解説・雑記

≪雑記帳≫

2012年1月31日(火)  晴   寒波が日本列島を直撃・・・皆さん、健康に注意しましょう。

 日本海側を中心に、大雪に見舞われていますが・・・雪国の方は慣れていることとはいえ、ここ数年の中で飛び抜けての積雪とのことで、くれぐれもご注意ください。

 また、インフルエンザも流行っていて学級閉鎖をせざるを得ない学校も続出しているようですので、これは東京を含め予防対策が必要です。


 今年に入って早くも1ヵ月が経過しました。MOUとしては、「ペップトーク」への再注力を決めたり、「研修堂」のランキングで年間グランドスラム・V12を達成するなど、熱い日々が続いているのですが・・・気候は例年より寒々としていますので、皆さんのご健康を祈念しつつ、自分自身も注意しながら来月も頑張ります。


           
          ここ数年は積雪量が減ってきたと言われてきただけに、今年は揺り返しかも知れません・・・。

2012年1月30日(月)  晴   芸能人御用達の“まい泉”・・・流石よのぉ〜

 ここのところ、ペップトークに関する記載が目立ってきていますが、そのついでに少々ひねった話題から・・・先週の金曜、岩崎先生と会食した場所は、よくテレビ番組で「芸能人の差し入れ品NO.1」とか「芸能人御用達」ということで、“カツサンドのまい泉”として紹介される「まい泉・青山本店(表参道)」http://mai-sen.com/restaurant/ でした。

 話題の“カツサンド”は入口あたりのショーケースで販売されていますが、その奥はレストランとして営業しています。
 なかなかお洒落な雰囲気が下掲写真からも伝わってくると思います。なんとなくレトロで、それだけで“きっと美味しい!”と思わせるものがあります。


 ランチのロース・カツ定食(950円)と、オプションでカキフライ(1個200円)をいただきました。はっきり言って、こんなにサクッとして、あっさり・さっぱりと食べられるトンカツは滅多にありません。カキフライも大ぶりなのに身がクニュッと締まっていて美味です。
 こりゃあ、いつも美味しいものを食べている階層の方々が、差し入れの定番にするのも確かに分かりますね。

 まい泉の店舗は、渋谷東急百貨店、ルミネ荻窪店など数店ありますが、ここはひとつ、表参道に星の数ほどある最先端トレンドのお店を差し置いて頑張っている、まい泉・青山本店でまったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。


       
   あっさりトンカツ、味が凝縮したカキフライ、いずれも日本が生んだオリジナル洋食のトップクラスでしょう。

2012年1月29日(日)  晴   ペップトークの視点で箱根駅伝を観ると・・・

 昨日はペップトークについて記載しましたが、岩ア由純先生から興味深いエピソードを伺いましたので紹介します。
 さすが、日本初のプロ・スポーツトレーナーとして数々の実績をお持ちであり、スポーツ選手のフィジカル面・メンタル面の両方に精通され、厳しくも的確な洞察力で試合をご覧になる方ですので、表面だけを捉えて吹聴するタレント解説者の類とは説得力が違います。


●箱根駅伝での悪夢・・・:

 昨年は学生3大駅伝を全て制覇し、特にメイン・イベントといえる箱根駅伝では、最大のライバルであるT大の柏原選手が登場する5区の前までにタイムを稼ぎ、その作戦が功を奏して総合優勝を果たしたW大・・・ところが、今年はなんと4位に転落してしまいました。

 敗因はいろいろ考えられますが、やはり4区において昨年と異なり、2位を走りながらトップのT大を追い詰めるはずが、逆にT大からジリジリと差を広げられ、それどころか3位・4位を走る他大から追い上げられてしまう始末・・・この4区でのジリ貧が最大のマイナス要因でした。

 この4区でいったい何が起こったのか・・・岩ア先生によると、監督が4区を走っている選手に向かって「いま離れたら終わりだぞ!」「逃がすな!」と叫んだそうです。
 しかも、その監督の檄を実況のアナウンサーが放送内で喋ってしまったそうです。4区を走っている選手も、ワンセグで実況を観ていた他の選手も、「終わり」「逃がすな」という言葉に無意識に反応してしまったことは想像に難くありません。

 「なーんだ、そんなことかぁ〜」と思われる方もいるでしょう。しかし、学生とはいえトップクラスのランナーがフィジカル面もメンタル面もギリギリの状態でしのぎを削る伝統の試合においては、わずかな綻びが大きな傷に広がってしまうのです。


●ペップトークの視点で考えると:

 すでにペップトークをご存知の方は、もうお分かりですね。そう、マイナス思考から発された言葉は、相手の脳にマイナス思考を起こさせ、マイナス思考で硬直した精神は、身体(駅伝の場合は足の筋肉や心肺機能など)を硬直させてしまいます。

 監督は奮起を促すつもりで叫んだのでしょうが・・・、選手にとっては、
    「離れたら終わり」 ⇒ 離された最悪の状況を連想
    「逃がすな」 ⇒ 逃げられたマズイ状況を連想
というように、悪い状況へ引っ張られる精神状態を生み出してしまうのです。

 ペップトークの視点では、監督は選手に対して、
    「追え、徹底的に追え!」「勝負はこれから!」「喰らい付け!」
とプラス思考で檄を飛ばすべきなのです。

 昨年は、徹底したプラス思考で古い慣習を破りながら選手を鍛え上げ、3大駅伝制覇を達成した名監督が、なぜ今年は逆の対処をしてしまったのか・・・勝負ごとに「もし・・・」は許されませんが、実に惜しいことをしたと、W大のOBとしては思うのです。(こういう時だけ先輩面をするタチの悪いOB・・・)


●ビジネスシーンでも同じことが・・・:

 このエピソードは、ビジネス・ペップトークを作りあげていく上でも大いに参考になります。よく見受けるのは、上司が部下を鍛えると称して、奮起を促すことを目的に、
   「おまえは、だからダメなんだ」
   「このままでは、ライバル社に負けてしまうぞ」
といった言葉を投げかける(投げつける)場面です。

 その言葉で本当に奮起する社員もいるでしょうが、逆にやる気を失う社員も多いでしょう。目的は、部下が「良い方向(ダメの逆)に向かうこと」「ライバルに勝つ方向に奮起すること」ですから、部下がプラスの方向に動きやすい言葉を選ぶ必要があります。

 その言葉選びについては、場面ごとや部下の性格ごとに工夫をする必要があり、そこがビジネス・ペップトークのポイントでもあります。(いま全部書くと仕事になりませんので、また時期を見ながら少しずつ書いていくことにします。)


 たまに誤解を受けますので、ひとつ書いておきたいことがあります。それは、ペップトークは「部下に対して耳触りの良いことを、優しく言いなさい」と言っているのではない、ということです。
 時には叱ることも必要ですし、状況に応じて怒鳴ることも必要でしょう。ただし、叱り方や怒鳴り方が感情的であったり、ましてやマイナス思考の言葉に満ちていた場合は、残念ながらマイナスの結果しか生まれないということなのです。

 叱っても、怒鳴っても、その言葉がプラスのベクトルに満ちている場合は、相手の心にプラスに響く可能性が高いということです。


      
      
      箱根駅伝は、1日目の往路(1〜5区)、2日目の復路(6〜10区)で競われます。

       
      ギリギリの線で勝負が展開し、微妙な駆け引きで一進一退するからこそ人気があります。

2012年1月28日(土)  晴   ペップトーク研修を“ビジネス版”としてリニューアルします!

