をしてしまった失敗例です。(わざと失敗して、時間をかせいで、その場をしのいだのかも知れませんが・・・)

 たぶん、予算を削減されても演算スピード世界第1位を達成してしまったので、予算について下手に回答をすると、さらに削減されるかも知れないという余計な考えが頭に浮かんだのでしょう。

 そうであれば、「予算削減によって大いに悪影響があった。そもそも、日本は技術立国としての地位を未来に向けて確立しなければならない。それが日本国民の豊かな生活を支える礎なのだ。だから世界第1位になることが目的ではなく、圧倒的に“超第1位”にならなければならない。今回は予算削減のため普通の第1位にしかなれず・・・このままではアメリカや中国に追い付かれる可能性も高く、国家戦略上、由々しき問題だ」と、堂々と言い返せば良かったのです。

 そうすれば、相手が求める「影響があったのか?」という「内容」にきちんと答えた上で、さらに「相手(と言うか、国民)を説得するポイント」も明確に示せたはずなのです。


相手が求める「レベル」とは

 前置きが長くなりましたが、相手が求める「レベル」とは、「相手が大枠での話」を求めているのか、「絞り込んだ情報」を求めているのかを判断することに尽きます。

 もし、相手が「横浜の観光について、レアな情報(珍しい情報)を教えてください。」と求めてきた時に、「馬車道や山手に代表される歴史を感じさせる街並みと、みなとみらいに代表される先進文化の担い手としての横浜が見事に融合し・・・」といった内容を延々と話すと、おそらく相手はイライラしてくるでしょう。

 このケースでは、「貯木場入口にある“タイクーン”という店は、ヨットで乗り付けて、そのままテラスで食事をすることができる」とか「中華街の“保昌”という店では、1個700円の日本一高価で美味しいタコ焼きが食べられる」といった絞った情報を提供すべきでしょう。(食べ物に片寄っていますが・・・)

 逆に、横浜について詳しくない人から「そもそも横浜って、どんな所なの?」と聞かれたら、いきなり日本一のタコ焼きの話ではなく、「旧い街並みと、新しいスポットの両方があって、夜にレインボーブリッジから見下ろしたら、本当に一体化して綺麗なんだから。とりあえず、どっちから先に行きたい?」と、まずは大枠の情報から話すのが妥当でしょう。


 この横浜の事例を読んで「当たり前じゃん」と思われた方・・・仕事の場面を思い浮かべてください。あなた自身が、とは申しません。部下や後輩、あるいはお取引先のなかで、相手の求める「レベル」を考えずに業務に取り組んでいる人はいませんか?

 “提案書や企画書”といった類の文書は、この「相手が求めるレベル」から逸脱した事例の宝庫と言ってよいでしょう。
 商品・サービスの特徴を数多く並べるだけで訴求点が見えない提案書・・・逆に、事業の細かい部分だけ強調されて全体像が見えない企画書・・・

 相手が提案書や企画書に何を求めているのか・・・大枠での情報か、それとも絞った情報か、その点を最初にちょっと確認するだけで、出来栄え(説得力)はずいぶんと違ってくるものです。




 前編・中編・後編と3回にわたって書いてきましたが、やはりコミュニケーションは“意思のキャッチボール”ということに尽きると思います。
 「自分がどんな球を投げるか」ということ以上に、「相手のグローブがどの位置に構えられているか」「どの位のスピードで投げたら相手がキャッチできるか」を考えないと上手くいきません。

 ぜひ、お客様・お取引先に訪問する前、提案書や企画書を書き始める前に、ちょっとひと息入れて「相手の求める内容・レベル」を考えてみるだけで、着実に成果が挙がってくることでしょう。


                      
  相手の求める内容・レベルを確認することは、自分の考え(訴求点や目標像など)を明確にすることにもつながります。


「前編」は10月19日、「中編」は11月4日に掲載しています。

2011年12月1日(木)  曇のち雨   今日から師走、激動の一年の締めくくりです。

 今年はいろいろな意味で大変な年であり、あれよあれよという間に過ぎ去る感があります。ここはしっかりと振り返り、来年以降に向けて確かな礎を築いていく必要があります。

 ただ、そうは言っても、まだ1ヵ月間はまるまる残っている訳ですし、年末の総括では悲しいことや、憤りなどが例年の数倍噴き出すことでしょうから、月初めは静かに入っていきたいと思います。


●年末年始の準備:

 昨年末にも掲載しましたが、一年間の総括記事を大晦日の前後あたりで掲載します。「コンサルティング・研修部門」では、いろいろと新しく希望のある出来事がありましたが、「社会(政治・経済を含む)部門」は、やはり東日本大震災が最大のポイントでしょうし、TPPをめぐる後手後手の政策など、未来に向けて不安材料が満載です・・・

 年が明けたら、ホームページのトップを“新春バージョン”に切り替えて掲載する予定です。今年は“卯”をベースにしましたので、次は“辰”ですね。七日正月あたりまで載せておきますので、おせちを食べ飽き、TVの新春特番を見飽きた頃、遊びに来てください。


●TVでスポーツ観戦:

 まずはフィギュアスケートの「グランプリ・ファイナル」(カナダ開催)で、浅田真央ちゃんが再び世界のトップに立てるかどうか、見守りたいですね。
 15歳・18歳の時に優勝していますので、21歳で迎える今回も優勝できるのではないか・・・先日のNHK杯、モスクワ杯での滑りと精神的な落ち着きを見るかぎり、やってくれそうな予感がモリモリです。

 そして、何と言っても「トヨタカップ」です。はぁ?大会名が古いですかぁ? いやいや、私の中では、あの大会は永遠に「トヨタカップ」なんです。
 将軍ミシェル・プラティーニに「我が生涯で最高」と言わしめながらも疑惑のオフサイド判定で幻と消えたゴール・・・、ACミランを撃破したサンパウロFCのまるで蹴鞠のようなパス連携・・・、数々の名試合・名場面が脳裏によみがえり、それだけで興奮の日々を過ごせます。
 今回は、皆さんもご存知のメッシ(バルセロナ)が登場ということで・・・個人的には“謙虚なマラドーナ”と呼んでいますが・・・ワールドカップ以上にスーパー・プレーが続出して盛り上がること請け合いです。


                      
   忘年会の季節、お互い飲み過ぎには注意しましょう。(おまえに言われたくない・・・という大合唱が聞こえますな。)

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