 一昨日のことですが、日本のペップトークの家元とも言える岩ア由純先生と会食しながら、ペップトークについていろいろ情報交換をさせていただきました。
 その中で、ビジネスシーンで使われるペップトークについては、「ビジネス・ペップトーク」もしくは「ペップトーク(ビジネス版)」という形で、私が主体となってノウハウ開発・拡販・セミナー実施を一貫して進めることとなりました。

 正直、昨年は少なくともビジネスシーンでのペップトークの普及については、芳しい成果はあがっていません。
 しかし、実は今年に入って(まだ1ヵ月にも満たないのに・・・)、ペップトークに関する状況が一変しつつあり、MOUとしても再度ネジを巻き直してペップトークに取り組み、日本を元気にする活動に貢献しようと決めたのです。


●ペップトークに再注力することになった経緯:

(1)DVDの企画について
 「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」のDVD化については既に記載しましたが、その開発・販売元から「坂本龍馬の話は、いつ出しても必ず興味を持つ人は多いだろう。しかし、ペップトークは少しでも早く普及させたい。むしろ、こちらの方を先にDVD化したい。」と熱望されたのです。

 マーケットと直に接しているプロの方がおっしゃるのだから、ペップトークに対する潜在的なニーズがかなりあることが窺えます。


(2)弟子入り希望者が現れて・・・
 時を同じくして、複数のコンサルタントの方から「ペップトークについて、弟子にしてください」との申し入れがあり、これも私を突き動かす要因となりました。

 個人的には弟子という概念が好きになれないので、簡易的なフランチャイズ・システムにして普及のお手伝いをしていただきたいと考えています。



●ペップトークの復習:

 この雑記帳を昨年後半から読まれている方はペップトークのことをご存知ないかも知れません。あるいは、一昨年からお付き合いいただいている方も、そろそろお忘れ気味かも知れません。
 そこで、簡単に復習をしておきたいと思います。ビジネス・ペップトークのノウハウをリニューアルし終えたら、あらためて体系的に説明しますが、とりあえず過去の雑記帳から抜粋します。


(1)ペップトークとアファメーション
 ペップトークは、いわゆる「ペップトーク(他人へのモチベーション)」と、「アファメーション(自分自身へのモチベーション)」の両面から成り立っています。


@ペップトーク: 魂を揺さぶる激励の言葉
 監督やコーチが選手たちに伝える“送り出し”の言葉で、必ずプラス思考でポジティブな単語で構成されます。
 「負けるな」「ミスするな」という言葉は、潜在意識に「負けるかも」「ミスしちゃうかも」というマイナスの反応を与えてしまうので、「勝ってこい」「パーフェクトだ」というポジティブな単語を使う必要があります。

Aアファメーション: 自分に語りかける宣言の言葉
 何か重要な局面に向かう時の「自分に対する肯定的な宣言」です。自分の好きな言葉や四文字熟語、歌詞、短歌など、何でもいいから声に出したり、心の中で連呼することで、気持ちがポジティブになり、良い成果に結びつきます。


(2)ビジネスシーンへの応用
 ペップトークとは、もともとはプロ・スポーツ選手の世界で生まれ育ったものですが、私は早い段階から「これはビジネスシーンで応用できる」と思ってきました。

 もちろん、一試合一試合が勝負のスポーツ選出と、たとえモチベーションが上がらなくても月給は確実に入ってくるサラリーマンを一緒に考えるのは無理がありますし、ペップトークを導入する際にも様々な違いがあって当然です。
 そう、そこにMOUがビジネス・ペップトークに主体的に携わる意義や意味、メリット、強味が存在する訳です。


@プラス思考・ポジティブ思考へ
 以前にも書きましたが、いくら左脳で論理的に緻密に考える能力がついたとしても、右脳の段階で「ムリ!」とか「イヤ!」といったマイナスの思考をしてしまうと、左脳は「ムリであることの理由づけを論理的に考える」というパターンに陥るため、ともすると研修効果が裏目に出ることさえあります。

 ペップトーク研修では、右脳の段階での「マイナス思考・ネガティブ思考」を「プラス思考・ポジティブ思考」へと確実に変えていくことができますので、「じゃあ、実現に向けてどうしたらいいだろう」と左脳が「できるための方策を論理的に考える」という準備をすることになるのです。

A組織全体の活性化へ
 ペップトークはプロスポーツの選手を対象に開発された経緯があるため、またチームプレイを向上させることも同時に重視されてきたため、企業向けのペップトーク研修でも下記の効果が期待できます。これらは、従来のモチベーション研修との違いでもあります。

    1) 結果がすぐに求められるため、「即効性」があること
    2) シンプルな動機づけ手法なので、「持続性」があること
    3) 個人だけではなく、「組織全体のモチベーション向上」に直結すること

B既存研修の強化へ
 これまで広く行なわれてきた「ロジカルシンキング(論理的思考)研修」「コーチング研修」の効果をさらに高めるために大きな役割を果たすことが期待できます。



【ご参考: 過去に記載したペップトーク関連の主な記事】

  2011年 2月  ペップトーク研修公開セミナーを開催しました
  2010年12月  ケネディ大統領もペップトークで時代をリード!
  2010年11月  歴史ネタとペップトークの関係も深めたいと思います
  2010年11月  第4回ペップトーク研修公開セミナー 開催しました
  2010年11月  斎藤祐樹投手の名セリフは、まさにペップトーク!
  2010年10月  「心に響くコミュニケーション ペップトーク」が出ました!
  2010年10月  ペップトーク研修、受講生のポジティブな取り組みに感動!
  2010年10月  ペップトークは絶好調、必ず日本を元気にします!
  2010年 9月  ペップトーク研修公開セミナー 岩ア先生登場
  2010年 8月  いよいよ、企業向けのペップトーク研修を公開します
  2010年 6月  左脳は右脳に引きずられます。
  2010年 5月  プラス思考は、今の企業経営に不可欠です。
  2010年 4月  ペップトークは、閉塞した日本を救えると思う
  2010年 4月  スポーツは、舞台裏も含めて“感動の宝石箱”


                      
     従来通り、ロジカルシンキング系(左脳型)と、ペップトーク系(右脳系)の二枚看板で頑張ってまいります!

2012年1月25日(水)  晴   博多からの新たな刺客、“あまおう”のスイーツですばい。

 ローソンで販売されているプレミアム・ロールケーキのシリーズは、「コンビニ商品とは思えないほどクオリティーが高い」ということで、いろいろなグルメ番組でも取り上げられていますが、ついに「博多あまおう」とタイトルのついた「プレミアムあまおうのロールケーキ」(210円)が発売されました。

 まずは、袋を開けた瞬間、イチゴの香りがふわーっと漂い、トレビア〜ンな気持ちになります。大粒の“あまおう”の半身がクリームの中に浮かんだ状態で、味わいも甘さと酸っぱさのハーモニーが絶妙で、これで210円なら何の文句もありまっしぇん。

 博多といえば、これまで「とんこつラーメン」「もつ鍋」「辛子めんたい」「鉄鍋餃子」「水炊き(鶏鍋)」など、名物料理を次々に全国区へ送り出してきた“食の帝国”ですが、今回のロールケーキは小兵ながら、博多が生んだ“末っ娘・あまおう”を全国区に押し上げるきっかけになることでしょう。



注)
 福岡や博多のネタを書くとき、これまで博多弁で書いてきましたが、九州以外の人からは「何て書いてあるのか分かりません」と言われ、ちょっと手をゆるめたら福岡の人から「なんツヤこいて手ぇ抜きよっとやぁ」と言われますので、共通語で書くことにしました。

 福岡と博多の違いについてもよく聞かれますが、「県庁のある所が福岡で、にわか煎餅のある所が博多なんだよ」と覚えてください・・・あれっ、おっかしいなぁ、福岡県人会の飲み会でチラッと言ったら「懐かしかぁ」って、バカ受けしたんだけどなぁ・・・。

 まあ、福岡と博多については劇的なエピソードがありますので、またの機会にゆっくり書きたいと思います。


           
        どげんね、いっぺん食べてみんしゃい。(どうですか、一度食べてみてはいかがですか。)

2012年1月24日(火)  曇   東京の皆さん、無事に通勤できましたか?

 昨夜から降り続いた雪のため、今朝の東京は一面雪化粧でした。ただ、雪だけならよかったのですが、少し積もった雪が溶けて氷と化し、路面はツルツル状態でした。
 首都高速道路は通行止めの箇所がけっこうありましたが、鉄道は山間を走る路線を除いて、都市部では通常ダイヤでの運転でしたので助かりました。

 こういう日に限って、新宿から私鉄に乗り換えて研修会場に向かわなければなりませんでした。天気の悪い日は、何があるか分からないので、いつもより1時間早く家を出るようにしています。

 三年前、台風が首都圏に近づいた時、JR・私鉄を含め全ての鉄道がストップして大変な目に遭いました。この時も研修講師を務める日でしたが、タクシーやバスを利用したくても長蛇の列で乗ることができず、地下鉄の乗り場も列が地上にあふれるまで大混雑で・・・とにかく、さんざん走って会場にたどり着いたことを覚えています。

 講師が会場に着かないことにはシャレになりません。どんなに天候が悪かろうと、交通機関が動いてなかろうと、セミナー・研修に間に合わなければアウトです。ですから、まずは何事もなく無事に一日が終わったのでホッとしています。


 東京にお住いの皆さんは、滑りやすい路面で転んだりしませんでしたか? また明日も引き続き路面が凍っていると思いますので、お互い気を付けて歩きましょうね。


【後日記】
 この日、路面凍結のため、東京都内で209人が転倒によるケガのため緊急搬送され、関東圏内でスリップによる衝突事故が1,436件も発生したそうです。
 雪に慣れていない東京近辺では、靴底はツルツルだし、タイヤもスタッドレスを装着していないので、いきなりの積雪は思わぬ危険が潜んでいます。十分な注意が必要です。



       
  雪に慣れていない東京は、この位の積雪や凍結でも大騒ぎです。鉄道のダイヤが乱れなかったのは上出来でしょう。

2012年1月23日(月)  曇   今クールのドラマは、良い意味で“重さ”が目立ちます。

 またまた3ヵ月に一度のヘヴィーTVウォッチャーによるドラマ評のお時間がやってまいりました。楽しみにしていただいている、ごく一部の皆さま、お待たせいたしました。

 でも、でもでも・・・前クールでは最初に散々ボロクソにコキ下した「家政婦のミタ」が最高視聴率40%を記録してドラマ史上に残る作品となって・・・私自身も最後はハマッてしまって・・・もう弁解のしようもない状態でした。

 今クールは、視聴率は抜きにして、自分で楽しめるドラマのみを選んで書いてみることにします。それというのも、けっこう重いテーマを正面から描く姿勢が目立っていて、私の好みに合っているからです。(ドラマのタイトルをクリックしていただくと、公式サイトにリンクします。注目度は、私の独断と偏見によるものです。)



注目度 第1位:
 最高の人生の終わり方 (TBS系 木曜 21時より)

 人の死と正面から向き合いながら、表現は悪いのですが“お涙ちょうだい”になっていない久々の“肩の力を抜いて観られる骨太のドラマ”です。

 不慮の死を遂げてしまった犠牲者が成仏できずに漂っているであろう状況、そして犠牲者と深く関わった人物(これが、母親であったり、事故死した最愛の妹の臓器を提供した女性であったり・・・ここらへんの人間関係の表現が巧み)の、“えもいわれぬ、わだかまり”を、葬儀屋を継いだ主人公が謎解きを兼ねて少しでも解消していく・・・という、こんなスペースでは書ききれない“重さ”を、必要以上に湿っぽくならない範囲で、しっかり1時間ドラマに仕上げています。

 やまぴー(山下智久さん)の陰のある表情が、「コードブルー(ドクターヘリ緊急救命)」の時もそうでしたが、命の尊さと正面から向き合う姿勢と絶妙にマッチしています。

  


注目度 第2位:
 ストロベリーナイト (フジ系 火曜 21時より)

 竹内結子さんの代表作になったと言ってもいいでしょう。宇梶剛士さん、西島秀俊さん、遠藤憲一さん、高嶋政宏さん、武田鉄矢さん、津川雅彦さん・・・他の作品なら主役を張れる脂っこい面々を従えての堂々の演技が見ものです。

 2010年に放映された特別ドラマ「ストロベリーナイト」の続編という形です。その作品の中で、主人公の姫川玲子(竹内結子さん)が学生時代に巻き込まれたレイプ事件の裁判において、自分と自分のために殉職してしまった女性刑事を愚弄した(と思わせた)検事に向かって、涙ながらに「刑事なら死ぬ覚悟は出来てるだろうから、殺されても仕方ないって言えるの?そんなバカな話が受け入れられると思うの?」と激烈に反論するシーンは圧巻でした。

 法廷に詰めかけていた警官の一人がおもむろに立ち上がって、玲子と玲子の向こうに立っているであろう女性刑事の霊に向かって敬礼し、他の警官たちも次々に立ち上がって敬礼する様子には、画面の中のこととはいえグッときてしまいました。

  


注目度 第3位:
 平清盛 (NHK 日曜 20時より)

 今月、3回にわたって書いてきましたので、ここで新たに書くことはありません。ご参考までに、NHK大河ドラマ「平清盛」が始まりましたね(前編) をご覧ください。
 ただ、源頼朝(ナレーションも兼務)が・・・なんと言いましょうか・・・何とかなりませんかね・・・

  


注目度 第4位:
 恋愛ニート (TBS系 金曜 22時より)

 自分一人でも生きていけると頑張り過ぎて、気づいてみると自分も周囲も傷つけて・・・そんな自分の姿に気づいた主人公が徐々に生き方を変えていく、というベッタベタなストーリーです。はっきり言って、前クールの「私が恋愛できない理由(フジ系、いわゆる月9)」とまったく同じ方向性です。

 にもかかわらず面白いと思えるのは、ひとえに国民女優と呼ばれて久しい仲間由紀恵さんの演技力のおかげでしょう。仲間由紀恵 > 香里奈+吉高由里子+大島優子、という図式でしょうね。
 同じTBS系ドラマ「ハンチョウ〜神南署安積班〜」では主役を張る佐々木蔵之介さんのサポートも光っています。ついでに、爆笑問題の田中さんも、猫好きオタク(そのまんまじゃん!)の役でいい味を出しています。

  


注目度 第5位
 運命の人 (TBS系 日曜 21時より)

 出ましたぁ!山崎豊子さん原作の重々しいドラマ、「白い巨塔」「不毛地帯」などと並び、現実の社会状況や事件をモチーフに、主人公と主人公を支える家族や仲間たちのドッロドロの葛藤が、本作でも十分に表現されていて今後も楽しみです。

 時代背景が沖縄返還の頃で、出てくる政治家も佐藤栄作、田中角栄、福田赳夫、大平正芳・・・と、私が子供の頃にTVで観てきた方々だし、それだけに一層身近に感じてドラマの中に引き込まれていきそうです。
 いまや「おくりびと」で世界的に名をはせた本木雅弘さん(モッくん)の、妖気すら感じさせる真っ直ぐな演技が印象的です。真木よう子さんの瞳が暗〜く輝く演技も好きですね。

  


番外編:
 ラッキーセブン (フジ系 月曜 21時より)

 なんと言っても、40.0%を叩きだした翌クールでの松嶋菜々子さんが、どう出てくるのかが注目のしどころです。
 昔のドラマ「ハングマン」(法で裁けない悪人を摘発して懲らしめる、裏の世直し集団の話)で、いつも番組の最後の方で登場する女ボス“パピヨン”(山本陽子さん)の役柄と、今回の探偵事務所の女所長の松嶋さんが、どうも頭の中でダブってしまいます・・・ちょっとマニアックすぎましたか?

     


2012年1月20日(金)  雪のち雨   東京都心で初雪が観測されました。

 異常乾燥注意報が35日連続(観測史上3番目の記録)で出され、乾ききった東京の街も、今日は一転して初雪(例年より17日遅れ)が降り、寒さが厳しくなっています。

 雪が降ったと言っても、雪国の皆さんから見たら「はぁ・・・?」というレベルでしょうけどね。私も以前、某企業の札幌支店長を務めていた頃は、マイナス10℃以下で凍結した道路を、パジェロで釧路から札幌まで疾駆したりしていましたので、少々の寒さや雪には驚きませんが・・・過保護に整備されたメトロポリス東京にずっと身を置いていきなり雪に降られると、身体が付いていけずに心底冷え切ってしまうのです。

 全国的に寒波に襲われていますので、皆さん、体調を崩さないよう注意して過ごしましょう。(ううっ、外に出たくないけど、行かねばならぬ用事が・・・)


                        
   うちのリビングから見た風景・・・晴れた日は東京タワーが小さく見えるのですが、今日は雪や雨で消されています。

2012年1月19日(木)  晴   A Day In The Life

 来週からの怒涛のような研修業務の過密スケジュールを迎えるにあたり、嵐の前の静けさというのでしょうか・・・今週はとにかく資料作成や打ち合せに明け暮れています。
 昨日は、「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」でお馴染みの亀有の企業を訪問し、ロジカル・ライティング研修の打ち合せをしてきました。


●JR亀有駅前:

 言わずと知れた“少年誌の最長連載”のギネス記録を更新中の人気漫画ですから、主人公の両津勘吉巡査長のブロンズ像がJR亀有駅の前に建つ訳ですよ。1976年に“週刊少年ジャンプ”での連載が始まり、当時中学生の私は楽しみに読んでいました。

 当時の男の子たちの間では、ルパンV世の峰不二子と、こち亀の秋本麗子が、憧れの女性像として人気を二分していましたね。


●東京スカイツリー:

 帰りは日暮里駅で途中下車し、いつもの撮影ポイントから東京スカイツリーを撮影しました。2010年3月1日に雑記帳へ掲載したのが最初ですので、あれから随分と育ったものです。今年5月の開業が楽しみです。


                
          亀有駅前の両津像         2010年3月1日        2012年1月18日

2012年1月17日(火)  晴   「研修堂」の月間講師アクセス・ランキング V12達成です!

 研修・セミナー講師の紹介サイト「研修堂」の昨年12月度アクセスランキングにおいて、

 ★「講師プロフィールページ」へのアクセスランキング 1月〜12月度 連続第1位 V12達成
                         ↓↓
                   年間グランドスラム達成!

という成果を挙げることができました。詳細については 「研修堂」の私のプロフィールページ をご参照ください。



 「研修堂」のプロフィールページについては、私が日頃講義しているマーケティングや営業のノウハウが“実践的”であり、“成果につながる”ものであることを証明するために、いろいろと工夫を施したものです。

 しかし、プロの講師が530名以上登録し、各講師の研修プログラムやセミナー案内の掲載が連日のように書き替えられる活きたサイトの中で、年間を通して第1位になるということは、これは私の工夫や努力を通り越して、ひとえに日頃私を支えてくださるお客様・お取引先の皆さまのお蔭であると、心から感謝しています。


 今年は既にご案内の通り、「坂本龍馬はマーケティングの天才だった!」や「心の導火線に火をつけるモチベーション“ペップトーク”」のDVD化、「和製ロジカルシンキング」のノウハウ化など、今回のグランドスラム達成の勢いに乗って、新しく大きく視野を広げた活動に取り組んでまいります。

 今後とも、コンサルティングや研修業務を“机上の空論”に終わらせず、あくまでも「成果に直結する実践的なものを提供すること」をモットーに頑張ってまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。


●「講師プロフィールページ」へのアクセスランキング

        


                      
   念のため、もう一度クリックしてください。⇒ http://www.kenshudo.net/sp_detail/id1237440396-246410.html 

2012年1月15日(日)  晴   春日〜根津〜神田〜丸ノ内とウォーキングしました。

 昨日、東京福岡県人会の「つづら会(ウォーキングの会)」の下見として、春日(文京区)〜根津(文京区)〜不忍池(台東区)〜神田(千代田区)〜丸ノ内(千代田区)と約8kmをウォーキングしました。

 私を含め世話人のうち7名でコースの確認(所用時間や危険箇所の確認など)を行なったのですが、こうした地道な活動が8年以上にわたり事故もなく、毎月50名〜70名が集うサークルとなっている所以なのです。


●根津神社:

 根津(文京区)は、今では谷根千(やねせん:谷中・根津・千駄木)という東京都内でも屈指の人気観光地の一角であり、その中心が根津神社です。
 日本武尊(やまとたけるのみこと)が1900年近く前に創祀したとされる古社で、東京十社のひとつに数えられる有名な神社です。

 社殿7棟が国の重要文化財に指定されており、荘厳かつ華麗な建物が目を引きます。また、ツツジの名所として知られ、ゴールデンウィークの前後は広大な境内全体がツツジの山で埋まった状態で、ツツジ祭りを目当てに人人人が殺到します。

    
 冬は根津神社の境内は閑散としていて、逆に荘厳な建物の細部までじっくりと観賞することができます。


●不忍池:

 上野公園の一角にある(隣接している)不忍池(しのばずのいけ)は、夏季は“蓮の花”で広大な池が埋まって華麗かつ荘厳な雰囲気を醸し出しますが、冬季は下掲写真の通り荒涼としていて、これはこれで輪廻転生を連想させて良い感じです。

 不忍池の中央にある弁天島には、「ふぐ供養碑」「包丁塚」「鳥塚」など様々な記念碑があることで知られています。江戸下町の職人集団の気質が今に伝わっているようで感慨深いものがあります。
 下掲写真以外にも、「琵琶の碑」「いと塚」「すっぽんの碑」「扇塚」「めがねの碑」「魚塚」「暦塚」「駅伝の碑」など、人々の感謝と畏敬の念が凝縮した石碑を見ることができます。

     
 荒涼な風景の中に近代的なスカイツリー     機会があれば、様々な塚を見つけてください。(写真は、ふぐ・包丁・鳥)


●神田明神:

 つい最近、成人式の行事でAKB48の前田敦子ちゃん、柏木由紀ちゃん、高橋みなみちゃんなど、約20名が一緒に参拝してTVに映りまくった神社が、神田明神です。

 すみません、新しいネタで書かないと・・・と焦ってしまいました・・・

 神田明神は、徳川家康が関ヶ原の合戦に臨むにあたり、勝守(かちまもり)を授与されたということで、縁起の良さが際立ちました。
 以後、“江戸総鎮守”として幕府はもちろんのこと、江戸庶民に至るまで多くの人々の崇敬を受け続けてきました。

 祀られているのは、大己貴命(だいこく様)、少彦名命(えびす様)、平将門命(たいらのまさかど様)です。平将門命については、悪政に苦しむ庶民を命を投げ打って守ったということで、特に東国では人気があり英雄として祀られています。

 新年ということで、社殿では御神楽が演奏されていたり、えびす様・だいこく様が参拝者と記念撮影をされていたりと、江戸庶民から親しまれ続けてきた神社として華やかに盛り上がっていました。

    
 さすが“江戸総鎮守”、華麗なる社殿の数々        新年なので、お囃子はあるし、神様たちも降臨して楽しい境内

2012年1月14日(土)  晴   今年の重要課題は「時間」・・・早速、良い話がありました。

 今年の重要課題は「時間」であると、「工房主ご挨拶」「雑記帳の1月1日」にも記載しましたが、書いてみるもんですねぇ・・・本当に「段取力強化研修」の仕事が入ってきました。
 仕事の段取りにはいくつかポイントがありますが、「時間管理」は重要な要素ですので、今年の重要課題に即した研修テーマであると言えるでしょう。


●段取りのポイント:

 仕事というものは、“段取り”がきちんと出来れば、あとは進捗管理さえ怠らなければ完成したも同然です。最初にどれだけ“段取≒業務設計”ができるかがポイントなのです。

 仕事の段取りをきちんと行うためには、
    @仕事の完成形(目標像)をきちんと定め、そのために必要な作業を洗い出し、整理する
    A整理された作業レベルの情報を優先順位を付けながらスケジューリングする
以上の主に2つのステップを踏むこととなります。

 上記@もAも、ロジカル・シンキング(論理的思考力)に出てくるツリー構図(ロジック・ツリー)を使うことにより、抜け・漏れなく、また不必要なものを排除しながら効率的に情報整理および業務の組み立てができます。

 なお、Aの完成形(目標像)に向けて優先順位を付けながらのスケジューリング、という取り組み方がタイムマネジメント(≒時間管理)のポイントです。


●自分自身の段取り:

 そういう訳で、私の得意分野の仕事がタイトルを変えて入って来たようなもので・・・とても、ありがたいことと感謝していますが・・・実施日が来月初旬なんです・・・。

 今月から来月にかけて、DVDの撮影準備とか、新規テーマの研修ツールの開発・作成とか、お客様のご要望による既存ツールの完全カスタマイズとか、かなり忙殺されているのですが・・・そこに加えての「段取力強化研修」、しかも、あと2週間(先方に送る関係で、実質1週間)あまりでテキストや演習資料の作成・・・。

 うんうん、私もタイムマネジメントとかロジカルシンキングを専門分野として標榜している以上は、自分自身の仕事をきっちりと段取り付けて進めていきますよ。独立直後の仕事が少なかった頃に比べたら、本当にありがたいことです。

 ただ、雑記帳を書くペースがちょっと落ちるかも知れないので、そこんとこ、ご容赦くださいね・・・。


                      
           一番忙しかった昨年9月のペースで仕事をしている気がします・・・今年も頑張りますよ!

2012年1月11日(水)  曇   NHK大河ドラマ「平清盛」が始まりましたね。(後編)

「前編」は1月8日、「中編」は9日に掲載しています。


 いやぁ、平安末期の混沌とした時代背景と一緒で、「平清盛」の初回放送の視聴率が、なんと17.3%で大河ドラマ史上ワースト3位の不名誉な出発になってしまい、暗雲が垂れ込めています。
 インターネット上でも、あちらこちらで罵詈雑言の嵐で・・・多くは重箱の隅を突いたようなものですが・・・大河ドラマ50周年記念の大作にしては、NHKも見込み違いで焦っているでしょう。


●突っ込みどころは多いけど・・・:

 そりゃまぁ、「白河法皇の院の御所内で、白拍子が全身に矢を受け、御所が血で穢れるなんてことはあり得ない」とか、「清盛が白河法皇の御落胤という説は、後に平家が貴族と同等になったことをおそらく正当化するために作られたもので、これをストーリーの軸にすると後々キツイんじゃない?」とか、「華やかな貴族の場面と、虐げられた武士の場面のメリハリをもっと付けないと視聴率は稼げないんじゃないの?」とか、いろいろ言いたいことはありますけど・・・。

 大河ドラマは、あくまでも“ドラマ”であって、“ドキュメンタリー”や“歴史資料館”ではないのですから、多少のことは目をつむって、大らかな気持ちでエンターテイメントとして楽しめば良いのではないかと思っています。


●今後の見どころ:

 個人的には、特に最近の大河ドラマは配役が良くて、例えば「義経」(2005年)の初回を見た際、あまりの配役の妙に思わず手と膝をポン!と打ち、引き込まれるように一年間見入ってしまいました。
 特に、常盤御前(ときわごぜん・義経の母君)役の稲森いづみさんは、昔から抱いてきた常盤御前の“はかなさの中に見受けられる芯の強さ”というイメージを100%表現しきっていて、いっぺんにファンになりました。

 今回もいろいろとマニアックな見方のできる配役がなされており、それだけで“前中後編”が書けそうですが、とりあえず注目の御三方を紹介します。


北条政子(杏さん) vs 平時子(深田恭子さん)

 前クールでは、日本テレビの「妖怪人間ベム」のベラ役で一躍脚光を浴びた杏さんと、「専業主婦探偵〜私はシャドウ」の視聴率が芳しくなかった深田恭子さんということで、杏さんが圧勝した訳ですが、今回は大河ドラマの中で、「源頼朝の妻 vs 平清盛の妻」という、位置付けとしては対等な立場でのガチンコ勝負ですので、二人の女優の競演をたっぷりと楽しめると思います。

北条政子(杏さん)
 なんと言っても“尼将軍”です。
    ・日本版ロミオとジュリエットの運命を撥ね退け、頼朝との恋を成就させた“情熱”
    ・そもそも平家方だった北条氏を源氏方に寝返らせた“戦略的頭脳”と“先見の明”
    ・武家政権確立のためなら孫でさえ死に追いやるという“冷酷さ”
 かつては岩下志麻さんの当たり役だった北条政子役・・・現在の若手女優でこなせるのは、杏さんしかいないでしょう。

平時子役(深田恭子さん)
 歴史上類を見ない傑物である清盛の妻ですし、清盛亡き後は平家一門の精神的支柱でもあった訳ですから、肝の据わり方も尋常ではなかったはずです。
 ただ、同じ強さでも北条政子の“強烈なリーダーシップ”とはイメージが異なり、どちらかというと“大きく包み込むような強さ”とでも言えるような性質ではなかったかと思います。
 そうなると、艶やかで可愛らしい一面を持ちながら、いざとなるとキリッとした態度をとることのできる深田恭子さんが適役でしょう。


後白河法皇(松田翔太さん)

 平清盛の前に(後には源頼朝の前に)立ちはだかる、史上最大級の怪物が後白河法皇です。源平合戦の筋書きを作り、プロデュースをしたといっても過言ではありません。
 清盛の死後、平家の御曹司たちを弱体化させ、そこに源氏をぶつけて滅亡に追いやったのも後白河法皇・・・源氏の戦闘力を削ぐために源義経を引き付け、頼朝に攻撃させて死に追いやったのも後白河法皇・・・そういう巨大な存在の若き日々を、「なんじゃ、こりゃあ!」の故松田優作さんの二男、松田翔太さんが演じます。

 三年前の「名探偵の掟(テレビ朝日系)」で見せたチャラケた演技ではなく、堂々の演技でお父さんを抜いて行って欲しいと願うばかりです。


                   
            北条政子(杏さん)    平時子(深田恭子さん)   後白河法皇(松田翔太さん)


「前編」は1月8日、「中編」は9日に掲載しています。

2012年1月10日(火)  晴   試験的に“掲示板”を設置しました。

 今月いっぱいを目処に、試験的に“掲示板”を設置しました。本来であれば、その目的とか効果なんてものを書くのがMOUの流儀みたいなものですが、それでは書き込む人がピキッと固まってしまいますので、とりあえずご自由に何でも書き込んでください。よろしくお願いします。(・・・と言っても、常識の範囲内でお願いします。)

     ※クリックしてください。 ⇒ マーケティングオフィス・ウラベ 掲示板


                    
        もちろん、様子を見ながら期間限定の枠を外して、定番コーナーにしたいと思っています。

2012年1月9日(月)  晴   NHK大河ドラマ「平清盛」が始まりましたね。(中編)

「前編」は1月8日、「後編」は11日に掲載しています。


 昨日の「平清盛」第一回放送、なかなか見応えがありました。オープニング・シーンが、いきなり鎌倉幕府の元年であり、鶴岡八幡宮の創建の儀式というのは良い趣向でした。
 北条政子が源頼朝に「平氏が壇ノ浦で滅亡」の旨を報告し、源氏の皆々が大喜びした際、頼朝は制止し、「清盛がいなければ、この武士の世は無かった」と断言したのです。


●平清盛にもっと脚光を!:

 たしかに、武家政権を敷いたのは源頼朝ですが、貴族の用心棒集団を武士としてまとめ上げ、貴族と並ぶ勢力にまで押し上げた立役者は、間違いなく平清盛です。
 朝廷と対立した(と見なされた)ため、後の足利尊氏と同様、歴史上の評価が実績の割に低いのですが、私は平清盛をもっと高く評価すべきと考えてきました。

 これまでの「平家物語」の類では、平家の驕り高ぶりへの批判がベースにありましたが、今回の「平清盛」は平家が驕り始める前の、清盛が地下人(じげびと)から貴族のトップと肩を並べるに至るまでの壮絶にして痛快な半生を描くようですので、これは一年間楽しみに見続けられるでしょう。(平家がいつから驕り始めたかは諸説ありますけど・・・。)


●実は源平合戦マニア:

 ちなみに、私のことを以前からご存知の方は、「坂本龍馬が好きだから、きっと幕末が好きだろう」とか「戦国時代の事例をよく使うから、戦国時代が好きだろう」と思われるかも知れませんが・・・実は、小学生の頃から“源平合戦”が好きで、よく図書館で平安末期から鎌倉初期の時代に関連する本を借りてきては読み漁っていました。(下掲のベスト3は大人になってからのものですが。)

【私の愛読書 ベスト3】
順位 タイトル 作者 時代 主人公 出来事
第1位 新・平家物語(全16巻) 吉川英治 平安末〜
鎌倉初
前半:平清盛
後半:源頼朝・義経
源平合戦〜武家
政権の確立
第2位 竜馬がゆく(全8巻) 司馬遼太郎 幕末 坂本龍馬 幕末の動乱期〜
明治維新前夜
第3位 天の川の太陽(全2巻) 黒岩重吾 飛鳥 大海人皇子
(後の天武天皇)
壬申の乱(古代の
関ヶ原決戦)

 そういう訳で、いきなり平清盛について私が熱く語り始めたのを見て違和感を抱いた方もいらっしゃるでしょうが、昔からの流れがあるのです、一応ね。


●信長は清盛の生まれ変わりか?:

 平清盛がどのくらいスケールの大きな人間だったかというと、約400年後に活躍し、誰もが知る戦国武将である織田信長と同等か、それ以上だと私は感じています。
 というより、織田信長は平清盛について勉強したか、あるいは極端な話・・・生まれ変わりではないかと疑っています。そのくらい共通点があるのです。

古い慣習や迷信を排除した
 僧侶が祈祷によって雨を降らせたことを「偶然に過ぎない」と一蹴したり、当時はよく行われていた“人柱”を廃止するなど、開明的な考え方を持っており、信長の性格とよく似ています。

外国との貿易や国内の経済活性化を推進した
 中国(宋)との交易を盛んにして財政基盤の拡充を図ったり、大和田の泊(今の神戸付近)に港を造るといった公共工事を推進しました。これも南蛮貿易や楽市楽座の制度を推進した信長と共通しています。

戦術に長けていた
 平治の乱(上皇と天皇の争いが、そのまま平氏と源氏との戦に発展したもの)において、複数の部隊を連携させた戦術で藤原信頼軍を打ち負かし、なおかつ御所や京の市街地の被害を最小限に食い止めることに成功しました。戦上手といえば、信長の十八番です。

宗教勢力と対立し、抑制した
 皇位継承問題に干渉した興福寺と円城寺に総攻撃をかけるなど、勢力を拡大し僧兵を操るようになった仏教勢力を抑制しました。これも信長の比叡山焼き討ちや石山本願寺攻撃と酷似しています。


 二人が登場した時代背景も何となく似ています。清盛は、権勢を誇った貴族階級の世が次第に崩れ始めた頃に生まれましたし、信長は、室町幕府の威光が廃れた戦国の世に生まれました。
 信長が平家物語を読んで政策や戦術の参考にしたかどうかは分かりません。ただ、少なくとも前時代の勢力が衰えて世が乱れたときは、必ず英雄が現れ、上記4つのような共通した考え方のもとに活動するように“歴史”は出来ているのでしょう、きっと。


                       
                 私が思うに、“肝の太さ”では史上No.1の平清盛


「前編」は1月8日、「後編」は11日に掲載しています。

2012年1月8日(日)  晴   NHK大河ドラマ「平清盛」が始まりましたね。(前編)

「中編」は1月9日、「後編」は11日に掲載しています。


 ここ数年、NHK大河ドラマの視聴率が下降線をたどっていますが、起死回生の作品となりそうな「平清盛」がいよいよ始まりました。
 歴史好きの私としては、“時代考証”がどうのこうのという堅い話は抜きにして、あくまでもエンターテイメントとして大河ドラマを楽しむことにしています。


●NHKの正念場:

 NHK大河ドラマは、平均視聴率が20.0%を超えて当たり前というか合格ラインと言われますので、合格点をもらえる主役俳優は、最近8年間では3名しかいないのです。

 高視聴率を挙げやすいと言われる「戦国時代」にあって不合格の「風林火山」・・・これは山本勘助の知名度の低さに起因するでしょう。(内野聖陽さんの演技は上手かったのですが。)
 その「戦国時代」であるにもかかわらず視聴率を稼げなかった上野樹里ちゃん・・・もう少し演技の幅を広げましょうね。

 逆に、視聴率を稼げないと言われる「幕末」・・・坂本龍馬を福山雅治が演じても、暗殺が繰り返されるストーリーの暗さもあって視聴率は低し(泣)・・・でもでも、幕末の「篤姫」で堂々の24.5%を叩きだした宮崎あおいさん、さすが天才女優の呼び声高き本格派の面目躍如たるところですね。私生活は大変みたいですが、それも芸の肥やしにして頑張ってください。

【NHK大河ドラマ 視聴率の推移】
タイトル 主人公(歴史上の人物) 時代 主役俳優 平均視聴率
2005 義経 源義経 平安末 滝沢秀明 19.5
2006 功名が辻 千代/山之内一豊 戦国 仲間由紀恵 20.9
2007 風林火山 山本勘助 戦国 内野聖陽 18.7
2008 篤姫 天璋院篤姫 幕末 宮崎あおい 24.5
2009 天地人 直江兼継 戦国 妻夫木聡 21.2
2010 龍馬伝 坂本龍馬 幕末 福山雅治 18.7
2011 江〜姫たちの戦国 江(崇源院) 戦国 上野樹里 19.1
2012 平清盛        平清盛         平安末 松山ケンイチ これから


 さて、今回の「平清盛」ですが、「源平合戦」という視聴率を稼ぎやすいとされる時代背景、「平清盛」という誰もが知るメジャーな主人公、そして「松山ケンイチ」という若手人気俳優の主役起用・・・高視聴率を稼ぐことのできる条件が揃っていますので、ヘビーTVウォッチャーとしては楽しみです。

   ご参照:
      2011年1月 NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」が始まりましたね。


                   
        地下人(じげびと)からパワフルにのし上がった平清盛をいかに描くか・・・楽しみです。


「中編」は1月9日、「後編」は11日に掲載しています。

2012年1月7日(土)  晴   遅ればせながら・・・AKB48、レコード大賞受賞おめでとう!

 忘れていた訳でもなく、無視していた訳でもないのですが・・・正月からAKB48の話題ってのも、どうかと思いましたので、つい遅くなってしまいました。

 私が講師を務める研修において、マーケティング理論を分かりやすく説明したり、身近に感じていただくために、『自社の新規事業で、AKB48を超えるアイドルを育てる・・・という企画をマーケティングの視点で立ててみる』といった演習を行なうケースがあります。(業種はごく限られますが。)

 また、この雑記帳にもAKB48についてたびたび記載してきたこともあって、今回の快挙については・・・いろいろ賛否両論があるようですが・・・私は素直に「おめでとう」と言いたいと思います。

  ご参照:
     2010年 8月  AKB48は会社組織の縮図みたいで・・・勉強になります
     2010年12月  大晦日・・・今年もいろいろありました(TV・芸能部門 大賞 AKB48)
     2011年 2月  AKB48 仲俣汐里ちゃん、早大政経に合格、おめでとう!
     2011年 6月  リーダーシップとフォロワーシップ
     2011年 7月  やっぱし、暑い時は夏歌でしょう〜♪
     2011年11月  麻里子さまの、麻里子さまによる、麻里子さまの新曲



 学生の頃、雑誌「明星」の別冊(当時、音楽少年たちの愛読書)に、“おにゃんこクラブ”を世に出して絶好調の秋元康さんが「作詞教室」みたいなコーナーを掲載していました。
 それを読んだ私の感想は「秋元さんが作詞した歌は、まるでマーケティングの産物だな」というものでした。

 私はそれについて肯定的に考えていますし、今回のAKB48の快挙も20年の時を経て磨きをかけた秋元さんのマーケティング感覚の賜物でしょう。


 ただ、世の中には違和感を抱く人も多いようですけどね。でもまあ、“音楽”も今やひとつの産業ですから、1年間で5枚のシングルを出して、全部ミリオンセラーになったら、そりゃあ“レコード大賞”のひとつも授けて罰は当たらんでしょう。


 さて、今後のAKB48がどうなるか・・・夏に念願の東京ドームでのライヴを成功させたら、あとは噂が立っているように主要メンバーが一気に卒業することもあり得ますね。
 目標を達成したら、次のステージに進むことになるでしょうが・・・それは秋元さんにとっては世界戦略でしょうし、主要メンバーにとってはソロで歌ったり、女優業・モデル業等々、ということになるでしょう。

 今のままの形でAKB48が続いていくことはないと思われますので、今の形が好きな人は今のうちに心置きなく見ておきましょうね。


       
   昔ほどレコード大賞の権威はないといいながら、なんか彼女たちが遠くに行ってしまったような気がします・・・。

2012年1月5日(木)  晴   JAL機内誌で、宗像および沖ノ島が紹介されました。

 今日、福岡から東京へ戻ってきたのですが、JALの機内誌“SKYWARD”を読んでいて感動しました。なんと、今月2日に記載した私の故郷である宗像(むなかた)、その歴史の中心となった宗像大社および沖ノ島のことが「福岡・宗像 玄海灘の神宿る島」というタイトルで13頁にわたって特集されているではありませんか。

 1月号の記事ですので、今月中に出張か何かでJALを利用される方は、ぜひ読んでみてください。そのうち世界遺産になるでしょうから、話題の先取りとして・・・。


●大陸交流の重要拠点:

 沖ノ島は宗像大社の御神領に位置し、大和朝廷時代から日本と東アジアを結ぶ“海の道”の重要な拠点でした。
 4世紀後半には盛大な祭祀が開始されました。大和朝廷が大陸との文化交流・交易を始めた時期であり、航海の安全、さらには国家鎮護を祈ったとされています。
 こうした祭祀で使用されたと考えられる神宝類が8万点も出土し、その全てが国宝に指定されていることから「海の正倉院」とも言われます。


●古代が息づく貴重な存在:

 島全体が今でも女人禁制であり、男性も足を踏み入れる際は例外なく全裸で海水に入り禊(みそぎ)をしなければなりません。
 また島は別名「おいわず様(不言様)」と称され、昔から島内で見聞きしたことは口外してはならず、一木一草たりとも島外への持ち出しは禁じられています。
 このように自然も文化も“古代”のまま厳然と保存されてきた場所は、全国を見渡しても非常に珍しく、神聖な島として未来永劫、引き継いでいくべきものです。


●今では交通安全の守護神:

 宗像大社は、今では交通安全の神様として知られていますが、もとは前述のように“海上交通の安全”を祈願したことに始まります。
 この雑記帳にも過去に記載しましたが、天照大神の弟にあたる素戔嗚尊(すさのおのみこと)の三女神(姫もしくは分身)を祀っています。
 その三女神が下掲地図にある辺津宮(へつみや・九州本土)、中津宮(なかつみや・大島)、沖津宮(おきつみや・沖ノ島)に、それぞれ祀られており、この三宮の総称が宗像大社(むなかたたいしゃ)です。


    ご参照:   沖ノ島バーチャルミュージアム

            2012年1月 今年も恒例、宗像大社を参拝しました。
            2011年1月 歴史に彩られた、宗像大社を参拝しました。


       
    JAL機内誌1月号          沖ノ島が大陸との文化交流・交易の要所であったことが一目瞭然です。

2012年1月3日(火)  曇   箱根駅伝  さらば柏原選手、もう脱帽です。

 正月2日から3日にかけては、テレビの前にかじりついて箱根駅伝を観戦するのが新年の恒例となっています。
 昨年は、早稲田大学が総合優勝したので(個人的には)大いに盛り上がりましたが・・・今年は総合4位に甘んじ連覇ならず・・・
 雑記帳に書く気も起らないはずですが、やはりこの4年間、東洋大学というより箱根駅伝そのものを牽引してきた柏原竜二選手(東洋大学4年生)に敬意を表したいと思います。


 今大会も5区(23.4km)の箱根山上りでブッチギリの強さを見せ、自身の持つ区間記録を更新する1時間16分39秒のタイムで4年連続区間賞を獲得し、往路のゴールテープを切りました。

 早稲田をはじめ各大学は、毎年“柏原選手一人にしてやられた”という形に終始してしまいました。彼の激走を箱根駅伝で見ることが出来なくなるのは寂しい気もしますが・・・まあ、分かりますよね、東洋大学の関係者以外の皆さんと同じ感想ですよ・・・あぁ〜、やっと嵐が去ったぁ〜!

 でも、私が柏原選手を評価したいのは単に走りが凄いからだけではありません。今年はキャプテンとして臨んだ訳ですが、昨年約100m差で早稲田に負けた悔しさをバネにして、チーム全員に「一人一人があと2秒ずつタイムを縮めていれば勝てたのだ。なぜ勝てなかったのかを反省し、その2秒を縮めるための訓練を徹底する」と檄を飛ばし続けたそうです。

 これって、今年MOUが標榜している「時間の大切さへの再認識」と根が一緒なんですよね。理屈は簡単ですが、それを組織内に徹底させたことは素晴らしいことです。将来はコーチや監督になれる器だと感じます。

 彼の思いはチーム全体に浸透し、昨年早稲田大学が達成した大会新記録(当時)10時間59分50秒を大きく上回る10時間51分36秒でさらに更新し、東洋大学が総合優勝を果たしました。

 卒業後は実業団で走り続けるようですが、頑張ってほしいですね。柏原選手、お疲れさまでした。そして、箱根駅伝を大いに盛り上げてくれて、ありがとう!


                     
      優勝インタビューで「今度は“たすき”を新しいチームに引き継いでいく訳ですが、いかがですか?」と聞かれ、
      「はい、実業団に行っても皆さんから応援してもらえる選手になりたいです。」とトンチンカンな答えをして、
      ちょっぴり残念な柏原選手・・・
      うーん、こんなことでしか突っ付けないなんて・・・♪あぁ〜、あぁ〜、悔しいね! 最後の最後まで・・・


2012年1月2日(月)  晴   今年も恒例、宗像大社を参拝しました。

 小さい頃から、宗像大社(むなかたたいしゃ)での初詣が恒例となっており、今年も無事に参拝できたことを感謝しています。


 宗像市は福岡県の沿岸部にあり、宗像大社の御神領にある沖ノ島(沿岸から50km沖合、大和朝廷時代の神宝類8万点が出土し、全て国宝に指定された“海の正倉院”と称される島)が世界遺産の候補になっていることから、最近は全国から注目を集めています。

 神社の格としても、「裏伊勢」と称されるように高いものです。これは、伊勢神宮の祭神「天照大神」の弟で、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した素戔嗚尊(すさのおのみこと)の三女神を祀っているからです。

 近代では、日露戦争における日本海海戦での激戦(連合艦隊 vs バルチック艦隊)が、宗像大社の御神領で繰り広げられました。
 戦後、東郷司令長官は「宗像大社の神助による勝利」との趣旨から、旗艦「三笠」の羅針儀を奉納することを発意しました。今も境内にある神宝館には、「三笠」の羅針儀が展示されています。

   ご参照:    2011年1月  歴史に彩られた、宗像大社を参拝しました。


 さあ、参拝も済ませたことですし、例年以上に様々なチャレンジを試みるであろう2012年をエネルギッシュに駆け抜けていきます!


                
             今年は久しぶりに、晴れの日の参拝です。さらに気合いを入れて頑張ります。

2012年1月1日(日)  晴   明けまして、おめでとうございます。

 明けまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。


●今年の重要課題: 時間

 「工房主ご挨拶」 にも記載しましたが、今年は「時間」をキーワードに据えながら、「ロジカル・シンキング(論理的思考力)」のノウハウを広くビジネスシーンに浸透させていきたいと考えています。
 スケジュールひとつ立てるにも、ロジカル・シンキングの中心ノウハウであるツリー構図を応用すれば、抜けなく漏れなく、効率的に無駄のない活動を組み立てることができるからです。
 そうした活動の結果として、業務時間や訪問回数がどれだけ短縮できたか・・・これをロジカル・シンキングを活用できたか否かの判断基準にしていきたいと思います。


●中長期的な取り組み:

 「ロジカル・シンキング(論理的思考力)」を業務改善や時短に活用するのは、あくまでも取っ掛かりであって、中長期的な視野としては、雑記帳(12月31日)大晦日・・・今年の総まとめです。 で掲載した通り、主には次の3点を実現することにあります。

    ★リスクマネジメントの強化
    ★戦略策定力の強化
    ★交渉力の強化

 これらは旧年に発生した大震災や、今後日本が岐路に立たされることになるTPP問題などを考えるにあたり、日本の“組織力”をロジカル・シンキングを浸透させることで強化させ、ひとつひとつの局面で有効に解決していこう、という思いの表れなのです。


●長期的な目標:

 「ロジカル・シンキングって、結局は欧米からの借り物なんじゃないの?」という声も多々あるでしょうが、昨年10月の 私の目標・・・和製ロジカル・シンキングを逆輸出! で記載した通り、私は「日本人こそ、ロジカル・シンキングに相応しい思考ポテンシャル(潜在能力)を持っている」と考えています。
 ですから、長期的とは言いながらも近い将来・・・自動車やコンピュータなどを欧米から導入しながらも、勤勉と技術力で本家より優秀な製品を生み出し、世界に冠たる技術大国日本を確立したように、ロジカル・シンキングも日本的な感覚を導入しながら実践的なものに改良して、欧米へ逆輸出することをMOU(および連合企業体)の目標とします。



 旧年中の深刻な社会情勢を受けて、新年第一号の雑記帳が堅い内容になりましたが、「一年の計は元旦にあり」です。
 今年もお客様・お取引先の皆様とご一緒に、より成果に結びつく業務を目指し、邁進してまいります。よろしくお願い申し上げます。


                      
                       今年は「辰」の年です。昇り竜の勢いで進みましょう。


【日付順】

  過去分 2011年12月


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